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Cono Sur GEWURZTRAMINER 2012

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近所のスーパーで購入した、チリ共和国産の白ワインです。以前飲んだコノスル・ゲヴュルツトラミネール・レゼルバよりも400円程安いヴァラエタル。レゼルバの方はとても濃厚な味わいで、品種の特徴もよくわかる素晴らしいワインでした。このヴァラエタルにそれ以上を期待するつもりはありませんが、1,000円未満のゲヴュルツ(100%)というだけでも、充分貴重な存在なのだと思います。約1年前に飲んだレゼルバの味を思い出しつつ、テイスティングしてみました。


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【ワインデータ】
生産国:チリ共和国
生産地方:中央渓谷地方
生産者:ヴィーニャ・コノスル
等級:D.O.ヴァレ・セントラル
タイプ:白・辛口
アルコール分:13.5%
生産年:2012年
ぶどう品種:ゲヴュルツトラミネール100%
商品説明:鮮烈なライチの香りや、マスカット、メロン、バラの花びらの甘いエキゾチックな香りが楽しめる、芳香豊かな白ワインです。


【Myテイスティング】
外観:澄んだイエロー。僅かに黄金色がかっている。濃淡は濃く、やや強めの粘性が見られる。
香り:ライチ、洋梨、白バラ等の香りをしっかりと感じる。第一アロマが強い印象。
味わい:強めのアタック=豊かな甘さと、なめらかな酸味、そしてコクを与える苦味。アルコール感はやや強めで、心地よい苦味中心の余韻が8秒程続く。


以前飲んだレゼルバほど強くはありませんが、しっかりとライチを感じました。口に含んだ瞬間、豊かな甘味と同時に舌の先で微炭酸を感じます(開栓直後)。そしてその甘味は、8秒程掛けてスパイシーな苦味に変化します。3〜5秒の辺りで水っぽさを感じますが、強めのアルコール感のお蔭で薄っぺらい印象はあまりありません。レゼルバよりは味も香りも薄いですが、品種の特徴を識る事ができる、シンプルでフレッシュなチリのゲヴュルツトラミネールだと思います。

開栓40分後:温度上昇により、よりふくよかな厚みのある味わいになりました。今の季節なら室温15〜20度前後で飲むのが一番美味しいかもしれません。キンキンに冷えた状態では、変に甘くて苦いだけのワインになってしまうでしょう。


開栓2日目:梅酒の様な香りと味が出てきました。全体的に水っぽくなってしまいましたが、あまり悪い印象はありません。やった事はありませんが“貴腐ワインの水割り”の様であると表現できるかと思います。



開栓5日目:室温(約20℃)で保存・供出。ものすごい凝縮感です。フレッシュさは失われてしまいましたが、レゼルバと同等の芳醇な味わいを堪能する事ができました。