2005年08月30日

「ミリオンダラー・ベイビー」 名も無き者たちの生きた証


 ミリオンダラー・ベイビー

「ミリオンダラー・ベイビー」  ★★★★☆

(2004年アメリカ)
監督:クリント・イーストウッド
キャスト:ヒラリー・スワンク、クリント・イーストウッド、モーガン・フリーマン、アンソニー・マッキー、ジェイ・バルチェル、マイク・コルター、ブライアン・F・オバーン、マーゴ・マーティンデイル、ネッド・アイゼンバーグ、ブルース・マクヴィッティ、マイケル・ペーニャ、ベニート・マルティネス、モーガン・イーストウッド、ルシア・レイカー
公式サイト

【オチに触れますので要注意】
人生の勝者とは一体何だろう。
床掃除と皿洗いで終わる人生もある。
何年経っても目の出ないボクサーもいる。
109試合目で片目とボクサー人生を失った男もいる。
そして30年以上不遇でようやく掴みかけた栄光の寸前で絶望の淵に叩き落された女、娘と離れ今また愛する者をこの手で葬らなければならなかった男。

誰もが成功を手にすることができるわけではないのだ。
この作品はアメリカンドリームの底辺で這いつくばって息絶える人間達の墓標だ。しかしその墓標は絶望や挫折だけに彩られているわけではなく、信念と誇りに満ちたものだったのだろうと思う。言い換えれば、人生に裏切られ続けてきたマギーと成功から見放されてきたフランキーの心がボクシングへの夢によって一つになり並走する、信頼と愛情に支えられた「信念の旅路」のドラマなのだ。

そして潰えたアメリカン・ドリームの墓標として用意された映画の終焉は「尊厳死」という最も悲痛で困難な決断に向う。
尊厳死を望む側からの視点で描かれた「海を飛ぶ夢」と対極的に、「ミリオンダラー・ベイビー」は死を望む人間の最も身近な者の視点で辿られる。
「生かすことは殺すことだ」
「死んだ方が幸せ」だと幾ら心で思っても愛する人には「生き続けて欲しい」と願うのが常だろう。本作では「海を飛ぶ夢」では表に見えなかった尊厳死を助ける側の苦悩と愛するが故の選択が圧倒的な説得力を持って語られるのだ。
しかしクローズアップされがちだがこの部分が本作の最大のテーマというわけではないだろう。これは人生というものの一つのけじめのつけ方であり、映画の中では、先程述べた信念と誇りの生き様の延長上の選択として語られたのではないかと思う。

敬虔なアイリッシュ系アメリカ人(=自殺を禁じられたカトリック)としてのフランキー、家族というものに縁がなかったフランキーとマギーの孤独な魂と絆、まるで人生訓のようでもあるボクシングの教訓、スクラップという「赦し」の存在。これ等の伏線がラストシーンに見事につながって、重層的でずっしりと心に響くドラマが構築されていると思う。
前半のボクシングシーン(若干安易過ぎな展開だけどもw)の躍動感溢れる演出から、後半の沈痛で苦渋に満ちた静かなそれへ、映像も光と陰のコントラストが印象的だ。
静と動、明と暗、それを静かに中和するスクラップの語り。
これ等のコントラストが映画の抑揚となり133分観る者を惹きつけて止まない。
2004年アカデミー賞作品賞、主演女優、助演男優、監督賞4部門受賞作品。
「人はどう生きることが幸福なのか」深く考えさせられる傑作だ。
必見です。

なんつーか、カナリガツンと来たので2日経っても全然書けない、そのうち落ち着いたらまた書き直すかもしれません(爆死w
個人的にはスクラップという存在の描写がこの作品の最も優れた部分だと感じている。フランキーが一人で抱えるには重過ぎた悔恨への「赦し」の存在として、物語の語り部である彼の重要性は揺るぎないものだ。

まさか注射器の数に泣かされるとはなぁw
イーストウッド、凄い映画を撮ったと思う、絶句。

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 枯にして淡にあらず。……この映画を一口に表すとこういうことになるでしょう。  枯れた作品、枯れた演出というと、"枯淡の境地"という言葉があ
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久しぶりに、一時間以上鼻水たらして泣きました{/namida/} アカデミー賞は納得です。 正直 まだ、その余韻に浸っています。 ここまで感動させてもらえる作品だとは、思っていませんでした。 まったく先入観をもたずに、人生の一期一会のように出会いたかったのもありまして
27. ミリオンダラー・ベイビー  [ 映画と社会人1年生とあわあわとした日々たち。 ]   2005年06月25日 02:00
エンドロールが流れ終わっても、立ち上がりたくなかった。 言葉が何も出てこなかった。   「感動」なんて平易な言葉は、この映画には似つかわしくない。 胸に沁みたこの感情を、なんと表現すればいいのだろうか。
28. ミリオンダラー・ベイビー  [ 映画と社会人1年生とあわあわとした日々たち。 ]   2005年06月25日 02:00
エンドロールが流れ終わっても、立ち上がりたくなかった。 言葉が何も出てこなかった。   「感動」なんて平易な言葉は、この映画には似つかわしくない。 胸に沁みたこの感情を、なんと表現すればいいのだろうか。
29. 人間の生き方を問う映画◆『ミリオンダラー・ベイビー』  [ 桂木ユミの「日々の記録とコラムみたいなもの」 ]   2005年06月27日 19:25
6月7日(火)TOHOシネマズ木曽川にて 最初に断っておくが、私はクリント・イーストウッドがあまり好きではない。 彼の若い頃の活躍については、実際のところよく知らないが、あそこまで歳を取ってもあくまで"ヒーロー"をやりたがる姿勢が好きになれなかったし、自分が監
30. アカデミー賞主要4部門獲得!「ミリオンダラー・ベイビー」  [ ★渋谷でママ気mama徒然日記★ ]   2005年07月04日 16:47
やっと観て来ました!本年度アカデミー賞主要4部門受賞した、 「ミリオンダラー・ベイビー」!!先日衛星放送で今年の「アカデミー賞授賞式」を見ていたので、もうこの「ミリオンダラー・ベイビー」への期待は超大でした〓! 主演のヒラリー・スワンクとクリントおじちゃ
31. 映画「ミリオンダラー・ベイビー」  [ 小仙の徒然日記 ]   2005年07月12日 07:24
"Million Dollar Baby"(IMDb) 2004 USA アカデミー助演男優賞・主演女優賞・監督賞・作品賞受賞作 またしてもいい映画を観てしまいました。ボクシングの流血シーンは見ていられなかったけど、ボクシングって自分との闘いでもあるのね。ヒラリー・スワンク、良かったです
32. 『ミリオンダラー・ベイビー』田舎娘のボクサー成功物語☆師弟の夢の行方は。。。  [ 映画のBLOG@今日のいいこと。 ]   2005年07月15日 16:33
ミリオンダラー・ベイビーMillion Dollar Baby クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)監督、本年度アカデミー賞☆作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞4部門で受賞を成し遂げた話題作。見ごたえのある作品です。クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワン

この記事へのコメント

1. Posted by たましょく   2005年06月09日 11:05
 TB&コメントありがとうございますm(_ _)m

 ハリウッド映画ってーのは、比較的「ハッピーエンド」
が多い中、これだけ衝撃的なラストを飾る映画は久々でし
た。

 ボクシングシーンで熱くさせ、人間ドラマで心打たれ、
老練なイーストウッドとフリーマンの渋さとヒラリー・ス
ワンクの骨太な演技が重厚な演出とマッチしていると。

 中盤以降の展開があまりにも衝撃的で哀しくもありまし
たが、決して目を背けてはいけないと感じました。ベッド
の上で衰退してゆくマギーの姿が今も瞼の裏に焼き付いて
離れません。
2. Posted by あんじぃ   2005年06月09日 12:13
とても感動する映画でした。
しかもその場で泣けるのではなく、あとから心の中に何か働きかけるものがくるような、じわじわと来る感じでした。
なので、私の場合もすぐに感想がかけませんでした。
ゆっくりじっくり考えたい、ひたりたい映画ですね。
3. Posted by ゆう   2005年06月09日 19:39
トラックバック&コメントありがとうございます。
素晴らしい作品でしたね。これぞ傑作。
近々もう1度観に行こうと思っています。
4. Posted by lin   2005年06月09日 22:38
>たましょくさん
コメントありがとうございます。
そうですね、凡そハリウッドらしくないエンディングですが、スクラップの視点で語られる追想形式が非常に穏やかで暖かかったのが印象的でした。
またヨロシクお願いしますw

>あんじぃさん
コメント感謝です。
そうですね、こんなに映画の様々なシーンが後からフラッシュバックする作品はそうそうないと思います。沁みる作品でした。
またヨロシクどうぞ。

>ゆうさん
こちらこそコメント感謝です。
傑作だと思います、イーストウッド作品でもやっぱりこれが最高っすね。
カナリ重かったので自分は再見するかどうかわかりませんが、いつかまた観たいと思いますよw

5. Posted by ちば   2005年06月09日 23:41
重かった。
重かったと感じた理由はまさに近いのかもしれない(w
「名も無き者」だけどそれぞれに全うしたい夢があって、だけどその夢が叶えられるという結果だけが人生にとって重要なわけではないって感じかな?
ハリウッド的なラストじゃないけどファイト・シーンにはエンタメ要素も十分あってやっぱりハリウッドの作品だと僕は思ったよ。
ラストの手紙の解釈は?
6. Posted by lin   2005年06月10日 23:49
>ちば
どうも尊厳死の部分で「海を飛ぶ夢」と比較されてるようだけども、敢えて言えば向こうは「いかに死ぬべきか」、ミリオンダラーは「いかに生きるべきか」を描いた作品だと思う。そもそもテーマも違う気がするよ。
で、海の方で俺が引っ掛かった一点が自殺を幇助した女の内面描写があまりにも薄いってことなんだよな・・・。それに関してはミリオンダラーはきっちり描いてあると思ったわけでさ。
エンタメな部分はあったね、予告見せ過ぎてなければもうちょっとファイト・シーンもはまれたのになぁw
手紙はス○○○がフ○○キーの娘に出したってことなんだろうか、物語自体のスクラップの語りが手紙の中身ってことなのかな、とか深読みか?(ワラ
7. Posted by any   2005年06月11日 01:31
TB&コメントありがとうございました。
人生を“どう生きるべきか”そんなことを考えさせられる作品でしたね。
キャストの素晴らしい演技+重厚なストーリーに、感動せずにはいられませんでした。
本当に素晴らしい作品です。
こちらもTBさせて頂きます。よろしくお願い致します。
8. Posted by lin   2005年06月13日 01:29
>anyさん
TB&コメントありがとうございます。
そうですね、どう生きることが幸福か考えさせられました。
イーストウッドの傑作ですね、自分も凄い作品だと思います。
またヨロシクお願いしますw
9. Posted by tonbori   2005年06月14日 23:08
コメントありがとうございます。
観るものにいろんなことを指し示す映画でしたね。
こちらもまた覗かしていただきますね。
10. Posted by 映画侍   2005年06月15日 10:06
TB、コメントありがとうございます。
映像、特にシルエットが美しかった。
音楽の入ってくるタイミングが絶妙でした。
映画作家としてのクリントに敬服です。
また、コメントお願いします。
11. Posted by lin   2005年06月16日 08:00
>tonboriさん
こちらこそコメントありがとうございます。
そうですね、非常に深い映画でした。
またヨロシクどうぞw

>映画侍さん
音楽もアコギが良かったと思います、あの作品に仰々しい音楽は似合わないですねw。
イーストウッドは凄い、同じく敬服です。
こちらこそヨロシクお願いします。

(TBはさせて貰っていないと思いますw)
12. Posted by kkk   2005年06月16日 13:31
この前の話の続き。
松本人志のレビューの穴の話ね。

 屮泪ーの家族が酷い、あれはないやろ、極端すぎ」

甘い甘いホワイトトラッシュいうの知らんな、松本っちゅうことですわ。
トレーラー生活してて年収100万円とかそんな白人低所得者層だとあんな金に固執するのも全然有りってこと。映画だと8Mileのエミネムのかーちゃんとか。
アメリカの底辺を目茶目茶突いてるってことですよ、クリント。

⊂説との比較「オッサン二人もいらない!」
小説だとスクラップはいなくてマギーとフランキーだけ。でフランキーの片目が見えない設定らしいっすよー。
何で二人にしたのか、そこんところが実は大事だという話じゃんね?
松本いつもは鋭いけども今回は瑣末な部分に拘りすぎやね、見えてないわアレ。
13. Posted by ロハン   2005年06月16日 21:56
そこまで深くはとらえてはいなかったんですが、
フリーマンの存在意義は凄く大きかったみたいですね。

彼とデンジャーの絡みもよかったです。
14. Posted by lin   2005年06月17日 07:33
>ロハンさん
こんちは。
スクラップは原作では他の短編に収録されているキャラに似ているんですが、ミリオンダラーにはいないキャラらしいですね。
彼の存在はフランキーの痛みであると共に救いや赦しの象徴でもあったように自分は感じましたw
仰る通りデンジャーとの絡みも良かったですね。
コメントありがとうございました、また宜しくどうぞw
15. Posted by lin   2005年06月17日 07:43
>kkk
ホワイトトラッシュ、俺も調べたよ。
8Mileって言うと解りやすいね、結局白人貧困層の実態があの家族だったってことか。日本人の感覚だとやり過ぎ感があったりするもんな。理解。

スクラップ原作でいなかったキャラなんだよね、それをわざわざ設定している所がポイントだと思う。一人の人間の悔恨と救いを二人のキャラで見せたっていうことか。

松本のコラムって結構面白いけどね、これに関しては微妙だなw
16. Posted by Ixion   2005年06月17日 08:45
コメントありがとうございました。

lin さんのレビューは、深いです。
最近この作品を思い出すと、
スクラップの存在の大きさを実感します。
17. Posted by GO   2005年06月17日 22:31
拙宅へのTB&コメント有難うございました。
本当に良い映画でした。
こちらもTBさせて頂きました。
18. Posted by lin   2005年06月20日 22:57
>Ixionさん
こちらこそコメント頂きありがとうございます。
深いかどうかわかりませんが、まとまってないことだけは確かです(爆死。
またヨロシクお願いしますw


>GOさん
こちらこそコメント・TBありがとうございました。
GOさんの原作感想は非常に参考になりました、自分も読んでみようと思います。
またヨロシクお願いします。
19. Posted by ay   2005年06月25日 01:59
お久しぶりです。
毎度、linさんの感想には唸らされます。
内容を的確に掘り下げた文章に、いっつも感心しきりです。
「そうそう、そうなんだよなぁ〜」と1人頷いております。

「ミリオンダラー・ベイビー」、素晴らしかったです。
僭越ながらTBさせていただきます。

注射の数の意味に、ここで初めて気付きました。

切なくて、切なくて、言葉が出てこないです。
20. Posted by lin   2005年06月26日 13:38
>ayさん
お久しぶりですw。
こ、こんな感想ですみませんって感じですが(汗)、どれだけ書いても自分の心に湧いてきた感情を上手く説明できない気がします(言い訳w。
自分も注射器の数とレモンパイにはやられてしまいました、凄い映画だと思います。
コメントありがとうございました、また宜しくどうぞw

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