2015/05/20

いざ旅立ちの時である!さよなら皆さん!

5月21日 木曜日

皆さんお久しぶりです!

GWの忙しい沖縄のライフガードの任務から戻り、大阪で講演をし、富士山に去年末遭難し未だ行方不明の友人の捜索をして最近帰ってきた。

もう俺に残された時間はない。

アメリカ大陸縦断の最初のスタート地点となるアラスカフェアバンクスに明日22日早朝出陣する!

1ヶ月前に郵便局のSAL便で送った2つの段ボールは1つしか届かなかった。
食料を入れた荷物だけが届き肝心な装備を入れた荷物は行方不明となっている。

正直、気力を失いそうになった。

今回の旅は前回のオセアニアリヤカー徒歩旅を終えた2年前から想い描き、準備し、トレーニングしてついに出発と言う直前での出来事。

今までの旅で大事に使ってたエアーマットやテントや今回の為に買った装備など全て失った。
中にはもうお金では買えない物も入っていた。

伝票番号で追跡すると荷物は日本から出たことは確からしいがその先不明。
アメリカ側からも捜索依頼はしてるが厳しいだろう。

もう悩んでる暇はない!

装備は現地でまた買うことにしどうしてもこだわりのある重要な装備だけは日本で準備することにした。

まずテントはARAI(アライ)テントのドマドーム2。これは沖縄から京都のリヤカー旅や冬季北海道の旅でも使用しその性能と居住性に信頼を置いている。

そしてガソリンストーブはSOTOのmukaストーブ。以前はMSRのウィスパーインターナショナルを使用してたがやはり日本製にこだわった。

そしてどちらも今回の事情を話し快くスポンサー提供して頂けることとなった。

新富士バーナー株式会社SOTO http://www.shinfuji.co.jp/


ARAI TENT アライテント http://www.arai-tent.co.jp/

そしてさらにこんな俺を応援して下さる以下スポンサー様

衣類、シェラフなど fanetrack ファイントラック  http://www.finetrack.com/

タイヤ、ホイールなど KON‘S CYCLE コンズサイクルhttp://konscycle.com/shoplist/nishioji/

リヤカー提供 昭和ブリッジ販売(株) http://www.showa-bridge.co.jp/2014-2015_ShowaBridge.pdf

防水バッグ等 (株)キャップス ストリームトレイル http://www.capsst.com/

アウトドア用品を安く提供 アウトドアーズコンパス http://www.kompas.co.jp/

そして少しづつカンパをしてくれた仲間や何かしら協力してくれた知り合いのお店、会社、個人様

小学校からの友人 小田織物(株) http://odaorimono.shop-pro.jp/

宮城県古川の親戚 (株)東日本LPG保安センター 
http://itp.ne.jp/shop/KN0400060600116842/

小学校からの友人 京都壬生のパインヘアー http://ameblo.jp/pinehair/

海上自衛隊時代の後輩 神戸のダーツバー D−SPIDER https://ja-jp.facebook.com/pages/Darts-Bar-D-Spider/371813982894235

数年前旅で出会ってからの友人と御家族 黒岩家一同

黒岩さんの行きつけでもあるスナック 陽だまり http://24u.jp/info/7046/

小学校同級生家族 堀切家一同

数年前に教習所で出会い今でも親交がある淡路島の建設会社の会長 光洋建設 http://www.koyo-awaji.co.jp/company/

沖縄のアウトドア海の師匠ショッキーのテラワークス http://terra1991.net/guide_tour/index.html

今回ステッカーが間に合わず貼れてませんが
SUPブランド フラカイジャパンの臼田夫妻 http://hulakaijapan.com/

さらに今回のリヤカー、Tシャツ、旗デザインなど男塾のデザイン担当でキャンプ仲間 沖縄那覇在住 垣花さん

Tシャツ製作でお世話になった台湾在住のバイクレーサー 辻さん

ブセナテラスホテルのライフガードの守護神 落とし穴にハマり続けて早5年の沖じぃ

そして自分の姉、家族からもかなり応援してもらいました。

他にも多くの方々に何かしら応援して頂いてます。

応援してくれてる全ての方に心より感謝します!

基本的に旅の資金は10年以上前からやってる投資信託での分配金があり毎月働かずしてそれなりに収入があるようにしている。


まぁ俺が皆さんにできる恩返しは目標を達成し無事に帰り楽しい話を皆さんにすること。

そして旅の道中に困ってる人がいたら手を差し伸べること。

多くの人に夢と元気を与えられたらと思います。

出発前日だと言うのに未だ準備できてません。時刻は現在すでに22日の深夜1時半過ぎてます。明日早いのに正直やばいです。


本日14年間使ってきた同じ携帯番号やアドレスも本日解約してきました。

もうこの電話に誰からも電話もメールも来ないことが少し寂しさがありました。

今回の旅は少しでも軽量化することと、ソーラー充電できるタブレットのみでパソコンは持ちません。

過酷な日々が続くと予測してるので時間や手間、電源を大量に使うブログの更新は正直あまりできないでしょう。

旅の様子は簡単にできるFB(フェイスブック)メインで更新予定です。

なのでもし今までこのブログを愛読してくれてた方がいましたらFBから覗いて下さい。

私のFBはhttps://www.facebook.com/sasaki.norio.7です。

よっぽど変態やゲイの方以外なら友達申請遠慮なくして頂いて構いません。あっゲイでも変態でもニューハーフでも犬でも何でもOKですわ〜

より多くの方に世界の絶景を見てもらい旅の楽しさを感じ元気を与えられたら嬉しいので。

また多くの人に見られることで自分にプレッシャーをかけもし弱気になった時に喝を入れてもらいたいので。

正直自信はありません!過酷極まりない旅になるのは分かってます。恐怖で眠れない日々もあった!でも一度しかない人生を本気で挑戦したいのです!

最後に心より家族に感謝したいです。必ず生きて笑顔で還ってきますので応援お願いします。

ありがとう行ってきます

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男塾リヤカー虎丸 世界へ挑む!













lifeguardo524 at 00:27|PermalinkComments(0) 2015 アメリカ大陸遠征準備編 

2015/04/14

最近の出来事色々である!

4月14日

明日から沖縄に行き5月8日までライフガードとして働くので寮生活となる。

以前住んでた家賃2万円の一軒家の家はもう引き払ったし俺を毎朝見送ってくれていた隣のレノンちゃん(現在7歳)も居ないしむさ苦しいわ、足臭いわ、イカ臭いわの男子寮生活が始まる。

毎日トレーニング三昧で職場の行き来だけなので学生に戻ったような生活になるだろう。まさに男塾が始まる。

男塾名物日焼けしてアラスカ人もびっくりな黒人になって戻ってきます。

ネット環境は悪くなるのでブログはほとんど更新できないでしょう。

なのでここ最近の出来事をまとめて書いておこう

3月の男塾は
北陸のハワイと言われる福井県敦賀市の無人島水島へSUP遠征

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気分だけはハワイ

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水温12〜13℃ぐらいで山にはまだ雪も積もっていたが男塾小田1号生が男塾名物寒中水泳訓練をしていた。

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その日は高級ホテルに泊まり天然のプラネタリウム鑑賞

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翌日は琵琶湖の中島と言う世界でも珍しい淡水の有人島へ渡りパトロールする

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超平和な島で絶対事件などない感じ。人口120人程でほぼじーちゃんばーちゃんしか居ない。

つい先日は京都園部の日吉ダム湖でSUP

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風も波もなく桜を見ながらのクルージングだった

そしてある方が俺を訪ねてくれた

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リヤカーをタスキに繋いで日本を一周する代表の工藤さん

最初俺にリヤカーを引いて欲しいとの依頼があったが忙しさとタイミングが合わずちょっとだけ京都駅付近でお茶することに。

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全国を歩きリヤカーで人と人が繋がれたらとの想いで引いている。
リヤカーは東北のボランティアしてる時に瓦礫の中から出てきたものを復活させたものと言う。
いつの日か世界の人々がリヤカーで繋がればこれほど素晴らしいことはない!
是非皆さんも工藤さんのリヤカーを見かけたら少しの距離でもリヤカーを引いて繋がって下さい。

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ある日は消防の無料の上級救命講習に参加

初心に戻り一から学んだ。これからまた沖縄でのライフガードをするので大事なこと。

またある日は友人宅の庭でBBQ

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同級生達数人で集まり楽しい時間となった。会場を提供してくれた小田家、食材を用意してくれた花房や集まってくれた仲間に感謝。

アメリカ縦断の準備ばかりしてると嫌になるので忙しいながらもトレーニングしたり息抜きしたり色んな人と出会い楽しい時間となった。

今日、免許更新、国際免許も発行してもらえたので大きな準備はおおまか終わったがまだ肝心なリヤカーが完成してないので沖縄から戻ってから準備最終段階となる。

では明日から第二の故郷沖縄に行ってきます!

遊びに行く気はさらさら無い!いかに自分に厳しく追い込んでトレーニングするか!ただそんな気持ちである!

日本出国まで後38日。一日一日を大切にしたい。










lifeguardo524 at 16:19|PermalinkComments(1) 2015 アメリカ大陸遠征準備編 

2015/04/13

沖縄準備である!

2015年4月14日

今日も準備で忙しい日々だった。

朝一は予防接種2回目を受けに行きその後銀行で残高証明の英文バージョンを申請した。

これは「私には滞在期間中の生活費や出国費用は十分持ってますよ!」と証明する時に使うかもしれないので。例えばビザ取得や延長や不法労働を怪しまれた時など。

そしてアラスカへ郵便局のSAL便で段ボール2つ発送した。3万2千円ぐらいかかった。

そして15日からは3週間程沖縄へ行く。GWの前後忙しい期間だけサポートする為沖縄の高級リゾートホテルブセナへ。

見かけたら声かけて下さい

明日は朝から免許更新と国際免許を取得する為に京都羽束師免許試験センターへ。

とりあえず忙しいと文章とか写真が適当になってきたがつい先日行ってた東北の中でも福島の原発付近の写真の一部を載せておきます。

写真は順不動

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観てもわかるように福島は岩手、宮城に比べ放射能の関係で当時のままの姿で家は壊れ、草木に覆われ、玄関に金網がされ路地も入れない状態。
被災地方々は一所懸命仕事をされてたがやはり客商売されてる方や農業酪農などはお客は減り風評被害などで先が見えない状態で自殺する方も多いらしい。

今回の旅で多くの被災者の方とお話ししたり岩手県で一緒に捜索活動してた漁師の方にも再会でき当時のことを思い出した。

少しづつではあるが復興もしてる。

岩手県山田町は3年後には三陸鉄道が開通する予定だとか。

次はいつ訪れられるか分からないが少しでも早期の復興とより多くの笑顔が見れることを願っている。

今も少なからずボランティアは来ていて漁師さん達のお手伝いなどしたりしてると聞いた。

是非多くの人に足を運んでもらい今の東北を見て何か感じてもらい伝えてもらえたらと想う。

まだまだ復興はしてません。

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それと福島第二原発から1キロ圏内のある施設内も入ったが自動で扉が閉まり一瞬閉じ込められかなり焦ったが無事帰ることができた・・・
















lifeguardo524 at 23:06|PermalinkComments(0) 東日本大震災ボランティア福島県相馬編 

2015/04/12

世界一過酷なレースである!

4月12日 日曜日

ここ最近猛烈に忙しくて正直ブログ書くどころではない。

書くことも山ほど溜まってるがそんな時間はない。

調べることも多くそれに時間も目も使い目が疲れ果てるのも事実。

ここ最近の動きとしてはつい先日まで東北の被災地を巡る旅をしてきた。
今の被災地の現状を自分の目で確かめ現地の人々の話を聞きたかった。

最後に行ったのが2012年の3月11日だったのでどう変わったのか復興してるのか確かめたかったのだ。
そして少しでも多くの人に伝え何か感じてもらい力になれたらとの想いである。

とりあえず最近テレビで世界一過酷なウルトラマラソンの熱い闘いを観て感動し俺の闘志もメラメラと燃えて来たので是非紹介したい。

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アラスカの厳冬期2月 凍ったユーコン川や山道を自転車、スキー、走りと好きな手段で700キロ13日間でゴールを目指す超ウルトラマラソン。橇にテントや寝袋、食料など積み夜中だろうがどこで寝ようが好きなだけ走って良い。とりあえず1番にゴールした者が勝者な漫画魁!男塾でもありそうなマラソンである!

時にはマイナス40℃以下になり凍傷、低体温症で命の危険もありえる。

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完走すること自体が難しい過酷極まりないレース

次々と脱落者が出る。

しかし勝つことより自分のことより倒れてる人を助ける姿が素晴らしくまさに男塾!

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このレースに参加してたのは60代、50代も多く中には初参加の主婦まで居てそれでも最後まで歩き続けゴールした。唯一日本人で参加した方はサハラマラソンや南極マラソンなど世界の過酷マラソンに出てたかただったが初日で敗退されていた。所詮南極マラソンと言っても冬の南極ではないのでマイナス20度程度。距離も比べ物にならない。

夜も寒すぎて眠れない上に毎日氷や雪の中を何十キロも重い荷物を引きずって進むこれほど厳しいレースは見たことがない。

これを観て極寒のレースではどんな装備が必要か、またどのようにすれば対処できるかとても参考になった。

そして参加者に年配の人々が極限の世界でも諦めずに最後まで戦う姿に感動し挑戦する勇気をもらった。

今の俺にはまだ無理だがもっと修行してこのレースに参加してみたいと思ってしまった。

是非自転車、スキー、ラン、にいつかリヤカー部門を作ってもらえたら嬉しい。

ちなみに現在の俺がスタートと考えてるアラスカ北極圏ブルドーベイはマイナス25℃で道路封鎖され北極海の油田で働く人は陸の孤島状態で孤立して一週間が経つらしい。

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完全に氷の世界

白熊と戦う日が刻々と迫ってきたようだ


















lifeguardo524 at 23:13|PermalinkComments(0) 2015 アメリカ大陸遠征準備編 

2015/03/31

予防接種である!

3月30日 月曜日

最近花粉症でくしゃみと鼻水垂らしてばかりの男塾塾長です!

京都はそろそろ桜が見頃どうすぇ!おいでやす!

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そんな感じで本日は予防接種を打ってきた。
とりあえずA型肝炎、破傷風。

予防接種は長い海外渡航前の必要な事。

行く場所によって色々あるが俺は北米&南米なので最初は大袈裟に何種類か打つつもりだった。

破傷風、A型肝炎、B型肝炎、黄熱病、狂犬病、公共の場で裸にならない病、妄想病、脚が臭くならない病、恋の病などなど・・・ あっ!恋の病は冗談ですけどね。

しかし保険が利かず値段は高い。黄熱病なんて1回で13500円する。しかも関空か神戸まで行かないと打てない。他のも1回数千円でしかもある一定期間をあけてそれぞれ2〜3回打つ必要がある。簡単に7〜10万は飛んでいく。ちなみに破傷風2500円、A型肝炎7500円。 ※病院によって値段はまちまち

行く場所をよ〜く調べ多分今回はブラジルには行かないので黄熱病は受けないことに。他にもB型肝炎もそれほど必要ない。
狂犬病はもし発病すると致死率100%と言われてるだけあり怖いけど噛まれなければいいんやろ?!と言うことで打たないことにした。犬だけでなくコウモリやきつねなどにも注意が必要。それと外人美女にも注意!
一番危険かも!美しいバラほどトゲがあると言うからな〜。鼻の下伸ばしてあまり見ないように気を付けます。

破傷風は怪我してばい菌からかかる可能性があるので北米でもかかる可能性はある。
A型肝炎は水や食べ物からかかるらしいが詳しく聞くとA型肝炎にかかってる人からの感染が原因らしく川の水も街から流れてるのは危険。糞尿に菌があるかも。またはかかってる人が触れた食べ物も危険だと言う。

なので誰かが素手で触ってた物は一切口にしないように注意しよう。決して美女に「あ〜んして!」と言われても気を付けましょう! あっあかん!早く誰か俺に妄想予防接種打って下さい!麻酔銃も可!

そんなことで海外旅行、特に俺みたいに川の水や雨水を飲み高級リゾートと言う名のテント泊やトイレで寝るような人間は病気に注意です。
海外の病院でも打てるので予定が変われば臨機応変に対応したい。しかも海外だと安いので。

しかし貧しい国では噂では注射針を使い回しの場合もあると聞いたことがあるので怖いが定かではない。

それと南米が怖いのがマラリア!蚊に刺されないようにしないと!蚊が世界で一番人間を殺している生物だから。その数年間150万人と言われている。

マラリアの予防薬も病院で買えるがその危険地帯で毎日1錠飲むタイプが一つ30円で一週間に1錠のが600円弱、1ヶ月に1錠のが1000円弱だったような。

シゲキックスじゃだめですよね?!沖縄で売ってるすっぱいマン(乾燥梅干し)もあかんかな〜。

とりあえず犬好きな俺は犬を見ればすぐ触りたくなる病を治さねばならないのであった。


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上向いて寝る犬

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そして先生が言ってたが弱ってる犬は狂犬病にかかってる可能性が高いので特に注意しろ!とのこと。
上の写真の犬は弱ってはなかったがブサイク犬世界一に俺が勝手に認定した台湾で出会った野良犬。
こんな犬を見たら笑い過ぎにも注意しましょう!あまり笑い過ぎるとかわいそうなんで。















lifeguardo524 at 00:07|PermalinkComments(0) 2015 アメリカ大陸遠征準備編 

2015/03/23

三重&和歌山の旅である!

3月5日

厳冬期北海道リヤカー訓練が終わり小樽から舞鶴へ向かったが天候の関係で入港が遅れた。

入港が定刻より5分でも遅れるとJR東舞鶴発の終電に間に合わない。

こうなったら必殺舞鶴の公園でテント泊するしかないのか・・・と考えていた。

しかし俺は旅が終わってすでに気もぬけていたのであまりテント泊やる気なかったがしかし神様仏様田代様が大阪から迎えに来てくれた。

田代さんは旅友で男塾一号生。

荷物を全て車に積み込み京都の実家に向かった。

深夜1時頃到着してリヤカーなど置き30分で次の旅の準備して出発!

田代さんと三重和歌山の旅へレッツゴーである!

そして二人とも一睡もすることなく朝方5時ごろ和歌山県串本に到着した。

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まず向かったのがトルコ記念館
ここは100年以上も前にトルコの軍艦が台風で座礁し乗組員580名以上が亡くなったが地元の方々の助けもあり69名が生存し自分たちの大事な食事などを提供し日本海軍の船でトルコまで送り届けたと言う歴史がある。
それがトルコと日本の絆となりトルコでは語り継がれ今の親日国トルコがある。
だからイランイラク戦争の時にイラン在日日本人を救う為にトルコ政府が動きトルコ航空の機長が撃ち落とされるかもしれない中、命懸けで日本まで飛ばして助けてくれたのだ。
トルコ大地震の時は今度は日本人が大きな支援をしてくれた!とトルコ人の方が言っていた。東日本大震災ではトルコの救助隊が放射能で他の国が撤退する中でも懸命な支援をしてくれた。国境を越えた友情である!

http://shuchi.php.co.jp/article/1325 是非読んで見て下さい。

まだ記念館は早朝過ぎて開いてないので朝陽を見る為に別の場所へ向かった。

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奇岩岩が立ち並ぶ橋杭岩で最高の朝陽を見ることができた。感動!

その後世界遺産熊野古道を歩きに行く

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そこからさらに那智神宮と那智の滝へ

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日本三大瀑布の那智の滝 落差133m

その後睡魔と闘いながらも再びトルコ記念館に戻るが・・・

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トルコ記念館は改装中で5月の何日か忘れたがそれまでオープンしてないらしい。

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岬なので景色も素晴らしい

夜は車中泊し翌日は三重県に移動

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世界遺産鬼ヶ城 ここは6年前にも一度訪れたがもう一度突撃

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断崖絶壁で大迫力 まさに鬼が居そうな場所だった。見学無料なので超お勧め!

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世界遺産 獅子巌 虎の顔みたい

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勝浦の漁港にも遊びに行ったらまさにマグロの競りが行われていた

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細長くでかいのはサメ!ではなくカジキで丸い赤い奴は赤マンボウらしい。

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そして温泉に入ろうと色々作戦を考えたらこの温泉手形を1300円で買うと半年間有効で提携してる数か所の内3ヶ所の温泉に入れるらしく値段の高い温泉を上から順に入ることにした。

高い所で1000円以上するので3回入ると3000円以上になるので得する。

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船に乗ってしかいけない浦島ホテルの温泉に行こうとしたら亀が迎えにきてくれた。ちなみに亀は乗船無料。

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洞窟温泉は景色も雰囲気も最高だった これ以外にもまだ巨大ホテル内に洞窟温泉やその他合わせて5ヶ所あり全て1回分の入浴代ではしごできる。ここはめちゃくちゃお勧め。

他にも中ノ島ホテルにも船で行き露天風呂最高

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海が目の前で貸切だった

この日の夜は適当に寝場所探して来た場所がここだった

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三段壁 ここは後でしったが自殺の名所だった・・・・福井の東尋坊のような感じ。

俺たちは何も知らずにまさに自殺の名所断崖絶壁のソバで夜を明かしたが特に心霊現象はなかった気がする。むしろ田代さんのいびきの方が心霊現象かと思った。何かが乗り移ったのかと・・・

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良く見るとそこらじゅうにそれらしき看板が・・・ 命の電話もあった。

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供養塔有り

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さらに千畳敷と言う観光地にも行ってみた

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ここも変わった岩がありまさに千畳敷

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白浜海水浴場は相変わらず綺麗で本州では一番早い海開きされる。5月3日ぐらいだったような。

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時期が合えば夕陽が穴に入るらしい

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日本最古の崎の湯も最高だったが男風呂は外から丸見え

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おばちゃん達がこちらをめっちゃ見ていたので田代さんと二人で大サービス 全裸で仁王立ち!歓声が沸き起こる!

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和歌山の名物と言えば梅干し

350年物は一粒5000円 腐ってへんのかな?と思った。でも買う人がいるらしい。どんな味すんのやろ?

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西日本最大と言われる白浜のとれとれ市場で試食しまくり腹いっぱい!試食だけで昼飯浮いた。

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スパイダーマンも遊びに来ていた

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そして最後にどこかの惑星か外国に来たかのような風景が広がる。石灰岩がせり出す風景。

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これでも和歌山県の道の駅 白崎海洋公園

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E5%B4%8E%E6%B5%B7%E6%B4%8B%E5%85%AC%E5%9C%92

日本もまだまだ色んな場所がありますね。

もっと旅して見て周りたいと思う。

今回は初日寝てないので2泊4日の旅でした。

特にトラブル無く平和だったので物足りない感はあったけどこれはこれで楽しい旅だった

次回はどんな珍道中になるのか?!




















lifeguardo524 at 18:18|PermalinkComments(0)

2015年厳冬期北海道リヤカー徒歩訓練である!小樽到着の巻

旅の終着点小樽到着編

留萌ではバス停で宿泊

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テントで寝ようがバス停で寝ようがあまり寒さは変わらない。それなら少しでも早く出発できるバス停が良い

留萌から15キロの増毛を越えてさらに15キロ程歩くとトンネル地帯が出てくる。

横はすぐ海で断崖絶壁。

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トンネルの数はかなり多くまた一つ一つのトンネルが長い

2000m級3000m級のトンネルが次々現れおそらくトンネル内を歩いた合計は雄冬まで20キロ近いと思う。

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札幌まで100キロを切った

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トンネル内は延長工事をやってて片側通行で俺が通ると無線が飛び交っていた。
「リヤカーが来た」「えっリヤカー?」「車止めて」とか。

スピードが遅いものだから車を止めないと危険だったり誘導されたり。

そんな中、まだ若い新人が誘導員として毎回、俺の護衛について一緒に歩き先導してくれる。

トンネルの長さは3キロとかあるので出口まで歩いてまた元の位置に戻ると往復で6キロ歩くことになる。
新人誘導員に申し訳ないが決まりで着いていかないといけないらし。

そして俺の歩く速さが時速7キロなので誘導員は小走りで先導することに。

新人と色々話しながら歩く。

「給料いいの?」「夜中も働いてるの?」とか逆に工事現場の決まりごとなどを教えてもらったり。

彼らは上司とすれ違う時に挙手の敬礼をしており俺が「自衛隊みたいやな!」と言うと本当は自衛隊に入りたかったんですよ!と言っていた。俺も元海上自衛隊やで!など色々会話。

そんなたわいもない話がトンネル内で交わされなんか楽しくなる。

人生歩む道は人それぞれ。

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工事現場の人々は夜、車で宿舎に帰るが日中何個もトンネルを歩いた俺を知っており頑張れと声をかけてくれたりクラクションを鳴らしてくれたり。

話は変わるが一つテクニックを教えましょう。

以前にも紹介したことあるがこれは水と燃料を節約しつつ美味しい米を食べる方法。

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まず楽天などで100枚1200円で買える災害用米炊き袋に米1合入れその中に既定の水を入れる。
米は無洗米じゃなくても洗う必要はない。洗わなくても別に死なへんし!

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そして袋の中の空気を抜いてゴムかクリップで空気が漏れないよう閉じる。クリップの方が外すの楽なのでお勧め。

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そして沸騰した湯が入った鍋の中にカレーや缶詰などと一緒にほりこみ待つこと数分

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米が炊ける。そしてカレーも温まってるのでカレーの中に米を入れて食べるだけ。

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こうすることで洗い物が一切ないし手も汚れない。

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米炊くのに沸騰させた湯はサーモスに戻し何度でも再利用する。このサーモスは保温力が高く数時間後でも熱いのでこれを再利用することでまた沸騰させる燃料と時間と水を節約できる。またこの水は汚れていようが問題ないので川の水でもなんでもいい。

これを朝と夜毎日繰り返すことで結局使うのは米炊き袋に入れる1合分の水のみですむ。

しかも米炊き袋も破れるまで何度でも再利用できるので経済的。

こうして極力水を使わず燃料も使わず節約して毎日米を食べ力を出すことができる。
俺はパンやシリアル、パスタでは力が出ないので。

外国の果てしない無人地帯、砂漠地帯では水は命。大事にしないといけない。

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ラーメンの時も湯が少なすぎて麺が丸出し。もはやラーメンではないが腹膨らめばいいので水節約優先。

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札幌まで53キロ

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石狩郡に入った

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札幌に近づくにつれ交通量は増し景色も良くないが見覚えがある道なので距離感がわかりドンドンゴールに向かってるのを感じる。

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ゴールとしてる小樽は札幌とは逆になり札幌からまだ30キロ以上ある。

残りはラストスパートで走れる限り走った。

なんとしても今日中に到着し今夜の小樽23時半出港のフェリーで帰るんだ!と決めていた。

そしてついに夕方5時半小樽到着!

フェリー出港までまだ時間に余裕があったので久しぶりに贅沢しようと高級レストランすき屋に入った

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並とネギ卵二杯食べた。俺にとってはこれでも贅沢だと思ってる。

さらに稚内出発して以来一度も風呂に入ることもヒゲを剃ることも手を洗うこともなかったので銭湯に行った。

体重が減っていてヒゲもボサボサで下着さえ一切着替えることもなく汚い姿だったが途中で水も食料も補給することなく無補給でここまで来たことが嬉しくまた自信がついた。

食料もまだ数日分は残していた。

そして歩行距離一日平均50キロも連続8日間続けた。

全てはこれから歩くアメリカ大陸の無人地帯を想定しての訓練だった。

決して楽な旅でも楽しい旅でもなかったがやって良かったと思う。

それと最後に一つ想定外な出来事があった。

それは最終日必死で歩きフェリーに乗るつもりが小樽舞鶴航路フェリーが一隻修理に入ってて2日間出港しないと言う事実。

それを知った時が一番しんどくショックだったのは言うまでもない。

でもそのおかげで小樽まで応援に駆けつけてくれた友達宅に泊めてもらい、またもう一日は元南極越冬隊冒険家の宿にも泊まったり、レスキュー関係者の仲間にもお会いしたり、野外学校の子供達と雪遊びしたり有意義な時間になりフェリーに乗れなかったことがかえって良かったのだ!と思った。

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皆さんありがとうございます。

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フェリーターミナル内で荷物の整理中

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そして3月4日 夜23時30分小樽発のフェリーで京都舞鶴に帰った。

帰りのフェリーで船酔いで便器と友達になったのは言うまでもない。オエェ〜


今回は前回と違い暖冬で雪も少なくそこまでしんどくなかったが装備を試せアラスカへの自信にもつながったのでよしとしたい。

リヤカーを提供して頂いてる昭和ブリッジ販売(株)様、特注タイヤを製作提供して頂いたコンズサイクル西大路店様、ウェア一式を提供して頂いた(株)ファイントラック様、防水バッグを提供して頂いたストリームトレイル様に感謝致します。


   

              2015年厳冬期北海道リヤカー徒歩縦断訓練


                        完























lifeguardo524 at 16:13|PermalinkComments(0) 2015年 厳冬期北海道リヤカー徒歩訓練 

2015年厳冬期北海道リヤカー徒歩訓練である!目指せ留萌への巻

2月24日 

目指せ中間地点留萌へ

強風サロベツ原野を越えてもなお風は止むことなく強かった。

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前方にピカピカ何か光っているのが遠くから見えていた。

徐々に近づくと何かと巨大風車の鉄柱の先端が光っている。

その数いっぱい!

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あえてルートから反れて風車の道へ

雪は積もってて無理やり進む

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こんなけ風車が立ち並ぶと圧巻でさすが強風地帯だと感じた。

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その後も無人地帯は続き大きな川に出たが川も完全凍結で橋を使わないでも対岸に渡れる

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中間地点留萌までまだ100キロ以上

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どんどん進む

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すると今度は雪が激しくなって吹雪となる

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吹雪の中の峠越え

時刻はもう夕方を過ぎ暗くなってきた。

街灯もない暗い中の吹雪は視界がなく車から突っ込まれるかもしれない!と危険を感じリヤカーに取り付けてるバックランプやヘッドランプなどすべてを光らせそれでも歩いた。

山の中を歩いてると鹿の群れが横切ってきたので急いでカメラを構えたが間に合わず撮れなかった。

前の俺ならこんな夜の吹雪で誰も居ない峠越えなら精神的に追い込まれてただろう。この先寝場所があるかどうかも分からないしで。

しかし今の俺は以前より遥かに精神が鍛えられてるのでまだまだ追い込める!と心に余裕があった。
やはり去年、沖縄から歩いて帰宅した最終日に110キロ歩行を寝ずに雨の中歩き続け苦しんだ経験があったのでそれに比べたらまし。人間はやはり苦しみを超えることで強くなる。

この日は良いテント場が無くバス停を発見したのでバス停内に宿泊

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バス停だとテント片付ける手間が省け朝は早く出発できる。

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翌朝は昨夜の吹雪が嘘のような快晴で気持ち良い出発

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除雪車も頑張ってくれ太陽が出てるとお昼前には地面の雪も解けて歩きやすくなる。

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風はまだ強く海は荒れているが天気は良いので余裕だ。

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前方にまた風車の大群が見えてきたのでどうせなら風車の見える絶景で寝ようと決めた

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テントを張る為にまずは整地

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テントを張ってるときつねが遊びにきてくれお互い見つめ合っていた。

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夜は夕日が風車群を赤色に染めて綺麗な風景だった

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幸い雪(水)に困ることはないので全て雪を溶かして料理する。時間と燃料はかかるけど。
でもきつねなどの病原体エキノコックがあるので気を付けなければいけない。
他に誰か雪の中でションベンしてる奴もいるかもしれないしで。

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翌朝、早朝はずっと吹雪となり様子を見てたら出発が遅れたが10時頃晴れてくれた

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リヤカーだと雪の中から脱出もかなり苦労して大変

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近くに牧場があったので牛に挨拶しながら歩いた

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そして歩き続けついに稚内から185キロ地点留萌に到着

札幌まで131キロ程

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遥か遠くに増毛の山群が見え気分は高まっていた。

次はあれを目指して歩くことになる。









lifeguardo524 at 14:02|PermalinkComments(0) 2015年 厳冬期北海道リヤカー徒歩訓練 

2015/03/20

2015年厳冬期北海道リヤカー徒歩訓練である!サロベツ原野の巻

無人地帯サロベツ原野と強風に苦しむ編

犬ぞり大会の翌朝8時に稚内を出発した。

この日は昨日と違って天気が悪く風が強かった。

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町を出て人気がない国道までくると海沿いとなりさらに強風となった。
風が強いのいで雪は飛びあまり積もらないので歩きやすいが・・・

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車も全然走ってない

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ひたすら何もない

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家も店もないので電柱も電線ない

ただただ強風が前から俺の行く手を遮ってくる。
最初風速は20mぐらいだっただろうけどだんだん強くなり30はあるんじゃないか。台風のようだった!

風に押されまっすぐ歩くことができない!

自転車だったら前に進めないだろう。地面に直接足が着いてる徒歩だから前には進めるが。

今回ゴーグルを持ってくるのを忘れまともに顔面に風を何時間も受け続けたので目が見えにくくなりかすれていた。

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風の大地と言われる南米パタゴニア地方はもしかすると毎日こんな感じなのだろうか?!こんな道が数百いや千数百キロも続くのだろうか?

そう考えると良いトレーニングだ。      

              

https://youtu.be/EESa5kjSpGs
 
上の動画はまだ風がましな時に撮ってみたもの。この後、さらに雪も降り出したがどんな吹雪だろうが強い気持ちで歩いてたので全く心は折れなかった。むしろもっと俺を追い込んでくれ!と。

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こんな道を暗くなるまでひたすら歩いた。

風を避ける場所はないので休憩すると寒い。

しかしファイントラック社の高性能ウェアが守ってくれていた。

サイドのベンチレーションを常に解放し風を通していたので汗一つかいてなくドライを保った。
インナーもアクティブスキンロングとメリノスピンサーモで汗で濡れることなかったので寒さはましだった。
もし濡れてたら低体温症になっていただろう。

そして今夜の寝場所なんて何の宛もない。

この強風と雪の中、しかも暗闇で正直今の俺の実力ではテントを設営することに自信が無かった。
もし設営中に飛ばされたら深雪の大平原のどこまでも飛ばされ回収することは不可能。

リスクが高すぎる。

テント設営練習は何度もしたがこんな風の中での訓練はしてないのでいきなり本番はまだ早くどうするか悩んだ。

どこか雪洞を掘れそうな場所がないか!?とずっと見ながら歩いてたが雪がそこまで積もってないので雪洞も厳しかった。

そんな時、地図を細かく見てるとこの先シェルター有りの文字を見つけどんなシェルターだろうか!と思ったらトンネルみたいな物だった。

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風はかなり防いでくれてたのでこの日はこのトンネルの歩道で寝ることに。

この日、強風の雪の中、暗くなるまで53キロ歩き続けた。

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そして朝炊いてたがすでに氷のように固まった米を湯の中にカレーと魚の缶詰めを入れて温めて食べた。

こんな物が最高に美味しい。贅沢は要らない。

そしてその夜、寝てると氷の上を歩く足音が聞こえてきた。

歩道上で寝てるから怒られるのか?

でもよくよく考えたら周りは数十キロも民家も全く無い無人地帯なはず。こんな真っ暗で寒い中外を歩いてる奴なんかいるはずない!

そう考えるとさっきの音はなんだったのか・・・?

まぁ今まで自殺の名所やお墓、廃屋など至る所でテント泊してきたので変な物音は何度か聞いたことあるので気にしないことにした。

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そして気付けば朝だった。

よし今日も頑張ろう!














lifeguardo524 at 21:46|PermalinkComments(0) 2015年 厳冬期北海道リヤカー徒歩訓練 

2015年厳冬期北海道リヤカー徒歩訓練である!全日本犬ぞり大会の巻

第32回全日本稚内犬ぞり大会に参戦

稚内ノシャップ岬を歩いてる道中、ある方が声をかけてくれた。

自分は旅人で〜と話をしてると稚内で年に1回の大行事、全日本犬ぞり大会がありそこに行くとのことで俺も連れてって頂けることとなった。

去年の冬も歩いて稚内まで来てたのでそんな大会があるのは知っていたがいつ開催は知らずまさかこのタイミングで見れるなんて本当に出会いは素晴らしい。

会場は稚内空港の近所で広大な敷地

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最初見学だけだと思ってたらアナウンスで参加したい方は抽選で選ばれれば参加できるとのこと。

そく参加することに決め抽選すると見事当選した。

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とりあえずまずは犬と仲良くなることが大事なので犬たちに話しかけた。
身体はでかいけどみんな人懐っこくてかわいい奴らだ。犬大好きなので楽しくて仕方ない。

初心者なのでコースは直線のみの単純なもの。

犬ぞり経験は過去一度だけあったがまともな犬ぞりは初めて。
一度目は北海道でお世話になってた友人宅の犬を友人が留守の間にホームセンターで売ってる橇につなげ犬のトレーニングと称して俺を引っ張らしたが50メートル先の雪の壁にぶつかり置いていかれたぐらい。

今回本格的な犬ぞりで手入れも良くされてるので想像以上にスピードが出てかなり楽しかった。

植村直己さんのように極地を犬と旅するのも良いかも。

その後は犬の運動会があり見学

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色んな種類の犬達が一生懸命走っていた。

中には正反対やお客さんのほうに突っ込む犬もいて盛り上がっていた。

天気も良く最高の日で歩くには最適だったがこの日は準備に宛て洗濯やお風呂屋さんに行き明日からの徒歩に備えることにした。お風呂はもうゴールするまで入るつもりはないので洗い溜めしといた。

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凍った川でテント張りわかさぎ釣りをしている。

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昨日までいた利尻岳があんなに遠くても見えて美しい。

そしてこの日、数人に新聞に出てた人ですね?と言われ応援されたり握手を求められた。
しかしおばちゃんばかりなのは言うまでもない・・・若さ吸い取られました







lifeguardo524 at 21:01|PermalinkComments(0) 2015年 厳冬期北海道リヤカー徒歩訓練