先日、オーストラリア人を車で送迎する機会があった。
私がアメリカに住んでいたのは20年近く前であり、
過ごしたのは2年半で、その後英語を使う機会は殆どゼロ状態。
そのうえ、私は車の運転がけっして得意ではない。
日本ではペーパードライバーに等しく、
最近少し運転する機会が増えて来た程度。
しかも初めての道だから、ナビ頼みで焦りまくり…。
「一人だけで運転する場合、自分の知らない道は絶対に走らない」
それが、運転が下手くそな私の信条だった。
それなのに、急遽、そうなってしまった。
下手くそドライバーが、知らない道をナビを見ながら行く。
それだけでも、未体験なのに、それをしながら、
英語のヒアリングとスピーキングを同時やらねばならない。
オーストラリア人は、ひっきりなしに話しかけてくる。
当然、普段の自分のキャパを超えていた。
人間には脾臓という臓器がある。
普段は使われない臓器だが、緊急の事態に陥った時、
予備のタンクのような働きをして、血液を放出し、酸素供給を補う。
きっと私の脳は、脾臓でいう所の緊急事態に陥ったのだろう。
そうしたら…
脳のある部分に閉じ込められていたものがパカッと出て来た。
そんな感じの事が起こった。
突然、英語がスラスラ出て来た。
と、同時に、私は右側車線を走ろうとしていた。
つまり、反対車線を走ろうとしていた。
走る前に気が付いて事なきを得たが、
アメリカに住んでいた頃の自分の感覚が降りて来た感じだった。
「アメリカで育ったの?」と聞かれた。
確かに、彼女の英語はオーストラリア訛りだった。
eightはアイトと聞こえるし、ownerはアイナーと聞こえた。
それにしても、私が英語圏で育ったと思うなんて…マジっすか?
途中ホテルに立ち寄った際、「出来る限り早く戻る」
と言い捨てて駆け出そうとした彼女に
私は、咄嗟に"Don't be in a hurry!" と叫んでいた。
youとかneedとかを使うほうが丁寧な事は知っていた。
でも、悠長に言っている間に彼女は走り去りそうだった。
だから、気持ち的には「制止」したかったのが本音だった。
「時間はあるよ」と付け加えようとした時には、
遠くで"OK!"と答える彼女の声は、私には聞こえたものの、
私の言葉が届く場所に彼女は居なかった。
叫んでから、"Don't rush!"の方が良かったかなぁと
漠然と思っていた。
そして、一人我に返ってハタと考えた。
そんな言い回しってあったっけ? 習った記憶さえない。
帰宅してから、調べてみた。どちらも正しい英語だった。
そんな言い回しを覚えていて、突然口をついて出た事に
自分で吃驚した。
もう20年近く英語を使う環境にない。しかも勉強もしていない。
50歳半ばで、日本語でさえも、なかなか出てこない昨今なのだ。
なのに、20年の時を一気に飛び越えてあの頃に戻ったかのような…。
自分のキャパを超えて、無理を強いた事が、
使っていなかった脳の部分を刺激して、
脳の中の一つの倉庫の扉を開いたかのような体験だった。
この話を友人にしたら、
アメリカに住んでいる親戚を訪ねた時、
長年アメリカで英語を使って過ごしていたその人が、
日本人だらけの車内で日本語だけで喋っていたら
突然、左車線を走りだしたそうだ。
つまり、似たような事は誰にでも起こるらしい。
英語をしゃべる時の脳と日本をしゃべるときの脳は、
使っている部位が違うのかもしれない。
それで、今まで閉じていた倉庫の蓋が突然開いたら、
英語圏用の脳に、丸々シフトしてしまったのかもしれない。
忘れたようでいて、脳は覚えているのだ。
学んだ記憶すらないような言葉でも、
どこかにinputされていて保管されているのだ。
その取り出し方が分からなかっただけで、
刺激さえすれば、保管用倉庫の扉は開くのだ。
人生後期に差し掛かってる私の脳も、捨てたもんじゃないと思った。
最近TVで70歳を超えても脳が発達するという番組を見た。
ドラムなどをやると、小学1年から6年に成長するぐらいの
急激ですさまじい発達を遂げるという。
目で楽譜を読み、両手と足を同時に、そして別々に使って演奏するドラムは、
普段やらない事を、脳に無理強いさせるが故に、
脳の使っていない部分の機能を刺激し、発達させるのだそうだ。
年齢を理由にずっと語学から遠ざかっていたけど、
老化した我が脳みそも刺激すれば、動いてくれるのだと分かって、
また勉強してみようかなという気になって来た。
偶然、3年目の最終回という「ジョブ基礎」というNHKの英語番組を見たら、
結構、面白かった。得るものも多く、レベルも自分に合ってる感じ。
10月から新番組として、始まるというので見てみようかな。
そう思って、NHKのサイトを見たら、
英語力測定テスト2016というのがあったので、やってみた。
以下はテスト結果がテキストでコピペできるようになっていたので、それを利用。
↓↓
[英語力測定テスト2016(応用編)]あなたの得点は90点/150点、順位は2694位/27924人中です。
満点には程遠いけど、参加者の上位1割の中に居た事になる。
文法嫌いの感覚的英語にしては上出来かも…。
得点レベル別の「あなたにぴったりの英語講座」というのでお勧めされた
「ニュースで英会話」というのも面白そうなので見てみよう。
オリンピックの選手村予定地に近い所に住んでいるので、
ボランティアとかやれれば面白いかもしれない。
だけど、教科書とか買って真剣にはやらない事にする。
頑張り過ぎると、負担に感じるようになって続かないから。
毎週一回、番組は見る事。録画はしない。流し見もOK!
取りあえず、TVの視聴予約だけはセットしたぞ!
(脳トレに漢検は真剣にやってみようかな…。)
(歳をとるにしたがって、段々日本の事が好きになってきた。)
脳に良いので、オマケ。
このチョコレートおいしそう。
http://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/the-chocolate/
私がアメリカに住んでいたのは20年近く前であり、
過ごしたのは2年半で、その後英語を使う機会は殆どゼロ状態。
そのうえ、私は車の運転がけっして得意ではない。
日本ではペーパードライバーに等しく、
最近少し運転する機会が増えて来た程度。
しかも初めての道だから、ナビ頼みで焦りまくり…。
「一人だけで運転する場合、自分の知らない道は絶対に走らない」
それが、運転が下手くそな私の信条だった。
それなのに、急遽、そうなってしまった。
下手くそドライバーが、知らない道をナビを見ながら行く。
それだけでも、未体験なのに、それをしながら、
英語のヒアリングとスピーキングを同時やらねばならない。
オーストラリア人は、ひっきりなしに話しかけてくる。
当然、普段の自分のキャパを超えていた。
人間には脾臓という臓器がある。
普段は使われない臓器だが、緊急の事態に陥った時、
予備のタンクのような働きをして、血液を放出し、酸素供給を補う。
きっと私の脳は、脾臓でいう所の緊急事態に陥ったのだろう。
そうしたら…
脳のある部分に閉じ込められていたものがパカッと出て来た。
そんな感じの事が起こった。
突然、英語がスラスラ出て来た。
と、同時に、私は右側車線を走ろうとしていた。
つまり、反対車線を走ろうとしていた。
走る前に気が付いて事なきを得たが、
アメリカに住んでいた頃の自分の感覚が降りて来た感じだった。
「アメリカで育ったの?」と聞かれた。
確かに、彼女の英語はオーストラリア訛りだった。
eightはアイトと聞こえるし、ownerはアイナーと聞こえた。
それにしても、私が英語圏で育ったと思うなんて…マジっすか?
途中ホテルに立ち寄った際、「出来る限り早く戻る」
と言い捨てて駆け出そうとした彼女に
私は、咄嗟に"Don't be in a hurry!" と叫んでいた。
youとかneedとかを使うほうが丁寧な事は知っていた。
でも、悠長に言っている間に彼女は走り去りそうだった。
だから、気持ち的には「制止」したかったのが本音だった。
「時間はあるよ」と付け加えようとした時には、
遠くで"OK!"と答える彼女の声は、私には聞こえたものの、
私の言葉が届く場所に彼女は居なかった。
叫んでから、"Don't rush!"の方が良かったかなぁと
漠然と思っていた。
そして、一人我に返ってハタと考えた。
そんな言い回しってあったっけ? 習った記憶さえない。
帰宅してから、調べてみた。どちらも正しい英語だった。
そんな言い回しを覚えていて、突然口をついて出た事に
自分で吃驚した。
もう20年近く英語を使う環境にない。しかも勉強もしていない。
50歳半ばで、日本語でさえも、なかなか出てこない昨今なのだ。
なのに、20年の時を一気に飛び越えてあの頃に戻ったかのような…。
自分のキャパを超えて、無理を強いた事が、
使っていなかった脳の部分を刺激して、
脳の中の一つの倉庫の扉を開いたかのような体験だった。
この話を友人にしたら、
アメリカに住んでいる親戚を訪ねた時、
長年アメリカで英語を使って過ごしていたその人が、
日本人だらけの車内で日本語だけで喋っていたら
突然、左車線を走りだしたそうだ。
つまり、似たような事は誰にでも起こるらしい。
英語をしゃべる時の脳と日本をしゃべるときの脳は、
使っている部位が違うのかもしれない。
それで、今まで閉じていた倉庫の蓋が突然開いたら、
英語圏用の脳に、丸々シフトしてしまったのかもしれない。
忘れたようでいて、脳は覚えているのだ。
学んだ記憶すらないような言葉でも、
どこかにinputされていて保管されているのだ。
その取り出し方が分からなかっただけで、
刺激さえすれば、保管用倉庫の扉は開くのだ。
人生後期に差し掛かってる私の脳も、捨てたもんじゃないと思った。
最近TVで70歳を超えても脳が発達するという番組を見た。
ドラムなどをやると、小学1年から6年に成長するぐらいの
急激ですさまじい発達を遂げるという。
目で楽譜を読み、両手と足を同時に、そして別々に使って演奏するドラムは、
普段やらない事を、脳に無理強いさせるが故に、
脳の使っていない部分の機能を刺激し、発達させるのだそうだ。
年齢を理由にずっと語学から遠ざかっていたけど、
老化した我が脳みそも刺激すれば、動いてくれるのだと分かって、
また勉強してみようかなという気になって来た。
偶然、3年目の最終回という「ジョブ基礎」というNHKの英語番組を見たら、
結構、面白かった。得るものも多く、レベルも自分に合ってる感じ。
10月から新番組として、始まるというので見てみようかな。
そう思って、NHKのサイトを見たら、
英語力測定テスト2016というのがあったので、やってみた。
以下はテスト結果がテキストでコピペできるようになっていたので、それを利用。
↓↓
[英語力測定テスト2016(応用編)]あなたの得点は90点/150点、順位は2694位/27924人中です。
満点には程遠いけど、参加者の上位1割の中に居た事になる。
文法嫌いの感覚的英語にしては上出来かも…。
得点レベル別の「あなたにぴったりの英語講座」というのでお勧めされた
「ニュースで英会話」というのも面白そうなので見てみよう。
オリンピックの選手村予定地に近い所に住んでいるので、
ボランティアとかやれれば面白いかもしれない。
だけど、教科書とか買って真剣にはやらない事にする。
頑張り過ぎると、負担に感じるようになって続かないから。
毎週一回、番組は見る事。録画はしない。流し見もOK!
取りあえず、TVの視聴予約だけはセットしたぞ!
(脳トレに漢検は真剣にやってみようかな…。)
(歳をとるにしたがって、段々日本の事が好きになってきた。)
脳に良いので、オマケ。
このチョコレートおいしそう。
http://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/the-chocolate/