◆リアクション06共通内容、【新日本女子プロレス】編、その(3)。
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■新日本女子プロレス SIDE■
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――第三回“EXTAS”マッチメーク会議――
▼日本 埼玉県秩父市 秩父レッスルスターフィールド
埼玉県にある新女の練習施設、秩父レッスルスターフィールド。
その食堂に、エース《マイティ祐希子》の顔があった。
来客と交わす会話は、ただの雑談? それとも……
――若手と汗を流してきたようだが。
「そそ。まぁ、ウォーミングアップていどだけどね」
――レッスン場は死屍累々だった。
「いまどきの若い子にしちゃ〜それなりだったけど、まだまだ体力不足よね〜〜」
*《マイティ祐希子》は、大日本テレビ主催のプロレスガールズバンド企画の“応援”として、バンドメンバー候補たちのもとを訪れ、“気合”を注入したのであった。
「まぁ、中でもあの子は結構頑張ってたかな? (ロイヤル)北条さんとこの……」
――ルカ・コノミヤ?(〈ルカ湖ノ宮〉)?
「あ、そんな名前だっけ。けっこう食らいついてきたし、なかなか見込みあるんじゃない?」
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■新日本女子プロレス SIDE■
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――第三回“EXTAS”マッチメーク会議――
▼日本 埼玉県秩父市 秩父レッスルスターフィールド
埼玉県にある新女の練習施設、秩父レッスルスターフィールド。
その食堂に、エース《マイティ祐希子》の顔があった。
来客と交わす会話は、ただの雑談? それとも……
――若手と汗を流してきたようだが。
「そそ。まぁ、ウォーミングアップていどだけどね」
――レッスン場は死屍累々だった。
「いまどきの若い子にしちゃ〜それなりだったけど、まだまだ体力不足よね〜〜」
*《マイティ祐希子》は、大日本テレビ主催のプロレスガールズバンド企画の“応援”として、バンドメンバー候補たちのもとを訪れ、“気合”を注入したのであった。
「まぁ、中でもあの子は結構頑張ってたかな? (ロイヤル)北条さんとこの……」
――ルカ・コノミヤ?(〈ルカ湖ノ宮〉)?
「あ、そんな名前だっけ。けっこう食らいついてきたし、なかなか見込みあるんじゃない?」
――そういえば、先日、“落としもの”を拾ってきたとか。
「あ、聞いたのそれ? ちょっと、直感でね〜」
――マイティ祐希子の後継者候補?
「あはは。そんな大層なものじゃないんだけどねぇ。ま、モノになるかどうかは、あの子次第だけど」
――<EXトライエンジェル・サバイバー>(EXTAS)に参戦するための布石?
「だったら面白いけど、あいにく、まだ本調子じゃないのよね〜〜」
――EXTASはどのチームを応援する?
「そうね〜、やっぱり恵理(ボンバー来島)んとこかな。いろいろ大変だったみたいだけど」
――(ラッキー)内田の裏切りで出場が危ぶまれたが、若手が抜擢された。
「あ〜、(パンサー)理沙子さんの後継者だっけ。えーと、ヒカゲ? ヒナゲシ? だっけ?」
――ヒナタ。〈シャイニー日向〉。
「あぁ、そうそう。よく知ってるね〜。素質はありそうだったけど……ま、どこまで食らいつけるかよね」
▼“ゴールデン・ボンバーズ”
《ボンバー来島》(新日本女子プロレス)
《マッキー上戸》(新日本女子プロレス)
〈シャイニー日向〉(新日本女子プロレス)
*当初は来島・上戸・内田の“元・アジア王者トリオ”が結成される予定であったが、内田が【ジャッジメント・セブン】に走ったことで予定が狂った。
その後、若手による選抜戦が開催され、日向は惨敗をきっしたにもかかわらず、出場が決定。
内外を問わず囂々たる非難にさらされたのは言うまでもない。
――さしたる実績もないのにプッシュされ過ぎではないか、との批判もある。
「ま、期待され過ぎるっていうのもシンドいよね〜。でも、それで潰れるようならその程度ってことじゃない?」
――貴方の推薦だった、という噂も聞くが?
「あはは、世間は勝手なこと言うよね〜。あたしにそんな権力ないってば」
――(独断で新人をスカウトしてこれるというのは、相当な権力のように思われるが)
――二冠王(“デュエル・クラウン”王者・南利美)については?
「ん〜、利美ねぇ。結構やるんじゃないの? 頼もしいお仲間も増えたみたいだし。……めぐみにはお気の毒だけど」
――結城の裏切りは意外だった?
「ま、離合集散はこの業界の常だからねぇ」
▼“xXx(トリプルクロス)”
《南 利美》(ジャッジメント・セブン)
《ラッキー内田》(ジャッジメント・セブン)
《ヴァルキリー千種》(ジャッジメント・セブン)
*IWWFタッグ王者であった武藤と結城であったが、結城がダブルクロス(裏切り)してJ7に加担、“裁きの戦女神”ヴァルキリーとして南らとタッグを結成するにいたった。
チーム名は、三人いずれもダブルクロス経験者であることに由来するのはいうまでもない。
――武藤は結城に続いて、富沢にも捨てられるハメになった。
「なんやかんやで、同期の絆って奴じゃない? 永原の大ピンチに、あの二人が救出に来たシーンは、感動的だったよね〜〜」
▼“新女魂”
《永原 ちづる》(新日本女子プロレス)
《キューティ金井》(新日本女子プロレス)
《富沢 レイ》(新日本女子プロレス)
*永原がJ7に袋叩きにされているさなか、ライブ会場から駆けつけた金井、撮影会のコスチュームのままで参上した富沢が救出に登場、久々に“チーム・3バカ”が再結成されるにいたった。
このとき、彼女たちの先輩にあたる越後は「連中は1人ならただのバカだが、3人そろうと、もうどうしようもない大バカになる」と言い放ったが、その真意はどんなものであったか定かでない。
――傷心の武藤に、何か言葉をかけるとしたら?
「ま〜、特にないけど。ひとりぼっちの方がアイツらしいんじゃない? 孤高の天才ってことで」
――似たタイプの武藤が台頭するのを快く思わぬ貴方の策謀、という声もある。
「へ〜、なるほど。ホントにそうしとけば良かったかもね〜。な〜〜んて」
――他団体で気になるチームは?
「そういや、WARSからはヘンなのが出てくるみたいじゃない」
――厳密に言えば、WARSとVT−Xの連合チーム。
「そうそう。あの永沢ってのには、なんでかちょっと親近感湧くのよね〜〜」
▼“アニマル・キングダム”
《永沢 舞》(WARS)
《真壁 那月》(VT−X)
〈オースチン・羊子〉(VT−X)
*“銀龍砲”がメンバー選出に手間取っているスキに?永沢が仲良しの真壁を誘い、ことのついでとばかりに因縁の(もっとも、永沢はただの知り合いとしか思っていないが)羊子をも誘い、トリオを結成した。
――ひょっとして、貴方が一肌脱いだとか?
「まさかぁ〜。あたしにそんな発言力ないって言ってるじゃん」
――VT−Xといえば、JWIとの連合チームもようやく決定した。
「はぁん……あのオチョーシ者ね」
▼“災凶タッグプラスワン”
《ビューティ市ヶ谷》(JWI)
《十六夜 美響》(VT−X)
〈紫乃宮 こころ〉(JWI)
*市ヶ谷と十六夜の“災凶タッグ”に、ルーキー紫乃宮が加わったトリオ。
選出の理由は『苗字が三文字でおそろいだからではないか』などという説もあるが、憶測の域を出ない。
「ま、利美やオジョーサマはせいぜい潰し合って、盛り上げて欲しいよね〜」
――やはり、参戦したいのでは?
「あはは、そんなことないってぇ。若い子たちが頑張ってくれるって。めぐみとか」
――武藤は孤立無援だが。
「そこはホラ、アンタたちが一肌も二肌も脱いでくれるんでしょ?」
――いやはや、手厳しい。
「何しろ、こっちもいろいろ忙しいのよね〜〜」
――裏で暗躍するのは、ベテランの方々にお任せしては。
「んふふ。そ〜ね〜。ゴチャゴチャ考えるより……この場でケリをつけちゃう方が、早いかなぁ?」
――それは、ご勘弁いただきましょう。
「そお? まだまだ現役なんでしょ、《ザ・スパイク》」
――いえいえ。女帝の炎に耐えられるほどではありませんよ。
「ふ〜ん、だったらいいや。ま、ご飯でも食べてってよ。あたし、カツカレーのアルティメットユニヴァース盛りね。同じものでいいでしょ?」
――…………無事にUSAに戻れるか、いささか心配ですね。
*ザ・スパイクこと《フィアス・パレイク・レン》はアメリカ最大の団体【IWWF】のレスラー兼エージェントであり、新女との結び付きは少なくない。
彼女の息がかかっている武藤ら【NJWP−USA】が実質解体される憂き目に遭ったのは、たんなるストーリー上の都合なのか、誰かの思惑のなせるわざなのか、それは推し量るほかはない。
「あ、聞いたのそれ? ちょっと、直感でね〜」
――マイティ祐希子の後継者候補?
「あはは。そんな大層なものじゃないんだけどねぇ。ま、モノになるかどうかは、あの子次第だけど」
――<EXトライエンジェル・サバイバー>(EXTAS)に参戦するための布石?
「だったら面白いけど、あいにく、まだ本調子じゃないのよね〜〜」
――EXTASはどのチームを応援する?
「そうね〜、やっぱり恵理(ボンバー来島)んとこかな。いろいろ大変だったみたいだけど」
――(ラッキー)内田の裏切りで出場が危ぶまれたが、若手が抜擢された。
「あ〜、(パンサー)理沙子さんの後継者だっけ。えーと、ヒカゲ? ヒナゲシ? だっけ?」
――ヒナタ。〈シャイニー日向〉。
「あぁ、そうそう。よく知ってるね〜。素質はありそうだったけど……ま、どこまで食らいつけるかよね」
▼“ゴールデン・ボンバーズ”
《ボンバー来島》(新日本女子プロレス)
《マッキー上戸》(新日本女子プロレス)
〈シャイニー日向〉(新日本女子プロレス)
*当初は来島・上戸・内田の“元・アジア王者トリオ”が結成される予定であったが、内田が【ジャッジメント・セブン】に走ったことで予定が狂った。
その後、若手による選抜戦が開催され、日向は惨敗をきっしたにもかかわらず、出場が決定。
内外を問わず囂々たる非難にさらされたのは言うまでもない。
――さしたる実績もないのにプッシュされ過ぎではないか、との批判もある。
「ま、期待され過ぎるっていうのもシンドいよね〜。でも、それで潰れるようならその程度ってことじゃない?」
――貴方の推薦だった、という噂も聞くが?
「あはは、世間は勝手なこと言うよね〜。あたしにそんな権力ないってば」
――(独断で新人をスカウトしてこれるというのは、相当な権力のように思われるが)
――二冠王(“デュエル・クラウン”王者・南利美)については?
「ん〜、利美ねぇ。結構やるんじゃないの? 頼もしいお仲間も増えたみたいだし。……めぐみにはお気の毒だけど」
――結城の裏切りは意外だった?
「ま、離合集散はこの業界の常だからねぇ」
▼“xXx(トリプルクロス)”
《南 利美》(ジャッジメント・セブン)
《ラッキー内田》(ジャッジメント・セブン)
《ヴァルキリー千種》(ジャッジメント・セブン)
*IWWFタッグ王者であった武藤と結城であったが、結城がダブルクロス(裏切り)してJ7に加担、“裁きの戦女神”ヴァルキリーとして南らとタッグを結成するにいたった。
チーム名は、三人いずれもダブルクロス経験者であることに由来するのはいうまでもない。
――武藤は結城に続いて、富沢にも捨てられるハメになった。
「なんやかんやで、同期の絆って奴じゃない? 永原の大ピンチに、あの二人が救出に来たシーンは、感動的だったよね〜〜」
▼“新女魂”
《永原 ちづる》(新日本女子プロレス)
《キューティ金井》(新日本女子プロレス)
《富沢 レイ》(新日本女子プロレス)
*永原がJ7に袋叩きにされているさなか、ライブ会場から駆けつけた金井、撮影会のコスチュームのままで参上した富沢が救出に登場、久々に“チーム・3バカ”が再結成されるにいたった。
このとき、彼女たちの先輩にあたる越後は「連中は1人ならただのバカだが、3人そろうと、もうどうしようもない大バカになる」と言い放ったが、その真意はどんなものであったか定かでない。
――傷心の武藤に、何か言葉をかけるとしたら?
「ま〜、特にないけど。ひとりぼっちの方がアイツらしいんじゃない? 孤高の天才ってことで」
――似たタイプの武藤が台頭するのを快く思わぬ貴方の策謀、という声もある。
「へ〜、なるほど。ホントにそうしとけば良かったかもね〜。な〜〜んて」
――他団体で気になるチームは?
「そういや、WARSからはヘンなのが出てくるみたいじゃない」
――厳密に言えば、WARSとVT−Xの連合チーム。
「そうそう。あの永沢ってのには、なんでかちょっと親近感湧くのよね〜〜」
▼“アニマル・キングダム”
《永沢 舞》(WARS)
《真壁 那月》(VT−X)
〈オースチン・羊子〉(VT−X)
*“銀龍砲”がメンバー選出に手間取っているスキに?永沢が仲良しの真壁を誘い、ことのついでとばかりに因縁の(もっとも、永沢はただの知り合いとしか思っていないが)羊子をも誘い、トリオを結成した。
――ひょっとして、貴方が一肌脱いだとか?
「まさかぁ〜。あたしにそんな発言力ないって言ってるじゃん」
――VT−Xといえば、JWIとの連合チームもようやく決定した。
「はぁん……あのオチョーシ者ね」
▼“災凶タッグプラスワン”
《ビューティ市ヶ谷》(JWI)
《十六夜 美響》(VT−X)
〈紫乃宮 こころ〉(JWI)
*市ヶ谷と十六夜の“災凶タッグ”に、ルーキー紫乃宮が加わったトリオ。
選出の理由は『苗字が三文字でおそろいだからではないか』などという説もあるが、憶測の域を出ない。
「ま、利美やオジョーサマはせいぜい潰し合って、盛り上げて欲しいよね〜」
――やはり、参戦したいのでは?
「あはは、そんなことないってぇ。若い子たちが頑張ってくれるって。めぐみとか」
――武藤は孤立無援だが。
「そこはホラ、アンタたちが一肌も二肌も脱いでくれるんでしょ?」
――いやはや、手厳しい。
「何しろ、こっちもいろいろ忙しいのよね〜〜」
――裏で暗躍するのは、ベテランの方々にお任せしては。
「んふふ。そ〜ね〜。ゴチャゴチャ考えるより……この場でケリをつけちゃう方が、早いかなぁ?」
――それは、ご勘弁いただきましょう。
「そお? まだまだ現役なんでしょ、《ザ・スパイク》」
――いえいえ。女帝の炎に耐えられるほどではありませんよ。
「ふ〜ん、だったらいいや。ま、ご飯でも食べてってよ。あたし、カツカレーのアルティメットユニヴァース盛りね。同じものでいいでしょ?」
――…………無事にUSAに戻れるか、いささか心配ですね。
*ザ・スパイクこと《フィアス・パレイク・レン》はアメリカ最大の団体【IWWF】のレスラー兼エージェントであり、新女との結び付きは少なくない。
彼女の息がかかっている武藤ら【NJWP−USA】が実質解体される憂き目に遭ったのは、たんなるストーリー上の都合なのか、誰かの思惑のなせるわざなのか、それは推し量るほかはない。