2006年04月05日

公開特許公報は宝の山

特許出願をすると、出願から1年6ヶ月後に出願公開されますよね。
この公開特許公報には、すごい情報がたくさん隠れています。


多くの業界で、製品開発に数年以上の期間がかけられるのでは
ないかと思います。

基本の発明がされてからでも、実際の製品が出るまでには、
かなりの期間がかかることが多いわけです。

したがって、出願がされて、それから1年6ヶ月が経過した時点
では、製品化まで至っていないケースがたくさんあるわけです。


そうです!
公開特許公報には、他社のいずれ製品になるだろうと考えられる
技術がたくさん記載されているのです。
他社が何を考えているのかが分かるわけですね。

もちろん、多くの公開特許公報の中には、製品化に至らない
ものも、相当数あります。

ですが、製品に至るものは、改良発明の出願が多く出されている
ことが多いので、特許出願が集中している技術に注目していれば、
これらもある程度予測がつくわけです。

実際に私も、新聞発表の前に、とある技術について、ある会社が
製品化を進めていることに気付いた経験が、これまでにもあります。


公開特許公報は宝の山です。
皆さんも、是非是非、すすんで読みましょう!



2006年04月04日

知財の意義

知財は、企業の事業を有利に進めるもの、価格競争を避けるもの
というお話をしました。また、知財は他社からの攻撃を防御する
ものというお話もしました。


もう少し違う見方をすると、知財があれば、事業の自由度を確保
することができるのです。

知財があれば、製品の価格を自由に決めることができます。
また、知財があれば、他社からの知財による攻撃にも耐えること
ができます。
また、アライアンスを組む企業を選択することができます。

企業の中に知財部が存在する意義、特許出願をする意義は、
このことにあると、私は思います。

他の企業に知財部があるから、自社にも知財部があるわけでは
ありません(笑)

2006年04月02日

知的財産権による防御

知財は、企業の事業を有利に進めるもの、価格競争を避けるもの
というお話をしました。

それだけでなく、他にも知的財産権の意義はあるのです。


たとえば、競業他社から特許権侵害であるとして、
警告を受けたとします。

他社も同様に自社の特許権を侵害していれば、あるいは他社が
のどから手が出るほど欲しい技術について自社が特許を保有
していたとしたら、

これを元にクロスライセンスなどの交渉を進めることができます。


仮にライセンス交渉の結果、実施料を他社に支払わなければ
ならないとしても、

これらの交渉材料のおかげで、低額に抑えることができるはずです。

また、他社も同様に自社の特許権を侵害している可能性があれば、
警告もしてこなかったかもしれません。

このように、知的財産権を保有しておくことは、他社の知的財産権
からの防御になるわけです。

2006年04月01日

知財って何のために

以前と比べ、知財が重要視されるようになってきましたが、
そもそも知的財産権って何のために保護されるのでしょうか。

知的財産権法の中でも代表的な特許法では、技術の公開の
代償として、独占権である特許権を付与するということに
なっています。

たしかに、その通りなのですが。。


それでは、企業の立場から見て、特許と取得する意義は、
どこにあるのでしょうか。

そのひとつとしては、自社の高度な技術を権利として保護し、
他社が実施できないようにするということが挙げられます。

これは、一般的によく言われることですよね。

知的財産権という独占排他権を得ることで、他社をその事業
分野から追い出すこと、追い出さないまでも、有利に事業展開
を行うことができます。


また、他社がその発明を実施できないということは、当然、
価格競争に巻き込まれないですむということができます。

特許をとっていれば、競業他社と関係なく、自由に価格を
決めることができるというメリットがあるわけです。

もちろん、その発明・技術が良いもので、市場からのニーズ
があるという、前提のもとでの話になるのですが。
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