2009年02月

レーシックでのトラブル

2009年02月26日21:37
b5a5d803.jpg 今朝のニュースで、”レーシック(近視矯正手術)”でのトラブルを見た人も多いでしょうが、東京の某眼科医院で、レーシックの手術を受けた患者さんの1割が感染症(ばい菌が感染して腫れること)になってしまい、うちの一人、19歳の女の子は、失明の危険さえあるということです。

 それでは、レーシックという手術はそんなに危険なのでしょうか?
 
 専門外の話なので断定はできませんが、答えは、”ノー”のようです。私の周りにもレーシック手術を受けた人が何人もいますが、ほとんど皆が視力が回復して喜んでいます。術後の感染症に悩まされた人はいません。じゃ、事故を起こした医院が特別下手だったのか?ということになろうかと思いますが、ちょっと気になったところがありました。
 
 その東京の医院は、(あえて名を書きません、新聞にもさんざんでていますし)手術料が、9万円という破格の安さで大いに繁盛していたというのです。

 ほんの数年前、眼科の知人に聞いたところ、レーシック手術というのは、器材の費用が非常に高くて、1回の手術に必要な経費が30万円近くになるというのです。とすれば、手術料はどうやっても30万円以下にはできません。私が、話を聞いたときから、器材費用が安くなっているとしても、9万円で利益が出るというのは、ちょっと考えられない数字です。
 
 利益を出すためには、どこかで手抜きをしなければならなかったのかな?手を抜いても患者さんに一番わからないのは、器具の消毒?と邪推もしてしまいます。そういえば、点滴に使う薬の消毒をいい加減にして死亡者が出てしまった事故もありました。

 インプラントもこれに似た傾向があって、たくさんの先生がインプラントを始めだして、治療費の値引き合戦が始まっています。1本につき8万円という歯科医院もあります。

 私は、20年前からインプラントを始めて、数千本を手がけてきました。始めた当初は、大学病院なみのごく標準的か、やや安めの料金体系でしたが、今となっては、少し高めとさえ言われるかもしれません。
 手術の料金の体系は待合に掲げてあります。どの患者さんの場合も診察させていただいてから、治療費の見積もりを書類にしてお渡ししています。
 
 よく、電話やメールで、インプラントは1本いくらですか?と問い合わせをいただきますが、誤解を招きかねないので、一切お答えしておりません。時々、怒る人もいますけど、価格競争をするつもりはありませんので、1円でも安く治療を受けたいだけの方は、他の医院に行かれれば良いと思っています。
 きちんとした安心な治療を受けたい方だけいらっしゃていただけばよいかな、とわりきっていますので。

 ちなみに、私の周囲には、格安レーシック手術を受けた人は誰もいません。

 

 

インプラントと自分の歯はどっちが長持ち?

2009年02月24日21:47
c09f8d2f.JPG インプラントを希望する方に良く聞かれるのです。
”インプラントは半永久的にもつの?”
そんなときは、こう答えます
”半永久的に持つ物って、何かありますか?車だって家だって何年かすれば手直しが必要だし、電化製品だって、20年も30年ももちます?”

まあ、そういっても、インプラントは高額な治療ですから、2〜3年で駄目になったら、目も当てられませんし、言いたくなる気持ちはわかります。

ある有名な歯科医は、”先生に治療してもらったら、一生持ちますか?”と聞かれたら、”よし、答えてあげよう、自分はいつまで生きるの?”と返すそうです。
このような、禅問答というか、ギャグっぽい答えも面白いのですが、まあ、きちんと腕のあるs歯科医がやったインプラントは、自分の元々の歯と同じぐらいはもつか、それよりちょっとだけ弱いかな、といったところが、共通認識でしょうか?

 これに関しては、色々とデータもありますが、ひょっとすると、状態によっては、自分の歯よりもつかもしれないと考えられないような話もあります。

その話はまた。。
写真に中の1本はインプラント

歯医者は儲かる!

2009年02月13日20:39
5fd70e8c.jpg 2月11日号のニューズウィークの記事です。
かつてない不況に陥ったアメリカで昨年に一番儲かった業界は、”歯科医”だそうです。利益率(売り上げのうちで手元に残ったお金の割合)は、何と 16.9%
2位の宗教団体が10.3%ですから、いかに歯医者が儲かったか良くわかります。
いや〜。儲かりますね。ちなみに日本の歯科の利益率は、その半分もいきません。日本の異常な材料費の高さと保険点数の安さが足をひっぱています。
 ”健康保険”がなくなったら、患者が来なくなって医者は困るだろう?とよく聞かれますが、アメリカの治療費は日本の10倍〜30倍ですから、保険がなくなったら、来院患者数は10分の1以下でよい計算になります。実際、歯科だけではなく、一般診療所の一日の平均来院患者数は1桁が当たり前ですから。
 日本では、まだまだ、医療費削減政策が続くらしいのでどうなっていくでしょう。

しばらくお待ち下さい

2009年02月06日21:40
dfc806cf.JPG 近所では、引越しがすっかり噂になっていたようで、新しい診療所にいつできるのか?と今日も聞かれましたが、まだ、ちょっと先です。
 近く、工事中の写真もアップします。

がちゃがちゃ マシン

2009年02月05日20:34
22e05f9e.jpg 引越しまで、あと3ヶ月とちょっとです。

当院の待合には、子供用に”ガチャガチャの器械”をおいているのですが、景品は、どうしてるの?と時々聞かれます。もちろん、ガチャガチャの問屋さんから、買っています。スーパーやおもちゃやさんでおいてる景品と同じものです。あれ、結構、高くて、100円の景品でも、80円とか、90円とかします。うちは、サービスのつもりで、子供にタダでやらせているけど、お金儲けしようとしたら、大変ですね。利益なんてほとんどないですものね。

 面白いのは、小学生や幼稚園生は喜んでやりたがるけど、中学生は、恥ずかしがってやりたがりません。高校生、女の子は時々やりたがります。大学生やOLは、喜んでくれますね。

 今の景品は”ヤッターマン”です。

診療所を引越しいたします

2009年02月03日16:55
eb97f8bb.JPG 1996年に現在地で開業いたしまして、長らくご愛顧いただきましたが、5月か6月に診療所を移転いたします。この引越しは、昨年秋に決まっていまして、スタッフおよび、来院いただいた患者さんにはお伝えしておりましたが、わけあって公にできずにいました。もう、どこでしゃべってもかまわないことになりましたので、報告いたします。

 写真は、移転予定地。現在は、基礎工事にかかっています。進み具合は、随時つづっていく予定です。
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