Moony Geekazoid

つれづれにプライベートや思考を書き流しています



カテゴリ: 詩 Poem

つい厭世的になってしまうと、こちらのサイト様にふらふらと行って、詩作に耽ってしまう私です。現実から逃げ出したくなる時、こちらの絵を拝見すると、ショックアブゾーバーのように、そっと受け止めてくれるような気がするのです。絵も勿論綺麗で素晴らしいのですが、soulful というか、スピリチュアルなものを感じますし、それを開かせて下さるのですよ。なんだかいつも、その時の脱皮物を置いていくようで、申し訳ないのですが、またイラストに詩を捧げて参りました。


朝陽

からんころんと
落ちてくる光
まっすぐに
暖かく

じわじわと満ちて
青い匂いを運び
全てを包み
景色を統べる

届くはずのない夢と
その夢に抱かれる現と
大気との対話と
絶望との睨み合い

忘れ去られた墓標に
舞い飛ぶ蝶に
かさかさと痛む
遠い日の自分

いたわりの朝陽は
優しく手を差し伸べ
すべてを忘却し
こうべを預けろと誘う

涙していだかれ
風に舞い上がれば
見晴るかす路傍に
尖った石英の孤独

今日は、暖かいですね〜♪
犬の散歩で、隅田川の川岸を歩いていたら、どこからともなくいい香りが!
この間まで固い蕾だった沈丁花が咲き出していました。
それに、65Kgの大きな黒い犬のニューファンドランド犬をハグハグして、顔をベロベロ舐めてもらい、ちょっぴり幸せでした♪

以下、昨日書いた詩を上げておきます。
私は、昨日のように考え事に決着が付かず、色々な事が頭の中でひしめき合いすぎて、頭がぼ〜〜っとしてくると、『エンゼルパンダ館』様のサイトに行って、イラストを拝見し、詩作に耽るのです…。(ヘボい詩ですが;)
なんだか、猫が毛玉を吐き出す感じにも似ているかも…。

本当にインスピレーションが浮かんでくるような絵を描かれる方なので、この方の絵を目の前にすると、なんだか自動的に言葉が浮かんでくるのですよ。
幸いな事に、Galleryのイラストにつける詩を募集して下さっているので、何作か載せて頂いております。(この管理人様との出会いは、私の線画に色を塗ってくださった事に始まるのですが、とても感性の豊かな素敵な方でいらっしゃいます。)

昨日書いた詩は以下です。
ちょっと後ろ向きな詩ですが…(^^;)



果てない紺碧の宇宙の
引力と重力が拮抗したラグランジュ点に
我々はたゆたい
その奇跡のような儚い安定を
永遠の褥として終わりのない夢をみる

その上に凍み雪は蒼く凍りつき
水温む季節に涙となり
優しい風に涙を掬われ
時の流れに取り残されながら
だが心は密かに邂逅の時を待つ

遠い憧れを水底から見上げ
息つけぬ呪縛の氷解を夢見ながら
心は虚空を彷徨い
乾いて縮こまった体を震わせ
大地を見下ろす夢ばかりを喰らう

攫ってゆけ
吾身が固い大地に包みこまれる前に
攫ってゆけ
木偶の体なら呉れてやる
攫ってゆけ
息つけぬ愚者の呪縛から解き放て



(↑は、まだ、載せて頂いていませんが、『雪と水と大地』という作品に捧げました。)

他に、2004年のイラストの 『想い』 『蝶たちの帰還』 『秋の百合が原』
というのでコラボさせて頂きました。
以下に、ご紹介します。

『想い』      実は近親相姦の想いだったりします…;
『蝶たちの帰還』 蝶を人の魂や夢に見たててあります。
『秋の百合が原』 秋と月…最高なので…。


他のイラストも本当に素敵で、心が洗われるようなんですよ!
是非 『エンゼルパンダ館』様で、心の洗濯を! 

今日は、ちょっと長めに犬の散歩に行って参りました。
秋を感じる爽やかな良いお天気でした。

最近エンゼルパンダさんでサイトで詩を書かせて頂いています。
素敵なCG絵画が沢山あるサイト様ですが、絵に詩を募集していたので…。
http://www.hpmix.com/home/enpan/

ギャラリーにある絵に捧げた詩です。
一応、「絵の添え物」の詩ですので、でしゃばらない様に配慮して書いてあります。
詩だけで見ると、多分、物足りないか、分り難いかもしれません。
宜しかったら、絵をご覧になりながら、読んでやってください。


一作目は、『想い』という作品へ
イメージは、儚い命の童女が義父に実らぬ恋をする…って感じ。


夜露とともに消える運命なら

いっそこの想いに身を焼かん

小夜更けて 凍える静寂に身を委ね

遠い瞳に 想いを馳せ

遠い背中に 命で縋り

儚くも 哀しくも

ここにわが身を呪縛して

慈しみも望まぬ故に

只 只 身を切るこの想いを

飛雲の ひとひらに乗せて

遠くへ 遠くへ


( )内にルビを入れるとなんだか間抜けなので、運命(さだめ) 静寂(しじま) 縋(すが)りと読みます。


2作目は、『蝶たちの帰還』に寄せて…。
この絵は、光る蝶たちが、木に舞い寄っていく様を描いているものです。
私は、蝶を魂(詩の中では「夢」と書いています。)に見立てています。


現の幻に 命尽き
あえかなる一片に身をやつし
風に煽られ 息絶え絶えに
こうして 夢は帰って来る

久遠の鐘に 送られながら
小さな小さな夢たちは
背中に担う全てを断ち切り
わき目も振らず 悔いもなく

煌き 集まる夢の欠片
やがては 輝く道標となり
身を振るわせる大樹となって 
深く静かに 大地に根付く

この世を動かすのは 人の夢
破れてもなお 輝きながら
そうやって地球は廻る
哀しくも確かな 夢の揺り籠


凄く、素敵なサイト様なので是非〜♪
とても美しくてイマジネーションを刺激されます。
やっぱり、そういう対象がないと、私の場合は詩が浮んできません。

両方とも 10分程度で書きました。
私の場合は、詩が一番楽に出来ます。
その次は、ショートショート。長編は未だ挑戦した事がありません。
イラストは、一番、苦しみます。思ったとおり描けないから、
頭に描く、1/10も描けない…。あまりにもどかしくて、
これは、夢の中で、地面から30cm位浮いた状態で、
もがきながら、全然前に進めない感覚に物凄く似てます。
だから、余計悔しくて、描くのだけれど…。(無駄な事とは知りながら…。)

文章は、そうですね。思っているものの70%は書けるような気がします。
でも、ストーリーの構成は、全く別。ストーリーテラーとしては、全然未熟者です。
だって、行き当たりばったりで、ストーリーを決めるんですもの…。(最悪)

詩は、思ったまんま書くから、多くを望んでいないし、
辻褄が合わなくても、意味不明でも、感覚で書いていいものだからそのまんま。(笑)
あんまり悩まない。どうでもいいという感じで気楽だから、早くできるのかも…。
だから、いい加減なものが多いです。(^^;)

漫画が問題外に最悪。デッサン、構図、構成、台詞、ストーリー…。
絶対、一番難しいです。昔は描いたけど、もうやろうと思いません。
苦しすぎるよ。(笑)

という事で、意味不明の詩をUPしました…。


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