東京証券取引所より参加要請を受けて、5月21日に標記意見交換会に参加しました。

場所は、日本の株式市場の中心地・日本橋「兜町」にある東京証券取引所です。 

参加したのは、

主催者の東京証券取引所(マーケット営業部・上場推進部)の方、運用会社(日興アセットマネジメント、三菱UFJ投信)、指定参加者(野村證券)、そして、ブロガー7名という顔ぶれです。

我々ブロガーの参加人数よりも、市場関係者の人数の方が多く、しかも内容もかなり踏み込んだところまでやりとりがあり、主催者や関係者の方々の“本気度”が伝わる充実した意見交換会でした。 

私以外のブロガーの皆さんは、既にブログに記事をUPされていますので、簡潔に記事にしておきます。

<参加ブロガー/該当記事> 

・梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー の水瀬ケンイチさん(レポート
・インデックス投資日記@川崎のkenzさん(レポート) 
・吊られた男の投資ブログの吊られた男さん(レポート) 
・ホンネの資産運用セミナーのゆうきさん(レポート) 
・ いつか子供に伝えたいお金の話の虫とり小僧さん(レポート
・国内ETFで資産運用♪の山辺柴刈さん(レポート) 

まず、当日配布された「ETF受益者情報調査(平成26年1月)の調査結果について」等参考資料に基づき、国内ETF(含むETN)の保有状況等について簡単にメモしておきます。

1 受益者数・商品ラインナップ等
  • 26年1月末時点の受益者数は39万8,428名(前回25年7月調査比+1万5,919人)。
  • 受益権口数ベースの所有比率は、信託銀行が39.9%と最大。以下、都銀・地銀等(11.1%)、外国法人等(10.2%)、生命保険会社(10.1%)の順。 個人・その他は9.7%となっており、金融機関の保有が多い。
  • 26年4月末現在の対象指数のラインナップは、日本株(75銘柄)、外国株(30銘柄)、外国債券(3銘柄)、REIT(6銘柄)、エンハンスト・VIX(8銘柄)、レバレッジ・インバース(18銘柄)、商品(38銘柄)となっており、日本債券の該当はなし
  • 最低投資金額の分布は70%以上の銘柄が2万円以下で売買可能。
  • 直近(4月)の売買代金の75%はレバレッジ・インバース型。海外投資家及び個人投資家の売買の比率が増加傾向。
  • ETFの純資産は26年4月現在、約8兆3,000億円まで拡大
  • もっと詳細を知りたい方は→東証:ETF・ETNスクエア
2 意見交換会で判明・確認できた特記事項
以下、当日のやりとり(他のブロガーの記事参照)で判明したことや改めて確認できたことのポイントを記載します(私の解釈も含まれています)。

(1)東証にETFが上場するためには連動する指数が必要
・なんでも上場できるわけではなく、その前に連動する「指数」を作る必要がある。中身が明確で複製しやすい指数を作ることが先(指数は作ったら、それでおしまいではなく当然維持するためのメンテナンスコストも発生) →当たり前のことですがこれ重要
・例えば、バランス型のETFも連動する指数があれば組成は可能

(2)海外からも注目される日本のETF市場
・従来、ETFのマーケットと言えば、最も市場が大きく売買も活発な米国が注目されてきたが、税制の理由から、地場マーケット組成のETFに目が向けられている。
・先日海外で開催されたETF関係のコンファレンスでも、最近伸びている日本のETF市場に関する質問等が相次いだ。

(3)ETF市場は機関投資家の意向が働く
・上記1の概況で記述した通り、国内ETFの保有が多いのは金融機関。このため、同一の指数に連動する複数の似た様なETFが上場する理由のひとつは、金融機関側に保有簿価を分散させたいニーズがあることも一因。
・配当を出さないタイプのETF・ETNは個人投資家のニーズがあるとのブロガー意見に対し、金融機関は配当(キャッシュ)がほしいとの逆のニーズがあることが確認された。 

(4)指定参加者について
・東証ではひとつのETFに対して最低2社の指定参加者を指定することを上場の要件としている。 
・指定参加者とは「管理会社(ETFの運用会社)が公表する対象となるETFの設定・交換の条件に基づき、管理会社との間で現物株とETFのやりとりを直接行うことができる証券会社」 であり「設定・交換の仕組みを利用するなどして、指定参加者はETFと現物株、ETFと先物市場との間で活発な裁定取引を行いますので、それによりETFの市場価格と株価指数はより連動するようになります。」(東証説明より引用
・ETFの市場価格と基準価格が乖離している場合には、裁定取引等により解消する義務がある(ただし、数値的な制限はなく、努力目標に近い)。 

3 編集後記
・平日夜7時からのミーティングでした。18時半開場ということで、その時間に「たぶん、俺が一番到着」と思って、茅場町の駅から東証に向かっていると、見かけたことのある背中(水瀬さん)が。そして、二人でエレベーターで上に登ると、kenzさんが既にいました。その後、虫とり小僧さん、吊られた男さんもすぐ合流する等皆さん仕事帰りなのに早かったです。

・虫とり小僧さんがブログに書いていますが、「虫とり小僧」とか「吊られた男」とか、私も「レバレッジ君」とか金融関係者の方々から見ると、顔をしかめたくなる様なハンドルですが、そういう素振りはみせることなく、皆様真摯に我々ブロガーの意見を聴いてくださいました。(ちなみに、レバレッジ型ETFは長期保有すると減価するグラフを見せられ、意見を求められた際、私のブログ名についている「レバレッジ」は当初住宅ローンと両建てで投資を行っていることから命名した旨説明しました。レバレッジ型の類には投資経験はありません)

・このような貴重な機会を設けてくださった東証さん、そして、その他参加者の皆さん、ありがとうございました。お土産にいただいた「東証公式ETF・ETNガイドブック」「ETF四季報」で復習しておきます。

・なお、終わった後の帰り道で「ブログの書く内容かぶっちゃいますよね」と皆さん言っていましたが、各ブログとも相応に個性が出ていると思いますので、併せてご覧ください。東証のYさんが「かわいい」と少し盛り上がっていたことを最後に付言いたします。

↓ランキングに1票(クリック)をよろしくお願いします。励みになります。↓

インデックス投資 ブログランキングへ

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村