ポール・グレアムのAmazonでの"Reference for an Imaginary Standard"の書評を翻訳しました。原題は"Reference for an Imaginary Standard"で、原文はココです。

「HTML: 完全ガイド (ペーパーバック)」へのAmazonレビュー

★★☆☆☆ 架空の標準のための参考文献、2000年6月15日

htmlは2つの言語だとわかる本。つまりブラウザが表示する言語としてのhtmlと、現実のどのブラウザにも表示されない、委員会が設計した理論上の標準としてのhtmlだ。人に見せるウェブページをデザインしているのなら、必要なのは前者について書いてある本だ。この本はそうではない。

私がこの本を買ったのは、現実のブラウザで人々が閲覧可能なウェブページを作りたかったからだ。だがその代わりに、私は「HTML 4.0では多くの拡張機能が標準になっており、新しい解決策が導入されています。ブラウザの進化が待たれます」といった文章を散見した。

参考資料でこんな文章を読まされるとは驚きだ。はっきり言って、ノンフィクションの文章を書いているときに、自分がこんな文章を書いているのに気づいたら、それは何かが間違っている証拠だ。