ある先生によると、
3.11以降、文学作品の質が高くなったそうな。

思えば、豊かな森に居た猿が、大地溝帯が裂けたことで、
その森に戻れなくなって以来、人類は進化してきたわけで…。

全ての生き物が災害や悲劇やストレスを起こった時に、
それに対応すべく進化してきた事を考えれば、

3.11が,日本人の中のなんらかの進化のスイッチを
押したとも考えられなくもないのかもしれない。



今の世界経済は、どん底で、打つ手が無くなったと言われている。
どんなに経済政策をしても上手くいかないのは、
人々が「今日より明日が良くなるという希望」を持てないからだそうだ。

今の日本人には、願いや祈りを現実のものにする力の存在を信じたいという、
潜在的な欲求があり、人々はそれに飢えているのだと思う。

「シン・ゴジラ」と「君の名は」は、
日本の未来に向けての、自分たちの力を信じたくなるような、
希望を持ちたくなるような映画だった。
そんなところに大ヒットの秘密があるのかもしれない。