ポール・グレアム「『Javaの表紙』に対するトレバーの質問への答え」を翻訳しました。

原題は"Trevor Re Java's Cover"で、原文は以下です。
http://www.paulgraham.com/trevrejavcov.html


翻訳にあたりso-asano様、Kumappus様、shiro様、ほんのしおり様、nofrills様のご協力をいただいています。ありがとうございます。

「Javaの表紙」に対するトレバーの質問への答え

(トレバー・ブラックウェルは「Javaの表紙」に異論を唱えた。彼は興味深い疑問提起をした。「本当に、一部のプログラマにとっても、レベルを下げた言語のほうがいいのだろうか?」)

私はJavaとその派生言語の善し悪しほどには、その問題は明快ではないと思う。それについて論じよう。

プログラマには才気あふれるハッカーと、会社勤めの怠け者の2種類がいる。求めるツールが異なるのも当然だ。

ハッカーであるあなたは、適切なツールを使ってこそ、はじめて輝くことができる。不適切なツールを上司の言うなりに押しつけられたり、マスコミの言うことを鵜呑みにして怠け者用のツールを使ったりするな。

怠け者はハッカーの100倍もいるから、ほとんどの新しい市販の技術は怠け者を対象にする。だからハッカーはどういうツールが自分たち向けに作られており、どういうツールがそうでないのか、すぐに見極める能力を身に付ける必要がある。

Javaが外向きに見せている面(誇大広告、入手のしやすさ、委員会による設計、隠された商売根性など)のようなものを持った、あらゆるテクノロジーは、おそらく怠け者向けにデザインされているから、表紙が(※訳注 よくロマンス小説の表紙を飾る)ファビオの小説や、トラック用の駐車場の看板を出す安ホテルを避けるのと同じ理由で、そういったものを避けてほしい。彼らがターゲットとしている人々は満足するかもしれない。それらは賢い人々が作ったのかもしれない。でも、あなた用じゃないんだ。