こちらの前回エントリーに続き、第19回WebSig会議「特集!Open Source CMS オープンソースのWebシステムを、どうビジネスシーンに活用するか」に出席した際のOPENPNEの手嶋さん、EC-CUBEの岩田さんの講演より、
「オープンソースをビジネスにする秘訣」をまとめます。

・オープンソースは最高の営業マン、宣伝マン
 手嶋屋は、OPENPNEの開発に社員丸2人分をさいている
 2名社員の給与が宣伝広告費と考えると安い。
 手嶋屋で検索しても5万件しか出てこないが、OPENPNEと検索
 すると144万件ヒットする。まさに最高の宣伝マン

・オープンソースのビジネスモデルとは
 「レシピを配ってレストランを開く(プロデュースする)。」
 「フリウェイを作ってパーキングエリアを営業する。」
 のと同じこと(by手嶋さん)

・収益を得るにはコストをいかに少なくするか?
 ソフトウェアやサービスを販売するときに、元の原価を限りなく
 小さくするためには、販促費、広告費、流通費、営業人件費などを
 なくせば良い。→オープンソース。
 売上げを上げれば上げるほど、利益がでる。(by岩田さん)

・マージンを回収できるビジネスモデル
 EC-CUBEは、多くを無料で展開してる。レンタルサーバーとの
 提携。WEBデザイン会社との提携においては、マージンを一切
 とっていない。
 クレジット決済、アフィリエイトASP、広告効果測定サービスなど
 からはマージンをとっている。なぜそれができるか?それは、
 EC-CUBE内でそれらのモジュールを公式で配布しているから、
 利用されれば、どのサイトでどれだけ使ったのかが、簡単に
 わかる仕組になってる。

この話は、WEBアプリケーションにおけるオープンソースだけの
話でないな!と思いました。
コンサル業における情報提供もまさに、オープンソース
「レシピを配ってレストランをプロデュースする」
ですね。