クロスバイクなどに完成車で組みつけられているホィールで、スポーク折れの修理がが良くあります。
なぜでしょう?
経験のある方は、すでにお分かりかと思いますが、リヤーホィールのドライブ側(スプロケット側)のスポークテンションが異常に高い場合に、これは頻発します。
修理しても、また切れることが多いです。

ホィールはホィールメーカーが組み立て完成車組立工場に納品しています。
そのホィールメーカーからの供給品は、リム、ハブが同じメーカーですので、現状はALEXぐらいでしょうか。
その他のホィール完成品は、組み立て工場にリムやハブが持ち込まれ組み立てられます。
その組立工程は、スポークをリムに通す工程こそ作業者がやりますが、スポークを締め上げ調整するのは専用機械が担当します。
ところがこれが曲者なのです。
ご存知のように、ほとんどの後ろ車輪は、スプロケットやディスクローターを装着するため、ハブを底辺とするとスポークが2等辺三角形にはならず、傾いています。
これが俗に言うオチョコです。
この場合、手でスポークを握ってみるとわかりますが、左右でスポークの張具合が違います。張具合、すなわちスポークテンションです。

まず確認していただきたいのは、スポークが張りすぎていないかです。
握ってもカチカチなのは、先のマシンでセッティングされたスポークテンションが強すぎるために起こります。
これは、いつでもスポーク折損に繋がる時限爆弾を仕掛けているのと同じ事になります。
私は、このようなホィールの場合、少しずつ全体に渡ってスポークテンションを緩めていき、再度張りなおして調整修理します。
どうか、手を怪我しないように調べてみてください。
高価な完成車輪は問題ありませんが、スポーク本数が一本32本ぐらいの車輪で、ハブと、リムが違う会社のものは注意が必要です。
この調整作業ですが、難易度の高い作業になりますし、専用工具が必要ですので、不安に感じたら、どうかお買い求めのお店でチェックしていただくほか、どうぞお立ち寄りください。

なお、当店販売車に至っては、スポーク以外にもハブ回転軸を含めたホィールは点検調整済ですので、ご安心ください。