コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        

2008/12/17

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Cheryl Lynn / Got To Be Real
アルバム Cheryl Lynn に収録


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Cheryl Lynn / Got To Be Real 95
アルバム Good Time に収録


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Cheryl Lynn / It's Gonna Be Right
アルバム It's Gonna Be Right に収録


一般的なイメージで、ディスコクラシックスの代表曲を選出した場合、真っ先に思い浮かべるのが Cheryl Lynn / Got To Be Real という意見に異論はありません。ディスコやブラックミュージックに興味がなく、曲名は知らなくても一度ぐらいは何処かで聴いたことがある人がほとんどじゃないかなと思います。それだけこの曲はインパクトありなのですが、特に日本人って「このテイストの曲」が好きなように思います。
「このテイスト」とはあいまいな表現ですが、例えばGot To Be Real に似た曲だったり、ベースラインが一緒だったり、サンプリングされていたり、同じようなグルーブだったり、キャッチーさ加減が同じ方向だったり、明らかに作者が意図的に真似て作った曲だったり・・・・・・というような感じです。長く音楽の仕事をしていてお客さんの反応を見ていますと、やはりこのGot To Be Real に代表されるテイストの曲には何かしら日本人を惹きつける魅力があるように思います。

Got To Be Real 的な「このテイスト」のレコードを色々リトルソウルカフェの在庫レコードを思い出して考えてみると、この曲をサンプリングしたレコードなんかも含めるとその数はきっと沢山あるのではないかと思います。そこで今回からブログの新しい企画として、ダンスクラシックスの王道的代表曲 Got To Be Real テイストな曲たちを紹介するコーナーを立ち上げてみたいと思います。(あくまでも個人的主観で選んでみたいと思います。)

・写真の一番上が本家本元 Cheryl Lynn / Got To Be Real 収録アルバムで
78年のリリース。ビルボード誌R&Bチャート1位。、後にトトを結成することになるマーティとデヴィッドのペイチ親子プロデュースの下、スティーヴ・ルカサー、デヴィッド・フォスター、レイ・パーカーJr.をはじめとするL.A.の一流ミュージシャンが参加。よく見ると Got To Be Real のドラムはジェームス・ギャドソン、なるほどだからこういうグルーブになったんだなと思います。

・二枚目の写真はCheryl Lynn がセルフリメイクした95年バージョン、奇をてらったアレンジやリミックスをすることなく原曲をほぼ忠実に再現しております。久しぶりに引っぱり出して聴いてみましたが中々いいですね。アレンジはGreg Phillinganes。

・三枚目の写真が今回選んだ Got To Be Real 的な「このテイスト」曲。今回は第一回目なので同じアーティストの作品から選びました。85年リリースの6作目のLPでこの曲はジャム&ルイスの制作。Jam & Lewis が彼女の代表曲
Got To Be Real をヒントにヒットを狙って作ったの一聴すれば明らかですね。

これからもこのような感じで機会があればGot To Be Real 的な曲を紹介して行きたいと思います。


Cheryl Lynn / Got To Be Real


Cheryl Lynn / Got To Be Real 95


Cheryl Lynn / It's Gonna Be Right

Cheryl Lynn - Got To Be Realの映像はこちらから。

(19:51)

2008/12/16

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Manhattans / Kiss And Say Goodbye
アルバム Manhattans に収録


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Manhattans / It Feels So Good To Be Loved So Bad
アルバム It Feels So Good に収録


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Manhattans / Kiss And Say Goodbye
12inch Disco Version


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Manhattans / It Feels So Good To Be Loved So Bad
12inch Disco Version


あんまりレコードについてのマニアックな内容とかアーティストの細かいことを書いてると、「つまんない」とか言われてしまいそうですが・・・・・・

例えば自分も大好きだしきっと皆も大好きであろう定番の大ヒット曲があるとします。もう何百回も聴いた曲とかなんだけど、でも何かの拍子でその曲の別バージョンが存在することを知って驚く事があります。別バージョンというのはカバーバージョンとかではなくオリジナルのアーティストが通常のバージョンと同じ時代にリリースした作品です。もちろん何年かたってリメイクされたリミックスバージョンでもありません。あくまでも同じアーティストが同じ時代にリリースした別バージョンです。その別バージョンが良いか悪いかは別として、定番曲であればあるほどどういう風な違いがあるのか興味津々になるわけです。

今日は70年代のスローバラードの名曲Manhattans / Kiss And Say Goodbye(邦題 涙の口づけ)のカナダ盤12インチシングルのみでリリースされた Special Disco Version なる別バージョンを発見しましたので紹介してみたいと思います。もうこういう話になるとレコードを日常的に買っている人にしか分らない話になってしまいますね、それ以外の方は分りにくいと思います。

12インチオンリー盤は別として、DJする方はLPより使いやすいし、音圧音質のクォリティー抜群の12インチを好まれるのは当然ですが、アルバムに入っている通常のバージョンと違う12インチにしか入ってないバージョンって不思議な魅力があると思いませんか?よく知っている曲であればあるほどなんですが・・・・魅力というより魔力でしょうか?

一般的にLPと別バージョンの12インチを買う人ってダンス物が中心だと思います、今回の自分のようにスローバラードの12インチが欲しいという人はあまり居ない気がしますがどうなんでしょうか?
この時代の12インチ盤にはレコード会社にもよりますが Special Disco Version とか Disco Single なる表記がされております。DJが使用するというのもありますが、通常のバージョンと区別したり、12インチ盤のことをこのように呼んだりするための呼び名なのでしょう。だから今回のスローバラードでも Disco という表記がされております。
今回の12インチが通常のアルバムバージョンとどのように違うかを調べてみたので簡単に解説したいと思います。

・Kiss And Say Goodbye
アルバムバージョンより1分半ほど長いロングバージョン。3分5秒過ぎからの展開が違います。2番目の歌詞が終わってから3分5秒過ぎに突入するのだけど、ブレイクが終わると再び2番目の歌詞になります。2番目の歌詞を2回連続で歌われてもなあ・・・・

・It Feels So Good To Be Loved So Bad
こちらもアルバムバージョンより長いロングバージョン。イントロが少し長いのと、4分5秒過ぎからアルバムバージョンには無い、インストのブレイクが配されています。

時代が76,77年なので、12インチバージョンといっても、曲の一部をちぎって何処かに挿入するというような編集作業なのは仕方ないけど、もしかしてという期待が大きかっただけに単調な12インチバージョンに少しがっかりです。
スローバラードの12インチでも例えば Jones Girls / Who Can I Run To のようにアルバムに入ってない続きの歌詞や歌声が聴けるのかも、と期待をしていたのですが・・・・とはいえ最高の名曲に変わりはありません。もちろん音圧は太いですが個人的にはアルバムバージョンで十分かなという感想です。このような結果でしたが、12インチ別バージョンの存在を確認し、いつも聴いている馴染みの曲を別バージョンで聴いて新鮮な気持ちになり、検証出来たということは誠に意義があったと思います。

コロンビアレコードのカナダ盤12インチだとアース・ウインド&ファイアーのFANTASYとかSEPTEMBERはどちらもアルバムとバージョンが違っていてコレクターズアイテムとして人気がありますね。メキシコ盤も確かそうだったように記憶しています。。




下の試聴は12インチバージョンです。


Manhattans / Kiss And Say Goodbye


Manhattans / It Feels So Good To Be Loved So Bad

(19:30)

2008/12/15

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Linda Lewis / For Mama / Come Along People
アルバム Say No More......に収録


「リンダ ルイスのライブにこの前行ってきたよ・・・・」
というお客さんが来ました。
一時期よりはリクエストされるのも減ってはきましたが、それでも彼女ファンは今でも少なくはないように思います。彼女の魅力はなんといっても”レインボー・ヴォイス”と呼ばれるその歌声ですね。Linda Lewis をリクエストする人ってほんのちょっぴりなんだけど皆さんタイプが似てるような気がします、何となくナチュラルな雰囲気を醸しだしている人たちとでもいうのかな、とてもオーガニックな何かを感じます。もしかしたらリンダ・ルイスを聴きながら同じような青春時代を過ごしていたのかもしれませんね。
今日は1971年 Linda Lewis ソロデビューアルバムからでした。





(19:21)

2008/12/14

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Sinitta / Never Too Late
12inch single


昨日お客さんとバブル全盛期80年代中期〜90年代前半に一世を風靡したディスコ・マハラジャの話をしていました。マハラジャのイメージは金ぴか・サイレン・黒服・ワンレンボディコン・服装チエック・パラパラ・・・・・etc、そして音楽はユーロビーとのイメージが一般的には強いのではないでしょうか。
今日紹介するSinittaというアーティストもその時代にユーロビートのヒット曲を連発して当時の人にはよく知られるアーティスト、もちろん彼女の一連のヒット曲はマハラジャなんかではよくオンエアーされていました。でも彼女、ユーロビートの女王としてブレイクする以前にひっそりとリリースされたシングルがあってその12インチなんかは80'sダンスクラシックスマニアのコレクターズアイテムとなっているようです。「オークションなんかを見ていると20000円以上で取引されてるよ」とお客さんから教えてもらいました。
この曲は2000年以降のダンクラ再評価の波に乗って発掘されたように思いますが、もし彼女が当時この路線で作品をリリースし続けていたらブレイクはしていなかったかもしれないですね。
お店でレコードをかけていたり、いろいろなお客さんと話をしていても、本当にブラックミュージックには年代によってもそうだし、様々なジャンルやスタイルがあるなと実感させられます。今日は一部のマニアにのみ人気のあるダンスクラシックスのレコード紹介でした。



Sinitta、一連の懐かしいユーロビーと大ヒット映像はこちらからご覧になれます。

(21:00)

2008/12/13

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FRIENDS OF DISTINCTION / When A Little Love Began To Die
アルバム REVIVISCENCE に収録


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Funky DL / Don't Even Try It
12inch single


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DJ Grievous / Little Love
12inch EP Episode 1 に収録


個人的にはやや地味に思える曲だけど、たまにリクエストされたり、曲名尋ねられたり、レコード欲しいと言われたり、そんな感じの曲です今日紹介する
FRIENDS OF DISTINCTION / When A Little Love Began To Dieは・・・・・・
だからこの曲はリトルソウルカフェで働いていて客観的に判断すると人気のある部類に入る曲ということになるのだと思います。

これをリクエストするかたは恐らくFunky DL / Don't Even Try Itをはじめに聴いた人が多いのかな?「最近ではDJ Grievousもこの曲使っているよ」とレコード会社のお客さんから教えてもらいました。もちろん皆このFRIENDS OF DISTINCTION が元の曲だなんてことは知らないので、かけてあげるとびっくりしたような顔をしています。確かにDJ Grievous / Little Love なんてコーラスの部分までもろに使っていてそのまんまですね。

リトルソウルカフェでかけている曲は昔の古い曲がほとんどで、聴き馴染みのない曲が多いかもしれませんが、自分もそうだった様に何かの拍子で好きになる曲が増えたり、古い曲にも興味を持ったりすればいいなあと思っています。

FRIENDS OF DISTINCTION はこれがラストアルバムとなるのでセールス的にも不振だったのかな?大学生の頃新品のカット盤が何処かのレコード屋で大量に売られていたのを思い出します。この曲でも大好きなギターリスト David.T.Walker が大活躍、切り込みの鋭い宙を舞うプレイはこの曲に一層の花を添え素晴しいですね。









(17:59)

2008/12/12

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Bobby Brown / Rock Wit'cha
アルバム Don't Be Cruel に収録


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GUY / Piece of My Love
アルバム GUY に収録


昨日のブログでソウルミュージックが日本の一般層に広まってちょうど40年が経過するのかなと書きましたが、その40年を時間軸で前半後半で分けると
1988年になります。
今日はブラックミュージックに明らかに変化の兆しが現れ始めた1988年リリースの代表的ヒット作品から、そして金曜日なのでスローナンバーです。
この当時の曲を聴くと、もう20年も経過しているのですが、自分にはつい先日の出来事のような気がします。ちょうど日本でもハウスやHIP HOPなどが一般的になり始めたり、日本でのクラブカルチャーが変化しだしたのもこの頃ではないでしょうか。音楽ソフトがアナログレコードからCDへと移行のスピードが急激に加速したのもこの頃のような気がします。

それでは皆様よい週末を。


Bobby Brown / Rock Wit'cha


GUY / Piece of My Love

(20:59)

2008/12/11

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Stevie Wonder / A Place In The Sun / I Was Made To Love Her
アルバム Tamla Motown Festival Tokyo 68 に収録


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記者会見の様子 スパイダースと記念撮影

いつもレコードを送ってあげてるアメリカ人に「Stevie Wonderの日本でのライブ盤持ってたら売ってくれ」とメールが来ましたが、どうしようか考え中です。
このレコードは日本でしかリリースされていないので海外では手に入れにくいコレクターズアイテムのようです。

1968年2月13日 渋谷公会堂における実況録音のレコードで、A面が Steie Wonder B面が Martha&The Vandellas のライブ録音。伴奏は東京・ユニオンオーケストラに、それぞれの専属のリズムセクション。リリースされたのも1968年でしょう、レコードの値段は1750円。Stevie は当時18歳ですね。

このレコードのライナーノーツで洋楽評論のカリスマ、故福田一郎氏がこのライブでの来日公演を含め1968年当時の日本でのブラックミュージックの様子を興味深く書いております。

・リズム&ブルース界のトップタレントが日本で一般公演をしたのはこれが始めて。
・リズム&ブルースが今年大流行になるかもしれないと噂されている。
・リズム&ブルースの現在の状況はブームと呼ばれるものからはまだまだ程遠い。
・日本ではリズム&ブルース専門のDJもラジオ番組もない。
・ブルーコメッツ、スパイダースetc などのアーティストが当時のソウルのヒット曲をレパートリーに入れていた。
・当時はまだリズム&ブルースというジャンルすら日本では知られてなかった。
・当初の予定ではテンプテーションズも来る予定だったがキャンセルになった。
・リズム&ブルースのトップタレントがアメリカ国外でライブを録音したというのはあまり例がない。

1968年今から40年前、まだ生まれてもないですが、福田氏の解説からは、ようやくこの頃になってソウルやリズムアンドブルースというジャンルが日本の一般層にも認知されるようになってきたようですね。
仮にこの1968年を日本でのソウルミュージックの大衆化スタート地点と考えると、今が2008年なので日本でのブラックミュージックの中間地点は1988年ということになります。1988年頃というとGUYやBobby Brownなどのニュー・ジャック・スウィングが大流行し始めた頃と考えることが出来ますが、それはそれで時間軸からいえば確かにそうなのですが何となく変な気がしますね。
単純に40年間を二分割して前半後半に分けるのもなんですが、明らかに前半の20年の方が面白そうだなと感じてしまいます。

なんと人気ギタリストの David T Walker がこのツアーのメンバーとして初来日しております。このLPでは Martha&The Vandellas のバックバンドのメンバーとして演奏。David T Walker は68年からモータウンの専属ミュージシャンとして働いていたようです。








(18:45)