August 05, 2006
江戸のオランダ 若冲と抱一の鸚鵡図
鸚鵡が二羽と花の構図は、酒井抱一です。色彩のせいでしょうか。赤、そして背景の濃いベージュ(金色が褪めたよう)が、異国情緒をかきたてます。
白い真綿のような鸚鵡は目を瞑る。
この絵は、海を渡るために描かれたようですね。オランダ、あるいは清との芸術の交易が生み出したような作品。
こちらは若冲の鸚鵡図です。西洋の台秤に似た止まり木と鸚鵡。この構図の鸚鵡図は、ほかにも描かれていて、左下へうつむく鸚鵡図もあります。
この西洋の台秤と思われる装飾は、まるでペンダントのようですね。青・赤・黄系と、はっきりした欧州風の色使いとすっきりした構図。
商家、あるいは武家屋敷に飼われている鸚鵡なのでしょうか。この時代は、清やオランダから、異国の鳥獣が渡ってきます。将軍や大名、豪商の愛玩用だった鸚鵡。こちらの鸚鵡の優美さから、身分が高いか、あるいは欧州人の依頼で描かれた作品なのかもしれません。
鸚鵡の羽毛や装飾のこまかな部分には、若冲ならではの技法が潜んでいそうですね。その他若冲関連記事は「XAI」から。
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この記事へのコメント
1. Posted by art_nouveau August 05, 2006 19:21
こんにちは。2度ほどトラックバックさせていただいていますが、すぐに表示されない機能なんでしょうか。
私の記事に、勝手にリンクさせていただきました。(xaiさんの記事より)
また、関連した記事におきましては、トラバやリンクをさせていただきたいと存じます。
まずはご挨拶まで。
追記:ふ〜さん、楓さん、fu-さんでしょうか?
私の記事に、勝手にリンクさせていただきました。(xaiさんの記事より)
また、関連した記事におきましては、トラバやリンクをさせていただきたいと存じます。
まずはご挨拶まで。
追記:ふ〜さん、楓さん、fu-さんでしょうか?
2. Posted by ふ〜、楓、fu- August 12, 2006 10:04
art_nouveauさん
ご丁寧にありがとうございます。リンク、トラバ大歓迎で、特に連絡は不要です。
こちらの方こそお礼に伺わなければと思っていたところでした。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
ご丁寧にありがとうございます。リンク、トラバ大歓迎で、特に連絡は不要です。
こちらの方こそお礼に伺わなければと思っていたところでした。
これからも、どうぞよろしくお願いします。