「すい臓がん、余命一年」を生き抜いています

2017年5月、「膵臓癌 ステージ4a、余命良くて一年」を宣告されました。一年経緯した時点で、「考えたこと、悩んだこと、行動したこと」を、同じ病の仲間と家族の皆様へ発信しようと思いたちました。69歳、一日でも長く続けられるよう、自分を励ましています。

2020年01月

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おことわり・・・・ 事実を歪めることなく記述し、独断や偏見に陥らないよう努めていますが、治療方針の選択等においては、ご自身の責任のもとに判断いただきたくようお願いいたします。また、記事・写真・その他の無断転載はお断りします。

腹水、恐るべし

【体調が回復せず痛みや倦怠感が酷いため、ブログ原稿を用意するのも億劫です。今まで数々の副作用を経験してきましたが、腹水が心身を衰弱させる力は極めて大きなものです】

【2019年12月にブログ投稿のあり方について見直しを行いました。原則土曜日発行の(通常版」に加え、不定期で「参考情報」「号外」を投稿しています。各々の趣旨等につきましては 「ありがとうございました」  「さまざまに違う癌、私の癌はどんな癌?」ご覧いただければ幸いです】

【当ブログは、「通常版第8号」となります】

【発行日:2020年2月1日(通常版第8号)。できれば毎週土曜日に投稿したいと考えています】
【最終診療日:2020年1月23日、腫瘍内科外来】
【最終投与日:2020年1月23日、GnP(ゲムシタビン+ナブパクリタキセル、ジェムザール+アブラキサン)第11クール/第3週目】


ハイライト(2020.1.31)
  • 1月6日の造影CT検査の結果、従来ほんの少量だった腹水がかなり増加していることがわかりました。原因が癌であることは否定できないとのことでした。転移癌であるとすれば、対応はかなり難しいものとなります。
  • お腹がパンパンに張って強い不快感があり、食欲がどんどん落ちています。このままでは回復不能な衰弱(Frail)に陥ってしまいます。
  • 利尿剤の服用をはじめました。こちらは対症療法と受けとめるべきものでしょう。現時点で顕著な効果は現れていません。服用しなかったらもっと酷くなっていたのかもしれませんが・・

  • 1月23日の診療で、腫瘍マーカー 3種(CA19-9、DUPAN-2、SPan-1)の数値が出そろいました。長期悪化傾向が続いています。
  • 私の予想よりも良い結果を示したものもあります。全身へ酸素を運搬しているヘモグロビン量は「9.1」で、1月9日の数値を上回りました。基準値下限(13.6)にはまだまだ遠いのですが、ヘモグロビン/赤血球産生能力が回復の兆しを見せてくれているのであれば嬉しいことです。

癌の進行、副作用、体調全般(2020.1.31 現在)
  • 腹水に苦しんでいます。状況は上記のとおりです。食欲がないため栄養(特に蛋白質)不足となり、それが腹水の状態を更に悪化させます。
  • ここのところGnP投与3-4日目ころに38℃台の熱が出て、その後微熱が続くようになりました。23日の第11クール/第3週目投与後の途中経過も同様です。投与後に38度台となりますので薬剤熱の可能性が大きいと思っていますが、その後37度台の微熱が長く続きますので、腫瘍熱も加わっているかもしれません。
  • 1月23日検査のCRPは4.91(前回1月9日は2.05)でした。細菌/ウイルスへの抵抗力が低下して、身体のあちこちで炎症を起こしているのかもしれません。
  • ヘモグロビン量は輸血により若干回復しましたが、倦怠感や動悸、息切れ、ふらつきなどの症状が相変わらずです。下痢も相変わらず続いています。
  • 両下肢/足首/足先の浮腫は、抗癌剤の直接的な副作用によるもの、末梢神経障害(痺れ/麻痺)と関係するもの、腹水の影響など様々な要素が重なって、歩行を含め生活のさまざまな場面で支障をきたしています。
  • 背部痛も続いています。原因不明です。

  • ストレスと全身の衰弱がどんどん進んでいます。

今後の予定と課題(2020.1.31)
  • 現在GnP投与は「1投1休」で進めております。2月6日に第12クール/第1週目の投与となります。
  • 以下、前記事ですがご参考まで。

診療サマリー(2020.1.23  腫瘍内科外来)
  1. 腹水の状況と対応について
  2. 背部痛について
  3. 腫瘍マーカー(3種)について
  4. ヘモグロビン量(全身の酸欠)、産生能力について
  5. 発熱について、CRPについて
  6. 下痢について
  7. 骨髄抑制、肝機能について
  • 今後の治療について主治医より重要なコメントがありました。すぐに結論にたどりつくのは困難ですが、ずるずると先延ばしにすべきことでもありません。
  1. 腹水の原因としてまず疑われるのは癌性腹膜炎、他には細菌性腹膜炎などの炎症、アルブミン(蛋白質のひとつ)の減少などだが、こてまでの推移から見て、癌性である可能性は大。蛋白質や鉄分を摂取したいところだが、衰弱防止が優先で、まずは食べたいものを食べたいときに摂るので良い。
  2. 当面GnPによる治療は続けるが、一方で末期治療にどう臨むか考えるべき時期に来ていることを自覚する必要もある。前向き/楽観的であることは良いことだが、手を打つタイミングが遅れてしまうことが多い
  3. 副作用との見合いでGnPをいつまで続けるか、最末期にどこまで治療(延命)するのか家族を含めた話し合い、緩和ケア病棟についての情報入手(倍率高い)、在宅治療(往診/訪問看護)の可能性、介護制度とどう連携するか、など。

腫瘍マーカーの状況(4週ごとに測定、最新2020.1.6 血液採取)
  • 先行してフィードバックがあった CA19-9 が上昇(悪化)を続けており心配しましたが、SPnan-1は横ばい、DUPAN-2は低下傾向を示し、最悪の状況ではないようです。
DUPAN-2(カットオフ値 150)
 
  • 645 ⇒ 530 ⇒ 420
SPan-1(カットオフ値 30.0)
  • 40.1 ⇒ 46.8 ⇒ 46.5
CA19-9(カットオフ値 37.0) 
  • 110.7 ⇒ 134.3 ⇒ 169.7

CT画像の状況(8週ごとに検査、最新2020.1.6 撮影)
  • 主治医から次の話がありました(2020.1.9)。
  1. おおもとの癌の大きさは前回から変わらない。
  2. 明確な転移は認められないが、留意しなければならない点はある。
  3. 前回の画像で肝臓周りにごくわずかの水が認められたが、増加した。肝臓/膵臓周りに腹水が認められる。水のコントロールができていない状態である。
  4. さまざまなな原因が考えられるが、癌性であることは否定できない。
  5. 原因の明確化には腹水を抜いて顕微鏡で調べることが必要だが、結構大ごとになるので、まずは利尿剤を服用して様子を見る
  6. 肝臓の造影部分に見えるボツボツについては、変化は認められない。
  • 昨年末ごろからお腹が丸くなり特にへその近辺が膨らんできたことは、自覚していました。腹水が原因だったわけです。
ヘモグロビン関連の主な検査数値(毎投与前に検体採取/検査、最新2020.1.9 / 23)

ヘモグロビン量(基準値 13.6-18.3)

第11クールの推移:第1/3週目
8.6
 ⇒ 9.1

第10クールの推移:
第1/3週目
9.5 ⇒ 8.7

第9クールの推移:
第1/2/3週目
7.4 ⇒ 7.2 ⇒ 入院/輸血

赤血球数(基準値 438-577)

第11クールの推移:第1/3週目
283
 ⇒ 301

第10クールの推移:第1/3週目
312
 ⇒ 287


第9クールの推移:第1/2/3週目
248 
⇒ 242 ⇒ 入院/輸血


血清鉄(基準値 60-210)

38 ⇒ 37
 ⇒ 52(第1回輸血後) ⇒ 31 ⇒ 34 ⇒ 71(第2回輸血後)⇒ 34

総鉄結合能 (基準値 250-410)

281
 ⇒ 284 ⇒ 276(第1回輸血後) ⇒ 269 ⇒ 273 ⇒ 271(第2回輸血後)⇒ 243


骨髄抑制、CRP(毎投与前に検体採取/検査、最新2020.1.23)

白血球数(基準値 3500-9700)

第11クールの推移:第1/3週目
5050 ⇒ 8410

第10クールの推移:第1/3週目
5620 ⇒ 5720

第9クールの推移:第1/2/3週目
4850 ⇒ 3620 ⇒ 入院/輸血


顆粒球(好中球)数

第11クールの推移:第1/3週目
3570 ⇒ 6627

第10クールの推移:第1/3週目
3765 ⇒ 4027

第9クールの推移:
第1/2/3週目

3208 ⇒ 2476 ⇒ 入院/輸血

血小板数(基準値 14.0-37.9)


第11クールの推移:第1/3週目
18.3 ⇒ 23.8

第10クールの推移:第1/3週目
26.3 ⇒ 20.0

第9クールの推移:第1/2/3週目
32.8 ⇒ 22.2 ⇒ 入院/輸血

CRP(基準値 -0.30)

第11クールの推移:第1/3週目
2.05 
4.91

第10クールの推移:第1/3週目
1.03 ⇒ 1.91


第9クールの推移:第1/2/3週目
2.08 ⇒ 2.93 ⇒ 入院(抗生剤)/輸血



トピックス(お休み)

限られた命を癌一色に染めない(お休み)

*今も抗がん剤投与が続く私の励みは、みなさんの支えです。「ポチ」は支えのしるしです。
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膵臓癌の治療と副作用に関する過去記事です。ご興味があれば、青字部分をクリックしてください。当該の記事に飛びます。「私の場合」と付記したものは、それぞれの項目について、私自身の実例・実体験を中心にきました。

 診断と治療(私の場合)  (2018年10月 リンク先変更)
* 抗がん剤治療(私の場合) (2018年10月 掲載)
* 副作用(私の場合)  (2018年6月 掲載)
* 副作用(私の場合)  (2018年10月掲載)
* 合併症とその他の疾患 (私の場合) (2018年10月掲載)
* FOLFIRINOX
* FOLFIRINOX(私の場合)
* 有効な抗がん剤
* 他の治療法の検討 (私の場合)
* 生存率

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これまで、そしてこれからの治療方針です。
私の治療シナリオ(これから)(2019年1月掲載)
治療方針をどう決めたか(これまでとこれから)
(2019年1月掲載)
膵臓癌闘病一年半、治療法はひとつだけ(これまで)
(2019年1月掲載)
◆◆◆◆◆

「終活」宣告を受けて

【1月23日、主治医より
末期治療にどう臨むか考えるべき時期(「終活」の時期)
が来ているとの話がありました】

副作用との見合いで抗癌剤をいつまで続けるか、最末期にどこまで延命治療するのか、緩和ケア病棟入院、在宅治療(往診/訪問看護)、介護制度との連携などについて、家族を含めて具体的に考え、取れるアクションをとるということです。自分の思いどおりにものごとが進むわけではなく、アクションは「手遅れ」となりがちとのことでした


悲しいことですが、自分自身の一生を悔いの少ないものとし、家族にできるだけ迷惑をかけないようにするために、避けては通れない道です】

【主治医(腫瘍内科の准教授)は、一年に何人の患者さんを診察し、何回ぐらいこのような会話をするのでしょうか。一日の患者さんが50名、年間診療200日と仮定すれば、延べ人数は年一万人ということになります。いずれにしても数多くの診療を経験されているうえでのコメントでもあり、重く受けとめなければなりません】


体調の推移
  • 1月23日のGnP(ゲムシタビン+ナブパクリタキセル、ジェムザール+アブラキサン)第11クール/第3週目投与以降、発熱(おそらく、GnP薬剤熱)、下痢、全身の酸欠症状(極度の疲労感、動悸、息切れ)、浮腫などの副作用が相変わらず発現し、心身を苛んでいます。
  • 加えて、1月6日の造影CT検査の結果明確な増加が認められた腹水が苦痛の原因となっています。お腹が膨らみ、膨満感と不快感、圧迫痛が酷い状態です。なんとか食べようと努力しますが、食欲がなく、しかもどんどん低下しています。栄養が不足し下痢が改善しないのですから、衰弱に拍車がかかる一方です

終活 - どのように進めるか
  • 主治医の話はもっともと思いますが、結論に至るにはある程度の時間をかける必要があります。心身の衰弱が進み、迅速的確な判断や行動ができにくくなっていることも覚悟しなければなりません。
  • また、主治医の指摘は主として治療/看護の領域に関するものですが、私にとって「闘病とは、治療のことを言うのではなく、時間の使い方であり、結局は『命の使い方』を言う」のですから、「終活の進め方」についても、もう少し広い観点から考えたいと思います。
  • 何としてでも行わなければならないこと」、「様々な制約の中でなすべきこと」、そして「時間が許せば極力行いたいこと」を再整理し、優先順位が本当に高いものは何か見極めていきたいと思います。諦めるべきものは諦めなければなりません。

続きます。


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ついに「終活」宣告

【1月23日は診療日で、GnP療法 第11クール/第3週目にあたります。投与前に血液検査があり、そのうえで問診が行われました】

【前回の診療は 1月9日でした。
第11クール/第1週目で、造影CT検査と腫瘍マーカーの結果通知がありました。造影CT画像にはかなりの腹水が認められました。腫瘍マーカーについては、3種のうち血液検査当日にフィードバックがあったのは CA19-9 のみで、その他については今回の診療日(1月23日)に通知されました

さまざまな状況/推移を総合すると、癌の進行と身体の衰弱は認めざるを得ず、主治医からは今後の治療/闘病について具体的な検討を進めるべき時期(終活の時期)が来ているとのコメントがありました。悲しいことですが、自分自身の一生を悔いの少ないものとし、家族にできるだけ迷惑をかけないようにするために、大変重要なことと思います


【2019年12月にブログ投稿のあり方について見直しを行いました。原則土曜日発行の(通常版」に加え、不定期で「参考情報」「号外」を投稿しています。各々の趣旨等につきましては 「ありがとうございました」  「さまざまに違う癌、私の癌はどんな癌?」ご覧いただければ幸いです】


【発行日:2020年1月25日(通常版第7号)。できれば毎週土曜日に投稿したいと考えています】
【最終診療日:2020年1月23日、腫瘍内科外来】
【最終投与日:2020年1月23日、GnP(ゲムシタビン+ナブパクリタキセル、ジェムザール+アブラキサン)第11クール/第3週目】


ハイライト(2020.1.23)
  • 1月6日の造影CT検査の結果、従来ほんの少量だった腹水がかなり増加していることが認められました。原因が癌であることは否定できないとのことでした。お腹がパンパンに張って、強い膨満感/不快感があり、食欲がどんどん落ちています。
  • 利尿剤の服用をはじめましたが、顕著な効果は現れていません。
  • 腫瘍マーカー 3種(CA19-9、DUPAN-2、SPan-1)の数値が出そろいました。

  • 全身ヘ酸素を運搬しているモグロビン量は「9.1」で、私の予想を上回る数値となりました。基準値下限(13.6)にはまだまだ遠いのですが、ヘモグロビン/赤血球産生能力が回復の兆しを見せてくれているのであれば嬉しいことです。

副作用の状況と体調全般(2020.1.23 現在)
  • 腹水でお腹が膨らみ、膨満感と不快感が酷い状態です。なんとか食べようと努力しますが、食欲がなく、しかもどんどん低下しています。胃腸がゴロゴロし、ガスが出て、圧迫痛があります。
  • 利尿剤服用をはじめましたが、未だ目立った効果はありません。2週前に比べて著しく悪化はしていないことがせめての救いです。
  • ここのところGnP投与3-4日目ころに38℃台の熱が出て、その後微熱が続くようになりましたが、1月9日の投与から2週間も同様の状況となりました。薬剤熱の可能性がありますが、微熱でも長く続きますので、腫瘍熱かもしれません。
  • CRPは4.91でした。細菌/ウイルスへの抵抗力が低下して、身体のあちこちで炎症を起こしているのかもしれません。
  • ヘモグロビン量は若干回復しましたが、倦怠感や動悸、息切れ、ふらつきなどの症状が相変わらずです。下痢も相変わらず続いています。
  • 両下肢/足首/足先の浮腫は、抗癌剤の直接的な副作用によるもの、末梢神経障害(痺れ/麻痺)と関係するもの、腹水の影響など様々な要素が重なって、歩行を含め生活のさまざまな場面で支障をきたしています。
  • ストレスと全身の衰弱が高まっています。

診療サマリー(2020.1.23  腫瘍内科外来)
  1. 腹水の状況と対応について
  2. 背部痛について
  3. 腫瘍マーカー(3種)について
  4. ヘモグロビン量(全身の酸欠)、産生能力について
  5. 発熱について、CRPについて
  6. 下痢について
  7. 骨髄抑制、肝機能について
  • 今後の治療について主治医より次のような重要なコメントがありました。すぐに結論にたどりつくのは困難ですが、ずるずると先延ばしにすべきことでもありません。
  1. 腹水の原因としてまず疑われるのは癌性腹膜炎、他には細菌性腹膜炎などの炎症、アルブミン(蛋白質のひとつ)の減少などだが、こてまでの推移から見て、癌性である可能性は大。蛋白質や鉄分を摂取したいところだが、衰弱防止が優先で、まずは食べたいものを食べたいときに摂るので良い。
  2. 当面GnPによる治療は続けるが、一方で末期治療にどう臨むか考えるべき時期に来ていることを自覚する必要もある。前向き/楽観的であることは良いことだが、手を打つタイミングが遅れてしまうことが多い。
  3. 副作用との見合いでGnPをいつまで続けるか、最末期にどこまで治療(延命)するのか家族を含めた話し合い、緩和ケア病棟についての情報入手(倍率高い)、在宅治療(往診/訪問看護)の可能性、介護制度とどう連携するか、など。

腫瘍マーカーの状況(4週ごとに測定、最新2020.1.6 血液採取)
  • 先行してフィードバックがあった CA19-9 が上昇(悪化)を続けており心配しましたが、SPnan-1は横ばい、DUPAN-2は低下傾向を示し、最悪の状況ではないようです。
DUPAN-2(カットオフ値 150)
 
  • 645 ⇒ 530 ⇒ 420
SPan-1(カットオフ値 30.0)
  • 40.1 ⇒ 46.8 ⇒ 46.5
CA19-9(カットオフ値 37.0) 
  • 110.7 ⇒ 134.3 ⇒ 169.7

今後の予定と課題(2020.1.23)
  • 現在GnP投与は「1投1休」で進めております。次回1月30日は休薬します。2月6日に第12クール/第1週目の投与となります。

以下、前記事ですがご参考まで。

CT画像の状況(8週ごとに検査、最新2020.1.6 撮影)
  • 主治医から次の話がありました(2020.1.9)。
  1. おおもとの癌の大きさは前回から変わらない。
  2. 明確な転移は認められないが、留意しなければならない点はある。
  3. 前回の画像で肝臓周りにごくわずかの水が認められたが、増加した。肝臓/膵臓周りに腹水が認められる。水のコントロールができていない状態である。
  4. さまざまなな原因が考えられるが、癌性であることは否定できない。
  5. 原因の明確化には腹水を抜いて顕微鏡で調べることが必要だが、結構大ごとになるので、まずは利尿剤を服用して様子を見る
  6. 肝臓の造影部分に見えるボツボツについては、変化は認められない。
  • 昨年末ごろからお腹が丸くなり特にへその近辺が膨らんできたことは、自覚していました。腹水が原因だったわけです。
背部痛について(2020.1.9  腫瘍内科外来)
  • 昨年12月ごろから背中の痛みが強くなりました。癌の増殖によるものではないかと心配していました。
  • 造影CT画像で骨には異常が認められませんでした。ただし、骨への転移をCTで確認することには困難もあり、MRIによる診断が必要とのことでした。
  • もっとも、痛みを感じている場所は癌の占拠部位よりかなり上であり、入院を含む長い闘病で筋肉が落ち骨の負担が増したことによる痛みではないかとの判断でした。しばらくロキソプロフェンテープで凌ぐとともに、身体を少しでも動かすようにしてみます。

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* 副作用(私の場合)  (2018年6月 掲載)
* 副作用(私の場合)  (2018年10月掲載)
* 合併症とその他の疾患 (私の場合) (2018年10月掲載)
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* FOLFIRINOX(私の場合)
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私の治療シナリオ(これから)(2019年1月掲載)
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(2019年1月掲載)
膵臓癌闘病一年半、治療法はひとつだけ(これまで)
(2019年1月掲載)
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ゲノム治療への道が先か?命尽きるのが先か?

【さまざまな副作用をなんとかコントロールしながら、セカンドライン抗癌剤 GnP の投与を続けている私にとって、「ゲノム医療」の進展は新たな希望を与えてくれるひとつの材料です】

【問題は、仮に遺伝子変異が見つかったとしても、現時点ではそれに対して効果が実証されている薬剤が明確になっていないことです。最も有力と目されているのが小分子化合物分子標的薬「オラパリブ(リムパーザ)」です。本日の記事のテーマです】

【原則週一回投稿の「通常版」に加えて、「2019年の癌との闘いと命の使い方」を
「参考情報」の一環として掲載しております。当稿はその7回目です】


膵臓癌に対する「オラパリブ」適用の可能性
  • 私に効果をもたらしてくれる可能性がある「ゲノム医療」の第一候補は「オラパリブ(リムパーザ)」のように思います。現在は、BRCA1/2遺伝子変異に起因する卵巣癌/乳癌に対する効果が認められ、保険適用とされています。

  • 生殖細胞系列にBRCA遺伝子変異を持つ進行膵臓癌の一次治療後の維持療法にPARP阻害薬オラパリブが有効との報告があります。転移を有する膵臓癌の4%から7%に生殖細胞系列のBRCA変異があると考えられているとのことです(がんナビ、横山勇生編集委員、2019年6月3日)。

  • 米国FDAが、オラパリブを生殖細胞系BRACA変異陽性の転移性膵臓癌の一次治療維持療法として承認との情報もあります(パンキャンジャパン、2019年12月30日)。
  • パンキャンジャパンの記事からの引用です:プラチナベースの一次化学療法レジメンで少なくとも16週間で疾患が進行していなかった患者の進行または死亡のリスクを47%削減しました。生殖細胞系BRCA変異陽性の転移性膵臓がんに唯一承認されたPARP阻害剤です

適用の前提
  • 「オラパリブ(リムパーザ)」を私の治療に適用するためには、次の条件をが満たす(ステップを踏む)必要があります。
  1. 私自身が「がん遺伝子パネル検査」を受けること:検査を委ねる病院を決め、具体的に進めることが大前提です。主治医は協力的です。
  2. 検査の結果、BRCA突然変異が認められること:目にしている情報からすると、この可能性が10%を超えることはなさそうに思います。
  3. 膵臓癌に対するオラパリブによる治療が保険適用されること:この見通しについては私にはわかりません。日本における早い展開を祈ります。実際に私に適用するまでには、他にまだまだ壁があるのかもしれません。

付:遺伝子変異についてのその他の検査

  • がん遺伝子パネル検査は複数の遺伝子についての検査を包括的に行うものですが、これまでも  特定の遺伝子についての検査は行なってきました。遺伝子検査自体は特別のものではない時代なのでしょう。
  • 「キイトルーダ」適用可否判断時には、「マイクロサテライト不安定検査」と呼ばれる、ゲノム上の5カ所の領域を調べるコンパニオン診断薬が用いられました。
  • FOLFIRINOX投与前にイリノテカンによる副作用の程度を予測する検査を受けました。これも(治療目的ではありませんが)遺伝子検査の一つです。

  • 確定診断のための細胞診で、p53染色の有無を調べました。TP53遺伝子の変異に関係した検査です

「ゲノム医療」は緒についたばかりですが、今後急速に展開されていくのは間違いないところと思います。

従前から書いておりますように、他の患者さんに先んじたいとまでは思いませんが、情報はしっかりと把握し、適切にふるまっていきたいと思います。私の治療に役立ってくれるものか・・微妙なところではないでしょうか。


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 診断と治療(私の場合)  (2018年10月 リンク先変更)
* 抗がん剤治療(私の場合) (2018年10月 掲載)
* 副作用(私の場合)  (2018年6月 掲載)
* 副作用(私の場合)  (2018年10月掲載)
* 合併症とその他の疾患 (私の場合) (2018年10月掲載)
* FOLFIRINOX
* FOLFIRINOX(私の場合)
* 有効な抗がん剤
* 他の治療法の検討 (私の場合)
* 生存率

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これまで、そしてこれからの治療方針です。
私の治療シナリオ(これから)(2019年1月掲載)
治療方針をどう決めたか(これまでとこれから)
(2019年1月掲載)
膵臓癌闘病一年半、治療法はひとつだけ(これまで)
(2019年1月掲載)
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令和元年、ゲノム医療への取り組み

【原則週一回投稿の「通常版」に加えて、「2019年の癌との闘いと命の使い方」を「参考情報」の一環として掲載してきました】

切除不能/局所進行膵臓癌(UR-LA)の治療法は限られていて、抗癌剤FOLFIRINOX/GnP の投与、あるいは、それに放射線療法を組み合わせたものとなります。遠隔転移が認められる(UR-M)場合は、癌細胞が血流を巡っているわけですから、放射線治療併用にも骨転移による痛みを緩和するなど以上の意味はないということになります

「免疫療法」や「ゲノム医療」など、新しい治療法を求める声が大きくなるのは当然と思います。前回の記事では、2019年中の
「免疫療法」への私自身の取り組みについて書きました。「キイトルーダ」については、適用対象となりませんでした


【今回は、「がん遺伝子(パネル)検査」と「ゲノム医療」への取り組みについて触れたいと思います】



がん遺伝子パネル検査とゲノム医療
  • 2018年12月に2種の「がん遺伝子パネル検査」の薬事承認、2019年6月には保険適用が認められ、遺伝子変異の包括的な検査が身近なものになってきました。これにより従来の癌腫ごとのアプローチに加え、遺伝子変異を基軸とした新しい治療(「ゲノム医療」)への期待が高まっています。この方向性は、いわゆるオーダーメイド治療へとつながるものと言われています。
  • ただし膵臓癌の場合、「ある遺伝子に変異があれば、ある薬剤に治療効果が期待できる」と認められているものが、現時点では存在しておりません。「膵癌診療ガイドライン 2019年版」においても、「ゲノム医療」への特別の言及はありません。

今時点で  の「がん遺伝子パネル検査」「ゲノム医療」の意味
  • 私の現時点での癌との闘いの主役は抗癌剤セカンドラインのGnP(ゲムシタビン+ナブパクリタキセル、ジェムザール+アブラキサン)です。GnPに「耐性」がついた場合、次の化学療法は「ゲムシタビン単独」ないしは「S-1単独」ということになるのでしょう。サードライン抗癌剤の治療実績そのものが数多くは存在しないでしょうから断定は困難と思いますが、著しい効果を期待するのは難しいかもしれません。
  • 「がん遺伝子パネル検査」によって有効な治療方法が見つかり「ゲノム医療」によって画期的な効果を上げることができれば嬉しいのですが、これも現時点で得ている情報からすれば難しそうです。

  • 「がん遺伝子パネル検査」「ゲノム医療」に今現在期待しているのは次の諸点です。
「何故私が」について知りたい
  • 「なぜ私が癌に、しかもよりによって膵臓癌に」との思いから抜け出るのは難しいことです。
  • 癌の根本的な原因が遺伝子変異にあると言われる中で、具体的に私のどの遺伝子に変異があるのか知りたいと考えるのはごく自然な欲求と思います。
治療法が見つかった場合に備える
  • 膵臓癌においては、遺伝子変異と有効な薬剤の組み合わせは確認されていません。しかし今後の研究/試験によって有効な新しい薬剤が見つかる可能性はあります。また、現在は他の癌腫で認められている効果が膵臓癌でも認められるかもしれません。今時点で相応の準備をしておくことには、意味があると思います。
オラパリブについて
  • 私に、そして膵臓癌患者さんに、効果をもたらしてくれる可能性がある「ゲノム医療」の第一候補は「オラパリブ(リムパーザ)」のようです。
長くなりました。続きは次回とさせていただきます。「オラパリブ」への期待をどう実現へと結びつけることができるのかを中心に書いてみたいと思います。



限られた命を癌一色に染めない(お休み)

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*私自身は膵臓癌の患者で抗がん剤治療中ですが、記事の内容は膵臓癌固有のものに限られていません。癌と闘うすべての方にご覧いただければ幸いです。


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プロフィール

life4ever

横浜市在住、69歳。一男一女の父。仕事からは既に退いています。

単に生きるのではなく、いのちに意味があるよう、日々を大切にしたいと思っています。

みなさまのそして私自身の、そのようないのちが、長く続きますように。

Life forever .....

ギャラリー
  • 闘病3年、やはり最末期
  • 抗癌剤治療終了1週間、明日はその後最初の診療日
  • 令和元年、副作用の蓄積も進みました
  • 令和元年は厳しい年となりました
  • ありがとうございました(長文です)
  • またも発熱 - 39.1℃、勘弁してほしい
  • 緊急入院8日目、なんとか退院
  • 2日連続の輸血で何とか息を吹き返したい
  • 癌との闘い、「心身のぎりぎり」が問われています