7f1cea34.JPG朝、綺麗な日差しが眩しく、いつもより暖かな陽気。
陽気に誘われ、走り納めに行くことに。
今日の相棒は、どれにしよう。
昨日メールで、ELEMENTEの出荷準備が出来たと連絡があった。
VELLUM CYCLES 全てのモデルに言える事は、応力計算に基づいたバランスの良さと高品質で高性能。
そして、乗りやすいジオメトリーだ。
その原点ともいえるファーストモデル、Equilibriumを、今日の走りに選んだ。

荒川へ出ると、路面は前面ウェット。
昨晩、結構雨が降っていたのは承知していたが、こんなに濡れているとは。
仕事で遅くなり、雨だとタクシー待ちの長い列で帰宅が大きく遅れるが、そんな人も昨晩は大勢居たのだろうと、走りながら想像していたりする。

雨上がりの荒川CR








南風だ!
LCチームジャージのジャケットのみで、泥水が跳ね上がるのを防ぐ為、ウインドベストを装着。
ウェット路面だが、今日は年末の日曜日にも関わらず平日同様グラウンドも人がいないので、ペースは自然と上がる。
久々のソロなので、行き先を岩淵までと決め運動強度を上げて走る。

ところで、このEquilibrium。レコードを実装しているが、本当に快適で気持ちが良い走りを楽しめる良いバイクだ。
キシリウム、プロ2レースという、やや硬めながら標準的なホィールでも、すこぶる乗り心地が良い。
ハンドルの中心部付近を握り、背筋を使ってノシノシ踏んでいくと、フレームもたわむことなくグイグイ前に出て行くフィーリングは、本当にすばらしい。

通船が下っていく。
今日は30日という年末も押し迫った時期だというのに、小型タンカーの運行は、いつもより多いようだ。

タンカー






それにしても穏やかだ。
小春日和とでも言うのか、寒かった昨日までと、これから寒気が押し寄せるわずかな間の平穏。
今年も平和に過ぎていく。
それにしてもいろいろな事があった一年だった。
思い返せば、1月名古屋へ行ってから3月と8月の台湾、9月のホノルルセンチュリーライドなど。
3月は初めて香港から中国大陸に行き、深センでは大きなカーボンの工場を訪問。
ホノルルセンチュリーライドでは、素晴しい出会いもあった。

と、想いに耽っているとたおやかな土手のカーブ。
女性の軟らかな暖かい手のひらのようなカーブに、思わず脚を止めシャッターを落すが、思うようにその暖かさを表現できるはずもない。

土手





追い風も、北千住を回りこむころから北西の風になり、遠くで雲が立ち上がっているのが見える。キュムロニンバスに育つ前に戻った方がいいなと、水門までの残りを鹿浜橋からいつもの集団走行同様にペースを上げる。今日のこの距離がちょうど良かった。

岩淵水門






隅田川を上ってきたタンカーが、水門に向かって突き進んでくる。
この水門を潜るのか?
一番右側のゲートを通り、荒川へ出て行くシーンを見つめていた。
この水門を通ることが出来るとは知らなかったので、すかさず撮影。

それにしても穏やかだ。
朝霞水門の近くからローバーのクロスバイクで下ってきた方と、しばし談笑。
外車なのに30,000円だから安いでしょう?
3万円で買える自転車がここまで来ている事に、正直驚く。
御年配の方が、どのように自転車を始め取り組んでいるのか、勉強させていただいた。

さあ、帰ろう。
帰って掃除と営業。
平井大橋まで戻って、店舗を貸してくれた不動産屋さんの社長に挨拶に行くことにする。
土手から出て、平井の街を流すと古銭、切手の看板を目にする。
一度通り過ぎて、また戻ってショーケースを覗き込む。
明治時代の1銭銀貨など見慣れた古銭がある中に、天宝通宝が800円である。
古銭の収集趣味はなく、切手を子供の頃トレーディングカードのように集めていた時期があり、大事にしまってある切手の値段も今いくらになっているのか知りたかった。
お店に入ると御主人がお話してくれた。
この古銭の由来。往時のお話。
そして月に雁、見返り美人に値段が付かない事等を知らされガックリ。

商店会長をされている御主人と、地域活性化のお話がありサイクルロードレースを街中で開催する案を提案したら、これは面白いということになる。
中川の改修が終わると、荒川、旧中川がつながり周回できるコースになるとか。
いつか実現出来そうになれば、出来るだけお手伝いをしたいと伝えた。

いつも世話になっている不動産屋さんの社長さん。
箱根駅伝の応援に行くとかで準備をされていた。
この社長に背中を押され、お店を出すことが出来たから、こうして頑張ってくることが出来た。
私の恩人の一人である。今日も、短い時間にいろいろと先達は若輩者に教えてくれる。

この頃になると、北風が強くなり雲も大きく育って、雨を伴い南下してくる。
雲が行き過ぎたあと、表のウインドを綺麗に磨き、引き戸のローラーを整備し、トイレを磨きまもなく終わる。

本当に穏やかなとき。安らぎの一日。
こんな年の暮れは何年ぶりだろう。