この記事は「転載記事」です。転載元
https://medium.com/@ulara.nakagawa/

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殺風景な囲い込みの中で60年以上、ひとりぼっちで過ごしてきたハナコ


ハナコは東京都の「井の頭自然文化園」で、悲惨な状況下において生かされている68才のアジア象です。私がハナコについて知ったのは、つい最近、雑誌で読んだからです。その記事によるとハナコは1949年若い頃にタイから来日して以来、ずっと「牢屋」で生きてきました。ここで「牢屋」というのは決して誇張した表現ではありません。

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2015年発行の地域限定雑誌に掲載されていたハナコの記事
 

現地でじかにハナコの状況を見た時はショックで気が沈みました。ここは現存する動物園の中でも最も悲惨で、すたれている場所の一つだと思われます。せまくて殺風景なセメントの囲いの中でたった一頭、生気の全くないハナコが置物のようにじっとしていました。なんの癒しも楽しみもなく、立っている以外にすることがありません。現実として受け入れるにはあまりにもつらく、しかもさらに悪いことに、この動物園は東京の中でも繁栄している地域にあるのです。人気のジブリ美術館もあり、人通りは絶えません。
 

長年に渡りハナコがコンクリートの牢屋の中で他にすることもなく、ひとりぼっちで立ち尽くしている間、何百何千もの観光客が世界中からこの場所に足を運び、ハナコのすぐ近くを素通りしているのです。もちろん私もそのうちの一人であることに違いはありません。心に痛みを感じ、正義はどこにあるのかという思いはありますが、どうすればよいのかわかりません。私にできる最小限のことは、ハナコの長くて悲しい人生をこのような形で広めることです。
 

しかし日本で監禁されている象の中で最年長のハナコにも、まだ望みがあるかもしれません。どうすればいいのかはわかりません。日本には象の保護を引き受けているところはないと思います。世界で三番目の経済大国であるにも関わらず、動物福祉において日本は他の国に大きく遅れを取っています。日本の動物園のひどい状況は、動物の命に対する軽視ぶりや残酷な取り扱いを表す一部に過ぎず、太地町のイルカ漁、犬と猫のガスによる殺処分など他にも例を挙げればきりがありません。それに海外に飛行機で運ぶのはストレスがかかり、ハナコのような老齢の象には負担が大き過ぎる恐れもあります。
 

この件に関して皆さんの意見をお聞かせください。そして志を同じくする人や象を愛する友人を知っていたら、この記事をシェアしてください。このように悲惨な、許しがたい状態で監禁されているハナコや他の象たちを救う道があることを願っています。

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コンクリートに囲まれて過ごすハナコ

 

●井の頭自然文化園

http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/


●東京動物園協会「ご意見・ご要望」
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/feedback/index.html?p=4

●最新情報:
ハナコのための署名が始まり、一週間で4,500人の署名が集まりました。 http://www.thepetitionsite.com/takeaction/743/826/456/?taf_id=17486743&cid=fb_na