コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        

2016年05月28日

Willis Dempo Let's Go Out Tonight 1991 LP
Willis Dempo / Being In Love
アルバム Let's Go Out Tonight に収録


今回もあまり期待せずに100円レコードを拾いに行くことに。
フロリダの4 Sight Records レーベルの作品なので、怪しいヒップホップ皿かと思って持ち帰ったら、インディ臭なソウルアルバムでズッコケました。それにしてもアルバムなのになんでジャケがカンパニースリーヴなんだろうか?というのはCD移行期の時代背景が要因でしょうね。リリースは91年で、調べてみるとCDには下のようなカッコいいジャケットがちゃんと付いています。このジャケを見れば当時なんとなく店頭で見かけたような記憶も蘇るけど、今回もしカンパニースリーヴではなくこのジャケで売られていたらレジに持っていかなかったかもしれない。オネーサンに108円だけ払ってこのジャケ見られるのは恥ずかしいですからね。

Willis Dempo Let's Go Out Tonite 1991

LPにはクレジットの詳細がないので Willis Dempo というのはグループなのかソロなのかわからないけれど、CDのジャケのオニーサン Greg Willis は Ray, Goodman & Brown Featuring Greg Willis の形で、87年にアルバム Mood For Lovin' の2曲でリードシンガー、ソングライティングを担当した人物みたい。
時代感覚がよく出たスウイングビートからネットリしたスローまでよく歌えるシンガーで、結構嫌いじゃないですね、バックのサウンドが当時スタン・シェパードがやったようなより肉感的でゴージャスなものだったらもっと雰囲気出たのになあなんて。

Willis Dempo / Being In Love

(21:00)

2016年05月25日

Jimmy Z Muzical Madness 1991
Jimmy Z / Crazy You
アルバム Muzical Madness に収録


2.3ヶ月前に買った、サックス、フルート、ハーモニカ奏者のJIMMY Z が91年に Ruthless Records からリリースした作品。お客さんから G-Funk ちょい前にやった Dr.Dre プロデュース作品というのを聞いていてずっと探していた一枚で、なかなか見つかりませんでした。アナログ LP は Ruthless なのにドイツ盤しか出回っていないようでプレス枚数はそんなに多くはないのでしょう。当時日本に入ってきたのかなあ?なんて記憶は定かではありませんが、 Ruthless としては珍作の部類で、商売しにくかったとも考えられなくもない。価格は600円。

A 1

タイミングよく Wax Poetics の今の号、N.W.A 特集の関連アーティストとしてこのJIMMY Z のインタヴューが掲載されていて少し驚いたんだけど、当時の Eazy E や Dre との交流はもちろん、80年代後半〜90年代前半の Ruthless 周辺の生々しくクレイジーな興味深い話が語られ、読んでいてドキドキが止まらない内容。 Dre 関連でアルバムをリリースし、Ruthless のスタジオミュージシャン的立場だったとはいえこういう一見ギャングスタ・ラップから関係なさそうで関係のあるマイナーな人から N.W.A を語らせるなんてのは WP らしいといえる。なんか WP の宣伝みたいになったけど、初期メンバー Arabian Prince のインタビューも当時を知る面白い資料だし、もちろん Eazy E や Ice Cube のはなしもてんこ盛りで、ヒップホップ好きにはたまらない。

Ruthless Records

ブルースがルーツだと語る Jimmy Z はもともとロック方面から引き合いのあったミュージシャンのようで、80年代は Rod Stewart や Eurythmics といったビッグアーティストと活動を共にし、88年に Anytime…Anyplace! のタイトルでアルバムデビュー、そしてひょんなことから Ruthless と契約し、Dre が制作する当セカンドをリリースする。内容は Jimmy Z が各楽器を操るのでフュージョン風でもあるけど、ボーカルも担当して当時のスウイング感のあるちょいヒップホップビートなバックに乗った歌ものという印象。Dre はラップでも数曲参加していて、よく聴くとサウンドは翌年の Chronic に通じる雰囲気が感じ取れる曲もあるし、過去に遡っての Dre らしさを進化させたものまであるけど、いかにも G 的なものを期待するとピンと来ないかも。あとプリンスの Crazy You をハーモニカソロを交えカヴァーしてるのには驚かされるけど、これを採用するかどうかの会議で大乱闘になった様子が WP に記されています。プリンスの初期曲の中でもかなり好きな曲なので、個人的にはこれが最もインパクトあり。

Jimmy Z / Crazy You

(21:00)

2016年05月22日

MFSB Love Is The Message LP 1973

3日前の続きだけど、ド定番曲 MFSB の Love Is The Message の色々なヴァージョンを振り返っておきましょう。

Love Is The Message が初めて音源として世に出るのが73年。アルバムでは MFSB のセカンドに6分ヴァージョンでタイトルトラックとして収録されている。

MFSB Featuring Three Degrees Love Is The Message 1973 7inch

73年に7インチシングルでリリースされたヴァージョンでは Three Degrees のコーラスが追加。曲の前半のみ2:40 ショートヴァージョンで収録、当然ながら後半のダンスパートはカットされている。

Philadelphia Classics 1977

Tom Moulton MIX 11分ヴァージョンが登場するのは、77年の Philadelphia International Records のコンピPhiladelphia Classics に収録されてから。前半パートではインストのみのアルバムヴァージョンとThree Degrees のコーラ入り7インチヴァージョンを巧みにつなぎ合わせている。

MFSB Love Is The Message 1979 12inch

12インチシングルとして Love Is The Message が初めてプレスされるのが79年の当盤。ここでは6分ヴァージョンで収録。なおラベルにはオリジナルLPヴァージョンがリリースされた1973年と表記されている。

MFSB Love Is The Message 1987 12inch Mix Masters

77年の11分ヴァージョンが初めて12インチでリリースされるのは87年になってから。コロンビア系のダンス12インチ作品を再発する Mixed Masters シリーズ企画の一環でリリースされたうちの一枚。なおその再発する際には6分ヴァージョン の Love Is The Message も同時にリリースされており、規格番号が両方とも 4ZH 06924 となっているのは実に紛らわしい。

Love is the message The Cuco

アンオフィシャルな Love Is The Message のエディットものも有名というか、自分がこの曲で真っ先に頭に浮かぶのは当ヴァージョン。
N.Y.の地下レーベル Rated "X" Records は DJ目線でダンスクラシックスの再発や独自のミックスを展開していたところだけど、なかでも Cuco なる人物が手がけた Love Is The Message 14分ヴァージョンは今聴いてもゾクゾクする。
前半パートを出来る限り短縮してあり、途中での Millie Jackson や Gil Scott Heron の掛け声の挟み込みはヒップそのもの。リリースは80年代半ばかな?

 K 1987

Love Is The Message のアンオフィシャルなエディットもので有名なのをもうひとつ。87年に Danny Krivit (Mr.K)が手がけたバージョンで、前半パートを省略して、ボトムの音圧を強調したフロアユースな一枚。ラストのブレイクパートには Salsoul Orchestra / Ooh, I Love It (Love Break) のブレイクが追加されています。T.D. Records, Inc.は他にも Danny Krivit の初期エディット名作 Feelin' James や Rock The House などをリリースした印象深い地下レーベル。

 IV 1989 Pal Joey

こちらは N.Y. のエディット地下レーベルJ & T Records からの89年リリースで、ハウスの Pal Joey による Love is the message に打ち込みビートをかぶせた再構築もの。当時 N.Y. のDJ がハウスのトラックとロングミックスさせながら雰囲気を出すのに使っていました、

Love Is The Message Relight My Fire Rare Classics

3日前に取り上げたエディット・ヴァージョンで、Love Is The Message に Jimmy Castor Bunch / It's Just Begun のブレイク、Mtume / So You Wanna be A Star のボーカル、Tribe / Smoke(=Coke)のブレイクを配置してあります。

他にも、カヴァーヴァージョンから弾きなおしトラック、サンプリングでの引用にいたるまで、現在でも Love Is The Message が数多くの楽曲で使用されているのはいうまでもありません。

(21:00)

2016年05月20日

Love Is The Message Relight My Fire Rare Classics
MFSB / Love Is The Message Super Edit Version
12inch Single


ウルトラ定番曲だけに、MFSB の Love Is The Message の Super Edit Version といかにも謎めいたエディットものなんだけど、なんかの資料くらいにはなりそうかな、800円で購入。これはもともとはいつリリースされたんだろう?

掛け声からはじまるヴァージョンで、目立つ細工としては、

|羇嵒瑤法Jimmy Castor Bunch / It's Just Begun のブレイクを配置。
後半のインスト部分に Mtume / So You Wanna be A Star の Tawatha のボーカルをうっすらとかぶせ、
エンディングのブレイクパートには Tribe / Smoke(=Coke)のあの太いディスコブレイクを配置。

Jimmy Castor Bunch It's Just Begun 1972Mtume In Search Of The Rainbow Seekers 1980Tribe Ethnic Stew 1974

お馴染みの曲だけにちょっと細工がしてあるだけで、新鮮に鳴り響くものでありますが、機械いじりが好きな方からは、これくらい俺だって作れてしまうよと言う声が聞こえてきそう。

MFSB / Love Is The Message Super Edit Version

(21:00)

2016年05月17日

Ian McDougall Orchestra
Ian McDougall Orchestra / Feel Like Makin' Love
アルバム Milan Kymlicka Orchestra / Ian McDougall Orchestra / Cathy Fink & Duck Donald / Eagle Creek に収録


Feel Like Makin' Love のカバーバージョンを紹介するコーナーということで、
102枚目にいってみたいとおもいます。

カナダの放送局 CBC のレーベルからリリースされたライブラリーものの類なのかな?
4つのバンドが4.5曲づつ持ち寄って計17曲収録。個人的な趣味からするとどうでもいいようなウエスタンな曲なんかも入っていて、一枚を通して聴くのは苦痛で、そのゆるさに泣きたくなるような場面もある、もう慣れっことはいえ、ため息をつくのにも疲れました。

Feel Like Makin' Love のカバーは Ian McDougall Orchestra によりフルートをリードにバイオリンをアクセントに原曲に忠実にプレイされたもの。

Ian McDougall Orchestra / Feel Like Makin' Love

(21:00)

2016年05月15日

Alexander's Discotime Band Songs That Were Mother's 1976 Ariola
Alexander's Discotime Band / Blue Moon
アルバムに Songs That Were Mother's 収録


学生のときによく分からずに買ったはいいが、好みじゃなかったのですぐに売りに行ったと記憶しているアルバムを再度購入、どうせまたぶん投げてすぐに売りに行くんだからよせばいいのにね。価格は500円。

76年にプロデューサーの Dave Crowford が L.A. のスタジオミュージシャン達、モータウンなんかで仕事をしていた、Ollie E. Brown、Scott Edwards、Eddie "Bongo" Brown、Jack Ashford、Jay Graydon、Lee Ritenour、Ray Parker などなどを集めて録音したインストディスコアルバム。

The Atlanta Disco Band Bad Luck 1975 Ariola

Dave Crowford のディスコ企画ものというと、75年にアトランタで Dennis Harris や Earl Young なんかの MFSB のメンバーも交えて録音したインストディスコアルバム Atlanta Disco Band - Bad Luck が思いつくけど、おそらくはその続編といえる作品で、Ariola America レーベルのディスコ戦略の一環でありましょう。Atlanta Disco Band ほどは店頭で見かけないので、そっちよりかは商売的な成果はあげられなかったのかな。

ボトムの鳴りだとか各々のギターの重なり方とか演奏はいいんだけど、曲はディスコに特化したレコードとしてはいまいちで、ダンスフロアー向きの実用面よりは、どちらかというとイージーリスニングでディスコ音楽に触れてみよう的なタイプの作品で、Atlanta Disco Band よりは見劣りがする。Love Unlimited Orchestra みたいな曲があって、同じモータウン近辺だったら david T のさりげないフレーズでも散りばめられていればなお雰囲気も出たはず。だとか、ドラムブレイクっぽいので始まる Sweet Charles のあの曲似のナンバーはもうひとひねりあればなあなんて、多少のうんちくが語れる位になったのは、学生のときに買った時点からの成長かもしれないけれど、そんなにピンと来る点が見出せないのはなんら変わらないのでありました。

Alexander's Discotime Band / Blue Moon

(21:00)

2016年05月12日

Ray Barretto Can You Feel It
Ray Barretto / Can You Feel It
アルバム Can You Feel It に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。

昨年から扱っているオーガニックテキーラ Don Alvaro (ドン・アルバロ) のアネホは、個人的にとてもフィットする商品で、お客さんからの評判も良し。同ブランドのラインナップでは、樽熟成なしの透明のブランコも美味しいという噂なので、試しに買ってみることにしました。普段テキーラを飲む場合アネホか短期熟成のレポサドばかりなので、ブランコ特有のいわゆるテキーラの青臭さに興味津々であります。

Don Alvaro Blanco

ここで初心者のために簡単にテキーラの熟成期間によっての呼び名の分類を復習しておきます。下にいくほど色は濃くなり、味わいはまろやかになります。

ブランコ - 蒸留直後もしくは60日以内に樽やステンレスタンクで安定させたもの

レポサド - 60日から1年ほど樽で寝かせたもの

アネホ - 1年から3年ほど樽で寝かせたもの

エクストラ アネホ - 3年以上樽で寝かせたもの

口にすると、アネホでも感じたバニラの香りが広がり、オーガニックのアガベに由来するハーブ香が主張、大地と太陽の恵みのテキーラの力強さが味わえるというもので、いわゆる上質な透明テキーラを絵に描いたような、とでもいえばいいかな、雑味はなくあくまでナチュラルそのもの。
これから蒸し暑くなる季節にはさっぱりした味覚で、トニックやソーダで割ってカジュアルに楽しむにもピッタリ。アネホと同じアールデコ調でスタイリッシュ、香水のビンを大きくしたような形状のビンに収められています。

Ray Barretto / Can You Feel It




(21:00)