March 12, 2010

建築家の色とかたち展

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ターナーギャラリーで本日まで行われていた「建築家の色とかたち展」に行ってきました。

“現代建築では、これまでないがしろにされがちだった色彩。 この展覧会は活躍中の個性的な5者の建築家が、ダンボールで制作した造形物を各自が選んだキイ・カラーで着色し、建築と色彩についてそれぞれのかかわりかたを表現します。なお、本展覧会は社会と建築をむすびつけることを目指す団体「SHA−ken」による第一弾の企画となります。”

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KEIKO+MANABUによる「GREEN BOOK」
メインカラー:ビリディアン
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永山祐子による「Spiral」
メインカラー:ブライトローズ
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平田晃久による「scotopia」
メインカラー:群青
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中村竜治による「色々な感じ(various feeling)」
メインカラー:黄
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長岡勉/POINTによる「コロン」
メインカラー:オレンジ
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February 03, 2010

TOTO「建築家の読書術」×中村拓志

1/30にギャラリー間で行われたTOTO「建築家の読書術」中村拓志さんの回に行ってきました。
中村さんのテーマは「自作と読書の関係」ということで、ピックアップされた20冊の本と自作を関連付けて方法論について語るという構成でした。

まず、近代の「巨視的」な方法論から脱皮し、「微視的」に建築を捕らえるという話が第一のキーワード。
では、近代建築の「巨視的」方法論とは何か?近代建築において人間のふるまいは平均化することが良しとされ、その結果、建築計画学という平均化の学問が発達することにつながる。ポストモダンでは風や光などの現象をメタファーにした建築が流行したが、一方で人間の感覚や行動を考えない建築という傾向があった。また、学生のスチレンボードによる建築模型は、壁式コンクリート構造に化粧を施すという巨視的な方法論の呪縛に囚われていることも指摘。
一方、中村さんの言う「微視的」な方法論とは、人間の行動やふるまい、感覚、素材、空間などから全体を創造する、積分ではなく微分的なものである。身体から社会へ。という言葉が印象的でした。卓上で抽象化された図面を書く「巨視的」な設計ではなく、現場との関わりによる設計・コミュニケーションによる設計という現場性や場所性を重んじる姿勢に好感を持った。現場の状況によってその場で設計図の変更をすることもしばしばだとか。

第二のキーワードは「建築と経済」について。
隈研吾さんの負ける建築やMVRDVのFARMAXなどを挙げ、建築は経済の動きの中で変わっていくことを主張。施主と建築家のwin=winな関係からさらに発展させ、施主と建築家と社会のwin=win=winな関係を築くのには微視的な視点から都市を見ることが大切。また、村野藤吾さんの「動きながら見る」という言葉を引用していたのが印象的。

総括の中で倉方俊輔さんが中村さんを「鋭敏なセンス」の作家的建築家としたのに対し、中村さんは作家性を極力排除し現場性・場所性から設計をするスタンスをとっていると答えたのが面白かった。現場性や場所性を追求した結果として、中村さんの中のある種の作家性が建築に表象してくるのは素直にスゴイ。巨視的な視点を静体視力とすると、微視的な視点は動体視力であるとスポーツに例えて、動体視力は天性のものではなく、現場を学ぶことによって鍛えることができると強調。

中村さんが本格的に建築の本を読み始めたのは大学3〜4年辺りからだそう。当時読んでもさっぱりだったことが、自分で建築を作り始めたことによって理解できるようになったりすることを述べていた。
本は旅のようなもので終わりがなく、スパンを置いて繰り返し読むことによって毎回新しい発見がある。とうい旨の言葉が一番印象に残った。


今後さらに大きな建築を設計していく際に、中村さんの方法論の真価が問われるのではないでしょうか。
動向に注目したいところです。

January 22, 2010

ART and ARCHITECTURE REVIEW

現代アート専門メディアART iTとTEAM ROUNDABOUTのコラボレートによる、「ART and ARCHITECTURE REVIEW」が発足したようです。

http://aar.art-it.asia/top

以下、当HPより引用
AARとは
今、アートと建築は、メディアや設計の技術的な拡張によって表現の革新が続いています。このたび、新たにスタートする「Art and Architecture Review (AAR)」は、アートと建築、それぞれの可能性を、互いの領域を参照することによって再定義することを目的とし、現代アートの専門メディア[ART iT]を企画・編集・運営してきた(株)アートイットと、建築批評に新たなムーブメントを起こそうとする「TEAM ROUNDABOUT」がコラボレートし、美術、建築、思想の議論を横断することで、新たな議論の場の設計を試みるものです。

[ART iT](www.art-it.asia)
現代アートをテーマとする日英バイリンガルのポータルサイト。
「マガジン」「公式ブログ」「パートナーブース」「SNS」の4本柱から構成される。

[TEAM ROUNDABOUT]
建築家の藤村龍至、編集者の山崎泰寛を中心に建築設計に携わる伊庭野大輔、藤井亮介、松島潤平、本瀬あゆみ、グラフィックデザイナーの刈谷悠三からなるチーム。建築や都市に関わる議論を収録したフリーペーパー『ROUNDABOUT JOURNAL』や書籍の出版、「ライブ編集」をテーマにフリーペーパーを即日発行するイベント「LIVEROUNDABOUT」の制作や展覧会のキュレーションなど、精力的に活動を行う。


基本的なコンテンツとしては、
?毎月20日に更新される3種のコンセプトからなるマガジン
?建築家などによる公式ブログ
?会員登録制のソーシャルネットワーキングサービス
により構成されています。

興味のある方は是非。

今後の動向にも注目しましょう。