ポール・グレアム「解説:本当は上司なんて必要ない」を翻訳しました。
原題は「You Weren't Meant to Have a Boss The Cliffs Notes」で、原文はhttp://www.paulgraham.com/bossnotes.html です。
先に「本当は上司なんて必要ない」を読んだほうが良いと思います。そのエッセイに対する批判への回答だからです。
なお翻訳にあたり、コメント欄にてshiro様、ogijun様、i様のアドバイスと協力を得ています。いつもありがとうございます。
解説:本当は上司なんて必要ない

読者の一部は「本当は上司なんて必要ない」を読んで、大企業で働いているプログラマを馬鹿にしていると思ったようだ。ジェフ・アトウッドの次の言葉はそれを1行で要約している。



ええー? あんたは起業家じゃないの? だっせーの。




実際にエッセイが提起した主題はまったくその反対だ: マスコミはベンチャー設立者を神のように扱うが、彼らと他のプログラマの違いは、生まれつきの才能というより環境のためだ。 ここに、最終パラグラフの最初の一行を示す。



会社員が創立者に変わる姿を見た私は、両者の違いのほとんどは環境のせいだと断言する。




なぜこのように書いてあるエッセイを読みながら、正反対のことが書いてあると思うのだろう?

私の思うに、これはインターネットで非常によく見られる現象の例だ。私がこのテーマについて言いそうだと想像したことについて反論しているのだ。彼らはマスコミでY Combinatorについて聞き続けた。(私たちはとても多くのベンチャーに資金を提供しているので、マスコミにとても多く報道される) そのため彼らは、私たちがエリート主義だと思い込む。そして彼らは、ベンチャー創立者と会社員と比較するエッセイでは、創立者が偉大で、会社員はゴミと書いてあると想像する。

実際には、それは私たちの経験と一致したことはない。ベンチャー創立者は「普通の」プログラマと大して違わない。ずっと多くの人たちが、起業したいとさえ思えば起業できるだろう。実際、私たちのビジネスモデルはそれによるのだ。創立者の候補をめったにいない天才に限定していたら、Y Combinatorは成功しなかっただろう。