コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        

2020/07/07

Linda Lewis Lark 1972 Reprise Records
Linda Lewis / Old Smokey
アルバム Lark に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はクラフトジンの中から フォレスト ジン アールグレイ をピックアップ。

クラフトジンには個性的でオリジナリティーあふれる原料から取り込んだ香り付けがされた銘柄が無数に存在して、作者の表現の自由度の高いお酒といえますが、今回は紅茶フレーヴァーのジンを紹介してみましょう。
イングランドの北西チェシャー州というところで、家族経営で営まれるフォレストディスティラリーで少量づつほぼ手作業で丁寧に造られたクラフトジンで、ここでは紅茶のジンの他に、通常のドライジンとウイスキーも製造している。
紅茶のジンにはクイントエッセンシャル社のアールグレイの茶葉を漬け込んでいるとのことで、グラスに注いだ瞬間から上質な紅茶の華やかな香りが立ち上がり、口に含むとジンのボタニカルとの濃厚なマリアージュにドキっとさせられます。

Forest Gin Earl Grey

ボトルは陶磁器によるもので、印刷されたアートも含めこちらも手作業感とこだわりの強さが感じられ、クラフトジンらしいお楽しみ要素にあふれています。

Linda Lewis / Old Smokey

(19:00)

2020/07/04

Ceybil Jefferies Let The Music Take Control 1991 Atlantic
Ceybil Jefferies / Choices (Albun Version)
アルバム Let The Music Take Control に収録


90年代のハウスシンガー Ceybil Jefferies のファーストアルバムを購入。今どきこの時期のクラシックハウスのアルバムを買おうと思う人はいなくて需要はほぼないとは思うけど、アナログ盤で探そうとするとメジャーの ATLANTIC からとはいえレコ屋ではあまり見かけないタイトルだったりする。リリース年とジャンルを考えればプレス枚数はそんなに多くなく流通量が少ないのは当然か。このアルバムからカットされヒットした3曲の12インチシングル、Love So Special、Open Your Heart、Choices の各曲は当時新譜で購入、クラブでもよく流れていたので個人的には懐メロ感の強いシンガーだけど、他のアルバム収録曲もメジャーらしい作りこまれた当時の歌ものガラージハウスの良曲に出会える。Choices は12インチ盤では初期 Kerri Chandler だったり、Smack Productions のリミックスが収録されてるけど、今回アルバムで Ten City 節炸裂のオリジナルのアルバム・ヴァージョンを初めて耳にしてこのヴァージョンも好きです。

彼女は1993年に Sweet Sable というアーティスト名に変更、路線もハウスから R&B に転向して、Nikke Nikole のプロデュースでアルバムを一枚リリースしてそこそこヒットさせている。アルバムのタイトルトラックでシングルカットもされた Old Times' Sake はエディケン Intimate Friends のループがばっちりハマった90's R&B クラシック。

その後も Deep Zone の It's Gonna Be Alright のヒットなどなどハウス系のフューチャーリング・シンガーだったりバックボーカルの仕事で名前を見かける機会もありましたが、今回の COVID-19 で亡くなってしまったなんてニュースを見ると、お世話になったのは大昔のことでずいぶんご無沙汰してたとはいえ胸が痛むのでありました。

Ceybil Jefferies / Choices (Albun Version)

(19:00)

2020/07/01

Q.A.S.B. Can't You See Me feat. Hiro-a-key 2020
Q.A.S.B. feat. Hiro-a-key / Can't You See Me
7inch Single


Roy Ayers 1978年のダンスクラシック Can't You See Me を、日本のファンクバンド Q.A.S.B. がマルチシンガー Hiro-a-key をフューチャーして現代風ディスコ仕様にカヴァーした作品。Roy Ayers の洒落た原曲がめちゃくちゃ好きなので、とはいえ長い年月でもういやになるほど日常的にもかけているので少なからず飽きてはいるのだけど。いづれにせよこういうカヴァー作品が出てくると新鮮で、お客さんの反応もそれなりにいいのではないかと期待するのだけど、一応リリースから3か月経過してまあまあな頻度で流してはみるけど、それほどの反応でもなかったかも。Can't You See Me ってそのジャンルではド定番だと個人的には思うし、今回のカヴァーも面白い企画とは思うのですが。

裏面に収録の I'm In Love もカヴァーで、もともとは Nancy Wilson が1978年に歌ったナンバー。原曲は店でもそれなりに流してお馴染み感は強いですが、サンプリングだったり、ミックスに収録されたりである時期から急に再評価され、レコードの値段も高騰したりで、今ではグルーヴィーソウルの定番曲の仲間入りといったところでしょうか。

Q.A.S.B. はコンスタントに作品をリリース、その中でカヴァー曲のリリースもそれなりにあってどおしても目につくのだけど、オリジナル曲もいいのがあって店でもよく流すのでそっち方面も期待、陰ながらレコード流して応援しています。

Q.A.S.B. feat. Hiro-a-key / Can't You See Me

原曲
Roy Ayers / Can't You See Me?


Q.A.S.B. / I'm In Love

原曲
Nancy Wilson / / I'm In Love

(19:00)

2020/06/28

Paul Beasley My Soul Is Free 1983 Myrrh
Paul Beasley / Joy's Coming In The Morning
アルバム My Soul Is Free に収録


100円レコードの残骸を拾いに行くお仕事へ。そしていかにも人気がなさそうなコンテンポラリーなゴスペル作品をゲット。レコ屋の安レココーナーで売れ残ってるのを昔からよく目にするけど、国内盤もリリースされているのでそれなりに多く流通してるのかも。とはいえ過去にどこかで再評価された形跡もなく、ジャンルや年代的にも、今現在は欲しい人の需要はほぼないのでしょう、自分みたいな暇人がそっとレジに持っていくのみともいえる超地味な作品。

Paul Beasley は Gospel Keynotes 出身で1979年に Mighty Clouds Of Joy に加入、そして1983年に今回のアルバムでソロデビューするファルセット・シンガー。中身はスロー〜ミディアム中心のしっとりした当時ならではのブラコンアルバムで、得意のハイ・トーン・ヴォイスを思う存分楽しめる内容となっているので、ミッド80's サウンドに乗せてのそっちの声質が好きな方にははまる内容。歌詞の中身がわからないので何とも言えないけれど、アレンジはゴスペル類の中ではその雰囲気はかなり控えめといったところで、普通のブラコンアルバムと並列に BGM としても楽しめるでしょう。リリース元はコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックの大手 Myrrh レーベル。ゴスペルミュージックがより広く一般層にまで聞かれるようになったという状況を反映して、より聞きやすいサウンドにアプローチした作品を数多くリリースしたレーベルで、レコ堀してる方には AOR 方面の名作に出会う機会が多いレーベルとしてもよく知られるところであります。 

Paul Beasley / Joy's Coming In The Morning

(19:00)

2020/06/25

Stretch And Bobbito + The M19s Band No Requests 2020
Stretch And Bobbito + The M19s Band / Voices Inside My Head
アルバム No Requests に収録


ある程度の年代になるとは思うけどけど、90年代に深くヒップホップになじんでいた方ならその名前を見ると思わず立ち止まってしまうであろう Stretch Armstoronng と Bobbito コンビによる新作アルバム。久しく名前を見る機会はなかったような気もするので、今頃出てくるとよけいに興味が惹かれ、どおいった内容なのか気になります。
彼らは90年代にわたり N.Y. で超有名なヒップホップラジオ番組 The Stretch Armstrong and Bobbito Show を届けた DJ & ホストで、当時のシーンの発展に多大に貢献したレジェンドの二人というのは誰もが認める事実。日本でも彼らの番組を収録したテープはレコ屋の BGM で流れていたり、売られていたり、また友達伝いにダビングしたものがいくつも回ってきたりしてましたが、本場 N.Y. のヒップホップの空気にあこがれを抱くには十分すぎるもので、情報が少なかった当時としてはお楽しみ要素が満載でその頃を思い出すと胸が熱くなる。youtube に当時の番組の模様がいくつも上がっていますが、再生すると90年代の生々しい空気が真空パックされドキッとさせられます。個人的にはついこの前の出来事だったような気もするけど大昔のはなしなんですねえ、時が流れるのがあまりにも早すぎてため息が出ます

アルバムの内容ですが、Stretch Armstrong and Bobbito コンビと The M19s Band の連名作品となってて、収録されているのはすべてカヴァー曲。どおいうコンセプトなのかよくわかりませんが選曲やアイデアといった企画方面を二人が出してバンドに演奏してもらうというものなのかな。 以下のように70~80年代のソウル、ファンク、ロック、ラテン、レゲエ、といろんなジャンルから選曲され、彼らのルーツだったり永遠に愛するナンバーなのでしょう。Festival Song と Que Se Sepa は初めて耳にしますが、自分は知らないけど N.Y. 界隈のストリートでは古典としてなじみのある曲なのかも?それ以外は店でよく流してるような有名曲中心とはいえよく練られた選曲で、カヴァーといってもファンクやソウルを下敷きにジャズやラテンの要素を織り交ぜ渋めの生バンドの良さが引き立つアレンジで聞きごたえも十分。ヒップホップ関連では A1 が90's ヒップホップ名曲メドレーとなっていてこちらの生演奏アレンジもカッコいい。続編があるならこの路線でも面白いものが作れるのではないかと。

A1 Anna From Woohside (Beat Suite)
A2 Voices Inside My Head ...The Policeカバー
A3 Could Heaven Ever Be Like This ...Idris Muhammadカバー
A4 Festival Song (BAM BAM) ...Toots & The Maytalsカバー
A5 Magnificent Dance Ft. Rich Medinas ...The Clashカバー

B1 Que Se Sepa Ft. Jose Parla y Mireya Ramos ...Roberto Roenaカバー
B2 The Mexican Ft. Mireya Ramos ...Babe Ruthカバー
B3 I Know You, I Live You Ft. Maimouna 0Youssef ...Chaka Khanカバー
B4 Stevie Wonder interview (interlude) If You Really Love Me Ft. Maimouna Youssef ...Stevie Wonderカバー
B5 Baby I'm Scared of You ...Womack & Womackカバー

Stretch And Bobbito + The M19s Band / Voices Inside My Head

Stretch And Bobbito + The M19s Band / Could Heaven Ever Be Like This

(19:00)

2020/06/22

Joel Sarakula Companionship 2020
Joel Sarakula / London Road
アルバム Companionship に収録


店を再開して一か月近くが経過、営業時間はスタートが19時からに変更して、以前からは一時間早めています。休業中はブログのアクセス数が少し増えていたのは心配して見に来てくれる方がいたのか、時間を持て余しての暇つぶしだったのかというのを前にも書きましたが、現在は数字も徐々に戻りつつあるので皆様の生活も通常モードになっているのかなと。

ということで再開して久しぶりに会うお客さんから色々聞かれるので現在の状況を備忘録も兼ねてお伝えしておくことに。レコード酒場という不要不急の営業形態ゆえにお客さんは以前より少ないですが、これに関しては休業中に再開したら大体これくらい減少するだろうと予想していた数字とほぼドンピシャなので想定内の範囲といったところで、何とかやれている状況。今年いっぱいは仕事がなんにもなくてもそれはそれでしょうがないかなあなんてことも考えていたので営業ができているだけでもまだましで、無理をせず様子を見ながら対応しています。全体の客数が減るとほんの微々たる金額とはいえ客単価が上がるという現象が見られますが、お客さんが少ないとのんびり過ごせるので長居する傾向にあるのかもしれません。店側としても売り上げは減るけどお客さんは少ないほうが居心地よくていいんじゃないのかなと常日頃から考えていたのだけどその辺のバランスをとるのって難しい。暇な営業というのもそんなに悪いことばかりではないなんて良い風に考えるのはビジネスとしてはナンセンスなことかもしれないのだけれど。一人飲みとか二人飲みのお客さんはいるけど、複数人だとか5.6人の団体とかが少なくなっているので、その辺も客数の減少に影響してるのでしょう。まだまだ皆で集まって飲むなんて気分にはなれないのは普通の感覚。

お客さんの減少というのはまだまだ世の中が不安定なので不要不急の外出は避けるというのもあるけど、リモートワークの人は現在も多い印象で、以前は会社の帰りに寄ってくれていた方なんかは家にずっといるので外出するのも面倒なのでお店に足を運ぶ機会が減ってるということも聞きます。自粛期間中のはなしをいろんなお客さんから聞くと。思っている以上に外出を控えていたという方が多く、飲みに出かけるのは数か月ぶりなんて声もちらほら耳にします。この辺に関しては自分はのんびり過ごしてたとはいえわりとアクティヴにあちこち調査や散歩、遠出などもして出歩いていたので思っていた以上に人の流れは止まっていたのでしょう。当然と言えば当然ですが。今回の騒動がきっかけに業種は限られるけれどリモートワークだとかビジネスのデジタル化が加速するのかどうかはわかりませんが、その影響で都心に住まなくてもいいやと考える流れが出始めると長期的にはお客さんの数に多少影響するのかもしれません。世の中が今後どの方向に進むのかはわからないのだけど、新しい方向に進化すればするほどニッチなマーケットではアナログ的だったり生身の感覚というのはクローズアップされるかもしれないので、進化や変化という言葉に惑わされたり引きずられないよう立ち位置を確認しなければいけないなと思います。

もともと外国人比率がそれなりに多かったというのも客数の減少の要因となってます。4,5月の訪日外国人データを見るとともに前年比99.9パーセント減少というすごい落ち込みなので店から彼らの姿は消えて当たり前。だけど再開してすこし予想と違ったのは、多くいた外国人のお客さんはほぼすべていなくなるだろうと思っていたのだけど、今もそれなりに目に付く状況で、店に通ってくれていた外国人というのはうすうす気が付いてはいたけど、いわゆるインバウンド絡みも多かったけど、日本に住んでいる外国人が思っている以上に多かったということなのかもしれない。インバウンドが騒がれる2014年以前のお客さんに占める外国人の割合を思い出してみても彼らの数はそれなりに多かったような気もするのでありました。もちろん外国人といっても欧米系の人たちで、日本でいわれる外国人というと中心となるのは入国者の4分の3を占める東アジアからの人々となり、全く違う視点で考えないといけないのかもしれない。例えば渋谷の街のような繁華街を歩くと人が少ないように感じるのは、東アジアの外国人がごっそりいなくなったからなのかなという気もするけど、だからといって少なくなったとはいえ店の外国人はごっそりいなくなったわけではないのであります。インバウンドの外国人もいつになるのかは分からないけれどまた確率高く戻ってくることでしょう。

過去の経験則から第二波が確率高く来るといわれているので、現在はそれまでの中継ぎみたいな営業となっているのか、世の中がどんな風に動いていくのか不明で中途半端な状況ともいえますが、また長期の休みになることを想定してその期間にやることを考えておこうかなと思っています。
再開後に思いついたことを適当に書いてまとまりのない文章となってしまいました。世の中はまだまだ重苦しい雰囲気ですが、店はほぼ通常運転で営業しています。

Joel Sarakula / London Road

(19:00)

2020/06/18

Roberta Flack Feel Like Makin' Love Kenny Dope Remix 1996
Roberta Flack / Feel Like Makin' Love (Kenny Dope Remix)
12inch Test Pressing EP に収録


いつもは Feel Like Makin' Love のカバーヴァージョンを紹介するコーナーですが、前回に引き続き番外編をお届け。

Feel Like Makin' Love のオリジナルヴァージョンは1974年に Roberta Flack により録音、Atlantic レーベルよりリリースされヒットしますが、90年代にその Roberta Flack の歌ったヴァージョンを Kenny Dope がリミックスしたヴァージョンというのがリリース元の Atlantic レーベルから制作されるもお蔵入りになり、そのヴァージョンを収録した盤は世には出なかったようです。

Discogs を散策して偶然見つけた盤となり、詳細の方はほぼ不明、Feel Like Makin' Love (Kenny Dope Remix) の音源もネット上には無くはっきりとした確認はできませんが、Discogs のデータからは1996年にテスト盤で以下の4曲収録の内容で25枚だけプレスされたとあります。Back Together Again は1979年のオリジナルヴァージョン、Uh Oh Uh Oh は1988年のシングル盤に収録した Steve Hurley がリミックスしたヴァージョン、残りの2曲は1996年当時の現代風サウンドに手直してまとめたクラブ向け作品集といった雰囲気。4曲入り EP での単発の企画盤だったのか、それとももしかするとリリースされなかった Roberta Flack のベスト盤のボートラ用だったり、実現はしなかったけど Roberta Flack のリミックス作品集みたいなのが当時企画されてそこに収録されるものの一部だったのかもしれません。ちなみにマーケットプレース上に今回のテスト盤は一枚だけ出品されており価格は5000ドル、50万円オーヴァーとなってますが、存在そのものだったり枚数も不明だし市場での過去の取引履歴もほぼないと考えると相場なんてないようなもの。

A1 Feel Like Makin' Love (Kenny Dope Remix)
A2 Back Together Again (Original LP Version)
B1 Uh Oh Uh Oh (Steve Hurley Remix)
B2 Killing Me Softly (Soul Solution Remix)

当時 Atlantic レーベルで A&R、リミックスコーディネーターの職に就いていた Johnny "D" De Mairo
という人の企画だったようで、Roberta Flack の過去の名曲現代風リミックスに関して彼は同じ1996年に Atlantic で下の2×12インチリミックスシングルも制作、こちらは規格番号 Atlantic 0-85501 の正規盤でリリースされました。

A1 Killing Me Softly With His Song (Reborn Club Vox)
B1 Killing Me Softly With His Song (Bonus Beats)
B2 Killing Me Softly With His Song (Radio Edit)
C1 Killing Me Softly With His Song (Dub #1)
D1 Killing Me Softly With His Song (Dub #2)

Feel Like Makin' Love (Kenny Dope Remix) は上でも書きましたがネット上に音源はなく聞くことはできませんが、ヒップホップアレンジにせよハウスアレンジにせよどのように調理されているのか気になります。

(19:00)