コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        

2018/04/21

The Dynamics Version Excursions  2007
The Dynamics / Feel Like Making Love
アルバム Version Excursions に収録


Feel Like Makin' Love のカバーヴァージョンを紹介するコーナーということで、125枚目にいってみたいとおもいます。

今回はフランスのプロデューサー Bruno Hovart を中心にしたレゲエ、ダブ、ソウルバンド The Dynamics が2007年にリリースしたデビューアルバムで取り上げたヴァージョンを見てみましょう。Bruno Hovart というと変名というかいろんなプロジェクトごとに名前を変えて活動しているマルチミュージシャンのイメージがありますが、Mr President や Patchworks という名義の方がなじみがあるかもしれません。個人的には Uptown Funk Empire 名義のアルバムは数年前は店でもよく流していましたし、昨年には自身が手がけたアフロ・カリビアンなダンスバンド Voilaaa がセカンドをリリース、アンダーグラウンドとはいえ常に気になる存在でもあり、新譜のシングル盤などで彼周辺の名前を見るとつい気にしてしまいます。
ということで、彼がかかわった様々なプロジェクトの作品を振り返って思い出してもこの人ってソウル、ファンク、ディスコ、ジャズ、レゲエ、アフロ、カリビアン、エレクトロ、ハウス、ヒップホップとかいろんなジャンルに精通して愛情を持っているんだなあというのが伝わってくるというか。
今回のアルバムはざっくり言うとレゲエの精神性を取り入れてクールに仕上げたカヴァー作品で、プリンス、ハンコック、ディラン、ピケット、ブッカーT、グウェン・マクレー、ツェッペリン、レオン・トーマスなどなどのカヴァーに混じって Feel Like Making Love を甘いソウルレゲエ・フレーヴァーで演じています。

The Dynamics / Feel Like Making Love

(20:00)

2018/04/18

Gloria Weems Lovelight 1983
Gloria Weems / Push It Up
アルバム Lovelight に収録


南アフリカのヨハネスブルグにある Ccp Records から1983年にリリースした Gloria Weems のブギーアルバム。ここに収録の Wanna Dance With You は US の Prelude Records がライセンス契約を結びシングルとして US マーケットにも投入されそれなりの数出回り日本の中古磐屋でも安く見かけますが、アルバムは南アフリカ盤のみでわりとレアです。
Wanna Dance With You 路線の少しアフリカンなテイストの N.Y. やヨーロッパのブギーシーンと連携したサウンドで占められたアルバムといったところ。
Gloria Weems についての情報はありませんが、1979年に Giorgio Moroder が手がけた Suzi Lane や、カナダ産ディスコプロジェクト THP のアルバムでバックコーラスで参加。1989年には Taylor Dayne のアルバムにも参加していたりと裏方で活動したシンガーだったのかもしれません。
制作を手掛けたのは Chris Palmer、Jim Duncombe で、前者は Surface Noise、Morrissey Mullen、Cayenne、 Linda Taylor といった80年代前半の UK のジャズファンクやブギーのシーンで活動したプロデューサー、ライター、アレンジャーで、自身で Groove Production レーベルの運営も行っていました。おそらく Groove Production からデビューさせた Linda Taylor のシングル You And Me Just Started がダンスシーンでヒットして、US の Prelude Records と契約を結び、その流れで今回の Gloria Weems も US 流通ということになったのでしょう。ということで Gloria Weems の当アルバムは Chris Palmer 人脈で UK で録音されたものとも考えられます。
ブギーコレクターのお客さん曰く、南アフリカには良質なブギーレコードがたくさんあって欲しいのがたくさんあるのだけど流通枚数も少なく価格も高価でなかなか買いにくいとのことです。

Gloria Weems / Push It Up


(20:00)

2018/04/15

The Impressions Check Out Your Mind! 1970
The Impressions / We Must Be In Love
アルバム Check Out Your Mind! に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナーということで、今回はプレミアムテキーラの中からコラレホ・アネホをピックアップしてみましょう。少し気温が上がると、なんとなくテキーラが飲みたいなあなんて体が欲するのだから不思議なものです。

細長くて赤いビンが印象的で、個人的にも好きなテキーラであります。ネットで酒屋の商品説明を巡回してるとメキシコでは3本の指に入る人気銘柄とのこと。ここ日本では数年前から輸入されてますがテキーラマニア以外にはほぼ知られていないような雰囲気。テキーラなんてのはそもそもがマニアックなお酒だし、扱っているお店も少ないから当然なんだけど。あとは名前がスペイン語なのでいちいち名前を覚えるにはややこしいのが多いですよね。

Corralejo Tequila Anejo pic

以前アメリカンオーク、フレンチオーク、メキシカンオークの3種を組み合わせて作った樽を使用して4ヶ月熟成させたレポサドをとりあげましたが、今回は内側を焦がしたアメリカンオークの新樽で12か月熟成したアネホということで、バニラというかクリーミーさがさらに増したような印象でしょうか。先ほど個人的に好きな銘柄と書きましたが、テキーラの中にもいろんな味の個性の銘柄がありますが、クリーミーさが味わえるタイプが好きなんだろうなというのはこのコラレホ・アネホからもうかがえます。
テキーラのほとんどはメキシコのハリス湖州で生産されていますが、このコラレホというブランドの蒸留所は例外的にハリスコ州の東側に隣接するグアナファト州にあるのだとか。

The Impressions / We Must Be In Love

(20:00)

2018/04/12

New Horizons Get Ready, Let's Party 1983
New Horizons / Get Ready, Let's Party (Long Version)
12inch Single


New Horizons はロジャーのプロデュースで1983、1984年にアルバムを2枚リリースしたボーカルグループ。同じ時期にロジャーがプロデュースした Human Body や、Zapp のボーカル担当 Bobby Glover のソロ作とあわせて、ロジャーの外部アーティストに対してのプロデューサーとしての才能が思う存分味わえる名盤である。そんな横つながりのレコ堀の知識は昔のレコードを集め初めの頃に覚えたソウルミュージック基本事項でしたが、これらの作品はもちろん今聞いても素晴らしいと素直に感じるわけで。

さて New Horizons のセカンドに Get Ready, Let's Party というご機嫌なダンスナンバーが収録されていて、たまにアルバムを引っ張り出してかけていたのだけど、このたび別ヴァージョンの12インチを買ってみることに。というか今までこの曲にアルバムとは内容の違う12インチがあることすら知らなかったし、シングルカットされていることさえもチェックしてませんで、定番アーティスト故すっかり見落としていたことになるのかもしれません。12インチのヴァージョンはドラムを被せさらにダンス志向、うわものの装飾も追加し賑やかなれど全体的な雰囲気はクール、ブレイクパートもありでお楽しみ要素は抜群のフロア対応のDJ仕様といったところ。個人的には熱気が凝縮されうねりのグルーヴも心地よいアルバムヴァージョンの方が好みなんだけどね。

New Horizons


New Horizons - Get Ready Let's Party (12inch Long Version)

New Horizons - Get Ready Let's Party (Album Version)

(20:00)

2018/04/09

Joe Simon A Bad Case Of Love 1977
Joe Simon / Show Must Go On
アルバム A Bad Case Of Love に収録


薄汚れて状態があまりよくなさそうな Joe Simon 1977年スプリングレーベルのアルバムを100円でゲット。水洗いしたらそれなりにきれいになったのでした。この人は古くから活動してアルバムも20枚以上リリースしてるシンガーだけど、今どきのレコ堀的に見ればほぼ無視されてしまう超が付くほどの地味な存在なのかもしれません。たとえばレコ袋提げたお客さんから買ったレコードを見せてもらう機会も多いけど、Joe Simon のアルバムってまず買ってる人とかいなさそうな雰囲気がします。個人的にもどれを持っていてどれが抜け落ちているのか正確に言えないんじゃないのかなあ、ということで何枚かまだ持っていない作品があると認識してても、話題になったり再評価されるわけでもなくそんなに気にならなくて購買意欲もわきにくい人であります。ディスコグラフィーを見ると1971年にスプリングに移籍して退社する1979年まで同レーベルに11枚も録音しているというのだから年一枚以上のペース。Gamble & Huff 関連でヒット曲もあったよねと思い出したりしても、途中で集めるのにも飽きてしまったんだろうなと。
今回のアルバムはジャケのデザインの雰囲気からか80年代前半くらいにリリースした編集盤の類なのかなと勘違いして今まで見かけても手にしたことさえなかったけど、名ソングライター Teddy Randazzo が1977年に手がけたオリジナルアルバムというので多少の興味がそそられます。Joe Simon の作品で Teddy Randazzo 関連だと1978年の Love Vibration というダンスナンバーをお店でたまにかけるけど、それ以前にちゃんとフルアルバムを作っていたのですね。渋い Joe Simon のボーカルがゆったりグルーヴにはまった Show Must Go On が気に入りました。
なんか情報がないかなとネットで調べても、どこかのレコ屋が取り上げるわけでもなく、Discogs にもレコーディングの裏方クレジットも掲載されず、youtube にも音源がなく、メジャー盤なのにその注目のされなさすぎが面白いのでありました。

Joe Simon / Show Must Go On

(20:00)

2018/04/06

Alvin Fields Special Delivery 1981 A&M
Alvin Fields / Any Way You Like It
アルバム Special Delivery に収録


1981年に A&M レーベルからリリースした Alvin Fields の唯一作。昔から安い値段で見かけるさえないジャケットのアルバムで、話題になることもないのでそれほどの内容ではないんだろうなというのは想像できるけど、その地味さというか存在感のなさが気になってしまうのでありました。
Alvin Fields はプロデューサー Michael Zager の手がける作品では必ずと言っていいほどクレジットされているソングライティング、バックシンガーとして名前を見る人。もちろん特大ディスコヒットした1977年の Michael Zager Band / Let's All Chant も二人の共作でありました。
裏方仕事で評価されアルバムデビューとなったのでしょうか、ここでも Michael Zager と共同作業、そして彼周辺ミュージシャンで固め、デビュー前のホイットニーもちゃんといて、時代を反映したご機嫌なモダン&ライトファンキーなダンス曲やらでブラコン感覚は楽しめるのであります。これといった楽曲が見当たらないせいもあり目立たない存在のアルバムとなっているのでしょうか、Any Way You Like It 辺りはいいと思うんですがねえ。

Alvin Fields / Any Way You Like It



(20:00)

2018/04/03

 1971
Earth, Wind & Fire / C'mon Children
アルバム Earth, Wind & Fire に収録


Earth, Wind & Fire 1971年のワーナーからリリースしたデビュー作ということでおなじみの盤です。
再発盤や各国盤などをあわせると数多くのヴァリエーションの盤が世の中に出回っていると思います。あまり気にしたことがありませんが、こちらのタイトルは70年代前半にUS盤としてリリースされた盤だけでも下の写真で示した4つ(プロモ盤は除く)のラベルデザインのヴァリエーションがあるようです。一枚目の緑ラベルの盤は1971年当時にリリースした際のラベルデザインで、いわゆるオリジナル盤と呼ばれるもの。ワーナの作品は1973年の途中までこの緑のラベルデザインを採用していました。2〜4枚目のワーナーの Burbank ラベルといわれるヤシの木デザインのものは1974年に再度リリースしなおした際のもの。ワーナーからリリースの作品は1973年の途中からこのヤシの木デザインのラベルに変更になっています。2〜4枚目は後期プレスという扱いで、再発には違わないけれど近年の Rhino からのプレスなどに比べれば年代的にはオリジナルに近い再発ということになります。

今回1枚目の緑ラベルのオリジナル盤と、4枚目の後期プレス、ヤシの木盤のなかでもラベルの印刷が薄い盤、その2枚を聴き比べしてみました。1枚目の緑ラベルの方が音の迫力があるというか、低音の鳴りにずっしりした重みが感じられる結果となり、なんとなく新グループとしての Earth, Wind & Fire 登場の雰囲気としては緑盤の方がワクワクさせてくれるかなという雰囲気がします。どっちかの盤しか持ってなければ違いには全く気が付かないことなのだけど、こうやって比べると面白いなと。ちなみに2枚目、3枚目の音の状態は未聴なのでわかりませんが気になるところ。
なお緑ラベルと今回の4枚目のヤシの木ラベルはジャケットの印刷や紙質、張り合わせなどは全く同じような雰囲気で、外見からは中身まで判断できないような気もします。買うときはちゃんとどのラベルかを確認した方がよさそうです。

1974年という時期を考えてみましょう。ワーナー時代の Earth, Wind & Fire はというと、1971年にもう一枚 The Need Of Love というタイトルのアルバムをリリースして、1972年にはコロンビアに移籍してしまいます。そしてホワイト兄弟以外のメンバーを総入れ替えしてフィリップ・ベイリーやラリー・ダンといった屋台骨となるメンバーが加入、Last Days And Time でボーカル・インストメンタル・バンドとしてのサウンドを開花させていきます。1973年の Head To The Sky 〜 1974年の Open Our Eyes では独自の音楽性も確立して、商業的にも成功、勢いを増していった時期でありました。そこでコロンビアに移籍してはいるものの古巣であったワーナーが人気となった Earth, Wind & Fire の動向を見て、在籍していた当時の作品を1974年にリリースしなおしたということなのかもしれません。ワーナー時代のセカンド The Need Of Love もデビュー盤同様再度プレスされ、ヤシの木デザインのワーナーの Burbank ラベルの盤が存在します。

ということでラベルのデザインの違いは次のようになっています。

Earth, Wind & Fire 1

1971年リリースのワーナー緑ラベルのオリジナル盤。

ここからの3枚はワーナーの Burbank ラベル、ヤシの木デザインの盤で1974年のプレスとされるものですが、ラベルの違いにより以下の3種類が存在するようです。プレス時期や工場による違いといったところなのかな?

Earth, Wind & Fire 3

普通のワーナーの Burbank ラベル。

Earth, Wind & Fire 4

上とのデザインの違いはラベルの下部に「STEREO」表記がある点。

Earth, Wind & Fire  1974 Warner

通常のワーナーの Burbank ラベルに比べて印刷の色合いが鮮明に薄いもの。

Earth, Wind & Fire / C'mon Children

(20:00)