先日CS放送が終わったばかり。
久しぶりに毎回大事に見たドラマ。
このドラマ、かつてBBCで放送されたイギリスドラマが元になっていて、
タイトルも同じまま「ライフ・オン・マーズ」。
デヴィッド・ボウイの曲名。
本ドラマでも流れていたなあ。
(検索してもなかなか出て来なかったのは、サブタイトルが「時空刑事」となっていたから!もーー、時空刑事って。。。。分かりやすいけど、なんともベタな)
BBCドラマがこれ↓(画像粗いぞ)

さて、本題。
このドラマ、刑事&タイムスリップもの。
今の韓国ドラマの流行りなんでしょうね。
このカテゴリーだけで、またか(「シグナル」や「トンネル」も同じ刑事&タイムスリップもの)と思ったので、あまり期待せずに流し見しようと思ったら!
いやいや、なんのなんの。展開が面白くて、引き込まれた。
現代から30年前にタイムスリップしちゃう捜査官。
事件を追っているときに銃弾で頭を負傷し、車にはねられてしまうというダブルアクシデント。
普通ならここで即死・・・・なんだけど、昏睡状態で集中治療室にいる現代から、意識が30年前のとある地方都市に迷い込んでしまう。意識だけじゃなく、身体そのものも。
そこで、刑事として異動してきた主人公という設定。
現代の化学証拠や捜査モラルを、そのままあてはめていく迷いこんだ時代では、そりゃあ異端児よ。
同僚から嫌われる。相手にされない。
自分もここにいる人間じゃないって態度をあからさまに出すから余計にね。
だけど、捜査を重ねていくうちに、最初は反発しあっていたけれど、固い絆で結ばれていくの(まあ、ありがち)。
面白いなあと思ったのは、幼い自分と父親、母親、叔母が登場して、彼らとちょっとした交流をもってしまうこと。
観ているほうも不思議な感覚だったなあ。
このドラマでは、主人公は現代に戻ることにさして執着していなかったんだよね。
現代に戻っても、ここと同じように一人。生きていくことに意味も感じていなかった。
捜査しているうちに、現代で頻発していた連続殺人事件のキーパーソンを、タイムスリップした先でも追い詰めていくうちにヒーローだと思っていた父親の本当の姿や、死の原因を知ることになってしまう。
そして、いったん現代に戻るけれど、、、、、(自粛)。
このドラマを何倍も魅力的にしているのが出演している俳優さんがみんな素晴らしいこと。
主演のチョン・ギョンホさーーん

とってもステキで知的さ漂う俳優さん。
回を重ねるごとに目の下のクマが目立ってきてたのが気になってました。
きっと撮影が大変だったんだろうなあ。

ちょっとしたやり取りの表情や仕草がとても演技とは思えないほど自然だった。
最近のドラマ「純情に惚れる」では御曹司役でしたよ。
かなりコミカルな役で、私的には「チョン・ギョンホに惚れる」だった♡

その他には、こんな俳優さん。

左から。
オ・デファンさん・・・なかなかのバイプレーヤー。オードリーの春日さんに似てる(笑)。
パク・ソンウンさん・・・大好きな俳優の一人。最近はミュージカル(ボディーガード)にも進出。
チョン・ギョンホさんは上で説明したので飛ばして、
その右側がコ・アソンちゃん・・・「風の便りで聞きましたけど」の若奥様役が印象的。
ノ・ジョンヒョンくん・・・これからが楽しみな若手俳優。
アイドルが出るドラマは決して嫌いじゃないけれど、俳優だけの技量で魅せるドラマがこんな骨太な演出なのはとってもいい。
おりしも、タイムスリップした時代が30年前。ソウルオリンピックに沸く1988年。
この時代の映画がたくさん出てきているのは(弁護人、タクシー運転手、1987ある闘いの真実など)、今の韓国がある意味混沌としているからなのか?媒体を通じて国民が放つメッセージのような気がしている。

韓国ドラマ ブログランキングへ