23 octobre 2022
さようなら、カルカソンヌ!
お久しぶりです!9月末にカルカソンヌ観光局との契約が無事終了し、暇になったはずなのですが、閑有りマダムもそれなりに忙しい。。。慢性睡眠不足だったのでそれを取り戻さなければならないし、おざなりになっていた家や庭の片付けもあるし。なんだかんだとやることがあるのが要するに『生活』なのですね。と、まあ言い訳ですが!
フランスでは、6月以降入国制限もマスク義務も取り払われて、この夏はどこもかしこも満員御礼。本当にアジア以外の世界各地からお客様がいらっしゃり、忙しくも楽しいシーズンとなりました。特に北米、オセアニアからが急増、逆にフランス国内からは減少したのでは?という印象を受けました。あいかわらずスペイン語はよく聞こえてきます。
9月はそれなりに集客がありましたが、問題は10月。私はもう働いていないので関係ないのだけれど、実は9月末から3週間にわたって、フランス国内の多くの製油所がストライキをしていて、なんとガソリン不足になっていたのでした。今は概ね片がついて、ほぼ正常に戻ってきましたが、一時はガソリンスタンドに長蛇の列ができるほどでした。日本では考えられないことかもしれませんが、なんといっても軍隊以外すべての業種に団体行動権がある国ですから!そのおかげで、10月は観光案内所も閑古鳥だったそうです… 今日から2週間の万聖節休みに入りましたが、観光業にしわ寄せがあまり来ないことを願います。
今年は3か所の案内所で働くことができて、気分転換になって良かったです。その代わり場所を間違えないように毎日勤務表とにらめっこでした。
シーズン最後のお客さん🌈
12月からは、ガイド、翻訳、通訳、日本語個人教授業に専念したいと思います!
17 juillet 2022
ツール・ド・フランスがカルカソンヌとリムーに !
今晩は〜。日本で放映されるかどうかわかりませんが、本日のツール・ド・フランスの到着はカルカソンヌです ! 日本時間で夜中頃。その後1日休息日で、19日はカルカソンヌを出発してリムーを通ります。到着はフォアという町。ガイドの学校に行くために以前住んでいた町です。わたしにゆかりのある町ばかり通っくれているのかしら🤣
29 juin 2022
カルカソンヌ観光局シテ案内所移転のお知らせ
毎度ご無沙汰しております。今年も晴れてカルカソンヌ観光局に採用され、4月から忙しく働いております。城塞都市、ラ・シテ内の案内所は6月初めに移転し、ナルボンヌ門を入ってすぐ右にオープンいたしました。以前に比べて分かりやすい場所なのでますます大盛況。ヨーロッパに限らず世界各地からお客様がいらっしゃいます。日本からはまだ少ないものの、「開国」したおかげで個人のお客様がちらほら。ヨーロッパ在住の方々もいらっしゃり、日本語でご案内出来てうれしい限りです。
新しい観光案内所はブティックも充実しています。
本や絵葉書、ポスターに加え、カルカソンヌ産の蜂蜜やカルカソンヌ・ゲームも!
カルカソンヌの歴史や、中世の人々の生活を語るVR動画(フランス語、英語、スペイン語)も5€〜ご覧いただけます!
スタッフの制服は去年に引き続き中世衣装。
「皆様のお越しを心よりお待ちしております!」
3 avril 2022
音楽の春🌸
先日、久しぶりにCDを購入ました。25€以上買うと送料無料なので欲張って二つも買ってしまいました。一つ目は短いのですがCDとDVD入り。もう一つはCD3枚入り。なので合計5枚。なんか得した気分!
3年前まではヴィヴァルディと言えば『四季』しか知らなかったのですが、ヤクブ・ヨゼフ・オルリンスキのおかげで声楽曲も素敵だということを発見。はまっています(どっちに!?)。バイオリンの前奏、伴奏はいかにもヴィヴァルディ。ヤクブについてはVOGUEの日本版でも紹介されているので興味のある方はどうぞ。この容姿は日本でも受けると思うのですが…
もう一つはフランスの有名なピアニスト、アレクサンドル・タロー(密かにタローちゃんと呼ばせていただいています)。クラッシクにとどまらずいろいろ弾く人です。日本でも演奏したことがあるらしい…この人の弾くマーラーのアダージェット(交響曲第五番第四楽章、映画『ヴェニスに死す』で使われている曲)に惹かれて買っちゃいました。これから他の曲もじっくり聞いてみます。中の一曲ハチャトリアンの『子供のアルバム』からの曲は私も弾かせていただいています。何のことはないゲンズブールの『シャルロット・フォーエヴァー』だった!
皆さんも是非聴いてみてください!
14 mars 2022
バイバイ、マスク!
フランスは今日からコロナ対策の制限が大幅に緩和されました。
今までカフェ、レストラン、文化施設、スポーツ施設に入るために必要であったワクチンパスが不要に。そして、公共交通機関、医療施設、老人ホーム以外でのマスク着用義務が解除されました。
2月の冬休みが明けて1〜3週間経った現在、1日の平均感染者数が6万強と上昇傾向にあるのにこの措置。2、3週間後には15万人以上に達するという推測も出ています。せっかく収まってきたのになんで?
理由その1
重症者数、入院者数が減ってきて医療施設に余裕が出てきたので、ここで集団免疫を獲得する。2、3週間後に感染者数が増えてきても一部の地域はイースター休暇に入り、さらに気温も上昇するので、大感染は避けられると想定。
理由その2
4週間後に控えた大統領選のための国民懐柔政策。マスクをはずせて「生き返った!」と、皆喜んでいます。
というのが私の見解です。
でも、コロナは罹っても3、4ヵ月で免疫がなくなるそうなので、どんなに広めても集団免疫は出来ないと思うのですが…3、4ヵ月経ったらまたみんな罹るでしょう!?
政府は、マスクは外すけど、空気の入れ替えやソーシャルディスタンスは引き続き守るようにと言っています。なんという矛盾。マスクしなくていいんだからそんなのフランス人が守るわけないじゃん!そのうち皆またビーズ(頬と頬をくっつけてチュッとする挨拶)をし始めるよ。関係なく今までもしている人はいましたが。ちなみに手のアルコール消毒をしている人も少数派です。
今日恐る恐るスーパーに買い物に行ったら、なんと半数近くの人がまだマスクをしていました。ちょっとホッ。怖がっているのは私だけではなかったのねー。
まあ、4週間後にどうなっているのかじっくり見守らせていただきます。マスク、ワクチンパス再導入とかになったら、さすがに票に響くんじゃないの?あ、でもやっぱり戦争だから未経験者には投票したくないかも…でもでも、ガソリン代がリッター3€とかになったらまたジレ・ジョンヌとかが騒ぎだして大混乱になるかも…
なかなか予想の着かない大統領選になりそうですが、政府の政策は信用できないので自分の身は自分で守るしかない!
9 mars 2022
カルカソンヌのシテで発掘調査!
先日(といっても2月のことですが)、友人が「シテの前で発掘しているみたいだよ!」と連絡をくれました。元考古学専攻としてはぜひ見に行かなくては!ということで、散歩がてら一緒に見に行くことにしました。シテの麓の駐車場に着くと柵が張り巡らされ土が盛られていました。柵の隙間からこっそり入ってしばらく現場を見ていたら、発掘している人が近づいてきたので何を掘っているのか聞いてみることに。
実は以前からシテの前を整備する計画があるのですが、その前に地下に大体何があるのかを試掘して探るのが今回の目的だそうです。駐車場の下はだいたい8世紀から12世紀にかけての層だそうです。壁の一部と貯蔵穴の表面が見えました。このあたりはシテの周りのいわゆるフォーブール(壁の外の街という意味)と言われる庶民の住む街だったそうです。貯蔵穴の土は分析に回すのだそうです。炭化した穀物が混じっているのを見せてくれました。
もう20年以上も前のことですが、学生の時、毎夏発掘ボランティアに参加していたので、その時に知り合った発掘調査士の名前をあげたら、ずばりご存じ。懐かしい!昔のことが思い出されました。旧石器時代からローマ時代、中世と、今思うと時代に関係なくいろいろな発掘に参加したものです。
後日、また発掘現場に行ってみると、さらに別の穴が掘られており、石が敷き詰められていました。住居の一部かしら?すでに17時を回っていて調査員たちはすでに帰ってしまっていて、聞くことはできませんでした。
その後、友人が通ったときは、さらに深く掘られていたとのこと。住居のものらしい壁や炉らしきものが見えています。
なかなか普段は見られないものが見られて興味深かった〜!
そして、シテの地下にはさらにローマ時代、鉄器時代の遺跡が埋まっていると思うと、なんだかロマンを掻き立てられます。それらが発掘されることはないのでしょうが…
1 mars 2022
21 février 2022
アイスダンス金メダル!
冬季オリンピック、あっという間に終わってしまいました。個人的にはフィギアスケートしか見ませんでしたが、普段は見られないショートプログラムやペアも見られて、なかなか堪能しました。そして、アイスダンスのガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロンが4年前のハプニングを挽回して遂にオリンピックで金を取れたのはうれしい限りです。フランスはアイスダンスでは常に上位入賞者を出してきましたが、彼らのスケートは格別。踊りはまるでコンテンポラリー・ダンスの様な斬新さだし、音楽や衣装のセンスも抜群。2位のロシアと3位のアメリカも素敵でしたが、ガブリエラ&ギヨームの踊りは贔屓目無しに図抜けていると思います。
次回のフィギアスケート世界選手権はフランス、オクシタニー地方のモンプリエにて3月21日〜27日に開催されますよー!今度は観客もいるのでもう少し盛り上がるかも。
30 janvier 2022
ストライキとデモ行進
先週の木曜日、カルカソンヌに用があったのでローカル線(電化していないのでディーゼル)に乗ろうとしたら、ストライキで代わりにバスが来ました。で、カルカソンヌの街に入ったらなんとデモ隊がのったらのったら前を行進しています。他の乗用車は迂回すべく路地を曲がっていきますが、バスはそうもいかずデモ隊の後ろについてほとんど停車状態。これでは歩いた方が早いので途中で降ろしてもらいました。
インフレ対策としての賃上げを要求する異業種連携スト、デモでした。フランスでは国鉄だけでなく公務員もストをします。ストライキはグレーブ(greve)と言い、ストはマニフ(manif)と言います。木曜日に行われることが多いので要注意!
それにしても、このところの物価上昇は半端でなく、特にガソリン代が凄い上がり様なのですが、それに伴い食料品も値上げしています。月給手取り2000€以下の人、一人につき100€のインフレ対策手当が出ましたが、焼け石の感あり。それでなくてもコロナやワクチンへの不満が高まっているのに、そこに加えての物価上昇は政府にとってとっても危険な状況です。
大統領選までの70日間で不満が爆発してしまうと、マクロン再選は危うくなりそうです。
ちなみに、根拠のない全く無責任な個人的予想で、支持をしているわけでもなんでもないのですが、もしかしたら共和党のバレリー・ペクレスが当選してしまうかも…
PS.木と木の間、遠景に見えるのはシテですよ!
16 janvier 2022
第5波+オミクロン+ノエル=30万
フランスはなんだか大変なことになっております。今まで何とか乗り切ってきたマクロン政権ももう信用できません。
私に言わせると事の発端は9月。感染者数が大幅に減ったときに、なんと政府は市街地や一部の文化、スポーツ施設と小学校でのマスク義務を解除したのでした。とにかくフランス人はマスク嫌いで義務化されていてもしなかったり顎にしている人をよく見かけます。小学校に至っては子供の精神衛生上よくないとか言って何かとマスクを批判してきました。その結果秋休み明けの11月ごろから子供の感染が増えはじめついに第5波の到来となりました。それでも日々の感染者数は2万〜3万人程度でした。
そこにオミクロン上陸でいきなり一桁増し。それなのにノエル(クリスマス)や年越しパーティーの対策は、まめに空気を入れ替えよう(寒い中ガス代電気代も値上がりして一体誰が食事中に窓を開けというの!?)!パーティー前に検査しよう!で、ディスコが営業停止になっただけで夜間外出制限も人数制限も無し。検査数はついに100万件を越し、感染者数も20万人を越しちゃいました!まあ検査数が多いから感染者数も多く出るんですけど。
個人的には2年ぶりにノエルを夫の家族と過ごしました。全員ワクチン接種済みでテストはせず、寒いので空気の入れ替えも無し。幸いなことに誰も感染してませんでした。義母がお料理を頑張ってくれたので、私はデザート担当。
年末、感染者も入院患者も急増して、去年の春ほどではないにしろ他の治療が延期されたりして、さすがクリスマス休暇延長か!?と思いきや、1月3日から早々に学校開始。しかも、感染者、濃厚接触者があまりにも多く、病院、国鉄、学校、企業などで人手不足が深刻化したため、接種済みもしくは12歳未満の濃厚接触者は検査が陰性であれば隔離は無しということに。人手が足りなくなるから制限を緩めるというのは本末転倒だと思うのですが…それを受けて薬局や検査場に長蛇の列。その週のうちに、濃厚接触の生徒は自己検査が陰性であれば良しということに変更されました。つまりは自己申告制。もちろんフランス人は正直ですからそれで問題が解決されるわけです!しかも、以前はクラス内に数人の感染者が出た場合は学級閉鎖であったのが、年明けからは感染した生徒のみ隔離してその他は普通に登校。『学校を閉めない』というのがフランス人の誇りなんだそうです。そうして遂に、学校再開後1週間で1日の感染者数が30万人を超してしまいました。
学級閉鎖をしない事にこだわるのには理由があります。フランスでは共働きや離婚家庭が多く、学校がないと困るのは働く親たちなです。だだでさえ感染者隔離で人手不足なのに、子供の面倒を見るために欠勤されて困るのは企業。つまり、経済を回らせるためには学校を開けておかないといけないのです。濃厚接触者の隔離を無くしたのも同じ理由。医療崩壊が避けられれさえすれば優先すべきは経済なのです。
そう考えると今までの政府の政策もつじつまが合います。オミクロンは重症化しづらいのでこのままじわじわと感染を広げて1月末には集団免疫を獲得。医療崩壊は避けたいので、ワクチン接種とブースター接種を引き続き奨励。しかし、残り500万人の未接種者を説得するのは難しいようで、近日中にワクチン・パスが導入されますが、それに反対するデモへの参加者も増えてきています。
このままオミクロンで終わってくれれば3月には終息するかもしれませんが、またぞろ新変異株が出てきたらどうなることやら…
オメガまで行っちゃったら次はいろはにほへと!?
2021年のノエルのイルミネーションは普通に行われました。集客も結構望めたようです。
お城のプロジェクションマッピングのすべての模様はインスタに投稿しました。