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サブカテゴリ[▢自明灯の教え(釈迦の教えをどう捉える)]
(サブカテ記事№02)
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(サブカテ記事№02)
実はインドで生まれた仏教ですが、その勢力は、意外と早い段階でインド内で衰退し始めました。
もちろん仏教全般を考えれば、釈迦入滅後、代を紡ぐたくさんの秀でた弟子たちが解釈を新たにしたり、精緻としたりなどしながら今日に至っていますから、それらの営み全てを含めて素晴らしい哲理、哲学となったといえます。
しかしそもそも釈迦が悟りを得たとする当時から、それは図抜けて秀でた哲理、哲学であったのです。なにしろ釈迦は悟りを開いたとしながらも、呪術的な精霊信仰の要素も、また神の化身や使いであるとしての予言なども一切行っていません。ひたすら人間の内面と現実世界の現象、社会の洞察に精を出し、真理を追究していたのですから。
釈迦が直接口頭で説き、指導した教えやそれに極めて近いとされる仏教を原始仏教(=初期仏教)といいますが、その原始仏教の教えをもってスリランカに伝わり定着、発展したのが ”テーラワーダ仏教” です。その長老で、日本でもお馴染みの ”アルボムッレ・スマナサーラ” 氏をして「この世に宗教は要らない。宗教者こそが最たる詐欺師だ。宗教は嘘から始まって、人々を洗脳することで成り立っている」とさえ言わしめています。もちろんテーラワーダ仏教、つまり「そもそもの仏教は宗教ではない」というスタンスをとっているからこその大胆な主張です。
理屈で説明できないことがらを都合よく補う存在として、人類に宗教が興ることは必然であったわけですが、故に科学が未開であったその昔、数多の宗教が出現しました。しかし現代では、理屈で説明できないことがらは科学によって随分と明らかになってきています。そうなると宗教の存在価値は大いに揺らいでくるわけです。
しかし釈迦が活躍していた当時は違います。理屈で説明できないことだらけで、だからこそ宗教や信仰が重宝され、それによって人々は安寧と秩序を維持していたのです。
そのような時代、理屈で説明できないことがらを引き受けてくれる超越的な存在であり、その擬人化であった ”神” を廃して、ひたすら人間が対峙する事象と人間の内面との関係性を科学しようとした釈迦の試みは画期的であり、故に得られた結論は高度な理解を要するものであったのです。
[「03.『文字なき教え・・・実践哲学”仏教”』誕生の背景」へ続く ]
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