February 03, 2006

銀座・梅林のカツサンドと若松のあんみつ

02020235 デパートの催事場でGETした、銀座・梅林のヒレカツサンド。 

阪神百貨店の「全国有名駅弁とうまいもんまつり」(詳細はかごんま黒ぶた弁当ぶりかまめしを参照)が終った後も、どこかのデパートでまたグルメなイベントをやってないかな〜、と探してみた(笑)この時期はどこもバレンタインフェアばかりの中で、近鉄百貨店阿倍野店にて「昭和懐古博」なるものを開催していることを知り、さっそく初日の2日に出かけてみた。これは東京と大阪の有名老舗店が出張販売(一部実演あり)している催事なのだが、予想以上にいろいろな店があり、美味しいもの勢揃いという感じである。大阪の店はいつでも行けるので、まずは銀座のヒレカツサンドを目指した。
銀座の「梅林」は創業昭和2年、ひと口カツ(ヒレカツ)の元祖として知られる店。国産の生肉のみを使用したとんかつは、柔らかくてジューシーで、自家製パン粉、自家製ソース、特製揚げ油にもこだわって冷めても美味しいカツを作りだした。
ヒレカツは、ポークのフィレの部分を、丁寧に脂を除き、開いて厚みを出したままさっくり揚げたもの。銀座にはとんかつの名店が多いが、その中の一つの梅林が大阪に登場した。
梅林のヒレカツサンドは、国産豚ヒレ肉の旨味を閉じ込めたカツと、たっぷりからめた自家製ソースの相性が抜群。食パンに辛子をぬってヒレカツを挟んだシンプルなサンドイッチは、ヒレカツの旨さをストレートに堪能できる。目の前で揚げ立てのヒレカツをパンに挟んでカットしたものを買ってきたので、帰宅した時もヒレカツサンドはほのかに温かく、肉も柔らかくて大変な美味であった。
見た目は小さめの箱だが、食べてみると意外と腹にたまるヒレカツサンドは1折(4切入)735円。今度東京に行く時は、銀座でヒレカツ定食を食べて、みやげにヒレカツサンドを買いたいものである。

02020234 豚に三味線。

老舗感漂うレトロな包装紙には、べっぴんの豚さんが三味線を弾いている、いなせな挿し絵が描かれている。この「珍豚美人」(ちんとんしゃん)とは、噺家の一龍斉貞丈が名づけた梅林のとんかつのニックネームとのこと。食べられる運命の豚でありながら、粋な姿で包装紙に登場(笑

02020240 カツカレーパン。

そして、梅林のレジの横に並んでいたカツカレーパンもついでに買ってみると、それは通常のカレーが入った揚げパンではなく、カレーで味付けしたカツ入りパン、というものであった。カレー風味は最初はあまり辛くないと思いつつ、後からじわじわとほどよい辛さが口の中に広がる。モチモチした食感の揚げパンも美味しくて、惣菜パンとしてもなかなかの逸品であった。
ちなみに、とんかつの原点となる西洋料理のコットレットはビーフやヴィール(子牛)を使い、揚げるというよりも焼くような料理方法。それを日本風にアレンジしたのが、洋食屋さんの「ポーク・カツレツ」だった。
私が近鉄百貨店に着いたのは閉店も近い時間だったが、梅林の出店の前にはまだ行列ができていた。しばらく並んでやっと順番が回ってくると、今日は朝から忙しくて立ちっぱなしだったのよ〜、と販売担当のご婦人が何故か私に話しかけてきた(笑)ご苦労様です。聞くと今回が大阪の催事場に初の出店とのことで、広告でもトップにヒレカツサンドを紹介されたせいもあってか朝から大繁盛で、もっとも混雑していた昼時は1時間待ちだったという(汗)

02020244 02020246 元祖あんみつセット(左)。黒みつがけ。

ヒレカツサンドの後はデザートも銀座の老舗店のものを、と若松の元祖あんみつセットを購入。
若松は、明治27年創業の老舗の甘味処。あんみつを考案した店としても有名で、昭和5年、ここのおしるこを食べた宝塚歌劇団の生徒の「あんこを使った甘味をもっと食べたい」という要望に応えて、2代目主人があんみつを創作したという。あんみつは、北海道産小豆で作る自家製の餡と、伊豆七島産テングサから作るコシのある寒天が特徴。具にはさくらんぼ、みかん、ギュウヒ、赤えんどう豆が入っている。みつは黒と白の2種類から選べるが、今回は黒みつを選んだ。

02020247 02020251 プリプリの寒天(左)。レトロな器。

濃厚な黒みつと食感のしっかりした寒天、上品な甘さの餡のハーモニーがなんともいえない味わいである。ほんのりと塩味がする赤えんどう豆は、おしるこに添えた塩昆布のように、餡と黒みつの甘味を引き立てている。甘味メニューお約束のさくらんぼや、みかん、モチモチのギュウヒといった具の彩りもよく、口に入れる度にいろいろな味が楽しめる。
東京に住んでいた時、日比谷から有楽町、銀座のあたりはいつも映画を観に行っていたのだが、銀座グルメを楽しむ余裕などなく、老舗店が立ち並んでいるのに素通りしてばかりだったのは、今となっては実にもったいない話である。次回上京の際は、銀座でヒレカツ定食の後は、甘味処で元祖あんみつのデザート、というコース決定だな(笑

カツ好きは会津のソースカツ丼もどうぞ

lindau at 23:50│ 食-グルメ 

この記事へのコメント

6. Posted by りんどう   February 11, 2006 18:46
>カポさん
かつて銀座での映画観賞の帰りには、どこにも立ち寄らなかったのが今では悔やまれます。
といっても当時はそんな余裕もなかったんだけど(^^ゞ
銀座はとんかつや天ぷらなどの和食だけでなく、甘味処も充実していて羨ましい。
人気店はどこでも行列必至だけど、並んででも食べたいと思わせるものがあります(^^)
若松のあんみつも一度お試しを☆餡も具もなかなかのお味でしたよ。
カツサンドは育ち盛りの男子なら2箱くらい食べないとお腹いっぱいにならないでしょうね(大汗
でも普通の人にはこれ一箱でも結構腹にたまります。
東京の「まい泉」も大阪のデパ地下に出店していることがわかったので、今度食べてみます!
5. Posted by カポ   February 11, 2006 17:08
銀座での映画鑑賞の帰りに必ず買って帰るのが 「鹿の子」のあんみつです。
2Fの甘味処は いつも階段下まで行列が出来ていて あずきの美味しさに「待つ苦労」も忘れて並んでしまいます。^^ゞ
若松は知りませんでした、次回挑戦してみます♪

カツサンド、確かに高いですよね〜
地元のデパ地下でも売っていますが
我が家の息子たちにとっては
一人一箱でも物足りないというので
滅多に買いません(笑)

カツカレーパンもおいしそうですね!!
実はうちの近所のパン屋さんにあるんですよ。
美味しいから すぐ売れてしまうので 予約して買います♪
4. Posted by りんどう   February 04, 2006 15:54
>changさん
カツサンドは洋食屋のお持ち帰りメニューで時々見かけるけど、
贅沢な内容に比例してすてきなお値段のものが多いです(^^ゞ
パンとカツにしみこんだ特製ソースは、出店でも売ってました>買っちゃおうかな
昔から銀ブラに甘味処に立ち寄るのは定番ですね。資生堂パーラーとか♪
次回の東京行きは銀座のとんかつを攻めてみようかと企んでいます(^^)
3. Posted by chang   February 04, 2006 15:40
カツサンドは大好きです。
特に贅沢な感じを持っています。
パンにしみこんだソース。。。
それも銀座の。。。たまりませんな。
若松のあんみつも・・・いいですね!
銀座と「とんかつ」なぜか合います。

2. Posted by りんどう   February 04, 2006 13:28
昨年東京に行った時は、銀座を車で通り過ぎただけでしたが、
しばらく見ないうちに銀座の街並もちょっと様変わりしたようで。
以前は巨大な林檎マークのビルなんてなかったなあ。
そんな中で生き残っているには、それなりの理由があるからなんでしょうね。
老舗店ならではの濃い内輪話、気になります(笑
老舗という名前の上に胡座をかいていたら、名門だろうが何だろうが
今どきの客はさっさとそっぽを向いて、他の店に行ってしまうだろうし。
ツバメグリルのハンバーグや、ナイルレストランのカレー、今でも健在で人気店のようですね。
銀ブラして旨いもの食い倒れしたくなりました(^^ゞ
1. Posted by RONKORON   February 04, 2006 07:40
私の祖父さんは銀座に住んでいたし、私の仕事も銀座から始まりました。と、いうわけで実は意外に銀座とは縁があります。
銀座で働いていたのは3年くらいだったのですが、老舗が多いですね。
面白いエピソード一杯あるのだけれどブログには書けません(笑)。

でも銀座には多くの老舗がありますよね。
昔から銀座で一旗上げるというのは経営者の夢のひとつ。
次から次に新しい店が出来、消えていきます。
老舗というのは、厳しい競合野中で生き残ってきたのですからやはりすごいです。魅力ありますよね。
ツバメグリルとかナイルレストランとかまだあるのかな?