【膵臓癌は「21世紀に残された難治癌」と言われ、特に切除手術ができない場合の生存率は極めて低いものとなります。なんとかして少しでも長い命を・・と有効な治療法を求めますが、それは実際には限られたものとなります】

【治療法を「標準治療」に限った場合、現実に使えるものは更に極めて少数であり、早い時期に「がん難民」となったと感じる患者さんも少なからずいらっしゃいます。それがゆえに「標準治療だけでは治療の選択肢として不十分」と考える患者さん/ご家族も相当数に上るものと思います】

【「
標準治療」をめぐっての議論は命がかかわる極めて切実なものであり、医療関係者やマスコミなどをも含めて、百家奏鳴、パンドラの箱を開くに似た感もあります。私自身は、「強い意見」というほどのものは持ち合わせていませんが、昨日のブログで「感じたこと/考えたことはありますので、少しだけ備忘録的に書き留めておきます」とした趣旨により、記事とさせていただきます】


議論は相互理解と前進につながる(はず)
  • 「標準治療」に関してさまざまな議論がなされていること自体は、好ましいこととと思います。
  • 議論が、患者さん/ご家族、医療現場や医学研究/医療行政に携わる皆さんの相互理解を深め、それぞれが求めるもののより高いレベルでの実現につながれば嬉しいことです。
  • 当然ではありますが、議論は相手を尊重し目的を見失わないものでありたいものです。死ぬまでにはこうなりたい」と題した自戒のチェックリストの第3項がまさにあてはまります。
3.自らと異なった意見を笑顔を持って受けとめているか?そうした意見の背景や意図、そして本質を理解しようと努めているか?反論や議論を避ける必要はないが、相手の感情を傷つけたり尊厳を損なうことのないよう十分留意しているか?


そもそも「標準治療」の定義は?
  • 残念ながら、時として感情的にも見える議論もあります。さまざまな背景もあるのでしょうが、それぞれが何をもって「標準治療」と考えているか、そこに食い違いがあることも絡んでいるように思える場合もあります。
  • 「国立がん研究センター がん情報サービス」による「標準治療」の定義は次に通りです。最初から二つの定義が提示されているうえに、それぞれの定義にはあいまいさがあり、読んだ人が共通の理達するかといえば、難しそうに思います。
  1. 標準治療とは、科学的根拠に基づいた観点で、現在利用できる最良の治療であることが示され、ある状態の一般的な患者さんに行われることが推奨される治療をいいます。
  2. 一方、推奨される治療という意味ではなく、一般的に広く行われている治療という意味で「標準治療」という言葉が使われることもあるので、どちらの意味で使われているか注意する必要があります。
  • 上記の第一の定義で「先進医療」は「標準治療」に入るのでしょうか?「入る」と答える方も「入らない」という方もいらしゃるのではないでしょうか?しかも、「入らない」という方には「最良であることの立証途上だから」という方の他に、「一般以上の特別に先端的な医療だから」という方もいらっしゃるのではないかと思います。一方、「入る」とする方に「国が認めた先進医療が最良でないはずがない」と考える方がおれれても不思議ではありません。
  • また、第二の定義で「丸山ワクチン」は「標準治療」に入るのでしょうか?

  • 上記の定義は「がん情報センター」によるもので、ある程度以上の検討を経て公開されているものと思いますが、一般に参照可能な情報の中には、「標準療法」をいわゆる三大治療法と同一視し、薬物療法、外科治療、放射線治療以外は「標準治療」たりえないと主張しているように見えるものもあります。

続きます。



限られた命を癌一色に染めない(お休み)


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*私自身は膵臓癌の患者で抗がん剤治療中ですが、記事の内容は膵臓癌固有のものに限られていません。癌と闘うすべての方にご覧いただければ幸いです。


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膵臓癌の治療と副作用に関する過去記事です。ご興味があれば、青字部分をクリックしてください。当該の記事に飛びます。「私の場合」と付記したものは、それぞれの項目について、私自身の実例・実体験を中心にきました。

 診断と治療(私の場合)  (2018年10月 リンク先変更)
* 抗がん剤治療(私の場合) (2018年10月 掲載)
* 副作用(私の場合)  (2018年6月 掲載)
* 副作用(私の場合)  (2018年10月掲載)
* 合併症とその他の疾患 (私の場合) (2018年10月掲載)
* FOLFIRINOX
* FOLFIRINOX(私の場合)
* 有効な抗がん剤
* 他の治療法の検討 (私の場合)
* 生存率

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これまで、そしてこれからの治療方針です。
私の治療シナリオ(これから)(2019年1月掲載)
治療方針をどう決めたか(これまでとこれから)
(2019年1月掲載)
膵臓癌闘病一年半、治療法はひとつだけ(これまで)
(2019年1月掲載)
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