LIA活動にご支援をいただいております皆様、いつもご支援を頂きまして誠にありがとうございます!。
さて、この度は、ペニーの子ども「さち」の譲渡について御報告させていただきます。

日ごろからご支援を頂いておりますLIA支援者様の皆様は、ペニーとペニーの子どもたちの経緯について、大変よくご存知かと思いますが、私たちメンバーの反芻も込めまして、ペニーの保護から振り返らせていただきたいと思います。
ペニーは、沖縄県名護市内の山道を徘徊しているところを捕獲され、沖縄県動物愛護管理センター(殺処分施設)に収容された子です。
センターに収容されて、殺処分を待っているところをLIAの支援者様の目にとまり、保護されました。
支援者様による保護が決まると、大部屋から個室に移されました。
ステンレスで囲まれた冷たい部屋の隅で、恐る恐る「ジッ」とこちらを見詰めていました。
センターから引き出し後、いつものように獣医師に健康診断をしていただき、パルボウィルスなどの感染が無い事を確認しました。また、お腹が大きいことから、その部分に関しても診察を受けたところ、やはり、妊娠していることが分かりました。
そして、それから数日後・・・・・
急にそわそわしはじめたので段ボール箱で囲いを作りました。
もぞもぞとお尻を舐めはじめました。
※ペニーの出産の様子は動画でもご覧いただけます。↓↓↓↓↓
覗いてみると・・・・・
生まれました!。
どんどん生まれてきました。全部で4頭の可愛い子達でした。
この中の1頭が「さち」です。
※ペニーの子どもたちの成長の様子(生後2ヶ月)は動画でもご覧いただけます。
そして、生後6ヶ月を過ぎ、子どもたちが落ち着いてきたのでペニーと子どもたちに、里親さんを探すために譲渡会に出しはじめました。
仔犬は最低でも生後6ヶ月以上になるまで親や兄弟と引き離してはいけません。生後1年くらいまでの期間に、生まれながらに持っている本能の他に、後付けの本能とも呼ばれる犬としての自覚が養われてゆきます。
犬や猫の年齢を、人間の年齢に例える事はあまり良くありませんが、犬の生後2ヶ月は、人間の2歳くらいです。犬の生後6ヶ月は人間の9歳から10歳くらいです。ですからLIAでは生後6ヶ月から仔犬を譲渡会に出して行き、8ヶ月以上で譲渡しています。
生後2ヶ月や3ヶ月で親や兄弟と引き離すと、精神的に不安定になり、無駄吠えをしたり、常同行動を繰り返すようになる犬が多いです。
酷い場合は咬傷犬になったりする場合もあります。
人間と同じですね。
哺乳類の殆どが母親と自分の関係から、おっぱいを離す時期が自然にくるのです。そして種の保存の為、本能的に母親の縄張りから離れて行きます。LIAでは、その時期になるまで静かに見守り、観察して譲渡の時期を決めています。
人間の都合で幼齢の時期に、親や兄弟から引き離す事によって、その子達のその後に多くの問題が起き、その結果、保健所や殺処分施設に持ち込まれる事になっているのです。
犬という生き物は、6週齢とか、8週齢とか、そんな早い時期に親離れする事などありえないのです。
人間の都合によって、幼少期に親や兄弟から引き離せば、精神的に不安定になる事は当然です。こういったことは、自分自身に置き換えてみれば簡単に分かる事なのです。当然、人間と犬は違いますが、自分が2歳や3歳で一人ぼっちにされ、違う種の中に放り込まれる事を想像してみてください。今、日本では、そういうことを犬たちに行っているのです。
ですから、兄弟犬と遊ぶ中で、「どのくらいの力で咬むと痛いか」、「犬の中にはどういう決まりごとがあるのか」、「上下関係や人間との関係」など、この時期に学んで行くのです。
とても大切な時期であり、この時期に多くの事を学ばないと、後から同じような事を学ぶことができません。人間も同じですよね。人間の子どもの研究でも、幼齢期の精神構築が大人になっても影響しているという結果が出ていますし、大人の人間の精神的な不安や障害は生まれてから小中学生頃までの環境や状態が関係しているとされています。精神的な部分以外でも、3歳までに音楽的な感覚が養われるという研究結果が出ています。この時期に音に対する感覚を周囲から学ぶのだそうです。味覚も同じです。人間も他の動物も、乳離れから幼少期の食生活で食に対する好みが決定するとされている非常に重要な時期なのです。
ですから、すべての哺乳類は、幼齢期を親や兄弟と一緒に生活する事で学ぶことが、一生を左右するような非常に大切な時間になるのです。にも拘らず、その時を奪われる事で、社会性の部分が身に付かず、またそれらの感覚や学習部分が大きく欠落することで殆ど全てともいえる多くの問題が起きてくるのです。
全く飼い主の言う事を聞かずに、他の犬や人に対して異常に吠えまくる犬をよく見かけます。これらの多くは、生後間もなく親や兄弟と引き離されたことで、自分が犬だという自覚を持っていなかったり、先に述べた「後付けの本能」による学習が行われていないために周りとの精神的距離感が理解できないことから起きていたり、幼齢期から人間の中で甘やかされて育てられたことによって、自分勝手なワガママな性格になってしまう事が多いのです。
※個体差や本能的な部分も関係がある事は記すまでもありませんのでご了承ください。
子どもたちの順調な成長には、母親の存在は絶対に必要なのです。
母親のペニーも、子どもたちから多くの事を経験したと思います。
そして何より、ペニーは、惹かれ合うオス犬との間に、かけがえの無い子どもたちを儲け、自然繁殖というとても自然で神秘的な事で遺伝子を残す事ができたのです。素敵ですね!
好きなもの同士が交尾をして出産をするという事は、ブリーダーが行う繁殖とは全く違うのです。
イギリスの大学の研究で10種の犬種の遺伝子を調べたところ、40年前のわずか10%ほどの遺伝子しか継承されていない事がわかりました。90%はすでに失われてしまったという報告です。
ですから、避妊去勢手術を行い、ブリーダーが行なう繁殖のみを、今後も続けてゆけば、当然、犬は絶滅に向かいます。
そもそも「遺伝子をコントロールしよう」とか、「生まれてくる子の容姿をコントロール」するという行為自体が命に対して「あるまじき行為」以外のなにものでもありません。このような行いの全てが人間の低俗な欲でしかありません。
人間の世界では絶対的な「権利」とされている「好きなもの同士が結ばれ、子孫を残す」という当たり前の事が他の全ての動物たちにも当たり前の事であり、重要な事なのです。
答えは全て自然界にあるのです。
日本人の方は、多くの方が犬と猫のみを不自然に溺愛するあまり、ナチスドイツなどが人間に行なっていた避妊虚勢手術を犬や猫などに行なうようになり、人間との関係を余儀なくされるペットと呼ばれる動物たちの愛と子孫繁栄のための自然な行為(交尾)がコントロールされるという異常なことになってしまいました。
この歪んだ人間本位の過ちを、元に戻したいという思いから、LIAでは日本で唯一、団体の設立当初から、避妊虚勢手術に反対している団体です。
すみません!、話しがだいぶ反れてしまいました。
ペニーの希望者の方が譲渡会にいらっしゃいました。
LIAでは、譲渡会にお越し頂きました際に、希望される犬や猫が居た場合、アンケートをお持ち帰りいただきます。それを郵送にてご返送いただき、保護施設で動物たちの世話を担当しているメンバーとボランティアさん全員が目を通させていただき、全員の合意があった場合にトライアル(譲渡を前提とした同棲)をお願いします。アンケートをご返送いただいてからご連絡させていただくまでに2週間~1ヶ月ほどのお時間を頂いております。私たちは、この期間はとても大切な時間だと思っています。一時的な感情だけで「飼いたい!」と盛り上がっても、冷めてきて「やっぱり飼えない」と言う方がいらっしゃるのです。私たちが「この方にお願いしよう」と思い、なおかつ、時間がたっても「覚悟」と「気持ち」が継続した希望者様に連絡をさせていただいてお話を進めさせていただいています。
さちの希望者様は最初「ペニー」をご希望でした。
ですから、ペニーをトライアルに連れて行ったのですが、お宅では、チンチラとインコとクマノミを飼育しているお宅で、チンチラとインコとペニーが仲良くできるかが問題でしたが、ある程度、想像していた通り、ペニーは、チンチラともインコとも仲良くできないどころか、本能を剥き出しにして攻撃を加えようとする状態でした。
LIAでは、このような状態では絶対に譲渡しません。
「先住の子達がまず、幸せでなければならない」と考えておりますし、「譲渡さえされれば、後は知りませんよ」などという考えではありませんから。
今まで飼育されていた子達が、今まで以上に幸せになり、また、これからご家族として迎えていただく子も、先住の子達と仲良くできて、更に、ご家族の皆様も幸せになれる状態でしか譲渡はしておりません。
そういった理由から、ペニーを里子にお迎えいただくことは諦めていただき、そのまますぐにペニーを連れて帰りました。「少しでも不安がある場合は譲渡しない」という選択も、とても重要な譲渡活動の一つなのです。人間本意ではなく、あくまでも動物たち本意で考えるようにしなくてはなりません。LIAでは、このことは絶対です。
後日、里親希望者様から、再びお電話を頂きました。
「ペニーの子どもたちを見せていただけませんか?」というお電話です。
私たちは、次の譲渡会にお越しいただけるようにお願いさせていただきました。
譲渡会にお越しいただき、ペニーの子どもの「さち」はどうでしょうか?、という事で、後日「さち」をトライアルにつれて行くことになり、ご訪問させていただきました。
さちは、ペニーとは違い、愛護センターから引き出してくださった愛情たっぷりの支援者様のご家庭で生まれ、複数の犬と猫の中ですごし、その後、LIAのシェルターに着て、ここでもまた沢山の猫や沢山の犬や鳥と、複数の人の中で育ち、その後、LIAの動物保護施設に来てくださっているボランティア様のご家庭で一時預かりをしていただき、ここでもまた、沢山の猫たち犬たちの中で育ったので、みんなで仲良く生活することを理解していました。

どんな動物でも、同じように複数の動物たちや複数の人たち、複数の種の生き物たちの中で生まれ、一緒に育てば、基本的に、それらを攻撃するような性格の固体にはなりません。生体販売を行なっているペットショップもブリーダーも、殆どがこういう事を理解しておらず、また、更に酷いのは、理解しているにも拘らず、幼齢期に親や兄弟と引き離し、「子犬のほうが売れる」とか「子猫のほうが売れる」とか、そういう汚れた利益を追求するあまりに、結果、人間とも上手く生活できず、手に余した飼い主が、保健所や動物愛護センター(殺処分施設)に持ち込んだり、遺棄したりすることに繋がってしまうのです。


さちとチンチラ





動物たちが、種を超えて仲良くしている姿には、いつもとても嬉しい気持ちになります。
ということでお見合い期間(トライアル)に入りました。
その後、トライアル中に、里親希望者様が、さちを逃がしてしまうことなどがございましたが↓
http://blog.livedoor.jp/liablog/archives/1792740.html
皆様のお陰で、さちはとても賢く、すごく人懐こい子に育ち、先住の子達やご家族皆様とも仲良く幸せにできていましたので





無事、譲渡となりました!
さち、あなたはとっても良い子です!
その笑顔と、誰にでも愛される懐こさで、これからも幸せに生きていってくださいね!
ペニーの殺処分施設からの保護から始まり、ペニー家族の保護飼育や、一時預かりを頂きました皆様、支援物資をお送りいただきました皆様、誠にありがとうございました。皆様のお陰さまで、このたびも可愛い、かけがいのない命が繋がりました。ペニーが殺処分されていれば、避妊虚勢手術されていれば、お腹の子どもたちが堕胎されていれば、さちが生まれてくることはありませんでした。生まれてくる命は素晴らしいですね! 皆様、ありがとうございました!
また、LIAの活動に日頃からご理解とご協力を頂いております支援者の皆様、いつもご支援いただきまして誠にありがとうございます。
皆様のご支援のお蔭様で「さち」も幸せになれました。
未熟な私たちでございますが、これからも人間に殺される動物たちのために、人間に破壊される自然環境のために精一杯活動してまいりますので今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
LIAでは、保護している子達の里親さんを募集しております。
お問い合わせも下記に御連絡ください。
メール: info@ngo-lia.org
★物資のご支援も宜しくお願いいたします。
-----------------------------
物資の送り先の住所やご質問は下記にご連絡をお願いいたします。
メール : info@ngo-lia.org
電話 : 090-1115-5988
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※クリック募金は、あなた様にクリックして頂く事で、あなた様の代わりに、協賛してくださっている企業様がLIAに御寄付をしてくださるシステムです。毎日1クリックをお願い致します!
さて、この度は、ペニーの子ども「さち」の譲渡について御報告させていただきます。

日ごろからご支援を頂いておりますLIA支援者様の皆様は、ペニーとペニーの子どもたちの経緯について、大変よくご存知かと思いますが、私たちメンバーの反芻も込めまして、ペニーの保護から振り返らせていただきたいと思います。
ペニーは、沖縄県名護市内の山道を徘徊しているところを捕獲され、沖縄県動物愛護管理センター(殺処分施設)に収容された子です。
センターに収容されて、殺処分を待っているところをLIAの支援者様の目にとまり、保護されました。
支援者様による保護が決まると、大部屋から個室に移されました。
ステンレスで囲まれた冷たい部屋の隅で、恐る恐る「ジッ」とこちらを見詰めていました。
センターから引き出し後、いつものように獣医師に健康診断をしていただき、パルボウィルスなどの感染が無い事を確認しました。また、お腹が大きいことから、その部分に関しても診察を受けたところ、やはり、妊娠していることが分かりました。
そして、それから数日後・・・・・
急にそわそわしはじめたので段ボール箱で囲いを作りました。
もぞもぞとお尻を舐めはじめました。
※ペニーの出産の様子は動画でもご覧いただけます。↓↓↓↓↓
覗いてみると・・・・・
生まれました!。
どんどん生まれてきました。全部で4頭の可愛い子達でした。
この中の1頭が「さち」です。
※ペニーの子どもたちの成長の様子(生後2ヶ月)は動画でもご覧いただけます。
そして、生後6ヶ月を過ぎ、子どもたちが落ち着いてきたのでペニーと子どもたちに、里親さんを探すために譲渡会に出しはじめました。
仔犬は最低でも生後6ヶ月以上になるまで親や兄弟と引き離してはいけません。生後1年くらいまでの期間に、生まれながらに持っている本能の他に、後付けの本能とも呼ばれる犬としての自覚が養われてゆきます。
犬や猫の年齢を、人間の年齢に例える事はあまり良くありませんが、犬の生後2ヶ月は、人間の2歳くらいです。犬の生後6ヶ月は人間の9歳から10歳くらいです。ですからLIAでは生後6ヶ月から仔犬を譲渡会に出して行き、8ヶ月以上で譲渡しています。
生後2ヶ月や3ヶ月で親や兄弟と引き離すと、精神的に不安定になり、無駄吠えをしたり、常同行動を繰り返すようになる犬が多いです。
酷い場合は咬傷犬になったりする場合もあります。
人間と同じですね。
哺乳類の殆どが母親と自分の関係から、おっぱいを離す時期が自然にくるのです。そして種の保存の為、本能的に母親の縄張りから離れて行きます。LIAでは、その時期になるまで静かに見守り、観察して譲渡の時期を決めています。
人間の都合で幼齢の時期に、親や兄弟から引き離す事によって、その子達のその後に多くの問題が起き、その結果、保健所や殺処分施設に持ち込まれる事になっているのです。
犬という生き物は、6週齢とか、8週齢とか、そんな早い時期に親離れする事などありえないのです。
人間の都合によって、幼少期に親や兄弟から引き離せば、精神的に不安定になる事は当然です。こういったことは、自分自身に置き換えてみれば簡単に分かる事なのです。当然、人間と犬は違いますが、自分が2歳や3歳で一人ぼっちにされ、違う種の中に放り込まれる事を想像してみてください。今、日本では、そういうことを犬たちに行っているのです。
ですから、兄弟犬と遊ぶ中で、「どのくらいの力で咬むと痛いか」、「犬の中にはどういう決まりごとがあるのか」、「上下関係や人間との関係」など、この時期に学んで行くのです。
とても大切な時期であり、この時期に多くの事を学ばないと、後から同じような事を学ぶことができません。人間も同じですよね。人間の子どもの研究でも、幼齢期の精神構築が大人になっても影響しているという結果が出ていますし、大人の人間の精神的な不安や障害は生まれてから小中学生頃までの環境や状態が関係しているとされています。精神的な部分以外でも、3歳までに音楽的な感覚が養われるという研究結果が出ています。この時期に音に対する感覚を周囲から学ぶのだそうです。味覚も同じです。人間も他の動物も、乳離れから幼少期の食生活で食に対する好みが決定するとされている非常に重要な時期なのです。
ですから、すべての哺乳類は、幼齢期を親や兄弟と一緒に生活する事で学ぶことが、一生を左右するような非常に大切な時間になるのです。にも拘らず、その時を奪われる事で、社会性の部分が身に付かず、またそれらの感覚や学習部分が大きく欠落することで殆ど全てともいえる多くの問題が起きてくるのです。
全く飼い主の言う事を聞かずに、他の犬や人に対して異常に吠えまくる犬をよく見かけます。これらの多くは、生後間もなく親や兄弟と引き離されたことで、自分が犬だという自覚を持っていなかったり、先に述べた「後付けの本能」による学習が行われていないために周りとの精神的距離感が理解できないことから起きていたり、幼齢期から人間の中で甘やかされて育てられたことによって、自分勝手なワガママな性格になってしまう事が多いのです。
※個体差や本能的な部分も関係がある事は記すまでもありませんのでご了承ください。
子どもたちの順調な成長には、母親の存在は絶対に必要なのです。
母親のペニーも、子どもたちから多くの事を経験したと思います。
そして何より、ペニーは、惹かれ合うオス犬との間に、かけがえの無い子どもたちを儲け、自然繁殖というとても自然で神秘的な事で遺伝子を残す事ができたのです。素敵ですね!
好きなもの同士が交尾をして出産をするという事は、ブリーダーが行う繁殖とは全く違うのです。
イギリスの大学の研究で10種の犬種の遺伝子を調べたところ、40年前のわずか10%ほどの遺伝子しか継承されていない事がわかりました。90%はすでに失われてしまったという報告です。
ですから、避妊去勢手術を行い、ブリーダーが行なう繁殖のみを、今後も続けてゆけば、当然、犬は絶滅に向かいます。
そもそも「遺伝子をコントロールしよう」とか、「生まれてくる子の容姿をコントロール」するという行為自体が命に対して「あるまじき行為」以外のなにものでもありません。このような行いの全てが人間の低俗な欲でしかありません。
人間の世界では絶対的な「権利」とされている「好きなもの同士が結ばれ、子孫を残す」という当たり前の事が他の全ての動物たちにも当たり前の事であり、重要な事なのです。
答えは全て自然界にあるのです。
日本人の方は、多くの方が犬と猫のみを不自然に溺愛するあまり、ナチスドイツなどが人間に行なっていた避妊虚勢手術を犬や猫などに行なうようになり、人間との関係を余儀なくされるペットと呼ばれる動物たちの愛と子孫繁栄のための自然な行為(交尾)がコントロールされるという異常なことになってしまいました。
この歪んだ人間本位の過ちを、元に戻したいという思いから、LIAでは日本で唯一、団体の設立当初から、避妊虚勢手術に反対している団体です。
すみません!、話しがだいぶ反れてしまいました。
ペニーの希望者の方が譲渡会にいらっしゃいました。
LIAでは、譲渡会にお越し頂きました際に、希望される犬や猫が居た場合、アンケートをお持ち帰りいただきます。それを郵送にてご返送いただき、保護施設で動物たちの世話を担当しているメンバーとボランティアさん全員が目を通させていただき、全員の合意があった場合にトライアル(譲渡を前提とした同棲)をお願いします。アンケートをご返送いただいてからご連絡させていただくまでに2週間~1ヶ月ほどのお時間を頂いております。私たちは、この期間はとても大切な時間だと思っています。一時的な感情だけで「飼いたい!」と盛り上がっても、冷めてきて「やっぱり飼えない」と言う方がいらっしゃるのです。私たちが「この方にお願いしよう」と思い、なおかつ、時間がたっても「覚悟」と「気持ち」が継続した希望者様に連絡をさせていただいてお話を進めさせていただいています。
さちの希望者様は最初「ペニー」をご希望でした。
ですから、ペニーをトライアルに連れて行ったのですが、お宅では、チンチラとインコとクマノミを飼育しているお宅で、チンチラとインコとペニーが仲良くできるかが問題でしたが、ある程度、想像していた通り、ペニーは、チンチラともインコとも仲良くできないどころか、本能を剥き出しにして攻撃を加えようとする状態でした。
LIAでは、このような状態では絶対に譲渡しません。
「先住の子達がまず、幸せでなければならない」と考えておりますし、「譲渡さえされれば、後は知りませんよ」などという考えではありませんから。
今まで飼育されていた子達が、今まで以上に幸せになり、また、これからご家族として迎えていただく子も、先住の子達と仲良くできて、更に、ご家族の皆様も幸せになれる状態でしか譲渡はしておりません。
そういった理由から、ペニーを里子にお迎えいただくことは諦めていただき、そのまますぐにペニーを連れて帰りました。「少しでも不安がある場合は譲渡しない」という選択も、とても重要な譲渡活動の一つなのです。人間本意ではなく、あくまでも動物たち本意で考えるようにしなくてはなりません。LIAでは、このことは絶対です。
後日、里親希望者様から、再びお電話を頂きました。
「ペニーの子どもたちを見せていただけませんか?」というお電話です。
私たちは、次の譲渡会にお越しいただけるようにお願いさせていただきました。
譲渡会にお越しいただき、ペニーの子どもの「さち」はどうでしょうか?、という事で、後日「さち」をトライアルにつれて行くことになり、ご訪問させていただきました。
さちは、ペニーとは違い、愛護センターから引き出してくださった愛情たっぷりの支援者様のご家庭で生まれ、複数の犬と猫の中ですごし、その後、LIAのシェルターに着て、ここでもまた沢山の猫や沢山の犬や鳥と、複数の人の中で育ち、その後、LIAの動物保護施設に来てくださっているボランティア様のご家庭で一時預かりをしていただき、ここでもまた、沢山の猫たち犬たちの中で育ったので、みんなで仲良く生活することを理解していました。

どんな動物でも、同じように複数の動物たちや複数の人たち、複数の種の生き物たちの中で生まれ、一緒に育てば、基本的に、それらを攻撃するような性格の固体にはなりません。生体販売を行なっているペットショップもブリーダーも、殆どがこういう事を理解しておらず、また、更に酷いのは、理解しているにも拘らず、幼齢期に親や兄弟と引き離し、「子犬のほうが売れる」とか「子猫のほうが売れる」とか、そういう汚れた利益を追求するあまりに、結果、人間とも上手く生活できず、手に余した飼い主が、保健所や動物愛護センター(殺処分施設)に持ち込んだり、遺棄したりすることに繋がってしまうのです。


さちとチンチラ





動物たちが、種を超えて仲良くしている姿には、いつもとても嬉しい気持ちになります。
ということでお見合い期間(トライアル)に入りました。
その後、トライアル中に、里親希望者様が、さちを逃がしてしまうことなどがございましたが↓
http://blog.livedoor.jp/liablog/archives/1792740.html
皆様のお陰で、さちはとても賢く、すごく人懐こい子に育ち、先住の子達やご家族皆様とも仲良く幸せにできていましたので





無事、譲渡となりました!
さち、あなたはとっても良い子です!
その笑顔と、誰にでも愛される懐こさで、これからも幸せに生きていってくださいね!
ペニーの殺処分施設からの保護から始まり、ペニー家族の保護飼育や、一時預かりを頂きました皆様、支援物資をお送りいただきました皆様、誠にありがとうございました。皆様のお陰さまで、このたびも可愛い、かけがいのない命が繋がりました。ペニーが殺処分されていれば、避妊虚勢手術されていれば、お腹の子どもたちが堕胎されていれば、さちが生まれてくることはありませんでした。生まれてくる命は素晴らしいですね! 皆様、ありがとうございました!
また、LIAの活動に日頃からご理解とご協力を頂いております支援者の皆様、いつもご支援いただきまして誠にありがとうございます。
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LIAでは、保護している子達の里親さんを募集しております。
お問い合わせも下記に御連絡ください。
メール: info@ngo-lia.org
電話: 090-1115-5988
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郵便局 ゆうちょ銀行
記号 11160
番号 2005581
名義 シヤ)エヌジーオー ライフ インヴェスティゲーション エージェンシー
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店番 118
預金種目 普通預金
口座番号 0200558★物資のご支援も宜しくお願いいたします。
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