December 01, 2006

ウィリアム・メリット・チェイス の ジャポネズリー

William_merritt_chase WILLIAM MERRITT CHASE

The Paintings in Pastel, Monotypes, Painted Til
Pisano, Ronald G / Baker, D. Frederick / Shelley, Marjorie

クリックされると、表紙の絵画が大きくご覧いただけます。


ウィリアム・メリット・チェイス の作品集です。静物画、スティルライフから、1860〜90年代に流行した服飾様式バスル・スタイルや、風景や室内などから風俗画を多く描いているアメリカの画家ですが、いくつかジャポニズムの作品もあります。

Spring_flowers_peonies_1889この「Spring flowers peonies」は1889年の作品です。たっぷりと活けられた芍薬が、春を告げています。

赤いキモノ、そして背景に描かれた小花は、上の作品集をクリックしていただければおわかりかと思いますが、とても繊細に、可憐に描かれています。

クロスにグリーン系を配色し、赤との対比は、意外に、強烈な対比ではないのですね。ぼんやりする境界線。

赤いキモノといえば、ジョージ・ ヘンドリック・ブライトナーが描いた16歳の少女の「赤いキモノの少女」があります。帽子屋の売り子の少女にキモノを着せて、何枚も描き、似たポーズで、「白いキモノの少女」もあります。本当は、その記事をアップしようと思ったのですが、alei に先を越されてしまいました。(笑)

William_merritt_chase_back

ウィリアム・メリット・チェイスはヌード作品も何枚かあります。

「THE BACK NUDE」
真っ白い肌は、日本人をイエローと呼んだアメリカの象徴にも思えます。

腰まで下げたキモノ。タトゥーでも彫りたくなるような背中。脅されて彫られた刺青のニュースもあり、民族の儀式や習慣ではない限り、人の人生までも変化させるもの。この背中からも、何か切なさのほうが伝わってきます。



lifecarrer33gearkawase at 21:01│Comments(0)TrackBack(4)西洋美術 Western art 

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1. James McNeill Whistler ホイッスラーのジャポニズム  [ KAFKA ]   December 01, 2006 21:41
ヨーロッパの女性がキモノを着ているからジャポニズムというわけではありませんよね。
2. ウィリアム・メリット・チェイス と ジャポニズム  [ sweet-sweet-sweet ]   December 01, 2006 22:16
Weary 1889The Kimono 1895 Museo Thyssen
3. アルフレッド・ステヴァンス  18枚の ジャポニズム   [ Life Style Concierge ]   December 02, 2006 16:42
風俗スタイルの洗練美は、ベルギーの画家 アルフレッド・ステヴァンス ならでは。マネにベルト・モリゾ、ボードレール、ゴンクールという交友関係も頷けますね。 端正な美しさを基本とする筆致は、「美」の追求を感じます。この絵のタイトルは、「La Parisienne japonaise...
4. ウィリアム・メリット・チェイス 室内遊戯  [ KAFKA ]   December 03, 2006 18:20
遊戯 年代不詳At Play これは、トレイン(電車ごっこ)のマネでしょうか。「

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