net-ijime-insmartphone-sugasan加えて情報通信技術の進化と普及が、更なる次元での人類進化の福音をもたらすと同時に、その背後で、人間の影の部分の暗黒の度合いを深めていることにも注目しないといけません。いじめ問題にも、そうした傾向が強く現れています。

昔はそれでも、学校にいる間さえ細心の注意を払えば、なんとかいじめのターゲットにならずに済んだものです。しかし今日に至っては、そうはいきません。情報通信技術と機器の進化、普及により、子供たちが携帯電話やスマホを当たり前のように携行する時代です。早い段階で自分の部屋があてがわれた子供たちは、親の目の行き届かないところで他愛もなく、野放図に、精神的に未熟であるがゆえに残酷でさえあるコミュニケーションを24時間展開するのです。SNSや特定のサイトを通じたいじめは、当に24時間体制で進行するようになったのです。

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今は学校にいない時間も、それこそ家族と食事をしている時間も、テレビを観ている時間も、家で宿題をやっている時間も、風呂に入っている時間も、就寝のためにベッドに横になっている時間も、常にネット上でいじめられている可能性があるのです。SNS上でなにを書かれているのか判りません。特定のサイトでどんなフェイクをでっちあげられているのか想像もつきません。学校にいなくても、そしてなにをやっていても、その可能性は常に付きまとうのです。

気の休まる暇がありません。食事中でもトイレでも、端末を手放すことはできません。中には風呂場に端末を持ち込む子供さえいるとか。受信があったらすぐに確認しなくてはならないのです。チェックしないでいると、SNSのシステム上「既読」がつきません。既読がつかなければ、相手が無視をされたと勘違いして、自分の知らないところで他のクラスメイトに呟くかもしれません。なんの悪気もなく、ちょっと話を盛って「無視された」と。すると、それが集団の中でのいじりの材料になったり、それを放置していると誰もが気づかぬうちにいじめに発展することも。火は小さいうちに消さなければなりません。なにより、火となる以前に煙さえたてたくありません。24時間、あらゆるネット上のコミュニティで誰かが何かを呟いているのですから。あちこちに火がついてからでは対処のしようがありません。もう「炎上」です。ストレス耐性が脆弱化している子供たちは、それが怖くて堪りません。これはもう「魔界」です。

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その結果、そうした子供たちは過剰に反応し、過剰に迎合し、過剰に自分を押し殺しながら上手に生き延び、大人になっていくのです。目立つことなどいたしません。正しいか、正しくないかではなく、目立つか目立たないか。どう言われるか、言われないか。そこが重要なのです。

人生も仕事も、その本質は問題解決です。本来であるなら、問題を解決する感性や感覚、志向性や知恵、困難に挑むタフネスさを培うために子供時代、学生時代があるのです。しかし、知識と計算高さ、臆病さといつわりの感覚を洗練させはするものの、本来期待され、求められるものは未熟なままです。そうやって、いやおうなしに大人になっていってしまうのが現代です。そうして社会にでていくとするなら、早期離職も、それをきっかけとした引きこもりも、心の病も必然です。

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皆がやっているからやる。そうではなく、正しいことだからやる。皆がやっていてもやらない。それは、やらないことが正しいから。問題があるなら見て見ぬふりはしない。立ち向かう。正しいことをしたいから。そうありたいものです。そう学ばせたいものです。そして皆がやらない、言わないことをやるのであれば軋轢、紆余曲折は当然のように予見されますが、しかしその恐怖に支配されず、言うべきを言い、やるべきをやる。そのことを支援し、評価したいものです。また、軋轢と紆余曲折の中にあっては、ときに行き先や自分自身を見失ったりもするでしょうが、心ある人々の助けによって失いかけては取り戻す。そうした体験をさせてやりたいものです。そういう心ある人になりたいものです。そうした王道を歩むからこそ、子供たちは、人として価値ある気づきを得られるようになり、価値ある知恵が働くようになるのです。

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問題を見て見ぬフリをし、自分自身をごまかしながら大人になり、皆がしているからという理由で就職活動をし、皆がそう言っているからという理由で面接の応答を真似て社会人になった普通の人々に、果たして、人として価値ある気づきや知恵が期待できるでしょうか。その延長線上に自己実現が可能でしょうか。どこかで問題の本質に気づき、本腰を入れて自己改革をしない限り無理でしょう。

社会全体が「気づかず 考えず」症候群に侵され、多くの人々においてはその症状が悪化の一途を辿っています。そろそろ目を覚まさなければなりません。まずは大人たち自身が身の振り方を見つめ直し、その背中を見せながら若い人たちを導き、鍛えていかなくてはなりません。

さあ。いよいよ真実の自己実現へ。


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