September 2005

September 30, 2005

たんぽぽのお酒 孤独の人

山ぶどうや山イチゴを摘みに出かけた森で、木漏れ日の下で、彼は知るのです。
ダグラスは、なにか大きなもの、素晴らしく走るもの、魂を揺さぶられる何かを。
その夏こそ「生きている」ことを歓喜する自分を知るのです。
 
野原で食べるハム・サンドウィッチ、アイスクリーム、一家で出かける映画のレイトショウ、ポーチで揺れるブランコ、テニス靴。その夏を永遠にとどめるのは「たんぽぽのお酒」
 
その夏は、こっそりと忍び寄る人生のたそがれへ、思いを巡らす始まりでもありました。
 
大親友の引っ越し、大おばあちゃんの死、31歳の青年と95歳の老女の時間を超えた恋、闇の中から突然現れて人の命を奪っていく真夏の氷室のような“孤独の人”、なぜか誰もが不幸になる悲哀のマシン、この夏を最後にバスに取って代わられてしまう市電・・・、
 
今日は、真夏の氷室のような“孤独の人”のお話です。
 
水平線
 
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September 23, 2005

たんぽぽのお酒 恐るべき子供たち

「恐るべき子供たち」というタイトル本は、コクトーです。
コクトーは、フランクフルやアンネと同様の時代で、パリ占領下を体験し、モラトリストな視点になっています。(T・Kのディキャリアのウケウリ)
 
この恐るべき子供たちというタイトルを、今回のレイ・ブラッドベリ「たんぽぽのお酒」とミックスしたいと思います。(悪酔いしないでね。)
 
水平線
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September 18, 2005

たんぽぽのお酒 おばあちゃんの料理スタイル

たんぽぽのお酒 レイ・ブラッドベリ
 

ローズ叔母さんは、おばあちゃんの人生哲学をひっくり返す事件を巻き起こします。

それは、「善良な市民が善良な方法」で、相手を「好意」から変えようという、「親切」から起こるんですね。

 

これって些細なことから始まるんですね。

たとえば、おばあちゃんの壊れかけている眼鏡。

「可哀想」とローズ叔母さんは、親切を発揮します。

おばあちゃんを連れて、「新しい眼鏡」を購入します。

  

水平線

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September 09, 2005

たんぽぽのお酒 料理と人間

たんぽぽのお酒 レイ・ブラッドベリ
 
私の感じ方が、この1冊の本にいっぱい詰まっています。
これは、いまから30年くらい前に読んだ本。
 
主人公のダグラスは、「人はあてにならない」というメモのお話は、この前の投稿にあります。
そんなダグラスは、おじいちゃんとおばあちゃんとも同居しています。
 
そのおばあちゃんの「料理」の話から、人には、その人なりのスタイルがあるということを伝えたいと思っています。
 
水平線
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September 02, 2005

たんぽぽのお酒

先週も、たくさんの事件が報道されました。
亡くなった方の死因や理由はさまざまですね。
犯罪、事故、自殺、病気などなどです。
 
人間は、突然思いもよらぬ「結果」を迎えます。
それがストレスになったり、「悩む、考える」きっかけになったり。
 
実はそれが、人生のエッセンスです!
ところが、私フーミンの年代(40代前半)では、自分という人生を40数年生きてきているので「エッセンス」という言葉をみつけ、うん、うんと納得しちゃうんです。
 
「たんぽぽのお酒」って実は本のタイトルなんですね。
1928年の少年の短い夏の出来事をファンタジーに描いています。
ただ、ファンタジーに描いているだけではありません。
 
水平線
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September 01, 2005

セルジュ・ルタンス

House_of_shiseidoセルジュ・ルタンスは、ポール・ポワレに見出されたアール・デコの寵児エルテが築いた蠱惑的な夢の世界−その個人主義的総合芸術の後継者の一人と言われています。

クリスチャン・ディオールで活躍し、1980年から20年間資生堂のイメージクリエーターをつとめたセルジュ・ルタンス。妖しく繊細で、東洋と西洋、今と昔とが混じり合う美しさ−ちょうど展示の中に山口小夜子さんの写真があり、切れ長の目と長い黒髪で、1970年代に「東洋の神秘」と呼ばれた、日本人スーパーモデルの草分け的存在を示すようです。そんな女性美をメーキャップアーティスト、調香師、イメージクリエイターとして提案し続けてきた40年間。  

 葉のレースを纏う女性  「レース Dentelle」1995

水平線
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