コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        

2017/01/16

Erica Papillion-Posey The Standard Reimagined 2015
Erica Papillion-Posey / Feel Like Makin' Love
アルバム The Standard Reimagined に収録


Feel Like Makin' Love のカバーヴァージョンを紹介するコーナーということで、110枚目にいってみたいとおもいます。

気が付けばまだ続いている当コーナーでありますが、今年もだらだらと進行していくことにしましょう。

家のちょっとした掃除をしていた際になんかの書類とごちゃ混ぜにまぎれて出てきた、いつ買ったのか記憶にない、2015年の自主制作のジャズボーカルもの。ピアノ、ヴァイオリン、ベースのトリオをバックにスタンダード曲を歌ったデビュー作で Feel Like Makin' Love が取り上げられています。 いろんなアーティストがいるもんですねえ。

Erica Papillion-Posey / Feel Like Makin' Love

Youtube には本人が歌う Feel Like Makin' Love のライブ動画もアップされてますのでご一緒にどうぞ。

Erica Papillion-Posey performs "Feel Like Making Love" at the Jazz In The Arts Dinner Gala.




(20:00)

2017/01/13

Cyril Saturday Night 2012 PPU
Cyril / So Proud
アルバム Saturday Night に収録


年末年始はまとまってお店を休みますが、その何日かで床の塗装をしたり大掃除といったお店のメンテをしなければいけないはず。つまりはお店は閉まっているけれど実際は仕事をしなければいけないんだけど。大掃除なんかしなくっても暗いんだからわからないだろうし、塗装だって何が変わったのかお客さんは気が付かないだろうけど、なんとなく気分的なものであります。しかしながら計画通りにとはいかなくて、遊びほおけてほとんど何も片付かないまま休みが終わることも多く、そのうち成人式の三連休までにやればいいよねなんて先延ばしになり、そこで無理なら来年またやればいいのかななんて開き直ることに→そして今ここです。
さて実家から帰ってきて新幹線のホームに降り立つと、ペンキを買いに行こうと渋谷に立ち寄るも、すぐ近くにレコ屋があってそこのスタッフの休憩時間に付き合って一緒にご飯を食べながらだらだら過ごすのは毎年のお決まりのパターン。夜はご近所さんたちとの飲み会があるのでほとんど仕事なんて計画だけで何もしない、これも毎年同じ。でも最終的に困るのは自分というか、だれもやる人がいないので、仕方ないかとあきらめモードで少しは作業をするのだけど、大阪で買ってきたレコードをタンテに乗せて気合でも入れるかと意気込むものの、どれもしょぼすぎてやれやれ、なんでこんなの買ったんだと力が入らないのであります、これも毎年同じ。今年も正月早々ガラクタなレコードが山積みになりそうな予感がしますが、いつも通り店を開けてみなとおしゃべりをしてたほうがよほど気楽。一月の前半はやることがありすぎて大忙しなのだけどもっと分散させて少しづつやればいいだけのはなしなんだけどねえ。ということで夏休みの宿題を9月に入ってやっているような気分でありますが、気分だけで机に向かっても何か始まるわけでもなく、途中で嫌になって行く必要もないのにまた近所のレコ屋で何か余計なものを拾ってくるのでありました。

Cyril & Mile High Pie / So Proud

Cyril & Marcel Evans / Will You Show Up

(20:00)

2017/01/10

All Styles All Smiles NTS Radio


年末にロンドンのラジオ番組に出演しました。二時間の番組で自分の出番は後半の一時間 Silvetti からスタート、いつもお店で流しているようなレコードを18曲ミックスしています。下に張り付けたプレーヤーの再生ボタンを押すと番組が丸ごと聞けます。
番組のホストを務めるのはブルックリン在住、アナログレコード好きなロシア人の女性DJジュリアとその相方の女性DJアンヤ。ジュリアと昨年の夏にお店で出会い、彼女たちの番組に誘っていただきました。お時間ある方は聞いてみてください。



番組の後半一時間、自分のパートのトラックリスト

SILVETTI - CONTIGO (1977)
BLACKBYRDS - THE BABY (1974)
THE SUPREMES - COME INTO MY LIFE (1976)
THE HOLLYWOOD DISCO JAZZ BAND - DON'S PLACE (1979)
MINNIE RIPERTON - STICK TOGETHER (1977)
TONY SILVESTER - MAGIC TOUCH (1976)
MAIN INGREDIENT - EVERYTHING MAN (1977)
SINE - HAPPY IS THE ONLY WAY (1977)
PAM TODD - LET'S GET TOGETHER (1979)
DOUBLE EXPOSURE - EVERYMAN (1976)
MELBA MOORE - STANDING RIGHT HERE (1977)
ARTHUR PRYSOCK - BETWEEN HELLO AND GOODBYE (1977)
BOBBY COLDWELL - THE HOUSE IS ROCKIN' (1976)
KEITH BARROW - I PUT THE TWINKLE IN YOUR EYE (1977)
TIMMY THOMAS - YOU'RE THE SONG (1974)
G.C.CAMERON - IF YOU DON'T LOVE ME (1974)
SYREETA - I LOVE EVERY LITTLE THING ABOUT YOU (1972)
STEVIE WONDER - LOOKIN' FOR ANOTHER PURE LOVE (1972)

Miya opened his wonderful music bar in Tokyo called Little Soul Cafe in 1999. Since then it's been a destination for many local and international music enthusiasts ranging from serious record diggers and well known artists to curious music lovers. Miya was in his late 20s back then, looking for new ways to express himself, and already accumulated an impressive record collection - he'd worked and DJed at various music venues, also organized hip hop nights. Just after decision was made, Miya bought materials at a hardware store and with some help from a friend decorated his soon-to-be bar, then moved from home his records and audio equipment. "At that time I could not imagine that I would run this place to this day. In my head then was 2-3 years at the longest," he told us. Almost every night, when the bar opens its doors at 9pm, Miya is there picking records to play while providing drinks and snacks for his guests. As the name suggests, Little Soul Cafe is quite small with the focus on soul be it in music or in setting. When inside, you are surrounded by true hospitality, warm analogue sound and more than 10,000 records. "It is not meant to be a big fancy thing, but rather my own living room where friends gather to listen to records together. I thought it would be nice if people could have in their daily lives, a place where music was played with records spinning. As I was especially into Soul, Funk, Jazz, Disco, Hip hop, I decided to create a place where these kinds of music would be played." Besides running a bar, Miya contributes to different music magazines, writes record reviews, DJs, and works with record labels on reissues and compilations. Having a chance to meet him and experience the magic of his 'living room', we decided to invite Miya with a guest mix to "All Styles All Smiles". (Big thanks to Kana, Yuki and Yuka!) Hope you enjoy! Special thanks to Stas Khrustalev from Just Be Nice for this beautiful artwork!

(20:00)

2017/01/07

Mystic Moods Touch 1975 Songbirds Records
Mystic Moods
アルバム Touch に収録


実家に帰るついでにレコ屋を覘くのも毎回のパターンであります。ということで短時間しかないけど梅田駅近の狭いお店と、アメ村のいつものところに寄り道することに。なにも大みそかまでということですが、レコードがほしいのではなく、大阪のレコ屋の空気に触れてみたいというのは毎回書いているところ。御堂筋のイルミネーションがきらびやかに点灯していたのと、途中でウンコがしたくなってトイレに入った心斎橋大丸では、ブランド品を購入する富裕層の人たちで賑わっていたのはいかにも年末らしい光景でありました。大阪はアジア人が多いのも印象的で、遊びの部分での経済効果もすごいんだろうなという気もしますが、カジノだったり2025年の万博招致が成功すればさらに勢いづくだろうな。相変わらず東京と比べてすべてがユルく感じるのですが、きっと東京だけがが特殊なだけなのでしょう。
さてレコ屋ですが昨年の大みそかに比べて店内には人がまあまあいたような気がするけど、やはりアナログレコードは多少盛り上がっているのかな。昨年とちがい今年は大みそかの割引がなかったのはそのせいかも。ソウル、ファンク、ワールド、ヒップホップ、ハウス、ジャズを物色するもこれといってほしいものが見つからずというか、わざわざ大阪まで来てレコード持ってふらふらするのも面倒だなあ、なんてのもあって買いにくかったのかもしれない。今年は気分をオラオラさせることができなかったのであります。とはいえなんか持って帰らねば気が済まないのであり、300円とか500円の別にここで買わなくてもよさそうなものを適当にレジのおねーさんに手渡しとりあえずは満足するのでありました。店内のBGMは今年はスティーヴィーの曲ばかりのミックスが流れいましたが、いつものように東京のレコ屋では流れないようなアゲアゲのヒップホップのミックスだったらうれしかったのになあ。大晦日なので早い閉店時間に蛍の光が流れてしかたなく店を出されるなんてのはいくつの歳になってもさみしいものでありますねえ。

(20:00)

2017/01/04

あけましておめでとうございます

1月5日の営業から、オープン時間が20:00からとなります

ということで、

年中無休で営業してまして

日、月、火、水、木、オープン20:00→クローズ2:00

金、土、祝祭日前、オープン20:00→クローズ4:00

とさせていただきます

遠方からのお客さんが時間に余裕をもって遊んでもらうために開始時間を少し早めました。

夜中までだらだら飲む人も少なくなっているというのも時代の流れでありますが、クローズの時間なんてのはその日によって違うものであり、日の出まで営業することも多くなることと思います。

今年も一年よろしくお願いいたします。





(20:00)

2016/12/31

Stevie Wonder Music Of My Mind 1972 Tamla
Stevie Wonder / I Love Every Little Thing About You
アルバム Music Of My Mind に収録


2016年の営業も12月30日をもって最終日ということで、お店を始めてから18回目となるお正月をなんとか無事に迎えることができそうです。応援してくださった皆様ありがとうございます、
昨年同様に大阪の実家に帰るまでのしばらくの時間を使い、今年のことは今年中に書きとめておこうということでとりあえず着席、来年の同じ時期に読み返すために2016年はどうだったのか個人的な備忘録として一気に書き残したいと思います。

今年も昨年同様の特殊要因として、外国人のお客さんが比較的多かったという点が挙げられますが、これは2014年から続く傾向で、今年で3年目ということになりほぼ日常の風景といったところ。もはや特殊要因ではなく今はそういう時代なのだと認識すべきともいえる。新しいフェーズに突入、以前の感覚は過去のものと切り替える潔さもある部分では必要かも。去年も多かったというのはちょうど一年前にも書いたことで、来年はどうなるのかなあなんて書いていたのですが、今年も多少は増えたということで、いわゆる世間の空気と一緒な流れ。季節によるばらつきがありますが、体感温度としては3月中半から5月は多く、6〜7月は若干少なく、8月から11月までまた増えて、12月のホリデーシーズンは少なくなるといった感じかも。だからといって来年も多いのかというと全く分からないことであり、日本全体が外国人であふれかえっても、店にやってくるかどうかは別のはなしかも。円安円高の為替の影響はあまり感じずでありました。あとは下北沢という街そのものがどれだけサブカル好きな外国人に魅力的に映り、彼らを呼び寄せる力があるのかどうかというのは注視していきたいと思います。外国人というのは質がどうあれ何らかの日本らしい文化のある街を好みますから。

都心の外れにある古びた大衆アナログレコード酒場ですが、外国人の音楽ファンからするといかにも日本的な営業形態に映るというのは幾度か書いてきたと思います。いわゆる外国人からするとレコードを1万枚以上設置して、すべての作業を店主が一人でやってるちょっと風変わりな店というストレンジ対象なんだと思うんだけど、日本人同様に好きな人はとても限られるわけで、それでも世界中を見渡せばこんなところに来てみたいと思う人がそれなりの数いるのかと考えると、本当にありがたいです。こちらとしては、その辺で小銭で買ってきたよくわからないような昔の黒人のレコードが家庭用に少し毛が生えたようなオーディオ装置で流れている空間なだけだけど、まあ日本のウイスキーでもチビチビやりながらゆっくりやってください程度のもので何か大げさなしかけだとかサービスが提供されるわけではない。外国人が多くなったからといってムキになることもないのでありますが、面白いと感じるのかどうかは当然ながら人それぞれといったところでしょう。

国別リサーチもメモしておきましょう。アメリカ、オーストラリア、イギリスがぬけて、その他のヨーロッパの国々が続くといった状況でしょうか。南米、中東、アフリカ、聞いたこともないような国の方もちらほらいましたが、いわゆる先進国の都会、NY、L.A.、メルボルン、ロンドン、パリ、ヨーロッパの主要都市などが多いという状況。年齢は20、30代がほとんどで、学生も多かったかな、これは日本人のお客さんの年齢層とも一緒といえる。友達におすすめされてやってきたという意見もわりあい多かったような気がしますが、口コミの影響力の強さを感じます。ある人がたまたま訪れて気に入る→自国に帰って来日予定の友達に報告という循環サイクルが出来上がるとどんどんつながっていくのかも。滞在中に何度も訪れる方から毎年やってくる方もそこそこいた気がしますが、外国人はみな同じような顔をしているように見えるといっては失礼ですが、だれがだれなのか区別がつきにくいのでありますけど。世界は広くて、そこにはいろいろなつくりの違う人種がいるもんだと当たり前のことに気が付くのであります、なんだか今年は世界旅行をしたような気分、それくらい色んなところの人に出会ったのだと思います。

国が発表している訪日外国人の統計を見ると約8割以上がアジア圏からということですが、自分の店に関してはアジアからのお客さんは引き続きほとんどいない状況だけど、韓国なんかはアナログレコードのカルチャーや、昔のソウル、ファンク、ディスコは徐々に浸透しているのではとの雰囲気も感じるので、今後10年くらいのスパンを考えると伸びるかもしれません。これは店がどうこうというよりは、自国にいかにソウルやファンクといった音楽ジャンル、それに伴うDJやクラブ、アナログレコードのカルチャーが根付いて成熟していくのかというのが重要のような気がします。いわゆる自国にシーンが形成されているのかどうかというはなしですので、仮に将来的に中国なんかでそのようなシーンが生まれて成熟でもすると、マーケットとしてはそれなりの規模になる可能性もないわけではないとは以前も書いたとおりであります。自分の店に影響があるかどうかというのはシーンが出来上がってさらにもっともっと先に位置する部分とはいえ、さてアジア圏はますますの経済発展を経て、少しでもそんな文化が立ち上がる兆候があるのかは面白いといえます。

とはいっても遊びに来る外国人が店で流れている音楽ジャンルを好きなのかというと、それはわからないことでありまして今年は、ロック、パンク、サイケ、和モノ、テクノそういったジャンルが好きという声もいっぱい聞いたような気もします。こうなってくると、無理に合わせるという不可能なことは考えず、自分が流している音楽ジャンルとドンピシャな外国人なんてそんなにいないんじゃないのかなあ程度に考えるほうが気は楽でありましょう。営業スタイル的に店を面白いと感じるかどうかは、わりと丸投げでありまして、流す音楽なんて基礎の部分はそんなに変わるわけではなく、できることをいつも通りやるだけですが、日本的な音楽酒場の形態で昔のアナログレコードが流れていればそれでいいんじゃないのかなあなんてのはあまりにもおおざっぱかな。飲み屋でかかっているBGMなんだからそんなにシリアスになる必要もないというわりきりも大事、アナログレコード酒場なんていっても売っているのは音楽でもなければお酒でもなく、人々がそこで過ごす空間や時間といった曖昧なものだったりするわけで、いかに日本の遊び文化を伝えてあげられるのかのほうが重要なのかも。去年は、ソウル、ファンク、ジャズ、ヒップホップ、ハウス、みたいなのが好きな人が多かった気もするけど、今年はさらに客層の幅が広がってごちゃまぜ感が強くなりました。こちらとしてはあらゆる趣味を持った人種に出会えて世界の音楽事情をリサーチできるので、客層は偏らずごちゃごちゃなほうが面白いのであります。いろんな実験もできますから。ヒップホップが好きという外国人は引き続き多かったです。いわゆる今の感覚の人たちがほとんどであり、世界のいたる所で新たな価値が芽生えているんだろうなというのがなんとなく実感できます。

これは外国人に限ったなしではありませんで、集まってる日本人のお客さんも、よく似た感じじゃないのかなあ。お店でかかっているのはソウル、ファンクから時間軸とジャンルをあちこちにクロスさせたいろんなジャンルの昔のアナログレコードだけど、基本的には昔の音楽も興味はあるけど今の感覚の中で生きている方がほとんどだったり、みな好みはバラバラだったりするわけであります。その時代時代によって変化する現在の価値観をどうクラシックに反映させるのかというのはオープン以来変わらない仕事といえるけど、店でかけてる曲に皆が賛同、自分と同じ趣味のお客さんばかりが集うようなお店だったりするとこれはこれでやってるほうとしてはあまり面白みがないんじゃないのかなあ。なるべく自分と違う方向感覚を持った、しかも各自がばらばらな方向を向いている人々に囲まれていたいというのもあるわけで、と書くと、これはおそらく音楽酒場の経営者としては珍しいタイプなのかもしれませんが、しらない何かを吸収したいと常日頃から考えるタイプでありますので、自分と別の脳の構造の人がそばにいてくれたほうがありがたかったりするものなのです。お店というのは共感してくれる方がいて成り立っているというのに間違いはありませんし、送り手と受け手の距離はそんなに離れずのほうがやりやすいなんて考えもあるわけですが、一人でやっているお店というのはとかく一方向に向きやすい傾向にあると考えると、周りにはいろいろなタイプにいてもらったほうがいいなんてのは自然と身についた安全策なのかもしれません。もちろん影響を受けるかどうかは全く別のはなしでありますが、各人の個性から生まれる幾重のグルーヴが重なり何ともいいようのない微妙なバランスを保ちながら店は出来上がっているもの。とはいっても、ばらばらでごちゃごちゃ、よくこんなややこしい店が成り立っているなんてのは我ながら不思議だと思うのであります。

ネットの普及によって、下北沢のこんな小さな店にまで外国人でも簡単にリーチできるという状況だけど、おそらくネットの時代ではなかったら誰にも発見されずとっくにつぶれていたかもしれないとちょっとは考えるのです。日本人のお客さんにしたって近所や地元の人よりかは、別の地域からわざわざ通ってくださる方も多いわけで、お客さんはそんなに多くはないけどこんなニッチな商売が成り立っているというのはまことに不思議だけど時代を反映してるのかも。とはいってもSNS等を使った情報配信などは考えておらず今までとは変わらず、ますますお店の個性を強くして底力をつけていく必要性を感じるのであります。ごく限られた方だけが面白いと感じるであろう営業スタイルというのはリスキーかもしれないけれど、余計なことには手を出さず贅肉はどんどん落としてできるだけスリムでシンプルに見せる方法を考えていきたいと思います。時代が変わればまたその時々に応じて考えればいいだけのはなしだし。

英語のメニューなんてなくても何とかなるんじゃないのかなあ、なんてのも昨年は書いていたけど、さすがに作業効率化のために設置せずにいられない状況でありました。これによって見えてくるものもあるわけで、いわゆるカクテルでは、ネグローニとかホワイトルシアン、ショートものとかバンバン出るようになり、世界標準のスタンダードカクテルでも日本では特定の人しかオーダーしないものがやはり世界では飲まれているんだなというのは実感する。あと日本のプレミアムウイスキーが絶大な人気なのはもはや世界の常識、大部分の人が注文します。ラムの高級なのも外人はあまり値段は気にしない、などなど。貧乏旅行者から金持ちのボンボンまで外国人にもいろいろいるとは思うけど、どちらかというとリッチな人が多い印象。まあ旅行なんだから気が大きくなっているというのもあるのかもしれません。

ほぼ毎日のように英語をはなしていますが上達はしませんで、これがここ3年ほどの懸念材料。相手の言いたいことの半分くらいは理解できるけど、こちらの言いたいことを表現することは十分にできないのであります。米、英、など英語ネイティブな人の通常スピードの会話は強弱や省略を交えて聞き取りにくく、何を言っているのかわからないことも多かった。かたことの英語ができれば大衆アナログレコード酒場の作業をする上ではそんなに問題はないわけで、今のままでも十分に対応は可能。ただ現時点で考える、これくらいの英語力は必要だろうというレベルというのは、例えば就活の面接場面をすべて英語で応対するくらいのレベルなのかもということでこれは無理なはなし。海外メディアからの取材の際に全く対応できなかったり、英語のコミュニケーションが面倒で断った仕事というのもあったりもしました。なにより向こうがはなしたがっているのにこちらがうまく対応してあげられないもどかしさに少し自己嫌悪になるのであります、あちらの人はおしゃべりが大好きですからね。

日本にいる限りは英語なんてできなくても当たり前で、何の不自由もなく生活できるなんて考えていたわけです。大学受験の猛勉強の名残もあって英語の文章くらいは普通に読めていたわけだし。でもここ3年くらいのお店の状況を考えると、英語がすらすら喋れないということがいかに取り残されている状況なのかということが実感できる。これは海外と接点のない方には関係のないはなし、たまたま気が付くかどうかということだと思うけど、中高で習った役に立たない英語っていったい何だったんだろかと考えてもしょうがないわけで。昨年も書いたけど、今後大人になっていく若い世代の方とか、子供がいる方とかは、自分みたいにいざそうなったときに慌てないようにちゃんとした世界標準をはじめから身に着けておいたほうがよりベターとは昨年も書いたと思います。
趣味性の強い仕事をするにあたってはドメスティックなマーケットだけでなく、世界に向けて発信して受け入れてもらえる可能性が少なからずある、と昨年の時点で気が付いていながら結局は身動きはそんなに取れなかったのだけど、こうやってビジネスチャンスってどんどん失われていくんだろうなという気がします。英会話を今から習おうという気はないけど、面白そうな人がたくさん来るのに英語がペラペラしゃべれないというのはもったいない。街の飲み屋でさえ店によっては今はそういう状況なのであります。

さて数年続くアナログレコードのブームはどうなっているのかというのも気になりますが、少なくとも日本よりかは海外は盛り上がっているんだろうなという気はしますし伸びしろはまだまだあるのでは、これは海外の人と接していてあくまでも体感的に感じる雰囲気であります。アナログレコードの生産量の推移をみると増えているようですが、注視すべきはそれにより次の世代や新たな感覚の持ち主が、今までとは違った発想で何か新しいアクションを起こせるのかということではないかと思いますし、その手助けに少しでもなればというのは常日頃から考えているところであります。

外国人のことをだらだら書きすぎて、まだまだ書き残したことがありますが、新幹線の時間が迫ってまいりました。急いで書いたのでいつも以上に雑な文章となってしまいましたが、個人的な今年の備忘録的なものなのでお許しを。ここで書いたことというのはすでに済んでしまった過去の出来事で、来年がどうなるのかというのは予想はできません。またゼロからスタートして、自分の目で実際に見たことや感じたことを頼りに一つ一つを確認しながら積み上げていく作業になると思います。

いろいろ書いてきましたが、ニッチな商売なので今後も盛り上がるような気配もなく、来年もだらだら営業していくことになります。引き続きガラクタレコードを拾い集めて皆様といっしょに遊べるアナログレコードの空間を提供したいと思いますので、お付き合いしていただける方がいましたらどうぞよろしくお願いいたします。

年末年始の休業日は

12月31日(土)
1月1日(日)
1月2日(月)
1月3日(火)
1月4日(水)

新年は

1月5日(木)から営業開始とさせていただきます。

Stevie Wonder / I Love Every Little Thing About You

(21:00)

2016/12/28

Pegasus 1977  Sunshine Records
Pegasus / Dance With Me Baby
アルバム Pegasus に収録


1977年に Sunshine Records というドマイナーからリリースされたこの馬のイラストのレコードを買うのは今回で3回目くらいではと記憶している。一度目は90年代前半に中身はよくわからないまでも、なにかすごい曲でも入ってるんじゃないおかなあなんて、あてずっぽな雰囲気だけでレジに持って行き、家に帰って鳴らすとやっぱりよく分からなくて、すぐに手放したんじゃないのかなあ。それから10年くらいたって二度目の購入は、実はこの Pegasus というバンドはグレイドンとフォスターがレコーディングしたスーパー・セッション・グループだったなんて正体を知ってまた聴いてみようと思い購入、そして確認後にまた手放したんじゃないのかなあ。もちろん Bottom Line の76年盤や、Midnight Flyer の77年盤も両者が参加した覆面ユニット的な作品だったなんてのもその時に覚えた豆知識で、3作の聴き比べをしながらいわゆるエアプレイ結成以前のコンビの足跡をたどるみたいな感じで楽しんだことでしょう。そして10数年たって安く売れ残っていたからまた聴いてみようかなとなんとなく持って帰ってきた今回ですが、何十年たっても同じところをぐるぐる回っている感覚でありまして、さっき来た道を行ったり来たりなんてまあ死ぬまでそんなことをやってられれば、それはそれで幸せなことなんじゃないのかなあ。さてこの一年はいったいどんなレコードを買ったんだっけ、なんて大量に放置したガラクタの塊にため息交じりに目をやりながら、ああ今年も残りわずかでありますねえなどと一応は人並みにおもってみたりもする。年内の営業は30日までであります。

Pegasus / Dance With Me Baby

Pegasus / Fly


(21:00)