2008年12月07日

図書館総合展レポ(フォーラム・LoY編)

 レポつっても、今回ほとんどメモを取らなかったので、感想。
 初日参加したのは、Library of the Year2008(以下LoY)のみ。で、感想。
 大賞取った千代田は置いといて。絵本カーニバルはおもしろそうの一言に尽きる。で、問題は、ジュンク堂と恵庭市立図書館。
 ジュンク堂はね、プレゼンを聞くと、すごーい、と思うんだけど、聞けば聞くほど、これが書店でなければ、公共図書館としての基本形態の一つ、と思えてくるんだよね。プレゼンの中にあったけど、2店目出店の時点で早くもお客さんから「図書館みたい」と言われたと。つまり、お客さんが考える図書館の姿がここにあったと。「図書館以上に図書館らしく」って言う言葉が、ジュンク堂が拠点とする地域を考えると、ものすごく皮肉に聞こえるのは、うがった見方でしょうか。
 恵庭は、子どもを取り巻く読書サポートの、「ここまでできたらいいな」「ここまでやらんとダメでしょう」というのを実践している。町ぐるみで。なんかさ、恵庭じゃないけど、サポートするのも一方的、利用するのも一方的、という状況を見ていると、恵庭がうらやましい。でもね、ノミネートされたって言う最初の段階で、どんな活動してるんだろう、と調べたときに、たいしたことしてないんじゃないの?としか思えなかった、ネット上の情報量はなんだろうねぇ。ものすごくおしい。こんなことしてます、っていうのは、もっと誇って良いと思う。
 で、私的観点として、どんなことをやっているか以上に、注目していたのは、そのサービスを利用者(公共においては全住民)がどれだけ認識して利用しているか、なんだよね。そういう観点から見ると、全市的・各機関がきちんと連携している恵庭と、最初から地域住民を巻き込むことを活動にしている絵本カーニバルが、良いなと。
 今年は、会の運営がだいぶ洗練されたね。第1回は聞いてなかったから何とも言えないけど、去年はさぁ。プレゼンテータと審査員がイコールっておかしいって。票が割れるはずがない。ハズがないのに割れたって言うのがすごい話だけど。おすすめしといて入れなかったんかい。
 今年は、プレゼンテータと審査員は別だし、会場投票用の用紙は最初に配られたし。あとは、展示会場の投票結果のポジションがどうなるかだよね。
 講評で、「この賞状と盾(今年は受賞館には盾が出た)が全国どこの図書館にも飾ってあるようにがんばってください」って言うなら、過去の受賞館にもあげてください。特に第1回のノミネート館。ものすごーく悔しがってたよ。

lib110ka at 23:22│Comments(0)TrackBack(1)clip!このエントリーを含むはてなブックマーク 日記 

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1. [編集日誌][図書館総合展][ARGカフェ]2008-12-20(Sat): ARGカフェと図書館総合展関係の記事(3)  [ ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版 ]   2008年12月22日 08:35
おそらくこれで最終回。 ・「ARGカフェと図書館総合展関係の記事(1)」(編集日誌、2008-11-30) http://d.hatena.ne.jp/arg/20081201/1228060651 ・「ARGカフェと図書館総合展関係の記事(2)」(編集日誌、2008-12-06) http://d.hatena.ne.jp/arg/20081207/1228649197

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