arekorejunbi-sugasan 3いかがだっただろうか。各カテゴリの記事は経営者や管理者に向けられた体裁になっているからちょっと違和感があったかも知れない。しかし、君たちはそろそろ意識を管理者へと向け始めなければならない。あるべき姿を一段高いレベルに設定しておかないと停滞、マンネリ化する。君たちの年齢とキャリアは、そろそろ最初の「長」がつく職位に抜擢される具体的な対象なのだ。準備を始めなければならない。自分の元気を回復するだけでは駄目だ。自分が後輩や配下のメンバーを元気にしていくという発想に及ばねば。

日本の近代の夜明けを経済面で支えた岩崎弥太郎は言った。「機会は魚群と同じだ。はまったからといって網をつくろうとするのでは間に合わぬ」と。

アメリカ一の小売業“ウォルマート”の創業者 サム・ウォルトンも言っている。「大きなチャンスが姿を現すときはきっとくる。そのとき、それを利用できる準備ができていなければならない」と。

また細菌学者であるかのパスツールもこう言っている。「偶然は準備のできていない人を助けない」と。

抜擢そのものは組織の大小、適性キャリア者の密度、抜擢する人される人の相性、タイミング等々、いろいろな要素でなるものだが、しかしどこでどういう巡り合わせが生じるかはわからない。それはひょっとしたら1~2年程度の誓い将来なのかも知れない。しかし抜擢されたからと言って、これから先、それがどんな職位であろうとも、その職位の任務について手とり足とり教えてくれることはない。なにせ一人前なのだから。従って準備をしておかなくてはならない。さあ、管理者のレベルへと意識を向け始めよう。準備開始だ。

ラッキーで抜擢されたはよいが準備ができていないがために迷走、烙印を押され、コンプレックスに押しつぶされそうになって卑屈、人格をゆがめながらも体裁を繕うしかないといった体の人たちは広くたくさんの企業に存在している。それは現実だ。そして不幸はその人もさることながら、なによりその下で働く人々にある。かわいそうだ。未熟だけならまだしも人格までゆがみ始めた人の下で働くのは罰ゲームよりもたちが悪い。

そしてそのような「長」が保身に走って、とりあえず体裁だけは取り繕うことができたりすると、評判は芳しくはないものの、しかし左遷されるほどでもなく、結果しぶとくそのポジションに居座り、故に後人たちが「そのポジションを預かる人物のレベルはこの程度でよいのか」と高を括るようになり、誰もそのポジションに進む準備をしなくなる。すると、その組織の中でそのポジション層全体が地盤沈下を起こすようになる。

こうなるとその先が恐ろしい。特定のポジション全体が地盤沈下を起こすと、その地盤沈下を起こしたポジションから更に上のポジションに進んでいくこととなるので、次のポジションも早晩地盤沈下を起こすことになる。そして負の連鎖は会社組織全体へと拡大していく。気がつくと、組織のあちこちで次から次に衝撃を伴った地殻変動、大地震が起こり始め、いくら頭のすげ替えをやってももう間に合わなくなる。組織文化、組織風土が崩壊するのだ。実際、そういう道筋をたどって自滅した組織、会社もたくさんある。



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