0013 豊国神社秀吉像 0014 ショルダー/なにわの~豊国神社



06.なにわホスピタリティ・・・シティプラザ大阪編(6)からの続き

「お迎えのココロ」                                 


シティプラザ大阪では、こんなシーンにも出くわしました。

これも、何気ない、些細な所作なのですが、しかし、ホスピタリティの度合が良くわかるシーンです。

最上階のすぐ階下にバーがあります。 “スカイラウンジ” という位置づけになっていたと思います。エレベーターを降りて、左手奥には、なんだか80年代ディスコのVIPルームを思わせる雰囲気の スカイラウンジ エントランス があります。薄暗い空間に、ブルーの蛍光灯ゲートが緊張感を醸し出していて、シティホテルのバーにしては、これまた大変モダン。私のような“おじさん”には、敷居が高い演出です。

しかし、だからこそ、際立つのが ソフト ホスピタリティ です。人の温もりです。

かような雰囲気、演出の空間だから、かような雰囲気に合わせてクールなサービスであったなら、それはそれで “らしい” のですが、しかし、ほっと一息つける空間ではなくなります。

かような雰囲気、演出の空間でありながら、迎えるスタッフが腰が低く、人懐っこいと、それはそれで、ひとつの “ミスマッチ” ではありますが、しかし、これもまた “意外性” という魅力になるのです。

そもそも、人はホテルになにを求めているのか?・・・それは “癒し” です。どんなに、ハイグレードなホテルであれ、カジュアルでリーズナブルなホテルであれ、そこを訪れる客が潜在的に求めているのは“癒し”です。

都会的、前衛的な空間の中に、しかし、潜在的に求めている“癒し”を提供してくれそうな、いかにも親切で人懐こい人間がいたならば、それは、一瞬、緊張感に肩をすぼめた人の心を一気に開放するでしょう。

まさに、そういうスタッフが、エレベーターから降りた私たちを見るや否や、腰を低くしながら優しく、人懐こい笑顔で近づいてきました。

この “近づく” という行為が重要なのです。それが「迎えに来ました」という表現なのです。

大手のチェーンホテルのレストランなどでは、よく黒服のマネジャークラスのスタッフが、レストランの案内係りをやっています。さも、ありなんという雰囲気で、レストランにやってくる客を次から次に、流れるように席へと案内していきます。

しかし、よく観察していると、近づいてくるスタッフはほとんどいません。レストランの敷地に入るや否や「いらっしゃいませ」と、声をかけてきますが、レストランの敷地からわざわざ外に出て “迎えに行く” なんてケースはめったにありません。「来るなら来いよ」的に、待っているだけなんですね。まさに “ウェイティング” なのです。

ところが、シティプラザ大阪のスタッフは “迎えに来て” くれました。おじさんにとっては、やや敷居の高い、緊張感溢れる、都会的、前衛的な空間へ、満面の笑顔で、優しく、人懐っこく誘ってくれたのです。だから、おじさんでも、そこへ「入ることが出来た」のです。お迎えがなかったら、きっと二の足を踏んでいたことでしょう。なにせ、その日は、ほっと一息つきながら飲みたかったのですから。

ささいなことですが、この一歩でも二歩でも好いから、相手に近づいていく精神・・・ “お迎えの精神” が、大変重要なホスピタリティ マインド の一つなのです。



08.なにわホスピタリティ・・・シティプラザ大阪編(8)へ続く




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