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新入社員の受入と育成に関して、戒めるべき6つの指導スタイルをご紹介しています。「ダメ五郎(ゴロー)」と覚えて頂き、その”ゴロー”(5+6)の6の部分の4つ目について紹介いたします。それが「快感」指導。これもよくありがち。戒めましょう。・・・


指導そのものに快感を覚えてはいけない。快感を覚えてよいのは、指導と動機付けの繰り返しの先で、葛藤しながらも、またもどかしげでありながらも、部下(配下)がそれまで言えなかった一言を言えるようになったとき、できていなかった一挙手一投足ができるようになったときである。そしてそれが安定し、当たり前のようになったときである。つまり成長プロセスと帰結としての成長を目の当たりにして初めて快感とすべきということ。

しかもその快感は「自分が育てた」という主体的な満足ではなく、「良いものを見せてもらった」そして「そのプロセスにちょっとでも関わらせて貰えた」という僥倖としての多幸感でなければならない。人の成長ほど美しく、希望を感じさせるものはない。それを目の当たりにできる喜び、そこに関われる喜びはこの上もないものなのだから。

一般論として方便で言うところの「自分が育てた」という感覚は、他者を完全にコントロールしたかのような錯覚に囚われがちなので、真意としてはそう思い込まないようにしたい。それが成功体験として記憶されると、その後、育成に当たって更に強く他者を支配しようとする傾向が現れてしまう。また育成対象者に恩着せがましくなることもあるので要注意。

また、ありがちなのは成長に対する喜びではなく、指導そのものに快感を覚えてしまうケース。この輩は「指導」という「行い」さえしていれば満足であり、然るに結果(=成長)を追究することはない。だから部下(配下)が成長しなくとも、自分が「行い」を繰り返しているのだから役割を果たせているという解釈であり、もちろんそこで満足しているのだから、育成対象者の個性に対応したきめ細かな指導に関心が向きようもない。

嬉々としてうんちくを垂れる人々、嬉々として説教をする人々、嬉々として手本を示しまくる人々、嬉々として身の上相談を持ちかける人々などがこの落とし穴に陥りかけているかも知れない。それらは前後のシナリオとタイミングによっては有効だが、やたらめったら得意げにされると受け手はうんざりするもの。これでは逆効果。このような上司や先輩につきっきりで指導されると、悪くすると仕事に嫌気がさしてくることも。

教えることと育てることは別ものである。教えるだけなら相手よりも情報量が多ければだれでもできる。しかし教えただけで人は育たない。そこに妙味があるからこそ人の育成ほど魅力のある仕事はない。単に情報を垂れ流し、範を示し流し、小言を垂れ流し、相談という自慢の機会を強要しているようでは人は育たない。


・・・あなたの周りにそういう人はいませんか? また、新入社員たちの周囲にそのような先輩や上司はいませんか? もしいたら、そっとこのブログ記事のアドレスを教えてあげましょう。 
 


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