トランプ氏が大統領に決まった。
(正確には、まだ逆転の可能性もあるのだそうだが…)
イギリスもEU離脱に多くの票が集まった。
両方とも、有り得ないと思われていた結果だ。
グローバル社会とは、逆行している流れである。
そして、投票したのは、どちらの国も、
『地方在住・保守・白人・高齢』の有権者が大多数だという。
端的に言えば、昔は羽振りが良かったのに今は貧困者。
過去の栄光を忘れられない、格差社会の落伍者達だ。
老害の国粋主義者とでも言おうか…。
アメリカ人は、元々、ネイティブアメリカン(インディアン)が
住んでいた時に侵入して来て、土地を奪い取った人達の子孫だ。
しかも、アフリカから黒人を誘拐してきて、こき使った人々である。
イギリス人や日本人が国粋主義を唱えるならまだしも、
アメリカ人が、移民や黒人に文句を言える立場なんだろうか?
彼らが白人至上主義を謳うなら、まず原住民に土地を返して、
自分たちは元のヨーロッパへ帰ってからにしろ!って話である。
その辺の矛盾は大いに感じるが、それはさて置き…。
日本でも最近、国粋主義の匂いを感じる機会が多くなった気がする。
ちょっと前に流行った、「シン・ゴジラ」と「君の名は」。
日本人が持っている奇跡のような力の存在を、もう一度信じてみたい。
そんな潜在的な欲求を満足させる映画だったように思う。
ここに、私は国粋主義的な匂いと願いを物凄く感じたのだ。
もう一度、強いアメリカ。
もう一度、大英帝国。
もう一度、日本の底力。
各国がそんな思いに駆られるのは、中国の台頭が原因のようにも思われる。
思えば、第一次世界大戦前のイスラム圏も凄かった。
オスマントルコに代表されるように強大な力を持っていた。
それ以前も、ヨーロッパの一部がイスラム色に染まっていた時代もある。
ところが、今は貧困に喘ぐイスラム教徒が多い。昔は羽振りが良かったのに…。
つまり、彼らも過去の栄光を忘れられない、格差社会の落伍者なのだ。
だから、彼らも、「もう一度、イスラム帝国」なのである。
やっぱり、これらの原因は、格差社会が生んだものだと思われる。
資本主義が飽和状態になった現代、
富が富を生み、貧困が貧困を生む連鎖が発生している。
貴族と平民が存在していた時代のような格差を生んでしまったのだ。
じゃあ何故、今まで自由競争が成り立っていたのか…。
それは大戦が人々の富を奪い、皆がゼロからスターとしたからだ。
だからって、戦争を起こすわけにも行かないし、
共産主義国家も一党独裁国家と姿を変え、格差構造を生んでいる。
共産主義の理想から離れて、非人道的な事さえ罷り通ってしまっている。
共産主義も資本主義と同様に得策とは思われない。
じゃあ、どうしたら良いのかなんて、私が言えることではない。
それこそ世界中の経済学者の頭脳を集めたって、
良い解決策は見つかっていないのだから。
只ひとつ言えることは、
みんな自分が可愛いって事だ。
そして、みんな同じことを言っているんだって事だ。
でも、みんな同じだって事に気付いていないみたいだ。
ところで、旦那が、アメリカ大統領選挙直後から、
十日間ほどアメリカに出張に行っていた。
行くまでは、クリントン派だったのに、
帰ってきたら、すっかりトランプ派になっていた。
TVを見ながら、いちいちトランプ氏を擁護するのだ。
いちいち良いように解説してくれる。
トランプを支持した知識人たちは、
メキシコとの間に本当の壁を建設するとは思っていないそうだ。
あれは比喩であり、
壁を作るのと同じような政策をとるという意味だと理解しているとの事。
事実、円は安くなり、株は上がった。
妹もけっこう儲けたらしい…。
旦那も自分の会社に有利だと喜んでいた。
…う゛〜〜ん、理想と現実が乖離している。複雑。
(正確には、まだ逆転の可能性もあるのだそうだが…)
イギリスもEU離脱に多くの票が集まった。
両方とも、有り得ないと思われていた結果だ。
グローバル社会とは、逆行している流れである。
そして、投票したのは、どちらの国も、
『地方在住・保守・白人・高齢』の有権者が大多数だという。
端的に言えば、昔は羽振りが良かったのに今は貧困者。
過去の栄光を忘れられない、格差社会の落伍者達だ。
老害の国粋主義者とでも言おうか…。
アメリカ人は、元々、ネイティブアメリカン(インディアン)が
住んでいた時に侵入して来て、土地を奪い取った人達の子孫だ。
しかも、アフリカから黒人を誘拐してきて、こき使った人々である。
イギリス人や日本人が国粋主義を唱えるならまだしも、
アメリカ人が、移民や黒人に文句を言える立場なんだろうか?
彼らが白人至上主義を謳うなら、まず原住民に土地を返して、
自分たちは元のヨーロッパへ帰ってからにしろ!って話である。
その辺の矛盾は大いに感じるが、それはさて置き…。
日本でも最近、国粋主義の匂いを感じる機会が多くなった気がする。
ちょっと前に流行った、「シン・ゴジラ」と「君の名は」。
日本人が持っている奇跡のような力の存在を、もう一度信じてみたい。
そんな潜在的な欲求を満足させる映画だったように思う。
ここに、私は国粋主義的な匂いと願いを物凄く感じたのだ。
もう一度、強いアメリカ。
もう一度、大英帝国。
もう一度、日本の底力。
各国がそんな思いに駆られるのは、中国の台頭が原因のようにも思われる。
思えば、第一次世界大戦前のイスラム圏も凄かった。
オスマントルコに代表されるように強大な力を持っていた。
それ以前も、ヨーロッパの一部がイスラム色に染まっていた時代もある。
ところが、今は貧困に喘ぐイスラム教徒が多い。昔は羽振りが良かったのに…。
つまり、彼らも過去の栄光を忘れられない、格差社会の落伍者なのだ。
だから、彼らも、「もう一度、イスラム帝国」なのである。
やっぱり、これらの原因は、格差社会が生んだものだと思われる。
資本主義が飽和状態になった現代、
富が富を生み、貧困が貧困を生む連鎖が発生している。
貴族と平民が存在していた時代のような格差を生んでしまったのだ。
じゃあ何故、今まで自由競争が成り立っていたのか…。
それは大戦が人々の富を奪い、皆がゼロからスターとしたからだ。
だからって、戦争を起こすわけにも行かないし、
共産主義国家も一党独裁国家と姿を変え、格差構造を生んでいる。
共産主義の理想から離れて、非人道的な事さえ罷り通ってしまっている。
共産主義も資本主義と同様に得策とは思われない。
じゃあ、どうしたら良いのかなんて、私が言えることではない。
それこそ世界中の経済学者の頭脳を集めたって、
良い解決策は見つかっていないのだから。
只ひとつ言えることは、
みんな自分が可愛いって事だ。
そして、みんな同じことを言っているんだって事だ。
でも、みんな同じだって事に気付いていないみたいだ。
ところで、旦那が、アメリカ大統領選挙直後から、
十日間ほどアメリカに出張に行っていた。
行くまでは、クリントン派だったのに、
帰ってきたら、すっかりトランプ派になっていた。
TVを見ながら、いちいちトランプ氏を擁護するのだ。
いちいち良いように解説してくれる。
トランプを支持した知識人たちは、
メキシコとの間に本当の壁を建設するとは思っていないそうだ。
あれは比喩であり、
壁を作るのと同じような政策をとるという意味だと理解しているとの事。
事実、円は安くなり、株は上がった。
妹もけっこう儲けたらしい…。
旦那も自分の会社に有利だと喜んでいた。
…う゛〜〜ん、理想と現実が乖離している。複雑。