婦人病

婦人科 病気

婦人科でかかる病気にはどのようなものがあるでしょう。痛みのために家事ができない、仕事に行けないなどの日常生活に支障が出るほどの生理痛は、「月経困難症」と呼ばれています。
月経困難症は病院で治療することができます。
生理痛は人それぞれ個人差があるため、普段の生理痛と月経困難症の違いはわかりにくいかもしれません。
これまでとは違う我慢のできないくらいの強い痛みが毎月起きたり、生理痛がどんどん激しくなったりした場合には、子宮や卵巣に原因のある病気にかかっている可能性があります。
生理痛が普段と違うと感じたら、我慢をせずに婦人科を受診することをお勧めします。

婦人科を受診する際には、気になっている症状をメモしておくといいと思います。
いざ、病院で医師を目の前にしてしまうと、緊張してしまって聞きたいことや気になることを伝えられないことがあるかもしれません。
医師に相談したいことをあらかじめメモしておくと、受診時に忘れずに聞くことができます。

婦人科にかかる前に基礎体温をつける習慣があるといいでしょう。
基礎体温は、女性の身体の状態を教えてくれます。
基礎体温は、毎朝目覚めた時に布団の中、舌の裏の付け根に婦人体温計を入れて測定します。
測定したらその日の体温を基礎体温表に記入し、毎日の体温を折れ線グラフにします。

婦人科で行う検査では、子宮の状態を確かめ、生理痛の原因が子宮内膜症や子宮筋腫などの病気ではないか子宮とその周りの臓器も含めて調べます。
最初の問診で、検査方法を相談することができます。
検査方法には、触診、血液検査、超音波検査、CT検査、MRI検査などがあります。
触診に抵抗がある人は、性経験がなければ行われない場合がありますので相談してみるといいと思います。


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子宮筋腫 治療

子宮筋腫の治療について。子宮筋腫とは子宮にできる腫瘍のことで、原因ははっきりとわかってはいませんが、女性の5人に1人が持っていると言われています。
子宮筋腫の一般的な症状には、過多月経や、不正出血、貧血、動悸、息切れ、ひどい生理痛、下腹部の痛み、頻尿、便秘などがありますが、腫瘍が小さいうちはほとんど自覚症状のない場合が多いようです。

子宮筋腫の治療方法をご紹介します。

子宮筋腫の治療方法(1)「薬物療法」
子宮筋腫の症状が軽くて日常生活に影響がない場合は、症状を和らげながら経過観察をします。

子宮筋腫の治療方法(2)「ホルモン療法」は、飲み薬や注射などで女性ホルモンの分泌を抑えます。
女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を抑えることによって、人工的に閉経時
と同じ状態にしていき腫瘍を小さくしていきます。

子宮筋腫の治療方法(3)「対症療法」は、症状を緩和する方法です。
過多月経や不正出血には止血剤が、ひどい生理痛には鎮痛剤が、貧血には増血剤や鉄剤がそれぞれ処方されます。
腫瘍が小さくて症状が軽い人、妊娠中の人、更年期の人に適した方法です。
ただし、薬の服用を止めると症状は再発します。

子宮筋腫は、閉経を迎えると発育が抑えられ萎縮していきます。
再発の可能性は低く症状も改善していきますので、薬が必要なくなるケースもあります。


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子宮筋腫 症状

子宮筋腫の症状について。子宮筋腫とは子宮にできる腫瘍のことで、原因ははっきりとわかってはいません。
女性の5人に1人が持っていると言われているとてもポピュラーな病気です。
腫瘍の大きさは大豆くらいのものからにぎりこぶし大のものまで、数は1個から10個以上と人それぞれです。
腫瘍が小さいうちは、ほとんど自覚症状のない場合が多いようです。
日常生活に影響がなく、生涯子宮筋腫に気づかない人もいるそうです。
一般的な症状には、過多月経や、不正出血、貧血、動悸、息切れ、ひどい生理痛、下腹部の痛み、頻尿、便秘などがあります。

子宮筋腫の主な症状は次のとおりです。

・生理時の出血量が多く、ナプキン1枚では足りないほどである。
・生理時に、レバーのようなかたまりが出ることがある。
・生理時に、下腹部の張りや痛み、腰痛、下痢、便秘などがある。
・少量の不正出血が生理以外の時にある。
・水っぽい薄黄色のおりものが出る。
・頻尿や失禁症が若いうちからある。

子宮筋腫は、子宮内膜症と同様に不妊の原因につながる場合があります。
症状に心当たりのある人は、早めに病院での診察を受けることをお勧めします。


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子宮腺筋症

子宮腺筋症について。月経困難症に分類される「器質性月経困難症」の原因の1つに「子宮腺筋症」という病気があります。

子宮腺筋症とは、子宮の内側の筋層内に子宮内膜が入り込んで増殖し、子宮内の壁が厚くなり子宮そのものが大きくなってしまう病気です。
生理の時の子宮収縮時にひどい痛みを伴います。
子宮腺筋症はMRIでほぼわかりますが、子宮筋腫と区別するのが難しいようです。
子宮腺筋症の原因は子宮が大きくなってしまうことにあるので、生理痛がひどい、生理時の出血量が多い(過多月経)、貧血などの症状が現れます。
生理の時以外にも、下腹部の痛みや性交痛がある場合があります。
また、このような自覚症状を感じない人も少なくないようです。
子宮腺筋症の治療には、次のような方法があります。

「低用量ピル」
排卵を止めて生理自体を軽くする方法です。
避妊薬というイメージの強いピルですが、子宮内膜を薄くする働きがあるので過多月経の改善を図ることができます。

「GnRHアゴニスト」
女性ホルモンの分泌を低下させることによって生理を止めてしまいます。
閉経した時のような状態になるので、子宮内膜の増殖を抑えることができます。
ただし、副作用の可能性があるため使用期間が限られます。
最近では手術の前にのみ使われています。

「手術」
子宮ごと取ってしまう「全摘出術」と「子宮腺筋症切除術」があります。
妊娠のため子宮を残しておきたい場合は、子宮腺筋症の部分だけを切除する子宮腺筋症切除術を行います。


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子宮内膜症 症状

子宮内膜症の症状について。生理痛の痛みのために家事ができない、仕事に行けないなどの日常生活に支障が出るほどの生理痛は、「月経困難症」と呼ばれています。
月経困難症に分類される「器質性月経困難症」の原因の1つに「子宮内膜症」という病気があります。

子宮内膜症とは、子宮の内側にしかできないはずの子宮内膜が、子宮の内側ではないところにできてしまう病気です。
子宮内膜症の症状でもっとも多いのは、生理の時に感じる下腹部の痛みです。
また、生理の時以外にも下腹部の痛みや排便時の痛みなど、さまざまな痛みが起こります。
子宮内膜症は、生理がくるたびに進行していきます。
生理の回数が多いほど病気は進み症状が重くなる傾向にあり、閉経を迎えるまでつき合っていかなければならない慢性疾患です。
子宮内膜症の主な症状についてご紹介します。

「生理痛・下腹部痛」
子宮内膜症の症状の中でもっとも代表的な痛みです。
痛みの原因は、子宮を収縮させる作用のあるプロスタグランジンという物質です。
プロスタグランジンは経血や子宮内膜に含まれ分泌されますが、内膜の病巣からも分泌されるため痛みがさらにひどくなってしまいます。

「吐き気・嘔吐・下痢」
プロスタグランジンは胃腸にも影響を及ぼします。
プロスタグランジンの作用により胃や腸が収縮してしまい、吐き気や嘔吐、下痢を引き起こします。
生理中に多い症状です。

「排便痛」
直腸やその近くに子宮内膜症の病巣がある場合、肛門の奥に激しい痛みが起こります。
生理前に便秘になり生理が始まると解消されるので、生理痛と排便痛が同時に起こることもあります。


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