☆8.マンネリ打破で元気 「(4)元気のために興味好奇心の増大」 からの続き


nantonakuyateikeru-sugasan 2そこで、マンネリについて考えてみましょう。マンネリとはどのようにして発生し、私たちの人生や仕事にどんな影響を与えるでしょう。

マンネリは「慣れ」から始まります。慣れとは、エネルギーの省力化を指します。あることがらを行うのに十のエネルギーを要していた人が、同じ事柄を、例えば七のエネルギー、或いは五のエネルギーで出来るようになることが慣れです。より少ないエネルギーで同じ成果を導き出すことが出来るわけですから、ある意味で効率化と言えます。

しかし、慣れはあくまでも慣れであって、エネルギーが省力化出来ただけなのです。だからといって、そのこと自体が即ち成長ではないのです。

成長しながらより良く生きていくためには、慣れによって省力化できたエネルギーを、更なるレベルアップにつなげるために活用し、そして更なるレベルアップの暁には、またまたその活動に慣れ、またまた省力化できたエネルギーを尚更なるレベルアップにつなげ…というサイクルを廻して行きながら、プラスのスパイラルで上昇し続けて行かなければなりません。つまり、慣れを活用するということです。


一方、慣れただけで終わってしまっていては、つまりエネルギーが省力化されただけですから、より小さなエネルギーでその行為ができるようになっただけで終わってしまいます。このような推移の延長線上では、慣れれば慣れるほど、益々小さなエネルギーで活動して行くことになりますから、終には心の汗も、身体の汗も然程かかなくなってしまいます。

心の汗をかかなくなると、行為への注意や関心が薄れてきます。何のためにその行為を為すのかという目的も、自分がその行為をうまく出来るようになった背景にどれだけの苦労を積み重ねてきたのかという犠牲や労力の記憶も、その行為がどれほどの重要性を持った特別な行いであるのかという意味付けやこだわりも、あらゆる精神的側面がないがしろになって行くのです。

だから、行為の目的が徐々にすり替わって行き、行為そのものが目的となったり、はたまたとんでもない頓珍漢なものになったりするのです。そして、それに気づかずに行為そのものを淡々と繰り返して行くのです。これがマンネリです。

マンネリ化すると一方では同時に、慣れによって肉体的な労力も軽減されますから、つまり「意味が揺らぎ、見失われつつ作業労力が減少して行く」ということとなります。言わずもがな、その延長線上で慢心、怠惰、惰性、固定観念の罠などを辿り、果てはミス、事故、クレーム、信用失墜といったビジネス世界の魔海域を漂流して行くこととなるのです。



☆8.マンネリ打破で元気 「(6)妖魔 “マンネリズム”」へ続く
※ 岡崎信用金庫調査月報への寄稿「人を財と為す」を加筆編集



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