今回は、パパライターとして活躍中のおおたとしまささんに、ママにはできないパパならではの育児について書いていただきました。
なかなかお子さんと遊ぶ時間が持てない、または、どうやって遊んでいいかわからないとお悩みのパパはぜひ参考にしてみてくださいね。



昨今、「男性ももっと育児を!」という風潮ですが、すでにできる限りの努力をしているパパにとって、さらに家族で過ごす時間を増やすことは簡単ではありませんよね。
「これ以上どうすればいいの?」と悲しくなっちゃうパパも多いでしょう。
でも、その限られた時間をより濃くすることはできるはず。
それが忙しいパパのセンスの見せどころかなと思います。


ootasann_02限られた時間の中での優先順位からすれば、まずは子どもと思いっきり遊ぶことがパパに課された最重要ミッションでしょう。
しかも、工作や、生き物の観察や、体遊びなど、ママが苦手とする分野の遊びをしてこそ、子どもの世界は広がります。

輪ゴム鉄砲を作ったり、ザリガニを釣りに行ったり、木に登ったり、竹馬をしたり。お子さんが男の子の場合、パパは自然に体が動くでしょう。いつもはママに「ダメ!」っていわれている汚いことや危ないことも「パパと一緒ならOK!」とすると、子どもは大喜びしてくれます。(ママへのフォローは各自頑張ってください・笑)


ootasann_04問題はお子さんが女の子の場合です。
特に男兄弟で育ったパパには女の子の遊びのツボというものがさっぱりわかりませんよね。それどころか、ぬり絵やおり紙やままごとなど女の子の遊びに付き合うのはパパにとっては結構苦痛だったりします。
でも、パパ自身が楽しめていないと、子どももパパとの時間を十分に楽しむことはできません。パパの人気がなくなる原因です。
そこでおすすめしたいのがお散歩。
お散歩しながら、「空が青くて気持ちいいね」とか「このお花いい香りだね」とか「あ、小鳥さんが歌ってるね」とか「木の肌ってごつごつしているね」などと五感をフル稼働して会話してみましょう。普段見慣れた公園でも次々に新しい発見ができて、親子ともにテンションが上がるはずです。女の子は女の子の感性で、パパには気付けないいろいろな発見をしてくれるでしょう。そうこうするうちにパパにも少しずつ「この子はこういうことが好きなんだな」というツボがわかってきます。こうなれば、父娘のコミュニケーションは深まり、普段の何気ない会話の質も上がります。子どもとの時間が濃ゆ〜くなる好循環が生まれるのです。


さらに、パパとのお散歩を子どもにとって最高の思い出にしちゃう技を2つ紹介します。
一つは肩車。ママはあんまり肩車しませんよね。パパとのお散歩の醍醐味です。
もう一つは「ママにはナイショだよ」のひと言。わざわざ悪いことをする必要はありません。例えば、道ばたでかわいい花を見つけたら、「ここに素敵なお花があることは二人だけの秘密にしよう!ママにはナイショだよ」と言うのです。子どもは秘密が大好き。小さな秘密を共有するだけで、親子の距離がグーンと縮まります。秘密が守られることはまずないのですがね(笑)。

一緒に過ごせる時間は限られていても、その内容を濃くすることで、子どもの心の中にあるパパの存在はもっと大きくできるはずです。
仕事と同様に家庭でも「大切なのは時間の長さではなく質なのだ」と考えれば、まだまだできること、あるかもしれませんね。



■おおたとしまさプロフィール
ootasann_01_01「子どもが“パパ〜!”っていつでも抱きついてくれる期間なんてほんの数年。今、子どもと一緒にいられなかったら一生後悔する」と株式会社リクルートを脱サラ。育児・教育分野を中心に活動するフリーランスライターに。
現在、「ducare」(日本経済新聞出版社)、「FQ JAPAN」(アクセスインターナショナル)、「ママさんぽ」(交通新聞社)、「たまごクラブ」(ベネッセ)、「パパスイッチ」(ニフティ)、「チビタス」(オールアバウト)などを中心に執筆。著書に、『パパのネタ帖』(赤ちゃんとママ社)、『笑われ力』(ポプラ社)などがある。
パパの本音について、新聞・雑誌へのコメント掲載、講演、イベント出演なども多数。

<書籍紹介>
ootasan_05パパのネタ帖』(赤ちゃんとママ社)
伝えたいことが多すぎて、ママに怒られることも覚悟の上で、あえて冒険的育児に挑戦するダメパパが、子どもとの時間を濃密にするヒントや心構えを惜しげもなく大公開。パパたちが読めば「これでいいんだ」と肩の力が抜け、ママたちが読めば「うちのがましか」と慰められる本。

<サイト紹介>
ootasan_07パパの悩み相談横丁
仕事も育児もがんばるパパたちのための無料オンラインカウンセリングサイト。メールでの心理カウンセリングが受けられるだけでなく、パパの気持ちが楽になる情報がいっぱい。