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ベテランの方はすでにご存じと思いますが、たまたま店内でご質問のあった件につきまして、変速機を選択する場合、重要なのがキャパシティです。
リヤーディレーラーの場合、トータルキャパシティとも言います。

キャパシティとは、変速機のもう一つの役割。
変速機は、スプロケットを大きい歯数から小さい歯数まで、自在にチェーンを掛け替える機能の他に、もう一つ。スプロケットの大きさの変化で生じるチェーンの弛みをスプリングで張る機能を有します。
この機能を発揮できる範囲がキャパシティです。
RDの場合は、トータルキャパシティで表記します。

トータルキャパシティ=
(チェーンリングのアウター歯数インナー歯数)+スプロケットの歯数差
たとえば、チェーンリング(クランクのスプロケット)が52X39Tで、後輪のカセットスプロケットが12-25Tの場合、チェーンリングの歯数差が13。
カセットの歯数差が13。前後の合計は26になります。
デュラエースSSの場合、トータルキャパシティは29Tとなっています。
さらにデュラエースはリヤーカセットの最少歯数11T、最大27T フロントチェーンリングの歯数差を最大16以下に指定しています。

50-34T 25-12Tの場合 トータルキャパシティ29Tとなります。 

カンパニョロはシングルテンション(変速機の構造でフレーム取り付け部にスプリングがない)のためレコードではショートケージで
トータル27T。スプロケット範囲11-26T チェーンリング歯数差14Tとなっています。

この範囲内で取り付けて最高の性能を発揮するようになっています。

ところで、以前はグループセットでの使用は珍しかった時期がありました。
シマノ、Campagnoloの他にもフランスのSIMPLEX、Huret、スペインのZeus、日本の前田工業(サンツアー)などです。
当時はクリックのある変速システムではなかったので、当然のように、この中から好きな変速レバーや変速機を自由に選ぶことが出来ました。そのため各変速機の選択に必要なキャパシティは重要な情報でした。
今は、原則コンポーネントの中から選ぶ事になりますから、トリプルとダブルの混在を除き、意識しなくてもよくなりました。

最近になってSRAM ヨシガイのグランコンペが開発され、混在して使える商品も出てきました。
たとえばSRAMはダブルタップレバーとRDの交換で、シマノのシステムを動かすことができます。
またグランコンペはシマノとの完全互換で、単体での交換ができます。

クランク等に個性を出すことが今までは精一杯でしたが、変速機を好みの物に交換する楽しみも加わり、楽しめるようになったことは歓迎すべきことでしょう。

レトロファンには懐かしい縦型RDの復活。いつかオリジナルの変速機も製作してみたいと思います。