人事異動が希望通り「留任」となり、今日は再びの花見のあと、お祝いに裏庭焼肉をすることにした。
午前中は読書(オースター、ナボコフ)し、3時ごろから行動開始。
前日桜の開花を見た同じ近所の公園は晴れ間ものぞき、花も昨日より一層綺麗に見える。
この公園は20年以上に渡って、私の花見のメイン会場としてきたところだ。
ほんの数年前まで、ここで酒をバーナーでお燗し、焼肉しながらの花見を何回も楽しんだものだ。
しかし、今年から(?)火の使用が禁止されたようだ。
この日は土曜日でもあり、大勢の花見客でにぎわっていた。
皆さんちゃんとルールを守り、「火の使用」なしに宴している。
このまだ肌寒いなか、暖かい料理や熱燗もなしに・・。
付近住民の苦情に当局もこういう規制をせざるえなかったのか。
少し寒々とした春の宴にちょっと気の毒なような気がした。
最近、民主主義の負の側面を見ることが多くなったように思う。私は近所のスーパーで買った日本酒とほんのわずかな総菜で、公園のベンチに腰掛け、チビリちびりと花を楽しむ。
やっぱり冷酒はちょっと厳しい気温である。そして十分桜を堪能した後、どっさり買いこんできた食材で、家の小さな裏庭で焼肉を楽しむ。
私の春のテーマ曲であるシューベルトピアノソナタ第18番第1楽章も近所迷惑にならない程度の音量で流す。
使った具材は、
イカゲソ、牛ロース肉、ウインナー、鶏モモ・胸肉、アスパラガス、新ジャガ、新玉ねぎ、長ネギ、エリンギ・・その他。
ところで、酔い進むうちに、ふと裏庭の手を伸ばせば届くような所に生えているツワブキを試しに焼いて食べることを思いついた。(これこそ酔狂というものだ)
(まずはゲソの網焼きから始める。写真左手にツワブキが生えている)
けっこう大きく育っている茎の部分を洗って鉄板で焼く。
皮をむいてかじってみると、何とも鮮烈な味がする。
私は「臭い食べ物」が好きである。
この初めて体験するクセのある苦み走った味と香りが気に入った。
春らしい、心と体にカツを与える「生命の息吹」さえ感じた。
もっと食べようかと思ったが、本当に食べて問題ないか自信がなかったので、1本だけにとどめたのだが。
今日ネットで調べたら、毒性があるらしい。(発がん性うんぬん。さらせば大丈夫らしい)
幸いなことに1日経っても(胃腸を含め)体に異常はない。
ところで焼肉の匂いにつられてノラのネコちゃんたちが入れ替わり立ち代わり姿を現す。
ニューフェースの「九ちゃん」。
これが2回目の登場である。
ネコ好きになってから1年あまり。9番目に裏庭に登場したネコちゃんである。
これが2回目の登場である。
ネコ好きになってから1年あまり。9番目に裏庭に登場したネコちゃんである。
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