北欧暮らしラボ  ***北欧で、楽しく暮らすを研究中 ***

北欧に引っ越してきたら、何もなかった!国全体がミニマリスト?
カルチャーショックを乗り越え、不器用でズボラなワーキングマザーが【毎日を楽しく暮らしたい】といろいろ挑戦中。


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夏休み最終日の今日は、大好きなベーグルとロイヤルミルクティーでNYスタイルの朝ごはん。20年くらい前、母と二人でロサンジェルス、ラスベガス、ニューヨークと旅して、母が一番気に入ったのがニューヨークだった。近くのお店で、ベーグルや果物などを買って「なんだか、私たちニューヨーカーみたいだねー」と言いながらホテルに戻り、ポットでお湯を沸かしインスタントのお味噌汁を作って朝食に添えた。

今日は、チェダーチーズ、レタス、ハム、トマトを挟んだけれど、一番好きなのはクリームチーズ。クリームチーズはうちの冷蔵庫には常備していないので、夏休み最後の朝食だというのに妥協することになった。歩いて3分のところにコンビニはないので、こういうとき田舎暮らしは妥協が必要になる。不便だとは感じなくなってきてる。

ときどき、クリームチーズとラッカーを買うのだけど、小さいものを買ってもやはり残る。そして冷蔵庫の中で忘れ去られ、「あ、こんなんあったなぁ」とあけてみるとカビが生えてて、ぎゃーーーとびっくりする。食品を無駄にした罪悪感と、食べたいのにカビが生えてて食べれないのが残念で、ちゃんとしないとなぁと反省する。

今、ぐぐったらクリームチーズは冷凍保存ができるらしいので、今度は冷凍保存しようと思う。ぴっちりラップで包むのがコツ。

スウェーデンの人あまりベーグルが好きじゃないのか、スーパーではあまりみかけない。月一くらいで少し遠くの大型スーパーへ買い出しに行くときに、どうかありますように・・・とどきどきしながらパン売り場へ行く。この町のスーパーで唯一ベーグル売ってるところなので、ときどき売り切れてる。4つ入りなので、残りは袋の口をクリップでとめて冷凍庫に入れて保存。一つずつラップでくるんだりはしてない。他のパンも買ってきた袋のままか、プラスチックの袋にざっくりと入れて(空気はできる限り抜く)冷凍してる。

今日は、ミルクティーは一杯だけ。この後、車で1時間くらいのところまでお出かけします。
トイレに行きたくならないように・・・


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朝起きて、ごそごそと冷蔵庫と冷凍庫の中を物色して朝ごはんのメニューを決める。ぎゅうぎゅうにモノが押し込められた冷凍庫の奥の方に、ワッフルを見つけた、これや!今日の朝ごはんは、ベルギー風に決定!
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いつもの、イングリッシュブレックファストティを入れて飲みながら、ソーセージを焼いた。ワッフルをトースターに入れて、昨日の残りのサラダを盛りつけた。ソーセージが焼けて、ワッフルも熱々になった。紅茶をもう一杯いれて、朝ごはんの完成。
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これは、リガで買ったマスタード。多国籍な朝ごはんになったな。
普段私は朝が早いので、自分と息子の朝ごはんを一からつくっていては身が持たない。美味しいものは食べたいので、まとめて準備して冷凍保存。いつだったか、ワッフル焼いて冷凍しておいた私に感謝。
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ベルギーは、たぶんもう会えないけれど大切な人がいる国。
アメリカの大学の寮で、ベルギーから留学していたフランソワに出会った。大学は夏休みで、英語コースの学生だけが寮にいた。私は、8月から大学に入学する予定だったのだけど、日本でぶらぶらしているのもなぁ・・・と思い2か月間、語学学校に行くことにした。

語学学校第一日目に、先生に呼び出されて「あなたは、大学のコースを取った方がいいわ」と言われ、わけのわからないまま、フランソワに付き添われコースを申し込んだりとかバタバタと大学に入学してしまった。読み書きはできたけれど、聞くことに慣れていなかったので、よくわからないことばかりだった。
フランソワは語学学校に来たけれど、彼の英語力がすごすぎて大学のコースを取っていた。

語学学校には日本人が数人いたけれど、どうも入っていけなくて、しかも私は大学生だから学校では顔を合わすことはない。寮でも一人ぼっちだった私をいろいろかまってくれたのも、フランソワだった。
当時私は20歳で、30歳のフランソワがずいぶんお兄さんに見えた。

ベルギーでは挨拶は頬に、キスを三回!と教えてくれたし、ドアを開けてくれる、かばんを持ってくる・・・ジェントルマンだった。パーティでエスコートしてもらったことがあるし、人がたくさんいるような場所では手をつないだこともあったけれど、恋人ではなかった。
フランソワの部屋にいたときに、ご両親から電話がかかってきたときにも、私に「ハロー!」と優しい声であいさつしてくれたし、フランソワも「アメリカで、日本人の妹を見つけたー」なんてご両親にも言ってて、すっごくいい友達だった。
フランソワの友情がなければ、アメリカでの最初の学期は乗り越えられなかったと思う。感謝してる。

しばらくして私のとこに新しいルームメートが来た。コンゴ出身の女性。彼女は、フランソワに一目ぼれしたらしく、猛烈にアタックしていた。

2人はフランス語で会話していたので、私にはまったく理解できなかったし、二人の邪魔にならないようにあまりフランソワと会わないようになった。てっきり二人が付き合うのかなと思っていたから、学校からの帰りフランソワ、スウェーデン人のピーターと私で歩いていたら、フランソワがため息をつくからびっくりした。

彼女ができたのに、何が不満なの?と言ったら
さらにため息をついて、もごもご言ってる。一緒に歩いていたスウェーデン人のピーターが「彼女は黒人だからね」とずばっと言った。

え?そうなの?
「彼女はいい人だけど、僕の両親は喜ばないだろうな」とフランソワ。

20歳の私には、愛があれば肌の色なんて・・・両親の趣味なんて・・・と思ったけど
まぁそこまでの愛がなかったんだろうね、フランソワには。
フランソワがいなくなったときに、ピーターが言った。「君はさ、フランソワが絶対にコンゴの彼女に触れないの気づいてた?」

フランソワは誰に対しても、親切でジェントルマンだったから、よくわからなくなった。
じゃぁ、日本人をどう思ってるの?友達ならいいの?挨拶はキス3回じゃないの?複雑な気持ちになったけど、フランソワと人種とか差別とか話し合う気持ちになれなくて、結局、モヤモヤした気持ちのままベルギーへ帰る飛行機に乗りこむフランソワを見送ったのでした。
ご両親の住所をもらったけれど、その後私は何度か引っ越しをして、紙をなくしてしまいました。

同窓会できたらいいなぁ。


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2020年の夏。毎日うんざりするほど雨が降り、空はどんよりと灰色、空気は少し肌寒い。灰色の雲の隙間から時々きれいな青空が見えるのに、こんなに寒くては泳ぎにも行けない。暑かったのは1週間だけで、その一週間私は仕事だったから、泳ぎにも行ってない。

こんなに気温が低いのはスウェーデンでも60年ぶりだとニュースでやってた。
雨の合間をぬってゴルフに行く旦那は日焼けしているが、ゲームばかりしている息子は青白い。毎年強い日差しに当たり、濃い茶色の髪に、キラキラとメッシュが入るのがちょっと楽しみだったりするのに、今年は濃い茶色のまま。

気象学的にスウェーデンでは、日中の気温が10度以上という日が最低5日間続くと【夏】になる。その後、どれだけ寒くなったとしても、夏。そして、8月1日までは夏。寒ければそれ以降【秋】となる。【夏】という言葉を聞いて息子は、「運が良ければ、暑い日があって湖で泳げる」季節と認識しているだろうし、じりじりと肌が焼ける感覚もまだ知らない。海がざぶーんという波の音がすることも知らない。スウェーデンの人はスペインやギリシャなどビーチで過ごす休暇が好きだけど、うちはまだそういう休暇には行ったことがない。日本の海を体験してほしいな。

数日前から天気予報をチェックし、一番晴れの確立が高かったこの日に友人たちと毎年恒例の田舎のアイスクリーム屋さんに行ってきた。朝ごはんが粗食だったのはアイスクリームのスペースを確保したかったから。

めちゃくちゃボリュームのあるアイスと、トッピングが大胆なこのお店。
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「おばあちゃんのクッキーモンスター」
クッキー生地入りのアイスに、どーんと大きなドーナッツ。

古い農家を利用したこのアイスクリーム屋さん。広い庭のあちこちにテーブルがあって、木や茂みでほどよくプライバシーが保たれている。以前はハンモックや卓球台があったけど、今回はなかった。
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庭のあちこちに素敵なディスプレイがあるから、見て回るのが楽しいのだけど、今年はダメだった。みんな自分たちの席にじっと座って食べてる。こっち来るなよ!来るなよ!と言いたげな視線が突き刺さる。ソーシャルディスタンス・・・
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旦那のゴルフ友達のオットーが「今頃は、フランスを後にしてベルギーに向かってた頃だねぇ」としみじみ言うので、みんな少し静かになってしまった。小学校のころからの友達3人が「ノルマンディーに行きたい」と言い続け、数年間は無視していた私たち家族が根負けし3家族でフランスまで旅することになった。

何度か集まっては、あれこれやりたいことを提案し、3家族でスウェーデンから車でフランスまで旅をするという計画ができあがった。3オヤジがずっと行きたがっていたフランスのノルマンディーへ行き、息子はベルギーに住む友達に会う予定だったし、3週間みなで、多いに旅を楽しむはずだった。

4月には、夏の旅行は無理だろうなと覚悟した。フランスは来年も存在するから。
5月のはじめまでなら、キャンセル料が発生しないということだったので、やっと見つけた寝室が9つもあるお城のようなお宅をキャンセルした。最近になってスウェーデンからも旅行者の入国を受け入れる国がでてきたけど、スウェーデン人まったく歓迎されてなかったから。

スウェーデンからフェリーに乗ってドイツのキールまで行く予定だったので、ドイツがナイン!と言えば、アウトだ。オランダは?ベルギーは?2か月先、どうなっているのか全く読めない状況で、私は「欲を出さず、無理をせず、抵抗しない」という作戦が一番だと思った。コロナが終息していないのなら、家で過ごそうべきでしょ?

旅行の計画は来年に持ち越され、マメなオットーがサイトをチェックしたり予約したりしている。私もフラン語の勉強を再開したし、息子は友達のトムと来年こそは会おう!とメールでやり取りしてる。でも、どこかかなわない憧れみたいな感じがする。

アイスクリームを食べながら、ノルマンディーに行ってもツアーとか、お土産屋さんとかレストランが閉まってたらどうする?こんな風に人はいても、近づけない。旅行に行って、ホテルでじっとしてるの?
せっかく行くのだから、思いっきり見たり、聞いたいり、食べたりしたい。来年の夏、コロナが終息しているかはわからないし、してない可能性は大きいよね。

私は、オットーの話を聞きながら「あれ、これってGO TOトラベルですか?」と小池知事の顔が浮かんだ。なぜ、小池さんかはわからない。スウェーデン人たちに説明するのが面倒なので、祖国の愚策については黙っていた。


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