【癌が多様であるように癌との闘いも多様です。手術不能膵臓の私の場合、治療法は限られているようにも思えますが、「原発癌/転移癌」「副作用」「合併症」そして「衰弱/フレイル」との闘いを考えると、現実の闘いの様相は極めて複雑なものとなります

【中でも、「食欲不振/体重減少」への対応は基本的で重要なものとなります】


食欲を妨げるもの
  • 今は食べたいという意欲そのものが希薄になっていると言わざるを得ません。
  • 2017年6月から継続したFOLFIRINOX療法については、2018年8月にイリノテカン(カンプト)を抜き、その後はレボホリナート+5-FUの投与となりました。同時にステロイド剤(デカドロン)を大幅に減らしました。
  • ステロイド剤服薬は、主治医曰く「ドーピングを続けているようなもの」で、食欲はむしろ増進し体重も増加しました。身体全体の健康を考えた時、いつまでもそれを続けることはマイナスとの判断のもとに、投与直後以外の服薬を停止しました。
  • 食欲不振の原因はいくつもあります。
  • 抗癌剤そのものが胃腸本来の能力を大きく損なっているものと思います。貧血による倦怠感/疲労感、意欲の低下があります。運動不足ですからどうしても食欲はわきません。口内炎/歯肉炎(歯周炎)も食欲をなくす原因ですし、おいしいものをおいしいと感じない味覚障害もマイナスの要因です。

体重減少への対策 - 食欲増進
  • まずは良質の食べ物を摂取しなければなりません。自分の口でおいしくいただくことが望ましいわけですが、場合によってはサプリなどに頼らざるを得ないかもしれません。
  • 自宅で手を変え品を変えて食事を用意してくれ、一緒の食卓で会話しながら摂っていますので、この程度の食欲減少で済んでいます。妻に感謝です。
  • 残念ながら、食べたいと思うものは必ずしも栄養的に優れたものとはかぎりませんが、今のところ、「口から入れられるだけマシ」の気持ちでいます。

悪液質とは?
  • 食事を摂取しても、癌が「痩せ」「体重減少」を引き起こすことがあります。「悪液質」によるもので、対応は大変難しいもののようです。不可逆的な状態と受けとめざるを得ません
  • 以下の記事については、千葉県健康福祉部のホームページおよび佐藤典宏先生のブログを参考とさせていただきました。
悪液質とは?
  • 悪液質(カヘキシア)とは、進行癌により引き起こされる代謝機能障害を伴う重度の骨格筋の萎縮と臓器の機能不全の病態とされています。
  • 癌によって栄養が奪い取られ、食事や点滴で栄養を補給しても栄養状態が徐々に悪くなる合併症で、皮膚が乾燥し、皮膚と毛髪の光沢がなくなり、目はくぼみ、皮下脂肪のない「激やせ」の状態になります。脱力感、無力感、食欲不振も伴います。
癌が悪液質を引き起こす原因
  • 悪液質の原因には、癌が直接的にかかわっています。
  • 癌細胞がサイトカインを無秩序に放出するようになり、細胞間の情報伝達が乱れることが、痩せを引き起こすといわれています。
  • また癌細胞からは、脂肪を分解したり、蛋白を崩壊に導く因子が放出されているとの報告もあるとのことです。
続きます。

限られた命を癌一色に染めない(お休み)

*今も抗がん剤投与が続く私の励みは、みなさんの支えです。「ポチ」は支えのしるしです。
*「ポチ」は、膵臓癌の患者さんやご家族のたくさんのブログへの入り口でもあります。

にほんブログ村 病気ブログ すい臓がんへ
にほんブログ村

すい臓がんランキング

*私自身は膵臓癌の患者で抗がん剤治療中ですが、記事の内容は膵臓癌固有のものに限られていません。癌と闘うすべての方にご覧いただければ幸いです。


にほんブログ村 病気ブログ がん 闘病記(現在進行形)へ

にほんブログ村


◆◆◆◆◆

膵臓癌の治療と副作用に関する過去記事です。ご興味があれば、青字部分をクリックしてください。当該の記事に飛びます。「私の場合」と付記したものは、それぞれの項目について、私自身の実例・実体験を中心にきました。

 診断と治療(私の場合)  (2018年10月 リンク先変更)
* 抗がん剤治療(私の場合) (2018年10月 掲載)
* 副作用(私の場合)  (2018年6月 掲載)
* 副作用(私の場合)  (2018年10月掲載)
* 合併症とその他の疾患 (私の場合) (2018年10月掲載)
* FOLFIRINOX
* FOLFIRINOX(私の場合)
* 有効な抗がん剤
* 他の治療法の検討 (私の場合)
* 生存率

◆◆◆◆◆
これまで、そしてこれからの治療方針です。
私の治療シナリオ(これから)(2019年1月掲載)
治療方針をどう決めたか(これまでとこれから)
(2019年1月掲載)
膵臓癌闘病一年半、治療法はひとつだけ(これまで)
(2019年1月掲載)
◆◆◆◆◆