2013年12月30日
2013年の振り返りなるものを
2013年の振り返りなるものを
◆1月
年明け早々、名取市図書館の大人の方の図書室移転支援の最終組で、宮城県名取市へ。配架とか、除籍候補抜出とか。
その足で、南三陸へ。
図書館総合展フォーラム2013in熊本、開催。ARGブース担当、と見せかけ、ブース全体の担当。バスツアーも担当。出発地の違う2コースは、結構大変。
http://2012.libraryfair.jp/node/1271
◆2月
◆3月
奥付は2月になっているけど、実質3月に出した『ライブラリー・リソース・ガイド』第2号。
http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/b/1044011/
右も左もわからなかった創刊号に比べれば、2回目の2号は、と言いたいところだけど、そうはいかなかった。
日本図書館研究会 第54回 2012年度 研究大会参加。LRGを売りまくる。
http://www.nal-lib.jp/events/taikai/2012/report.html
ライブラリーキャンプin小布施に参加。
https://www.facebook.com/events/142920055867221/
某調査案件を仕上げる。
◆4月
ARG合宿的な、山梨へ。そのまま、岐阜→京都→伊勢。
◆5月
神奈川の県立図書館を考える会アイデアソン開催。GW中毎日。
図書館総合展フォーラム2013in伊勢、開催。事務から実施まで担当。オプショナルのバスツアーも。
http://2013.libraryfair.jp/node/1280
◆6月
やっぱり奥付的には5月なのだけどの、『ライブラリー・リソース・ガイド』第3号刊行。
http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/b/1044012/
ライブラリーキャンプin淡路島に参加。
https://www.facebook.com/events/401236646651092/
静岡県で「図書館100連発」をネタに研修講師。
図問研指宿に参加。初図問研。
http://tmk-taikai2013.jimdo.com/
◆7月
図書館活用術なインタビュー掲載の『ほほえみお母さん&お父さん』2013年8月号刊行。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=644026505616701&set=a.238134432872579.67637.237212339631455&type=1&theater
紹介した図書館が掲載された帝京大学の『Flair』90号刊行。神奈川県立川崎図書館を紹介。隣のページは、小布施の花井さん。
http://www.teikyo-u.ac.jp/university/publicity/Flair_90.pdf
専修大学で講演。
◆8月
やっと刊行月を死守した『ライブラリー・リソース・ガイド』第4号刊行。
http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/b/1044013/
この号から、富士山マガジンサービスへ販売委託。発送業務がだいぶ軽減、かと思いきや、定期購読と献本で、刊行当初の発送数はだいたい150部。これ、一人で送ってるんですよ?
第1回マイクロライブラリーサミット参加。
http://opu.is-library.jp/567/
Code4Lib JAPANカンファレンス2013を南三陸で開催。ローカルアレンジ、Ust担当。
http://www.code4lib.jp/conference/
◆9月
ライブラリーキャンプin石巻に参加。
https://www.facebook.com/events/202543393248018/
神資研年報に記事掲載。
https://saas01.netcommons.net/shinshiken/htdocs/index.php?key=mu5wr0hxj-24#_24
◆10月
おうち引っ越し。ここのところ、年に1回は引っ越ししてるような気がする。
マガジン航、カレントアウェアネスに記事掲載。
http://www.dotbook.jp/magazine-k/2013/10/21/library_resource_guide/
http://current.ndl.go.jp/e1485
日本図書館研究会 2013年度 図書館学セミナー「現代における公共図書館の運営−中小レポートから50年」参加。LRGを売りまくる。途中抜けで、京都マイタンへ。
http://www.nal-lib.jp/events/seminar/2013/invit.html
第15回図書館総合展、開催。第1回LRGフォーラム担当。初パネル司会。てか、企画から全部。
http://2013.libraryfair.jp/node/1603
ブースでLRGを売りまくる3日間。
◆11月
文科省主催の地区別研修(北日本)で、講師2本。1本は代打。saveMLAKの防災メソッドのナレーター。もう1本は「図書館100連発」をネタに。
http://www.library.pref.miyagi.jp/h25tckk.html
全国図書館大会、図書館海援隊フォーラムに参加。
http://www.lib.pref.fukuoka.jp/hp/library2013_web/index.html
http://www.lib.pref.fukuoka.jp/hp/library2013_web/event.html
◆12月
奥付は11月の、『ライブラリー・リソース・ガイド』第5号刊行。
http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/b/1044014/
ほかの号に比べて、売り上げ好調。制作も含めてやっと軌道に乗ってきた感じ。
茨城県図書館協会県央・鹿行地区部会研修で講師。ネタは100連発。
ライブラリーキャンプin恩納村に参加。
https://www.facebook.com/events/715643565118228/
宮城県学校図書館職員研修の講師。初の150分。長い!と思っていたら、次の研修のオーダーが3時間だった。。。さて、どう組み立てよう。150分オーダーは、講義60分、ワークショップ80分(話し合い50分+発表30分)でいい感じでした。
このほか、毎月、小さな調査案件平均で3本程度とか、マイタン、神奈川の県立図書館を考える会定例会を開催。
もちろん、ずーっとLRG制作は並行して。
東北に7回行ってるとか、京都に毎週行ってた時期があるとか、いろんなところに出没した年でも。
仙台、名取、南三陸、熊本、小布施、京都、甲府、中津川、伊勢、富士宮、石巻、富山、神戸、大阪、草津(滋賀県)、福岡、恩納村とか。
最多訪問は、仙台と京都、どっちが多いかなぁ。少なくとも、京都は4月以降は、偶数月は必ず1回行ってたわけで。
写真に残した館だけでも51館。撮影NGとか、写真撮ってる暇もなかった館とかもあったわけで。
http://www.flickr.com/photos/lib110ka/sets/
あ、カーリルでスタンプ押してない(スタンプ押せない)館もちらほらと。
来年ですでに決まっているのが、講師2本、雑誌対談1本。
まぁ、なんとか、軌道に乗ってきたのかなぁ、いろんな人のおかげで。
◆1月
年明け早々、名取市図書館の大人の方の図書室移転支援の最終組で、宮城県名取市へ。配架とか、除籍候補抜出とか。
その足で、南三陸へ。
図書館総合展フォーラム2013in熊本、開催。ARGブース担当、と見せかけ、ブース全体の担当。バスツアーも担当。出発地の違う2コースは、結構大変。
http://2012.libraryfair.jp/node/1271
◆2月
◆3月
奥付は2月になっているけど、実質3月に出した『ライブラリー・リソース・ガイド』第2号。
http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/b/1044011/
右も左もわからなかった創刊号に比べれば、2回目の2号は、と言いたいところだけど、そうはいかなかった。
日本図書館研究会 第54回 2012年度 研究大会参加。LRGを売りまくる。
http://www.nal-lib.jp/events/taikai/2012/report.html
ライブラリーキャンプin小布施に参加。
https://www.facebook.com/events/142920055867221/
某調査案件を仕上げる。
◆4月
ARG合宿的な、山梨へ。そのまま、岐阜→京都→伊勢。
◆5月
神奈川の県立図書館を考える会アイデアソン開催。GW中毎日。
図書館総合展フォーラム2013in伊勢、開催。事務から実施まで担当。オプショナルのバスツアーも。
http://2013.libraryfair.jp/node/1280
◆6月
やっぱり奥付的には5月なのだけどの、『ライブラリー・リソース・ガイド』第3号刊行。
http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/b/1044012/
ライブラリーキャンプin淡路島に参加。
https://www.facebook.com/events/401236646651092/
静岡県で「図書館100連発」をネタに研修講師。
図問研指宿に参加。初図問研。
http://tmk-taikai2013.jimdo.com/
◆7月
図書館活用術なインタビュー掲載の『ほほえみお母さん&お父さん』2013年8月号刊行。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=644026505616701&set=a.238134432872579.67637.237212339631455&type=1&theater
紹介した図書館が掲載された帝京大学の『Flair』90号刊行。神奈川県立川崎図書館を紹介。隣のページは、小布施の花井さん。
http://www.teikyo-u.ac.jp/university/publicity/Flair_90.pdf
専修大学で講演。
◆8月
やっと刊行月を死守した『ライブラリー・リソース・ガイド』第4号刊行。
http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/b/1044013/
この号から、富士山マガジンサービスへ販売委託。発送業務がだいぶ軽減、かと思いきや、定期購読と献本で、刊行当初の発送数はだいたい150部。これ、一人で送ってるんですよ?
第1回マイクロライブラリーサミット参加。
http://opu.is-library.jp/567/
Code4Lib JAPANカンファレンス2013を南三陸で開催。ローカルアレンジ、Ust担当。
http://www.code4lib.jp/conference/
◆9月
ライブラリーキャンプin石巻に参加。
https://www.facebook.com/events/202543393248018/
神資研年報に記事掲載。
https://saas01.netcommons.net/shinshiken/htdocs/index.php?key=mu5wr0hxj-24#_24
◆10月
おうち引っ越し。ここのところ、年に1回は引っ越ししてるような気がする。
マガジン航、カレントアウェアネスに記事掲載。
http://www.dotbook.jp/magazine-k/2013/10/21/library_resource_guide/
http://current.ndl.go.jp/e1485
日本図書館研究会 2013年度 図書館学セミナー「現代における公共図書館の運営−中小レポートから50年」参加。LRGを売りまくる。途中抜けで、京都マイタンへ。
http://www.nal-lib.jp/events/seminar/2013/invit.html
第15回図書館総合展、開催。第1回LRGフォーラム担当。初パネル司会。てか、企画から全部。
http://2013.libraryfair.jp/node/1603
ブースでLRGを売りまくる3日間。
◆11月
文科省主催の地区別研修(北日本)で、講師2本。1本は代打。saveMLAKの防災メソッドのナレーター。もう1本は「図書館100連発」をネタに。
http://www.library.pref.miyagi.jp/h25tckk.html
全国図書館大会、図書館海援隊フォーラムに参加。
http://www.lib.pref.fukuoka.jp/hp/library2013_web/index.html
http://www.lib.pref.fukuoka.jp/hp/library2013_web/event.html
◆12月
奥付は11月の、『ライブラリー・リソース・ガイド』第5号刊行。
http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/b/1044014/
ほかの号に比べて、売り上げ好調。制作も含めてやっと軌道に乗ってきた感じ。
茨城県図書館協会県央・鹿行地区部会研修で講師。ネタは100連発。
ライブラリーキャンプin恩納村に参加。
https://www.facebook.com/events/715643565118228/
宮城県学校図書館職員研修の講師。初の150分。長い!と思っていたら、次の研修のオーダーが3時間だった。。。さて、どう組み立てよう。150分オーダーは、講義60分、ワークショップ80分(話し合い50分+発表30分)でいい感じでした。
このほか、毎月、小さな調査案件平均で3本程度とか、マイタン、神奈川の県立図書館を考える会定例会を開催。
もちろん、ずーっとLRG制作は並行して。
東北に7回行ってるとか、京都に毎週行ってた時期があるとか、いろんなところに出没した年でも。
仙台、名取、南三陸、熊本、小布施、京都、甲府、中津川、伊勢、富士宮、石巻、富山、神戸、大阪、草津(滋賀県)、福岡、恩納村とか。
最多訪問は、仙台と京都、どっちが多いかなぁ。少なくとも、京都は4月以降は、偶数月は必ず1回行ってたわけで。
写真に残した館だけでも51館。撮影NGとか、写真撮ってる暇もなかった館とかもあったわけで。
http://www.flickr.com/photos/lib110ka/sets/
あ、カーリルでスタンプ押してない(スタンプ押せない)館もちらほらと。
来年ですでに決まっているのが、講師2本、雑誌対談1本。
まぁ、なんとか、軌道に乗ってきたのかなぁ、いろんな人のおかげで。
2013年10月10日
「ラボ図書環オーサートークVol.11 みわよしこさんと『生活保護リアル』から安心して暮らせる社会を考える」開催
こんなトークイベントをやります。
ラボ図書環オーサートークVol.11 みわよしこさんと『生活保護リアル』から安心して暮らせる社会を考える
https://www.facebook.com/events/313345598806574/
ラボ図書環オーサートークVol.11では、『生活保護リアル』と『ライブラリー・リソース・ガイド』第2号を踏まえて、著者である、みわよしこさんと生活保護の現実とこれからについて考えます。
生活保護関連法の改正が議論される現在、誰もが安心して暮らせる社会を一緒に考えてみませんか?
講師:みわよしこ(フリーライター)
ダイヤモンドオンラインで、「生活保護のリアル」を2012年6月から連載。生活保護の現実に迫る。
連載をまとめた『生活保護リアル』(日本評論社)を2013年7月に上梓。
連載は現在も続いています。
また、この連載の原点ともいえる体験を『ライブラリー・リソース・ガイド』第2号に「『知』の機会不平等を解消するために−何から始めればよいのか」として寄稿。みわさんの実体験を交えて、知のセーフティーネットとしての図書館の必要性へと話は進む。
「生活保護のリアル」 ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/category/s-seikatsuhogo
『生活保護リアル』日本評論社
http://nippyo.co.jp/book/6246.html
『ライブラリー・リソース・ガイド』第2号 アカデミック・リソース・ガイド株式会社
http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/b/1044011/
https://www.facebook.com/LRGjp
ラボ図書環オーサートークVol.11 みわよしこさんと『生活保護リアル』から安心して暮らせる社会を考える
日時:10月12日(土) 14時〜16時
会場:さくらWORKS<関内>(中区相生町3-61)
参加費:1,000円
参加申込:Facebookイベントで「参加する」を押すか info@yokohamalab.jp までメールで
主催:NPO法人 横浜コミュニティデザイン・ラボ
企画: ラボ図書環
当日は、『生活保護リアル』と『ライブラリー・リソース・ガイド』第2号も販売いたします。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
というわけで、最近、ブログを更新していなくて、めっきりご無沙汰してます。
最近では、こんなイベントを企画したり、↑の『ライブラリー・リソース・ガイド』という雑誌をつくっていたりします。
図書館を外から支える仕事です。
↑のイベントは、ちょっと見、図書館とは関係なさそうですが、実は、公共図書館の重要な役割として、「知のセーフティーネット」があります。
『ライブラリー・リソース・ガイド』第2号の特別寄稿は、まさにその話です。
当日もその話は出るので、図書館関係者は必聴です。
ラボ図書環オーサートークVol.11 みわよしこさんと『生活保護リアル』から安心して暮らせる社会を考える
https://www.facebook.com/events/313345598806574/
ラボ図書環オーサートークVol.11では、『生活保護リアル』と『ライブラリー・リソース・ガイド』第2号を踏まえて、著者である、みわよしこさんと生活保護の現実とこれからについて考えます。
生活保護関連法の改正が議論される現在、誰もが安心して暮らせる社会を一緒に考えてみませんか?
講師:みわよしこ(フリーライター)
ダイヤモンドオンラインで、「生活保護のリアル」を2012年6月から連載。生活保護の現実に迫る。
連載をまとめた『生活保護リアル』(日本評論社)を2013年7月に上梓。
連載は現在も続いています。
また、この連載の原点ともいえる体験を『ライブラリー・リソース・ガイド』第2号に「『知』の機会不平等を解消するために−何から始めればよいのか」として寄稿。みわさんの実体験を交えて、知のセーフティーネットとしての図書館の必要性へと話は進む。
「生活保護のリアル」 ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/category/s-seikatsuhogo
『生活保護リアル』日本評論社
http://nippyo.co.jp/book/6246.html
『ライブラリー・リソース・ガイド』第2号 アカデミック・リソース・ガイド株式会社
http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/b/1044011/
https://www.facebook.com/LRGjp
ラボ図書環オーサートークVol.11 みわよしこさんと『生活保護リアル』から安心して暮らせる社会を考える
日時:10月12日(土) 14時〜16時
会場:さくらWORKS<関内>(中区相生町3-61)
参加費:1,000円
参加申込:Facebookイベントで「参加する」を押すか info@yokohamalab.jp までメールで
主催:NPO法人 横浜コミュニティデザイン・ラボ
企画: ラボ図書環
当日は、『生活保護リアル』と『ライブラリー・リソース・ガイド』第2号も販売いたします。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
というわけで、最近、ブログを更新していなくて、めっきりご無沙汰してます。
最近では、こんなイベントを企画したり、↑の『ライブラリー・リソース・ガイド』という雑誌をつくっていたりします。
図書館を外から支える仕事です。
↑のイベントは、ちょっと見、図書館とは関係なさそうですが、実は、公共図書館の重要な役割として、「知のセーフティーネット」があります。
『ライブラリー・リソース・ガイド』第2号の特別寄稿は、まさにその話です。
当日もその話は出るので、図書館関係者は必聴です。
2013年03月11日
2年前のあの日のこと
2年前と言えば、言わずと知れたあの日。
まだ、埼玉県内の図書館に勤務していて、震度5弱。
会議と研修が並行して行われていて、自分は会議に出席してた。
2日前の大きな地震の時は、揺れ方から判断して、自分のところは大きな揺れは来ないと判断して、あまり対応しなかった。
埼玉県は海がないので、スタッフから、「津波ってどんなですか?」という質問を受けて、あの日の前日、奇しくも津波の解説をしていた。
あの日の揺れ。
初期微動の揺れ方から判断すれば、震源地付近はとても大きな揺れである可能性が高く、しかし、こちらはそこまで揺れないはず。しかし、何かがおかしいと感じ、すぐに対応開始。
千葉県出身であるということは、地震対応はもはや日常だったりする。
速攻で、「書架から離れてください」と声をかけながら、館内を走り回り、また、見回った。
じっとしていなかったから、実はどれほど揺れたのか、覚えがない。
防煙板がもげそうな勢いで揺れ、もう少し揺れが大きかったら、実際破損して、メイン通路に落下していたかもしれない。
新聞架が2台転倒し、ソファーを押しつぶしていた。この2台だけが、固定されていなかった。
レファレンスコーナーで、縮刷版がほぼすべて落下。資料形態から、一番ちゃんと書架に収まっていなかった資料群。
利用者を図書館に隣接する広場に避難させ、館内の見回り。
1階書庫でかなりの冊数が落下。
2階書庫、3階書庫、貴重書庫ほぼ異常なし。
停電はなし。
時間は忘れたが、臨時閉館。
公共施設なので、職員は当然待機。指定管理者であってもね。
食料がなくなる、というよりは、たぶん、夜を徹しての待機が予想されたので、一部スタッフが近所のコンビニに買い出し。これ、初動が早かったのでちょうどよかった。
待機中、休憩室のテレビで見た、東北の様子。
仙台空港の様子が忘れられない。
待機というか、結局、電車が止まってしまったので、帰れないスタッフが多数。
自分は徒歩圏内なので、一人連れて帰った。が、脱走された(笑)
道に迷って帰ってこないし、ケータイもつながらないから連絡取れないし。
どうしようもなくなったら図書館に戻るだろうと思っていたら、案の定、図書館から連絡してきた。
実家が千葉県の旭市(津波で死者12人)なので、そっちが心配で。
でも、ケータイがつながるわけもないので、周辺の状況を調べることで、実家の無事を確認するという。
で、周辺の状況を調べるというので何をしたかというと、地元の図書館の状況を調べてたという。これを初期のsaveMLAK(当時は、saveLibraryに投稿。埼玉県をそっちのけで、千葉県を更新してたのはそういう事情。
実家はほぼ被害なしだったんだけどね。自分の部屋が、本が崩れてドアが開かなくなってた程度で。
いたら、間違いなく逃げられなくなってた、って言われたけど。
このあとのことは、実はあまりよく覚えていない。
計画停電初日に、朝5時に図書館に走ったとか、そのくらい。
Twitterとか見直せばいいんだろうけど。
世界というのは、少しずつ常に変わっていくものだけど、あの日、間違いなく、大きく世界は変わってしまった。
まだ、埼玉県内の図書館に勤務していて、震度5弱。
会議と研修が並行して行われていて、自分は会議に出席してた。
2日前の大きな地震の時は、揺れ方から判断して、自分のところは大きな揺れは来ないと判断して、あまり対応しなかった。
埼玉県は海がないので、スタッフから、「津波ってどんなですか?」という質問を受けて、あの日の前日、奇しくも津波の解説をしていた。
あの日の揺れ。
初期微動の揺れ方から判断すれば、震源地付近はとても大きな揺れである可能性が高く、しかし、こちらはそこまで揺れないはず。しかし、何かがおかしいと感じ、すぐに対応開始。
千葉県出身であるということは、地震対応はもはや日常だったりする。
速攻で、「書架から離れてください」と声をかけながら、館内を走り回り、また、見回った。
じっとしていなかったから、実はどれほど揺れたのか、覚えがない。
防煙板がもげそうな勢いで揺れ、もう少し揺れが大きかったら、実際破損して、メイン通路に落下していたかもしれない。
新聞架が2台転倒し、ソファーを押しつぶしていた。この2台だけが、固定されていなかった。
レファレンスコーナーで、縮刷版がほぼすべて落下。資料形態から、一番ちゃんと書架に収まっていなかった資料群。
利用者を図書館に隣接する広場に避難させ、館内の見回り。
1階書庫でかなりの冊数が落下。
2階書庫、3階書庫、貴重書庫ほぼ異常なし。
停電はなし。
時間は忘れたが、臨時閉館。
公共施設なので、職員は当然待機。指定管理者であってもね。
食料がなくなる、というよりは、たぶん、夜を徹しての待機が予想されたので、一部スタッフが近所のコンビニに買い出し。これ、初動が早かったのでちょうどよかった。
待機中、休憩室のテレビで見た、東北の様子。
仙台空港の様子が忘れられない。
待機というか、結局、電車が止まってしまったので、帰れないスタッフが多数。
自分は徒歩圏内なので、一人連れて帰った。が、脱走された(笑)
道に迷って帰ってこないし、ケータイもつながらないから連絡取れないし。
どうしようもなくなったら図書館に戻るだろうと思っていたら、案の定、図書館から連絡してきた。
実家が千葉県の旭市(津波で死者12人)なので、そっちが心配で。
でも、ケータイがつながるわけもないので、周辺の状況を調べることで、実家の無事を確認するという。
で、周辺の状況を調べるというので何をしたかというと、地元の図書館の状況を調べてたという。これを初期のsaveMLAK(当時は、saveLibraryに投稿。埼玉県をそっちのけで、千葉県を更新してたのはそういう事情。
実家はほぼ被害なしだったんだけどね。自分の部屋が、本が崩れてドアが開かなくなってた程度で。
いたら、間違いなく逃げられなくなってた、って言われたけど。
このあとのことは、実はあまりよく覚えていない。
計画停電初日に、朝5時に図書館に走ったとか、そのくらい。
Twitterとか見直せばいいんだろうけど。
世界というのは、少しずつ常に変わっていくものだけど、あの日、間違いなく、大きく世界は変わってしまった。
2013年02月03日
神奈川県立図書館(紅葉ヶ丘)見学会
1月12日(土)に神奈川県立図書館の見学会へ。
これは、神奈川県立図書館問題を受けての、神奈川の県立図書館を考える会として実施。
神奈川県立図書館2館を、閲覧・貸し出し廃止などなど、行政改革を受けて、神奈川県立図書館の存続が危ない、ということで。
と、前提事情は置いといて。
神奈川県立図書館、かなり面白い。
以前、中を見せてもらったこともあるし、川崎図書館の方も利用者としれ見られる部分は見たことあるけど。
書庫とか、よーく見ると、なかなか面白い資料がある。
特別コレクションとして、○○文庫と名のついているものだけではない。
新聞も、神奈川県に関係のある、全国紙でも地方版のところは原紙で保存とか、法律関係の非常に古い資料から新しいものまでそろっているとか。
市町村図書館とは、違う方向性での、資料の充実っぷり。
また、市町村図書館支援基地となっている部署。
こういうところを、県立図書館としてやってるんですよ、こういうことをやる必要があるんですよ、こういうことをやっていることで市町村図書館はこうなんですよ、というのを、もっと普通の人にも分かる形で見せていければいいのになぁ。
実際、参加者のテンション、かなり上がってたっしょ?
自分は、県立図書館に勤めていたから、こういう機能は、当たり前に知ってたけどさ。
普通は知らないのよ。
この見学会を企画した、神奈川の県立図書館を考える会の詳細はこちら
Facebookページ: https://www.facebook.com/KanagawaLib
Facebookグループ: http://www.facebook.com/groups/130704170413865/
なんか、図書館の利用リテラシーの中に、1館を使いこなすための教育のほかに、図書館ネットワークの構造も教えて、日常ユースから段階を追って図書館を使いこなす、リテラシー教育があった方がいいのではないかと思うのだよ。
風邪程度で、いきなり、大学病院に行かないのと同じようにね。
これは、神奈川県立図書館問題を受けての、神奈川の県立図書館を考える会として実施。
神奈川県立図書館2館を、閲覧・貸し出し廃止などなど、行政改革を受けて、神奈川県立図書館の存続が危ない、ということで。
と、前提事情は置いといて。
神奈川県立図書館、かなり面白い。
以前、中を見せてもらったこともあるし、川崎図書館の方も利用者としれ見られる部分は見たことあるけど。
書庫とか、よーく見ると、なかなか面白い資料がある。
特別コレクションとして、○○文庫と名のついているものだけではない。
新聞も、神奈川県に関係のある、全国紙でも地方版のところは原紙で保存とか、法律関係の非常に古い資料から新しいものまでそろっているとか。
市町村図書館とは、違う方向性での、資料の充実っぷり。
また、市町村図書館支援基地となっている部署。
こういうところを、県立図書館としてやってるんですよ、こういうことをやる必要があるんですよ、こういうことをやっていることで市町村図書館はこうなんですよ、というのを、もっと普通の人にも分かる形で見せていければいいのになぁ。
実際、参加者のテンション、かなり上がってたっしょ?
自分は、県立図書館に勤めていたから、こういう機能は、当たり前に知ってたけどさ。
普通は知らないのよ。
この見学会を企画した、神奈川の県立図書館を考える会の詳細はこちら
Facebookページ: https://www.facebook.com/KanagawaLib
Facebookグループ: http://www.facebook.com/groups/130704170413865/
なんか、図書館の利用リテラシーの中に、1館を使いこなすための教育のほかに、図書館ネットワークの構造も教えて、日常ユースから段階を追って図書館を使いこなす、リテラシー教育があった方がいいのではないかと思うのだよ。
風邪程度で、いきなり、大学病院に行かないのと同じようにね。
2013年02月02日
南三陸町図書館へ行ってきた
名取市図書館に行く前に、実は、同じく宮城県内の南三陸町図書館にも行ってきた。
こちらは1月6日(日)、7日(月)に。
名取市図書館と同じく、1月19日に3代目の仮設図書館がオープンするための作業の相談が目的。
去年の4月に1週間ほど移転の手伝いに行って、そのあと5月末に見学ツアーで訪問して以来の訪問。
4月に移転した図書館の隣、移転する前に仮設の図書館があった場所に、木造の生涯学習施設が建って、今度はその中に仮設の図書館として、オープンする。
3回目の移転でも、まだ仮設。日常を取り戻す道は、進みつつもまだ長い。
新しい図書館を外から見ながら(日曜日だったので入れなかった)、作業の段取りと、書架配置、資料配置の相談。
ここにも、宮城県図書館の支援が。
昔、自分も県立図書館に勤めていたけど、こういうのを見ると、やっぱり、県立図書館には県立図書館の役割があると実感する。
市町村図書館への支援。
こういう震災時の支援だけじゃない。支援は、日常業務。
日頃から関係を作っているからこそ、このような非常時にも動いていける。
自分も、県立図書館の担当課が日常的に市町村図書館からの相談を受けている姿を見てきたし、町立図書館に勤めるようになって、実際に県立図書館の職員が月1回巡回相談に来るのにも立ち会ってきたから、わかる。
県立図書館の、一般利用者からは見えにくい、役割・機能。
ここが重要。
と、県立図書館論へ行っちゃったけど。
その後、南三陸町図書館も、移転作業が行われ、1月19日に無事に開館式典。一般利用ができるようになるには、もうちょっと作業があるけど。(2月1日に一般向けにも開館)
この移転作業には、今回は参加せず。
とはいえ、現地入りした人からの写真をもとに、横浜でサインを作るデザイナーへのアドバイスとか、やってたけどねぇ。
写真に請求記号と分類のコメントつけられても、どの書架にどのように対応するのかが、図書館わかってる人じゃないと、ちょっとわかりづらかったもので。
現地に行かなくても、こういう手伝いの方法も、あるんだよ、ということで。
ちなみに、南三陸から仙台へは、なぜか北上して(素直に行くならまずは南下)、気仙沼へ出て、気仙沼大島を2時間ばっかり歩いてから、内陸に向かって新幹線で仙台、というなぞルート。
これまでは、車で自力で頑張るしか手段のなかった南三陸入りだけど、車で30分ほど離れたJRの駅まで、電車の代替でBRTによるバスが走るようになったので、かなり楽に。楽になったのに、なぜか反対方向へ行くという(笑)。反対方向へも同じくBRTのバスが走っているので、ふつーに行けるけど。
このBRT、なかなか面白い。電車の代替手段なんだけど、途中、元線路を舗装して、バス専用道にしてる。バス専用道に入ると、ちょっとしたワープ感覚。ただ、あくまで電車の代替なので、電車の復活が待たれるところだけど。でも、これができて、ホント楽にはなったのではないかなぁ。
去年の南三陸入りの時は、最寄りの新幹線駅から、車借りて、1時間半走ったからね。仙台までも2時間以上かかるし。
時間的には、変わらないというか、もっとかかっているかもしれないけど、何とか車を確保して、自分で運転していくか、誰かに運転してもらわないと行けない、という状況よりは、だいぶ、よい状態になってきたと思うよ。
こちらは1月6日(日)、7日(月)に。
名取市図書館と同じく、1月19日に3代目の仮設図書館がオープンするための作業の相談が目的。
去年の4月に1週間ほど移転の手伝いに行って、そのあと5月末に見学ツアーで訪問して以来の訪問。
4月に移転した図書館の隣、移転する前に仮設の図書館があった場所に、木造の生涯学習施設が建って、今度はその中に仮設の図書館として、オープンする。
3回目の移転でも、まだ仮設。日常を取り戻す道は、進みつつもまだ長い。
新しい図書館を外から見ながら(日曜日だったので入れなかった)、作業の段取りと、書架配置、資料配置の相談。
ここにも、宮城県図書館の支援が。
昔、自分も県立図書館に勤めていたけど、こういうのを見ると、やっぱり、県立図書館には県立図書館の役割があると実感する。
市町村図書館への支援。
こういう震災時の支援だけじゃない。支援は、日常業務。
日頃から関係を作っているからこそ、このような非常時にも動いていける。
自分も、県立図書館の担当課が日常的に市町村図書館からの相談を受けている姿を見てきたし、町立図書館に勤めるようになって、実際に県立図書館の職員が月1回巡回相談に来るのにも立ち会ってきたから、わかる。
県立図書館の、一般利用者からは見えにくい、役割・機能。
ここが重要。
と、県立図書館論へ行っちゃったけど。
その後、南三陸町図書館も、移転作業が行われ、1月19日に無事に開館式典。一般利用ができるようになるには、もうちょっと作業があるけど。(2月1日に一般向けにも開館)
この移転作業には、今回は参加せず。
とはいえ、現地入りした人からの写真をもとに、横浜でサインを作るデザイナーへのアドバイスとか、やってたけどねぇ。
写真に請求記号と分類のコメントつけられても、どの書架にどのように対応するのかが、図書館わかってる人じゃないと、ちょっとわかりづらかったもので。
現地に行かなくても、こういう手伝いの方法も、あるんだよ、ということで。
ちなみに、南三陸から仙台へは、なぜか北上して(素直に行くならまずは南下)、気仙沼へ出て、気仙沼大島を2時間ばっかり歩いてから、内陸に向かって新幹線で仙台、というなぞルート。
これまでは、車で自力で頑張るしか手段のなかった南三陸入りだけど、車で30分ほど離れたJRの駅まで、電車の代替でBRTによるバスが走るようになったので、かなり楽に。楽になったのに、なぜか反対方向へ行くという(笑)。反対方向へも同じくBRTのバスが走っているので、ふつーに行けるけど。
このBRT、なかなか面白い。電車の代替手段なんだけど、途中、元線路を舗装して、バス専用道にしてる。バス専用道に入ると、ちょっとしたワープ感覚。ただ、あくまで電車の代替なので、電車の復活が待たれるところだけど。でも、これができて、ホント楽にはなったのではないかなぁ。
去年の南三陸入りの時は、最寄りの新幹線駅から、車借りて、1時間半走ったからね。仙台までも2時間以上かかるし。
時間的には、変わらないというか、もっとかかっているかもしれないけど、何とか車を確保して、自分で運転していくか、誰かに運転してもらわないと行けない、という状況よりは、だいぶ、よい状態になってきたと思うよ。
名取市図書館に行ってきた
1月8日(火)−9日(水)と、宮城県の名取市図書館に行ってきた。
12月から行われていた、名取市図書館の大人の図書室の移転・再開館に向けた作業ボランティアの最終組。
それまでに、saveMLAKからの仲介による派遣、宮城県内外の大学生ボランティア、地元のボランティアの方、宮城県図書館からの支援の方などなどが入っての作業がここ2か月ほど。その最終組。
8日は実働部隊、9日はチームリーダのはずが、行ってみたら、2日ともリーダーに。こっちも最初っからリーダーっぽく動いていたから、いいけどね(笑)
作業内容は、8日が、雑誌の配架、児童書の配架・調整。9日が913の廃棄選書と、書庫への配架。
雑誌の配架は、その前の組からの引継ぎだったので、わりとさくっと、終了。
児童書の配架は、外国の読み物を、配架予定地の前半によって配架されていたのを、予定地いっぱいまで伸ばしながらの書架調整と、配列調整。書庫から出してきたのものを追加で配架したので、調整しつつ配架。
9日の9類の廃棄選書は、書庫代わりにしていた移動図書館車から、9類を出してきて、廃棄するものと書庫に入れるものとを選別。これ、やるにあたって、司書・選書経験者・できれば公共図書館の人、を2人、というオーダーだったので、人選したら、ちょうど自分を入れて2人だったので、リーダーやりつつ、作業。
よそ様の図書館の廃棄選書って、なかなかヘビーなんですけど。名取市の司書さんに、いろいろ傾向を伺いつつ、作業。
そして、書庫入れ。空いてる棚にとりあえず入れてあった、9類日本文学を、予定地全体に伸ばしつつ、配列調整。これがかなりの曲者。結局、9類予定地の端から端までを一通り動かす、かなり大規模な移動に。
時間が決まっている中での作業だったので、全体調整と、最低限著者記号の1文字目をきちんと並べることに。そこまでやっておけば、あとは、大量動員しなくても、日常の中で時間を作っていけばなんとかなる範囲、ということで。
というようなことを、2日間で。
その前までに、震災で立ち入り禁止になった本館から本を運び出す作業、新館に本を並べる作業等、1か月以上にわたる作業があったわけですよ。
名取市図書館は、そういうわけで、図書館全体が立ち入り禁止になってしまっていたので、まず、どんぐり子ども図書室が、開館。そして、今回、どんぐり・アン図書室として、おとな向けの本が並ぶ図書室が開館したのです。
無事に1月18日に再開館。
これから、図書館が普通にある日常が取り戻されていくわけです。
12月から行われていた、名取市図書館の大人の図書室の移転・再開館に向けた作業ボランティアの最終組。
それまでに、saveMLAKからの仲介による派遣、宮城県内外の大学生ボランティア、地元のボランティアの方、宮城県図書館からの支援の方などなどが入っての作業がここ2か月ほど。その最終組。
8日は実働部隊、9日はチームリーダのはずが、行ってみたら、2日ともリーダーに。こっちも最初っからリーダーっぽく動いていたから、いいけどね(笑)
作業内容は、8日が、雑誌の配架、児童書の配架・調整。9日が913の廃棄選書と、書庫への配架。
雑誌の配架は、その前の組からの引継ぎだったので、わりとさくっと、終了。
児童書の配架は、外国の読み物を、配架予定地の前半によって配架されていたのを、予定地いっぱいまで伸ばしながらの書架調整と、配列調整。書庫から出してきたのものを追加で配架したので、調整しつつ配架。
9日の9類の廃棄選書は、書庫代わりにしていた移動図書館車から、9類を出してきて、廃棄するものと書庫に入れるものとを選別。これ、やるにあたって、司書・選書経験者・できれば公共図書館の人、を2人、というオーダーだったので、人選したら、ちょうど自分を入れて2人だったので、リーダーやりつつ、作業。
よそ様の図書館の廃棄選書って、なかなかヘビーなんですけど。名取市の司書さんに、いろいろ傾向を伺いつつ、作業。
そして、書庫入れ。空いてる棚にとりあえず入れてあった、9類日本文学を、予定地全体に伸ばしつつ、配列調整。これがかなりの曲者。結局、9類予定地の端から端までを一通り動かす、かなり大規模な移動に。
時間が決まっている中での作業だったので、全体調整と、最低限著者記号の1文字目をきちんと並べることに。そこまでやっておけば、あとは、大量動員しなくても、日常の中で時間を作っていけばなんとかなる範囲、ということで。
というようなことを、2日間で。
その前までに、震災で立ち入り禁止になった本館から本を運び出す作業、新館に本を並べる作業等、1か月以上にわたる作業があったわけですよ。
名取市図書館は、そういうわけで、図書館全体が立ち入り禁止になってしまっていたので、まず、どんぐり子ども図書室が、開館。そして、今回、どんぐり・アン図書室として、おとな向けの本が並ぶ図書室が開館したのです。
無事に1月18日に再開館。
これから、図書館が普通にある日常が取り戻されていくわけです。
2012年12月29日
2012年を振り返ってみる。
ちーっと早いかなぁと思いつつ、明日以降だときっと落ち着いてなんちゃらするような感じではないような気がするので。
あと、これ振り返ると、匿名でブログやっている意味があんまり無いような気がするけど(笑)
1〜3月 某図書館の新規開館から、軌道に乗せるまで。主な任務は蔵書の構成を何とかすること。
3月 Jcrossにインタビュー記事掲載( http://www.jcross.com/person/04shimada_index.php )の、1週間後に、図書館を退職。これまで、雇用止めとか異動とかで、いろんな図書館をうろうろしてたけど、今度こそ自分の意思で現場を退く。
4月 いちおう、独立。個人事業で「いとか図書館ラボ」立ち上げ。と言いつつ、実質的には、いとラボというより、ARGのパートナーとしてお仕事開始。
4月24日−29日 南三陸町図書館移転支援。saveMLAKの派遣仲介で。
http://blog.livedoor.jp/lib110ka/archives/52395994.html
4月30日−5月1日 宮城県内図書館ツアー。熊谷さんの案内で。いろいろ見てきた。
http://blog.livedoor.jp/lib110ka/archives/52401827.html
5月26日−28日 MULU茶話会、図書館総合展 in 仙台、宮城県図書館ツアー参加。
http://blog.livedoor.jp/lib110ka/archives/52402677.html
6月2日−3日 女川つながる図書館ブッカーかけ大会。saveMLAKの派遣仲介で。
http://blog.livedoor.jp/lib110ka/archives/52403163.html
7月 saveMLAKの年次報告会で、パネルに登壇。
7月3日 図書館公式Facebookページ集のFacebookリスト公開( http://www.facebook.com/lists/335146229898792 )。カレントアウェアネスにも取り上げられた。でも、これ、Web版は2月に作ってあったんだけどなぁ。
http://blog.livedoor.jp/lib110ka/archives/52410095.html
8月 カフェのある図書館を「 #図書館カフェ 」で募ったら、思いの外、盛り上がった。マップに起こしてくれた人まで出てきて、これまたカレントアウェアネスに取り上げられる。
http://blog.livedoor.jp/lib110ka/archives/52420920.html
ブログで書いてあるのは、ここまで。ここまで、始動機関って感じかなぁ。
で、8月は、某市立図書館のお仕事が本格稼働して、1ヶ月に飛行機で4往復したとか。
9月 マイタン合宿、事務・運営。山中湖。
9月 専図協で講演。
10月 大橘会で講演、パネル登壇。
11月 図書館総合展。ブースに3日間張り付き。雑誌を売る。フォーラムを企画、事務、登壇まで全部やる(「図書館100連発」)。カレントにも載りました。フォーラム事務は、ほかに2本。バスツアー、いろいろ足りないところも多々あったけど、3コース同時開催。
同じく11月。図書館系新雑誌「ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)」創刊。企画、編集、執筆、事務、基本全部担当。
さらに11月。さくらWORKS<関内>の管理運営業務委託開始。
12月 マイタン合宿、の事務は、こっちはあんまりやんなかったかも。
と、日付的にあるのはこの辺かな。
そのほか。
3月から、大学図書館1館のリニューアルに関わり。いつの間にか、リニューアルだけではなく、移転リニューアルになったり。
4月から、で、8月本格始動(のような気がする、けど忘れてるだけかも)の市立図書館の移転リニューアル案件。マイタンの事務局も。
ライブラリー・リソース・ガイドは、現在進行系で、第2号の記事執筆なう。創刊号の発送事務は継続。定期購読も受付中。第3号以降の企画調整中。
来年1月のバスツアーの企画・事務。
4月からで企画としては練っていたけど、まだ稼働していない図書館ポータルサイトは、その一部が、「図書館100連発」として結実したり、LRGになってみたり。Facebookページとして、再起動かけたい。
たぶん、大きなところだとこんなところかなぁ。忘れてるのあったりして。
いろいろと、手探り(は、けっこういつものことだけど)で、来年はもう少し上手く回したいのと、ちゃんと立て直したい。
まずはこの年末年始に、整理して、年が明けたら、一気に行けるように。
あと、これ振り返ると、匿名でブログやっている意味があんまり無いような気がするけど(笑)
1〜3月 某図書館の新規開館から、軌道に乗せるまで。主な任務は蔵書の構成を何とかすること。
3月 Jcrossにインタビュー記事掲載( http://www.jcross.com/person/04shimada_index.php )の、1週間後に、図書館を退職。これまで、雇用止めとか異動とかで、いろんな図書館をうろうろしてたけど、今度こそ自分の意思で現場を退く。
4月 いちおう、独立。個人事業で「いとか図書館ラボ」立ち上げ。と言いつつ、実質的には、いとラボというより、ARGのパートナーとしてお仕事開始。
4月24日−29日 南三陸町図書館移転支援。saveMLAKの派遣仲介で。
http://blog.livedoor.jp/lib110ka/archives/52395994.html
4月30日−5月1日 宮城県内図書館ツアー。熊谷さんの案内で。いろいろ見てきた。
http://blog.livedoor.jp/lib110ka/archives/52401827.html
5月26日−28日 MULU茶話会、図書館総合展 in 仙台、宮城県図書館ツアー参加。
http://blog.livedoor.jp/lib110ka/archives/52402677.html
6月2日−3日 女川つながる図書館ブッカーかけ大会。saveMLAKの派遣仲介で。
http://blog.livedoor.jp/lib110ka/archives/52403163.html
7月 saveMLAKの年次報告会で、パネルに登壇。
7月3日 図書館公式Facebookページ集のFacebookリスト公開( http://www.facebook.com/lists/335146229898792 )。カレントアウェアネスにも取り上げられた。でも、これ、Web版は2月に作ってあったんだけどなぁ。
http://blog.livedoor.jp/lib110ka/archives/52410095.html
8月 カフェのある図書館を「 #図書館カフェ 」で募ったら、思いの外、盛り上がった。マップに起こしてくれた人まで出てきて、これまたカレントアウェアネスに取り上げられる。
http://blog.livedoor.jp/lib110ka/archives/52420920.html
ブログで書いてあるのは、ここまで。ここまで、始動機関って感じかなぁ。
で、8月は、某市立図書館のお仕事が本格稼働して、1ヶ月に飛行機で4往復したとか。
9月 マイタン合宿、事務・運営。山中湖。
9月 専図協で講演。
10月 大橘会で講演、パネル登壇。
11月 図書館総合展。ブースに3日間張り付き。雑誌を売る。フォーラムを企画、事務、登壇まで全部やる(「図書館100連発」)。カレントにも載りました。フォーラム事務は、ほかに2本。バスツアー、いろいろ足りないところも多々あったけど、3コース同時開催。
同じく11月。図書館系新雑誌「ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)」創刊。企画、編集、執筆、事務、基本全部担当。
さらに11月。さくらWORKS<関内>の管理運営業務委託開始。
12月 マイタン合宿、の事務は、こっちはあんまりやんなかったかも。
と、日付的にあるのはこの辺かな。
そのほか。
3月から、大学図書館1館のリニューアルに関わり。いつの間にか、リニューアルだけではなく、移転リニューアルになったり。
4月から、で、8月本格始動(のような気がする、けど忘れてるだけかも)の市立図書館の移転リニューアル案件。マイタンの事務局も。
ライブラリー・リソース・ガイドは、現在進行系で、第2号の記事執筆なう。創刊号の発送事務は継続。定期購読も受付中。第3号以降の企画調整中。
来年1月のバスツアーの企画・事務。
4月からで企画としては練っていたけど、まだ稼働していない図書館ポータルサイトは、その一部が、「図書館100連発」として結実したり、LRGになってみたり。Facebookページとして、再起動かけたい。
たぶん、大きなところだとこんなところかなぁ。忘れてるのあったりして。
いろいろと、手探り(は、けっこういつものことだけど)で、来年はもう少し上手く回したいのと、ちゃんと立て直したい。
まずはこの年末年始に、整理して、年が明けたら、一気に行けるように。
2012年08月31日
みんなで考える図書館の地震対策―減災へつなぐ
東日本大震災の経験を受けて刊行。
2005年に日本図書館協会が出した『こんなときどうするの?』の地震の部分に特化した改訂版という位置づけでもある。
震災のあとの刊行であり、実際に被災した図書館、被災地にある図書館員が書いているだけあって、事例と対策が具体的で、生々しい。想定される出来事も実に細かくなっている。
たぶん、記憶に間違いがなければ、これまでの防災本は、もっと漠然としていたはず。
それだけに、ちょっと雑然としていて、あれもこれも、という印象もないわけではないが、まぁそれは許容される範囲だろう。
関東から北の図書館員は、あのとき、自分がどう動き、周りがどうだったかを再確認しながら、ある意味、復習のように読むことができるだろう。
また、さすがに、地震・災害対策マニュアルを整備・見直しした図書館も多いと思うので、それを再確認、再チェックするためのチェックポイントとして、読むことができるだろう。
まだ、マニュアルを作っていないところは、マニュアル作りの参考に。
あれだけのことがあってもなお、地域によっては、災害に対する温度差を感じる。
それは、阪神があってなお、対策を取らなかったことに通じることでもあるような気がする。
自分は、あの日の前日、さらに前の日に起きた地震に関連して、海を知らない埼玉県在住のスタッフに津波とはどんな感じのものなのか、というのを教えて欲しいと言われて、偶然にも、津波についての話をしたところだった。
自分は、地震は必ず起こると教え込まれ、震度3程度の地震ならそれほど珍しくない千葉県に育ったために、埼玉県のスタッフと比べれば、地震に対する感覚は違うものがあると実感した。たしかに、埼玉、あんまり地震無かったからねぇ。千葉県で働いていた時期に、図書館で震度5強までは経験したことがある。そのときの経験や、その後の対策などを肌で知っていたことが、ある程度、あの震災でも役に立ったとは思う。
この本の、ちょっと惜しいところは、図書館員である前に公務員であって、3つのレイヤー(このレイヤーは私が勝手に分けてみた/自治体全体での職員体制・災害時の体制の中での図書館の位置づけ、図書館として災害時の体制、個人としての災害時の対応)の中で、自治体全体での対応の部分が薄いかな?と思われるところ。これは、本当に、自治体ごとにも、中央館と分館でも異なるので、なおさら、そういうことがある、ということの問題提起は強くあった方がよいかな、と。
実際、5強を経験した図書館は、第○次配備とか、程度によって、誰がどこに行くかというのが、常時から決められていたし、当然、そのような場合の連絡体制も決められていたし、あの震災の時にいた館は、公務員は出勤した上で待機だったし、館長は施設待機だったし、というような部分がちょっと薄いような気がした。開館はしたけど、公務員としてほかの業務の応援に行ってるとか、帰宅困難の逆で出勤困難により人手が少なくなっているとか、そういうときを想定する、っていうのも必要。まったく記述が無かったわけではないけどね。
あれだよね。結構、現場での被災報告書とか、どう行動したとかの体験記が結構出てきいるから、今度はそれの集約とかあると良いよね。
2005年に日本図書館協会が出した『こんなときどうするの?』の地震の部分に特化した改訂版という位置づけでもある。
震災のあとの刊行であり、実際に被災した図書館、被災地にある図書館員が書いているだけあって、事例と対策が具体的で、生々しい。想定される出来事も実に細かくなっている。
たぶん、記憶に間違いがなければ、これまでの防災本は、もっと漠然としていたはず。
それだけに、ちょっと雑然としていて、あれもこれも、という印象もないわけではないが、まぁそれは許容される範囲だろう。
関東から北の図書館員は、あのとき、自分がどう動き、周りがどうだったかを再確認しながら、ある意味、復習のように読むことができるだろう。
また、さすがに、地震・災害対策マニュアルを整備・見直しした図書館も多いと思うので、それを再確認、再チェックするためのチェックポイントとして、読むことができるだろう。
まだ、マニュアルを作っていないところは、マニュアル作りの参考に。
あれだけのことがあってもなお、地域によっては、災害に対する温度差を感じる。
それは、阪神があってなお、対策を取らなかったことに通じることでもあるような気がする。
自分は、あの日の前日、さらに前の日に起きた地震に関連して、海を知らない埼玉県在住のスタッフに津波とはどんな感じのものなのか、というのを教えて欲しいと言われて、偶然にも、津波についての話をしたところだった。
自分は、地震は必ず起こると教え込まれ、震度3程度の地震ならそれほど珍しくない千葉県に育ったために、埼玉県のスタッフと比べれば、地震に対する感覚は違うものがあると実感した。たしかに、埼玉、あんまり地震無かったからねぇ。千葉県で働いていた時期に、図書館で震度5強までは経験したことがある。そのときの経験や、その後の対策などを肌で知っていたことが、ある程度、あの震災でも役に立ったとは思う。
この本の、ちょっと惜しいところは、図書館員である前に公務員であって、3つのレイヤー(このレイヤーは私が勝手に分けてみた/自治体全体での職員体制・災害時の体制の中での図書館の位置づけ、図書館として災害時の体制、個人としての災害時の対応)の中で、自治体全体での対応の部分が薄いかな?と思われるところ。これは、本当に、自治体ごとにも、中央館と分館でも異なるので、なおさら、そういうことがある、ということの問題提起は強くあった方がよいかな、と。
実際、5強を経験した図書館は、第○次配備とか、程度によって、誰がどこに行くかというのが、常時から決められていたし、当然、そのような場合の連絡体制も決められていたし、あの震災の時にいた館は、公務員は出勤した上で待機だったし、館長は施設待機だったし、というような部分がちょっと薄いような気がした。開館はしたけど、公務員としてほかの業務の応援に行ってるとか、帰宅困難の逆で出勤困難により人手が少なくなっているとか、そういうときを想定する、っていうのも必要。まったく記述が無かったわけではないけどね。
あれだよね。結構、現場での被災報告書とか、どう行動したとかの体験記が結構出てきいるから、今度はそれの集約とかあると良いよね。
「みんなで考える図書館の地震対策」編集チ / 日本図書館協会 ( 2012-06 )
図書館を変える広報力: Webサイトを活用した情報発信実践マニュアル
内容を大まかに分けると、
・広報のあり方
・Web技術
・Webのユニバーサルデザイン
・参考サイト
というような感じ。
その中で、広報の概念部分とユニバーサルデザインは、もともとの専門分野なのか、きっちり書かれていて、たぶん、信頼が置けるのではないだろうか。特に、広報の考え方というのは、ここはちゃんと読んで考えた方が良い。
だけど。「たぶん」と書いたのは、Web技術の部分がかなりひどいから。
初期の頃の話とかはたぶん良いんだと思うんだけど。そこで時間が止まっていないかい?
なまじっか、TwitterとかFacebookとかを入れ込んだからこそ、そこでの粗が露呈してしまっている。
ブログが最近の技術だと? 私が、図書館のブログ導入状況を「みんなの図書館」に書いたの3年前だよ?
というか、そういう先行研究に一切言及無し。
広報とか、ユニバーサルデザインとか、HPでの情報発信というのは、もう紹介しなくても良いくらい、先行研究がいっぱいあるけど、まだまだ数少ない分野では、書かなくても良いから、ちと調べようよ。
ブログもTwitterもFacebookも図書館の公式アカウントのリストはネットにころがっている。著者がゼロから調べる必要なし。それに、よく見ると、巻末のリスト、かなり間違ってるし。書かれたURLではアクセスできないサイトがある。それも、アクセスするまでもなく、見るだけで間違っているのが分かるURLまである。
各サービスの同期性・非同期性、双方向性・一方向性の分け方も間違ってるし。
ついでに言うと、特性も違う。
事例として取り上げているものも、そのサービスの事例としては、適切かどうか。
なんか、無理をせず、共著にすれば良かったのに、と思ってしまう。
かなりまとまって間違っている部分、ちょっと変なんじゃないの?という部分があるのを見てしまうと、ほかの部分も怪しく思えてしまって、せっかくの専門分野の文章まで台無しになってしまうよ。
事実、かなり疑いの目で読んでしまった。
参考に。
本に書かれたリストではすぐに陳腐化するし、そもそもかなり主要なアカウントを落としてるし、前述の通りURLが間違っていてアクセスできないところがあるので、自前で持っているアカウントリストへのリンクを貼っておく。
・図書館へ行こう!―リンク集(図書館系ブログ集)
http://popup6.tok2.com/home2/lib110ka/link/link_blog.html
下の方に、公式アカウントだけのリストもあります。
・図書館へ行こう!―リンク集(図書館公式Twitter集)
http://popup6.tok2.com/home2/lib110ka/link/link_tw.html
非公式のが混じっているという批判もありますが、明らかに中の人がやっていてオフィシャル情報しかつぶやかないものを「非公式」と言っている方がおかしい。勝手botや明らかに個人が勝手にオフィシャル情報を流しているものは当然除いてあります。
・lib-officail-jp
https://twitter.com/#!/lib110ka/lib-officail-jp
上のWebページ版の元データ。Twitterで使いたい人用。
・図書館へ行こう!―リンク集(図書館公式Facebookページ集)
http://popup6.tok2.com/home2/lib110ka/link/link_fb.html
・図書館公式Facebookページ集
http://www.facebook.com/#!/lists/335146229898792
まぁ、能動的に探しに行ってる訳じゃないので、網羅的なリストではなく、抜けはあるけどねぇ。
あと、TwitterとFacebookをブログ用のリンク集で運用するの結構無理があるなぁ。
あ、そうだ。
巻末に、本文中に紹介されなかったWebサービスのリンクもあったけど、何に使わせたいのか、よく分からないもの多数。紹介はそれらサービスのコピペだし。そのサービスの紹介は分かるけど、で、図書館サイト向けには何の役に立つの?という状態。
で、今、なんで思い出したかというと、その中で紹介されていた、BlogRollというサービスをリンク集で使っているから。
でも、このサービス、ブログに組み込んではじめて本来の用途になるわけで。そもそも、そのサービス単体では使いようがないということも記述されていないし、じゃあ、どういう風に活用できるのかも全く書かれていないし。私みたいに、その特性を知った上で、本来の使い方ではなく、応用して、Webページに突っ込むという無理無理な使い方はあるのだけど。
・広報のあり方
・Web技術
・Webのユニバーサルデザイン
・参考サイト
というような感じ。
その中で、広報の概念部分とユニバーサルデザインは、もともとの専門分野なのか、きっちり書かれていて、たぶん、信頼が置けるのではないだろうか。特に、広報の考え方というのは、ここはちゃんと読んで考えた方が良い。
だけど。「たぶん」と書いたのは、Web技術の部分がかなりひどいから。
初期の頃の話とかはたぶん良いんだと思うんだけど。そこで時間が止まっていないかい?
なまじっか、TwitterとかFacebookとかを入れ込んだからこそ、そこでの粗が露呈してしまっている。
ブログが最近の技術だと? 私が、図書館のブログ導入状況を「みんなの図書館」に書いたの3年前だよ?
というか、そういう先行研究に一切言及無し。
広報とか、ユニバーサルデザインとか、HPでの情報発信というのは、もう紹介しなくても良いくらい、先行研究がいっぱいあるけど、まだまだ数少ない分野では、書かなくても良いから、ちと調べようよ。
ブログもTwitterもFacebookも図書館の公式アカウントのリストはネットにころがっている。著者がゼロから調べる必要なし。それに、よく見ると、巻末のリスト、かなり間違ってるし。書かれたURLではアクセスできないサイトがある。それも、アクセスするまでもなく、見るだけで間違っているのが分かるURLまである。
各サービスの同期性・非同期性、双方向性・一方向性の分け方も間違ってるし。
ついでに言うと、特性も違う。
事例として取り上げているものも、そのサービスの事例としては、適切かどうか。
なんか、無理をせず、共著にすれば良かったのに、と思ってしまう。
かなりまとまって間違っている部分、ちょっと変なんじゃないの?という部分があるのを見てしまうと、ほかの部分も怪しく思えてしまって、せっかくの専門分野の文章まで台無しになってしまうよ。
事実、かなり疑いの目で読んでしまった。
参考に。
本に書かれたリストではすぐに陳腐化するし、そもそもかなり主要なアカウントを落としてるし、前述の通りURLが間違っていてアクセスできないところがあるので、自前で持っているアカウントリストへのリンクを貼っておく。
・図書館へ行こう!―リンク集(図書館系ブログ集)
http://popup6.tok2.com/home2/lib110ka/link/link_blog.html
下の方に、公式アカウントだけのリストもあります。
・図書館へ行こう!―リンク集(図書館公式Twitter集)
http://popup6.tok2.com/home2/lib110ka/link/link_tw.html
非公式のが混じっているという批判もありますが、明らかに中の人がやっていてオフィシャル情報しかつぶやかないものを「非公式」と言っている方がおかしい。勝手botや明らかに個人が勝手にオフィシャル情報を流しているものは当然除いてあります。
・lib-officail-jp
https://twitter.com/#!/lib110ka/lib-officail-jp
上のWebページ版の元データ。Twitterで使いたい人用。
・図書館へ行こう!―リンク集(図書館公式Facebookページ集)
http://popup6.tok2.com/home2/lib110ka/link/link_fb.html
・図書館公式Facebookページ集
http://www.facebook.com/#!/lists/335146229898792
まぁ、能動的に探しに行ってる訳じゃないので、網羅的なリストではなく、抜けはあるけどねぇ。
あと、TwitterとFacebookをブログ用のリンク集で運用するの結構無理があるなぁ。
あ、そうだ。
巻末に、本文中に紹介されなかったWebサービスのリンクもあったけど、何に使わせたいのか、よく分からないもの多数。紹介はそれらサービスのコピペだし。そのサービスの紹介は分かるけど、で、図書館サイト向けには何の役に立つの?という状態。
で、今、なんで思い出したかというと、その中で紹介されていた、BlogRollというサービスをリンク集で使っているから。
でも、このサービス、ブログに組み込んではじめて本来の用途になるわけで。そもそも、そのサービス単体では使いようがないということも記述されていないし、じゃあ、どういう風に活用できるのかも全く書かれていないし。私みたいに、その特性を知った上で、本来の使い方ではなく、応用して、Webページに突っ込むという無理無理な使い方はあるのだけど。
田中 均 / 日外アソシエーツ ( 2012-08-24 )
2012年08月19日
「カフェのある図書館」まとめてみた
武雄市のスターバックス×図書館に触発された訳だけではないけど、けっこう、図書館にカフェが併設されている、ってとっくに全国に事例があるんだけどなー、という思いは前から。
でも、これって、図書館のサイトには全然書いてなかったりして、外から調べようとすると、けっこう大変だったり。
だからこそ、先行事例がごろごろしてるのに、「全国初」とか言う話が恥ずかしげも無くでてきてしまうわけで。まぁ、「○○では初」っていうのは、お得意なんですけどね。
というわけで、Twitterでハッシュタグ「#図書館カフェ」をつけて、知ってる図書館をあげていこう!と呼びかけ。けっこう、出てくる出てくる。
しかも、それらをただ単に、時系列でTogetterしてただけのまとめを、GoogleMapにマッピングするだけではなく、追加情報まで調べてくれた方まで。
まさに、集合知。
さらにさらに、国立国会図書館のカレントアウェアネスにまで取り上げられて。
みなさんに感謝、ですな。
カフェのある図書館 #図書館カフェ(Togetter) http://togetter.com/li/356485
カフェのある図書館 #図書館カフェ(Googleマップ)https://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=216730377576784520008.0004c76a44edc2e2b091b&msa=0
図書館カフェ全国地図(日本) | カレントアウェアネス・ポータル http://current.ndl.go.jp/node/21641
関連したブログ記事も。
図書館にカフェ | 図書館でつかまえて。 http://hm184542.jugem.jp/?eid=1047
武雄市立図書館にスターバックスが入る話 - 発声練習 http://d.hatena.ne.jp/next49/20120816/p1
ただ、武雄市はきっかけに過ぎず、スターバックが入ろうが、汚破損が気になろうが、実はそんなのどうでも良くて。
心地よく利用できる環境が生まれればそれで良くて、カフェがあるから汚破損が増えるとか、そんなの借りて帰って家でまでも「飲食はご遠慮ください」と伝えてる図書館なんて無いでしょ?って考えたら、ナンセンスだし、飲食店の方がよっぽど衛生管理しなくちゃならないから、飲食店があると害虫が増えるっていうのも無いと思うんだけどなぁ。
やりたかったのは、情報の集約だけ。図書館にカフェが併設されているところは、全国で見るとこことこことここで、これだけあります、っていう基礎データがあること。
それって、別に、カフェのあるここの図書館に行こう!っていうニーズに応えるためではなく、実際に運営していく図書館員や、図書館政策を考える行政職員が事例を知るための基礎情報的なものを集約したいだけ。おまけ的に、利用者も便利ならそれでも良い。
だから、別にカフェにこだわらない。
ほかにも、こういう事例を集約しておいた方が良い、というのはたくさんある。
本当に基礎的なものは、「日本の図書館」とかそういう統計とか名簿もあるけど、サービスや事業については、そうやってまとめたものがないから。
たぶん、私の問題意識は、「図書館員や図書館が業務改善をしていくことで、利用者が便利になる」、そのためにできること、って言うのなんだと思う。
そのために、ブログのリンク集作ったわけだしTwitterの公式アカウント集だって、よその図書館のツイート見てても地元じゃないから面白くないけど、集約したらこれから導入を考えている図書館や実際に導入しているけどほかの館の状態も知りたい人に役立てば、という感じで集めてるし、もちろんFacebookページの公式のやつもそう。Facebookページはどこのアカウントも写真を載せてて、思いの外、華やかで良いけど。集めておけば、なんかあったとき、ぽーんとすぐに事例出せるじゃん。
実は、今の仕事の大半が、それだったりするんだよね。あるサービスについて、全国での状況を調べたり、その中で特色のある館を見つけたり、なんか面白いことをやってる館を見つけたら、全国的にはどうなのかの裏を取ったり、そこからさらに、面白い事例を見つけたり。そのうち、ちゃんとアウトプットするので、お楽しみに。
でも、これって、図書館のサイトには全然書いてなかったりして、外から調べようとすると、けっこう大変だったり。
だからこそ、先行事例がごろごろしてるのに、「全国初」とか言う話が恥ずかしげも無くでてきてしまうわけで。まぁ、「○○では初」っていうのは、お得意なんですけどね。
というわけで、Twitterでハッシュタグ「#図書館カフェ」をつけて、知ってる図書館をあげていこう!と呼びかけ。けっこう、出てくる出てくる。
しかも、それらをただ単に、時系列でTogetterしてただけのまとめを、GoogleMapにマッピングするだけではなく、追加情報まで調べてくれた方まで。
まさに、集合知。
さらにさらに、国立国会図書館のカレントアウェアネスにまで取り上げられて。
みなさんに感謝、ですな。
カフェのある図書館 #図書館カフェ(Togetter) http://togetter.com/li/356485
カフェのある図書館 #図書館カフェ(Googleマップ)https://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=216730377576784520008.0004c76a44edc2e2b091b&msa=0
図書館カフェ全国地図(日本) | カレントアウェアネス・ポータル http://current.ndl.go.jp/node/21641
関連したブログ記事も。
図書館にカフェ | 図書館でつかまえて。 http://hm184542.jugem.jp/?eid=1047
武雄市立図書館にスターバックスが入る話 - 発声練習 http://d.hatena.ne.jp/next49/20120816/p1
ただ、武雄市はきっかけに過ぎず、スターバックが入ろうが、汚破損が気になろうが、実はそんなのどうでも良くて。
心地よく利用できる環境が生まれればそれで良くて、カフェがあるから汚破損が増えるとか、そんなの借りて帰って家でまでも「飲食はご遠慮ください」と伝えてる図書館なんて無いでしょ?って考えたら、ナンセンスだし、飲食店の方がよっぽど衛生管理しなくちゃならないから、飲食店があると害虫が増えるっていうのも無いと思うんだけどなぁ。
やりたかったのは、情報の集約だけ。図書館にカフェが併設されているところは、全国で見るとこことこことここで、これだけあります、っていう基礎データがあること。
それって、別に、カフェのあるここの図書館に行こう!っていうニーズに応えるためではなく、実際に運営していく図書館員や、図書館政策を考える行政職員が事例を知るための基礎情報的なものを集約したいだけ。おまけ的に、利用者も便利ならそれでも良い。
だから、別にカフェにこだわらない。
ほかにも、こういう事例を集約しておいた方が良い、というのはたくさんある。
本当に基礎的なものは、「日本の図書館」とかそういう統計とか名簿もあるけど、サービスや事業については、そうやってまとめたものがないから。
たぶん、私の問題意識は、「図書館員や図書館が業務改善をしていくことで、利用者が便利になる」、そのためにできること、って言うのなんだと思う。
そのために、ブログのリンク集作ったわけだしTwitterの公式アカウント集だって、よその図書館のツイート見てても地元じゃないから面白くないけど、集約したらこれから導入を考えている図書館や実際に導入しているけどほかの館の状態も知りたい人に役立てば、という感じで集めてるし、もちろんFacebookページの公式のやつもそう。Facebookページはどこのアカウントも写真を載せてて、思いの外、華やかで良いけど。集めておけば、なんかあったとき、ぽーんとすぐに事例出せるじゃん。
実は、今の仕事の大半が、それだったりするんだよね。あるサービスについて、全国での状況を調べたり、その中で特色のある館を見つけたり、なんか面白いことをやってる館を見つけたら、全国的にはどうなのかの裏を取ったり、そこからさらに、面白い事例を見つけたり。そのうち、ちゃんとアウトプットするので、お楽しみに。