大阪教育大学、野浪正隆が率いる「国語表現ゼミナール」の、植田崇行・北脇玲・笹尾美香・畑谷香水のグループが発表した「金子みすゞの詩の分析~ 表現方法から読み取る ~」がおもしろいです。
http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~kokugo/nonami/semi/misuzutxt.html

金子みすゞの詩を分析し、その生涯や「典型的な詩」を14編、紹介しているのも良いのですが、なんといっても「研究の成果を生かして、金子みすゞ風の詩を作ってみた」のがいいです!


ダイヤモンド

キラキラ光るお星さま
指に瞬く お星さま

今も ずうっとこのさきも
きっと きれいなままだけど

昔もきれいだったかな
昔はキラキラしてたかな

いえいえ昔は ただの石
光を秘めた ただの石
(笹尾)


他にも11編あります。「金子みすゞ」の未発掘の詩だ、と言われたら、僕は信じてしまったと思います。いやー、楽しい研究でした。