前回、TVドラマ「IQ246」に触れたので、IQ繋がりの記事を。

私が小学一年で受けた知能テストの結果は、IQ135だった。
これは、アメリカだったらGATE (Gifted and Talented Education)
を受講できるスコアではある。
で、子供の頃のスコアと30以上の差が出る事は稀だそうだから、
相当腐ってはいても、今でも平均程度は維持しているだろうと自己診断している。
(ボケが来てるから、平均以下かもしれないが…(-"-))

私の娘は、数値では示されなったが、小学校入学時の面接で
「満点でした。上位1%の中に入っていました。」と、言われた。

そんな娘は、中学の時、登校拒否になった。
私は彼女のこれからの方向性を探るべく、
以下のスクールの4日間の体験講座を見つけて、娘を連れていった。
http://www.suku-suku.co.jp/

そこは、平たく言えばIQを伸ばすような練習をしている教室だ。
そこでテストを受け、「空間把握の能力は低いが、
言語知能指数はとても高い」というテスト結果を頂いた。
先生曰く「このスクールで、継続して訓練している子供でも、
言語知能指数は、あなたのお嬢さんには及ばない」とのこと。
(その結果も、娘を単身留学させた一因になっている。)

しかしながら、娘は4歳半まで、言葉が喋れない子供だった。
単語の返事は、たまに返っては来るが、
言葉のキャッチボールをしている感覚は全く無く、
聞く者にとって、娘の話す言葉は、ほとんど意味を成していなかった。

ところが、4歳半の時、突然、長いセンテンスを喋り出した。
あたかも、今まで繋がっていなかった一番重要なシナプスが
突然繋がったかのようだった。
その途端に、言葉の能力が完成した。そんな感じだ。
多分、それ以外の情報網は、全てしっかり発育していたのだろう。

その後の言葉の発達は順調だった。
というより、順調以上だったかもしれない。
8歳で、主人の仕事についてアメリカに行く事になったのだが、
娘は、たった三ヵ月で、ESL(外国人の為のクラス)から、
現地の子供たちと同じクラスへ編入できる事になった。

半年程度の滞在で、「アメリカで生まれたのかと思った」と言われ、
日本人の子供たち専門の日本人家庭教師には、
こんなに早く英語が喋れるようになった子は見たことがないと言われた。

但し、彼女は、「語学が苦手だ」という。
彼女は、自分自身の感覚だけで言葉を習得するので、
授業を受けて習得した他の言語(スペイン語)の成績はB程度だ。
(とはいえ、スペイン語で言ってる事は大体理解できるらしい。)

そして、娘は海外の大学院を卒業している。
どんな世界ランキングで常に20位以内にはランクインする名門大学だ。
5位ぐらいに入る事だってある。
歴史上にも名前が出てくるから、日本人でも耳にした事はあると思う。
(娘の、中高大、大学院留学に際しては、留学斡旋会社は一切使わず、
私が自分で調べ、アレンジし、手続きの全てをやった。)


一方で、娘は、ADDという発達障害があるとの診断を受けている。
栗原類さんが、自分はADDだとカミングアウトしているが、
娘もなんとなく、あんな感じだ。
ADHDとか、アスペルガーとかで検索すれば出てくるが、
有名人や、天才と呼ばれる人物が、その傾向を持っている事は多い。
そして、繊細な感受性を持ち合わせている人が多い気がする。

娘は天才とは程遠いが、少々偏った能力の持ち主である事は確かだ。
一方で、注意力散漫のところもあるので、とても誤解されやすい。
いわゆる有名な投資会社やコンサルティング会社に務めるエリートや、
クイズ番組を席巻する頭脳明晰なメンサ会員とは、全く違うタイプだと言える。
脳機能の偏りを考えると、ちょっとサヴァン症候群に近いのかも知れない。