コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        

2019/01/22

ADC Band It's Friday Night 1985
ADC Band / It's Friday Night
12inch Single


100円レコードの残骸を拾いに行くお仕事に。
つい最近のはなし、会社を経営している常連さんが若くして都内一等地に商業ビルを新築、お披露目パーティーに招待していただきました。商売のジャンルは全く違うけど起業10年位で何億円するのか見当もつかない洒落たビルを建ててしまう人もいれば、20年ほぼ毎日店に立ってもいまだ100円レコードの調達に四苦八苦してる自分みたいな人もいるわけで。脳みその構造が違うのか、この差は一体なんなのかなあ、なんてことを100円レコードの前にうんこ座りしてサクサクしながら思うのであります。

ということで、ドマイナーなレーベルからリリースされた ADC Band 1985年のシングル盤を拾い上げることに。ADC Band は1978〜1982年にメジャーの Cotillion から年一ペースで計5枚のアルバムをリリースした実力派ファンクバンドでしたが、80年代中盤頃には時代に乗れずという状況だったのでしょうか、マイナーからシングルを地味にリリースしていたようです。もともとは Stax 系 Enterprise から1973年に Black Nasty のバンド名でアルバムデビュー、1976年に Nazty と改名してナッシュビルの Mankind からアルバムをリリースして、ADC Band へと改名していきます。デトロイトのシンガー、プロデューサーの Johnnie Mae Matthews が娘、息子とその仲間たちでやってたバンドから始まってますが、この母ちゃんは ADC Band になってからも深く制作に関わり、ファーストにはでかでかとジャケ写に映りこんでいます。ADC Band の ADC は Aid for Dependant Children の略なのだとか、なるほど。
今回のシングルは N.Y. の Fat Boy というよくわからないレーベルからリリースしたエレクトロなファンクナンバー。Rick James の Super Freak とか Midnight Star の No Parking ~ とか Bar Kays の Frekshow ~ とか Prince の 1999 とかファンク流行歌のおいしいところからちょこっとアイデアを拝借して隠し味に使用したように聴こえるのは気のせいなのかな、シンプルなビートの繰り返しの手法はラストアルバムで制作に関わっていた Fatback からの影響ともいえるかも。曲のド頭には前年のヒップホップ古典ヒット曲 Rock Master Scott And The Dynamic Three / Request Line のフレーズが飛び出したり、スクラッチも入っていたりと時代に対応しようという姿勢も見えます。80年代中盤という微妙な時代のローカル産ファンクバンドの作品というので怖いもの見たさで買ってみましたが突っ込みどころもそれなりにあったような気もします。母ちゃんの名前はプロデュースの欄でここでもしっかりクレジットされております。

ADC Band / It's Friday Night

(20:00)

2019/01/19

Lisa O.  Blue Heron Records 1986
Lisa O. / One And Only
アルバム Lisa O. に収録


1986年に Blue Heron Records からリリースした詳細不明の女性シンガー Lisa O. の唯一のアルバム。ちょっと古い話になるけど90年代の中古盤屋ではちょくちょく売れ残っているのを目にする機会があったと記憶してるけど、最近はほとんど見かけない印象でしょうか。クールにキメても前のめりなポーズでのオラつき加減は隠せない80年代中盤フレーヴァーがばっちりハマったジャケも素晴らしいし、緑の皮のライダースがこれほど似合う人もあまりいないでしょう。ということでこんなレコードがあったなんてことを久しぶりに思い出してレジに持っていくことに。
サンフランシスコのスモールレーベル Blue Heron Records からの作品ということですが、同レーベルに所属し同じ1986年にアルバムをリリースしたファンクバンド Snapp のメンバー Ray Miles がプロデュースを担当、ほとんどの楽曲を書いていて、他のメンバーも演奏やボーカルで参加している。いわゆるこの年代らしいシンセを多用したダンス曲が目につきますが、Snapp のリードボーカル M. Bilal が Myron Archie という人物と制作した One And Only はこの時代の西海岸ローカル産にしてはなかなか楽しめるキャッチーなブギー曲。 M. Bilal のボーカルの絡みがなんともいえないのでありました。

Lisa O. / One And Only


(20:00)

2019/01/16

Fried Pride  Two Two. 2005
Fried Pride / Feel Like Makin' Love
アルバム Two Two. に収録


Feel Like Makin' Love のカバーヴァージョンを紹介するコーナーということで、133枚目にいってみたいとおもいます。

今回は、ジャズ・デュオ ユニット、Fried Pride 2005年リリースの5作目アルバム Two Two. に収録されたヴァージョンを見てみましょう。5、6年前だったかギターマニアのお客さんから教えてもらい熱心に解説もしていただいたのですがもうすっかり忘れてしまいました。初めて耳にする人たちで調べると、2001年デビューから2016年の解散までビクターに所属、それなりの枚数アルバムをリリースしているようですので実力や評価は高かったのでしょう。
Fried Pride は Shiho(ボーカル)、横田明紀男(ギター)の2名で構成、作品やライブによってゲストが加わるというスタイルで活動していたようですが、今作は2人のみ(1曲のみストリングス入り)で作った初めてのアルバムで、自分たちの原点であるギターと歌声だけのデュオ形式に回帰した作品とのこと。収録曲はオリジナル1曲を除きシャーデー、スティーヴィー、カーペンターズ、スティング、ルイ・アームストロングなどなど、ポップス、ソウル、ロック、ジャズのよく知られる曲をジャズ・フィーリングでカヴァーしている。そのなかにカヴァーの常連 Feel Like Makin' Love も名を連ね、ギターとボーカルのみで演奏されるシンプルでストレートなヴァージョンというのもなかなか珍しいのもあって新鮮に響いたのでした。

Fried Pride / Feel Like Makin' Love

Fried Pride / Feel Like Makin' Love ライブ動画

(20:00)

2019/01/13

Vivian Reed 1981 LP Carrere
Vivian Reed / Faith And Fire
アルバム Vivian Reed に収録


フランス盤のみでリリースされた Vivian Reed 1981年 Carrere レーベルの5枚目のアルバムを購入。Vivian Reed というとそれなりの枚数あっても各アルバムはレコ屋でだらだら売れ残っているのを昔からよく見かけますので、再評価などされる機会もなくなんだかよくわからないアーティスト扱いで注目されることもなく時が流れた人の印象といえるかも。もちろんシンガーとしての顔も持つけど女優業のほうが有名な人でありますので、副業といえばそれまでになるのだけど。個人的にも彼女の作品はここ何年も棚から引っ張り出して聴きなおしたような記憶はありませんですっかり忘れかけていたレコードとしてのキャラが薄い人なのだけれど、見たこともないジャケのアルバムがあって思わず買ってきたのが今回の作品。
冒頭で書いたようにフレンチプレスのみというので今まで日本のレコ屋で見かける機会がほとんどなかったのか、 Vivian Reed という名前で目に留まることがなかったのか、こんなアルバムがリリースされているのを意識したのは今回が初めてで地味な人だけどなんだかうれしい。とはいえ収録曲にある特定筋のマニアからでも過去に注目された少しおいしい点でもあればすでにちょっとくらいは気になる存在となっているはずだけど記憶の中にそんな履歴もありませんので、中身はごくごく普通なんだろうなという予感はするのであります。全体的にポップだけどつくりは思っていたよりはまともなほう、時代を反映したブギー曲が数曲収録され大外れというわけではありません。制作陣には John Davis も名を連ねます。
今回に限らず US ベースで活動したけどヨーロッパでしかプレスされなかったタイトルのアルバムを保有するアーティストってたまにいますが、どうしてもそのタイトルは流通量が少なくなるので見落としがちになります。Vivian Reed の今回の作品は欧州圏で仕事をしたときにフランスのプロデューサーの目に留まりリリースの運びとなったのかもしれません。女優やモデルの仕事をしながら歌手としてレコードもリリースしたアーティストってたまにいますが、過去の作品を振り返っても Vivian Reed はソングライティング、ボーカルアレンジ、プロデュースなどでもかかわっていますのでなかなかのマルチタレントだったのでしょう。過去のアルバムも引っ張り出して聴きなおさないとなあと思った次第であります。

Vivian Reed / Faith And Fire

Vivian Reed / As Long As I'm Around

Vivian Reed / A Feeling Coming On

(20:00)

2019/01/10

Bill Withers 'Bout Love 1978
Bill Withers / Don't It Make It Better
アルバム 'Bout Love に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はバルバドス産のラムからフォースクエア 11年 ジンファンデルカスクブレンドをピック・アップ。
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Barbados Map

いつものようにバルバドスを地図で確認、復習しておきましょう。カリブ海、西インド諸島の下のほうに位置して、人口は26万人、面積は種子島と同じくらい、言語は英語。サトウキビ栽培が盛んに行われ、もともとイギリスの植民地で、カリブ海諸島では初となるサトウキビプランテーションが経営されたのがこの島。1961年に自治権を獲得し1966年、350年にわたるイギリスの支配から独立して70年代以降は観光が経済の柱となり、カリブ海地域では最も裕福な国の一つだそうです。ラム発祥の地は一説によるとこのバルバドスではというのが有力。ラムの名産地の一つですが、お客さんにバルバドスといっても全く通じない様子からは日本人目線ではかなりなじみのない国ではないかなと。

Foursquare 11 Year Old Zinfandel Cask Blend

バルバドスのフォースクエア蒸留所の商品ということですが、ボトラーズ各社からはこの蒸留所の商品はよく出回りますが、こちらは R.L.シール社がボトリングした商品。特に個性の際立つ原酒を「エクセプショナル・カスク・セレクション」としてシリーズ化したもののようで、今回取り上げたボトルはバーボン樽で5年間熟成後、ジンファンデル種のワイン樽で6年間熟成させた原酒と、バーボン樽で11年間熟成させた原酒とをブレンドしたもの。ラベルにリリースは2015年の9月となっていますが日本に入ってきたのは昨年の春辺りで、その時に買っていたのをずっと忘れていて最近開栓したのでした。口にふくむとバルバドス産らしい熟れたバナナのような香りがほんのり顔をのぞかせ、後からバニラやクッキーみたいなのも追いかけ、余韻はわりと長く続く印象。個人的にバルバドス産は好きなほうなので早速お気に入りアイテムの仲間入りしそうなボトルで、データが記載されたシンプルなラベルデザインも好みであります。

Bill Withers / Don't It Make It Better

(20:00)

2019/01/07

Buck D.D. Black Mississippi Bluze Mass 1973
Buck D.D. Black / Stuff I Uze
アルバム Mississippi Bluze Mass に収録


世間的にはお正月も終わって今日から平常モードなのかもしれないけれど、すぐに3連休が来るので個人的にはそれまではなんとなく正月気分でふわふわしてていいのであるなんてのが毎年の考えであります。クリスマス、正月という騒がしいイベントが過ぎようやく静かになってせいせいしているのだけどまだまだダラダラしてたいもの、現実にはなかなか戻りたくはないのかなと。年末年始には一応は冬期休暇みたいなのがあったのだけどお店のメンテなんかを行うので猛烈な忙しさで、正月もお店のことをまあまあしたのだからご褒美になんかいいレコードでも買って贅沢してもいいよねなんて鼻息だけは荒げて人気のレア盤でも買いあさってやろう勢いでレコ屋に向かうのでありますが、レアグルーヴ AtoZ の改訂版がリリースされ眺めながらオラオラな気になっていた可能性もある。とはいえ結局は人目につかないような地味な小銭レコードを拾い集めて満足するのでありましたが、店のタンテに乗せて聴いてみるとなんで正月からちょいファンキーとはいえブルース調のレコードなんか買ってしまうかなあと深くため息をつくのだけど、もうそんなのは毎年同じ光景で慣れっこともいえ、当コーナーには今年もガラクタなレコードをマイペースでたくさん掲載することになるのかなあなんて予感がするのでありました。

Buck D.D. Black / Stuff I Uze

(20:00)

2019/01/04

Paul Jackson  - Black Octopus
Paul Jackson / Funk Times Three
アルバム Black Octopus に収録


新年あけましておめでとうございます。

本日1月4日(金)より営業開始します、今年もどうぞよろしくお願いします。

Paul Jackson / Funk Times Three

(20:00)