DR.WAGNER Saar Riesling trocken 2011

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地元のワインショップで購入した、ドイツ産の白ワインです。今までちゃんとしたドイツのリースリングを飲んだ事が無かったため、2千円くらいで何かいいの無いかな…なんて思っていた所で、入荷して間もないこのVDPを発見(ザールのファウデーペーが2千円で買えるの!?と驚き、即購入)。アルザスやオーストラリアのリースリングとの違いを感じられるか等、じっくりと味わって飲んでみました。



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【データ】
生産国:ドイツ連邦共和国
生産地域:モーゼル
生産地区:ザール
生産者:ハインツ・ワグナー博士
等級:Q.b.A.
タイプ:白・辛口
アルコール分:11.0%
ぶどう品種:リースリング100%
商品説明:ザールの持つ特徴を表すように造られています。フレッシュでエレガントな酸があり、リースリングの個性が充分に感じられます。



【Myテイスティング】
外観:澄んだイエロー。濃淡は淡く、やや軽めの粘性が見られる。若い印象。
香り:レモン、グレープフルーツ、リンゴ、花梨、キンモクセイ、乳酸などの香りをしっかりと感じる。
味わい:やや強めのアタック=豊かな甘味と、さわやかな酸味。苦味は控え目で、アルコール感はやや軽め。余韻は8秒程度。



まず、香りが独特で、子供の頃に飲んだ乳酸飲料(ヤクルトとかマミー)の甘い香りをしっかりと感じました。口に含むと、舌の先で僅かな微炭酸を感じます。


トロッケン(辛口)という割にはフレッシュ&フルーティな果実の甘味が強く感じられます。甘味・酸味・苦味・アルコール感の官能のバランスが完璧といってよい程素晴らしく、第一アロマが強い濃厚な味わいにもかかわらずゴクゴクといくらでも飲めてしまいます。これはドイツのリースリングですが、仏アルザスのものよりもオーストラリアのものに近い味わいなのかな?と感じました。さすが、ファウデーペー。これもシュペートブルグンダー同様、期待を裏切らないとても美味しいワインでした!


抜栓2日目:昨日と同様に微炭酸を感じる。そして桃の様な甘い旨味が出てきました。あまりの旨さに、気が付くと瓶が空になっていました。