2015/03/23

2015年厳冬期北海道リヤカー徒歩訓練である!小樽到着の巻

旅の終着点小樽到着編

留萌ではバス停で宿泊

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テントで寝ようがバス停で寝ようがあまり寒さは変わらない。それなら少しでも早く出発できるバス停が良い

留萌から15キロの増毛を越えてさらに15キロ程歩くとトンネル地帯が出てくる。

横はすぐ海で断崖絶壁。

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トンネルの数はかなり多くまた一つ一つのトンネルが長い

2000m級3000m級のトンネルが次々現れおそらくトンネル内を歩いた合計は雄冬まで20キロ近いと思う。

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札幌まで100キロを切った

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トンネル内は延長工事をやってて片側通行で俺が通ると無線が飛び交っていた。
「リヤカーが来た」「えっリヤカー?」「車止めて」とか。

スピードが遅いものだから車を止めないと危険だったり誘導されたり。

そんな中、まだ若い新人が誘導員として毎回、俺の護衛について一緒に歩き先導してくれる。

トンネルの長さは3キロとかあるので出口まで歩いてまた元の位置に戻ると往復で6キロ歩くことになる。
新人誘導員に申し訳ないが決まりで着いていかないといけないらし。

そして俺の歩く速さが時速7キロなので誘導員は小走りで先導することに。

新人と色々話しながら歩く。

「給料いいの?」「夜中も働いてるの?」とか逆に工事現場の決まりごとなどを教えてもらったり。

彼らは上司とすれ違う時に挙手の敬礼をしており俺が「自衛隊みたいやな!」と言うと本当は自衛隊に入りたかったんですよ!と言っていた。俺も元海上自衛隊やで!など色々会話。

そんなたわいもない話がトンネル内で交わされなんか楽しくなる。

人生歩む道は人それぞれ。

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工事現場の人々は夜、車で宿舎に帰るが日中何個もトンネルを歩いた俺を知っており頑張れと声をかけてくれたりクラクションを鳴らしてくれたり。

話は変わるが一つテクニックを教えましょう。

以前にも紹介したことあるがこれは水と燃料を節約しつつ美味しい米を食べる方法。

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まず楽天などで100枚1200円で買える災害用米炊き袋に米1合入れその中に既定の水を入れる。
米は無洗米じゃなくても洗う必要はない。洗わなくても別に死なへんし!

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そして袋の中の空気を抜いてゴムかクリップで空気が漏れないよう閉じる。クリップの方が外すの楽なのでお勧め。

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そして沸騰した湯が入った鍋の中にカレーや缶詰などと一緒にほりこみ待つこと数分

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米が炊ける。そしてカレーも温まってるのでカレーの中に米を入れて食べるだけ。

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こうすることで洗い物が一切ないし手も汚れない。

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米炊くのに沸騰させた湯はサーモスに戻し何度でも再利用する。このサーモスは保温力が高く数時間後でも熱いのでこれを再利用することでまた沸騰させる燃料と時間と水を節約できる。またこの水は汚れていようが問題ないので川の水でもなんでもいい。

これを朝と夜毎日繰り返すことで結局使うのは米炊き袋に入れる1合分の水のみですむ。

しかも米炊き袋も破れるまで何度でも再利用できるので経済的。

こうして極力水を使わず燃料も使わず節約して毎日米を食べ力を出すことができる。
俺はパンやシリアル、パスタでは力が出ないので。

外国の果てしない無人地帯、砂漠地帯では水は命。大事にしないといけない。

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ラーメンの時も湯が少なすぎて麺が丸出し。もはやラーメンではないが腹膨らめばいいので水節約優先。

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札幌まで53キロ

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石狩郡に入った

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札幌に近づくにつれ交通量は増し景色も良くないが見覚えがある道なので距離感がわかりドンドンゴールに向かってるのを感じる。

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ゴールとしてる小樽は札幌とは逆になり札幌からまだ30キロ以上ある。

残りはラストスパートで走れる限り走った。

なんとしても今日中に到着し今夜の小樽23時半出港のフェリーで帰るんだ!と決めていた。

そしてついに夕方5時半小樽到着!

フェリー出港までまだ時間に余裕があったので久しぶりに贅沢しようと高級レストランすき屋に入った

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並とネギ卵二杯食べた。俺にとってはこれでも贅沢だと思ってる。

さらに稚内出発して以来一度も風呂に入ることもヒゲを剃ることも手を洗うこともなかったので銭湯に行った。

体重が減っていてヒゲもボサボサで下着さえ一切着替えることもなく汚い姿だったが途中で水も食料も補給することなく無補給でここまで来たことが嬉しくまた自信がついた。

食料もまだ数日分は残していた。

そして歩行距離一日平均50キロも連続8日間続けた。

全てはこれから歩くアメリカ大陸の無人地帯を想定しての訓練だった。

決して楽な旅でも楽しい旅でもなかったがやって良かったと思う。

それと最後に一つ想定外な出来事があった。

それは最終日必死で歩きフェリーに乗るつもりが小樽舞鶴航路フェリーが一隻修理に入ってて2日間出港しないと言う事実。

それを知った時が一番しんどくショックだったのは言うまでもない。

でもそのおかげで小樽まで応援に駆けつけてくれた友達宅に泊めてもらい、またもう一日は元南極越冬隊冒険家の宿にも泊まったり、レスキュー関係者の仲間にもお会いしたり、野外学校の子供達と雪遊びしたり有意義な時間になりフェリーに乗れなかったことがかえって良かったのだ!と思った。

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皆さんありがとうございます。

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フェリーターミナル内で荷物の整理中

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そして3月4日 夜23時30分小樽発のフェリーで京都舞鶴に帰った。

帰りのフェリーで船酔いで便器と友達になったのは言うまでもない。オエェ〜


今回は前回と違い暖冬で雪も少なくそこまでしんどくなかったが装備を試せアラスカへの自信にもつながったのでよしとしたい。

リヤカーを提供して頂いてる昭和ブリッジ販売(株)様、特注タイヤを製作提供して頂いたコンズサイクル西大路店様、ウェア一式を提供して頂いた(株)ファイントラック様、防水バッグを提供して頂いたストリームトレイル様に感謝致します。


   

              2015年厳冬期北海道リヤカー徒歩縦断訓練


                        完























lifeguardo524 at 16:13│Comments(0)2015年 厳冬期北海道リヤカー徒歩訓練 

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