つい厭世的になってしまうと、こちらのサイト様にふらふらと行って、詩作に耽ってしまう私です。現実から逃げ出したくなる時、こちらの絵を拝見すると、ショックアブゾーバーのように、そっと受け止めてくれるような気がするのです。絵も勿論綺麗で素晴らしいのですが、soulful というか、スピリチュアルなものを感じますし、それを開かせて下さるのですよ。なんだかいつも、その時の脱皮物を置いていくようで、申し訳ないのですが、またイラストに詩を捧げて参りました。
朝陽 からんころんと 落ちてくる光 まっすぐに 暖かく じわじわと満ちて 青い匂いを運び 全てを包み 景色を統べる 届くはずのない夢と その夢に抱かれる現と 大気との対話と 絶望との睨み合い 忘れ去られた墓標に 舞い飛ぶ蝶に かさかさと痛む 遠い日の自分 いたわりの朝陽は 優しく手を差し伸べ すべてを忘却し こうべを預けろと誘う 涙していだかれ 風に舞い上がれば 見晴るかす路傍に 尖った石英の孤独 |