LIA支援者の皆様 いつも大変お世話になっております。ありがとうございます。

皆様方からのご支援のお陰様でLIAは無事に活動ができております。


さて、この度、LIAは、和歌山県知事を相手に、太地町の「鯨類追込み網猟許可取り消し訴訟」を提訴しました。

※本日(2019年2月14日)、外国特派員協会(FCCJ)において記者会見を行っております。※会見の動画は、後日、このページに追加するか、新たな記事として掲載する予定ですので暫くお待ちください。※会見動画はこちらです⇒http://blog.livedoor.jp/liablog/archives/1928534.html

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日本国内では、漁業法により、鯨類の捕獲は禁止されています。

しかし、国は、その責任を都道府県知事に丸投げし、特例を設けて「都道府県知事の許可があれば捕獲できる」という抜け道を作っています。

その為、北海道、岩手県、宮城県、千葉県、静岡県、和歌山県、沖縄県では、都道府県知事の許可により、鯨類の捕獲や殺害が許可されています。(※静岡県では、県知事の許可は出ていますが猟は行われておりません。)


しかし、一括りに「鯨類の捕獲」と言っても、捕獲方法には2種類があり、和歌山県を除く都道府県が行っているのは「突きん棒猟」という食肉の確保を目的としたものであり、泳いでいる鯨類に銛を打ち込んで殺害して捕獲しています。一方、和歌山県も突きん棒猟も行っていますが多くは「追い込み猟」で捕獲および捕殺をしています。

追い込み猟とは、船団で沖合に出かけ、鯨類の群れを見付け、それを太地町前の入り江に追い込み、網で囲い「太地町立クジラの博物館」の調教師達が「殺害する個体」と「捕獲して調教し、世界中の水族館やレジャー施設に生体販売する個体」とを別けています。

殺害されて食肉になるイルカやクジラは、気孔の後方部分に金属製のピック(以下)を突き刺し、脊髄を損傷させて殺害します。

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一度、差し込むだけではなく、何度も何度も繰り返し脊髄を突き刺し、ピックを引き抜いた後に、血液が体外に流出しないように木製の栓をされます。絶命するまでには、数分から数十分を要します。


鯨類は、本来、野生どうぶつであるので鳥獣保護法及び漁業法によって守られています。


しかし、先に記した漁業法の特例により、許可されている訳ですが、そもそも、なぜ、この特例が設けられたか?という事をハッキリさせておく必要があると考え、LIAでは、2017年9月27日付けで「漁業法の中でイルカやクジラの捕獲は禁止されていますが和歌山県では県知事が捕獲や捕殺の許可を出しています。その理由が明確に理解できる書類のすべて」を確認できる書類の公文書開示請求を行いました。

(※和歌山県行政は、行政運営が適正に運営されていることが、すぐに分かるほど、毎回毎回、真摯に対応してくださいます。ありがとうございます。)


上記の情報開示請求の結果、2017年12月20日付けで書類が開示されました。


それは、LIAが予想していたものと全く違うものでした。


「昭和57年3月9日和歌山県漁業調整規則の一部改正の事前協議」の書類~「昭和58年1月18日和歌山県漁業調整規則の一部改正」までの全4種類の書類でした。


LIAが予想していた書類は「太地町の漁師たちの要望を全面的に受け入れる形で「許可」されていると考えていました。しかし開示された書類は、冒頭から、追い込み猟を行う漁師達に無制限に乱獲させない為に、和歌山県が漁業規則を改正しようとする文言から始まるものだったのです。

書類の一部を以下に抜粋します。

「東牟婁郡太地町で従来から自由漁業として鯨類追込網漁業が営まれてきたが、近年、国際的協定等により、鯨類の保護がさけばれている中で無制限な乱獲をなくし、捕獲のバランスを考え、鯨類の繁殖保護を目的とする許可制が必要となり、これに伴う県規制改正を、瀬戸内海漁業調整事務所と協議を重ねて参りました・・・・・」

つまり

先にも記した通り、このまま太地町の漁師たちに勝手放題させていると、沿岸地域の鯨類が絶滅の危機に瀕する可能性があるので、きちんと許可制にして、頭数を決めて捕獲させようというものだったのです。


鯨類の繁殖能力は高くはないことから、世界中の多く国々が捕獲を禁止し、また一部の種は絶滅危惧種にも指定されていますが、日本の法律は極めて緩く、更に「海洋」という事実上、監視不可能な状況を利用し、漁師(猟師)たちの遣りたい放題が続いているのです。


ですから、その許可を発行している和歌山県知事を相手に「動物愛護法違反」と「漁業法違反」を論法に「許可を取り消す」ことを求めて提訴しました。


LIAは、団体設立から現在までの間に、約1300件の刑事告発を行い、環境に対する犯罪者と、どうぶつに対する犯罪者を摘発し続けてきました。

このように、LIAが普段行っているのは刑事告発であり、刑事事件ですが、太地町の追い込み猟は、違法な事が頻繁に行われており、1つずつ、その都度、告発していたのでは切が無いので、法律に違反する行為を続けている状態であるにも拘らず、その行為に対して許可を出し続ける和歌山県知事のあり方に問題があり、その許可自体の取り消しを求めて、民事事件として弁護士を入れて裁判にて闘ってゆく事にしました。


弁護士は「高野隆法律事務所 takanolaw.jp/ja/」にお願いしています。

高野隆弁護士は、2015年にオーストラリア人の女性が太地町立クジラの博物館への入館を拒否され「民族や思想の違いにより、行政が運営する博物館への入館を拒否される事は、不当である」として提訴し、勝訴した弁護士です。


今回の裁判は、日本で初めて、どうぶつの殺害とその許可を巡る事件であり、この提訴は、2019年2月9日付けで正式に受理され、事件として裁判が始まりました。
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LIAは常に法律を武器として正攻法で闘っています。

世の中を変えて行くには、この方法が最も効果的であると考えているからです。

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