コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        

2017/11/03

The Blue Notes The Truth Has Come To Light 1977
The Blue Notes / Here I Am
アルバム The Truth Has Come To Light に収録


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナー。今回はプレミアム・ジンから Generous Gin という銘柄をピック・アップ。

世界的にクラフト・ジンが流行のようで、日本でも昨年あたりからじわりじわりとその波が押し寄せ、各インポーターは以前にもまして世界中からマニアックなジンを探して輸入してきており、ジンを専門に扱う酒場の新規オープンもまだまだ少ないとはいえ目立ち始めてます。また国内でも日本発のプレミアムジンの開発も勢いづいて、サントリーやニッカといった大手も参入してきました。

近年のジンの話題の中心となっているいわゆるクラフトジンなんだけど、簡単に言うと大手メーカーの主力銘柄の大量生産系の定番ジンなどとは異なり、規模の小さな作り手が手がけるこだわりと独創性を持った製法の少量生産品で、クラフトビールのジン版みたいなものと置き換えると何となく理解しやすいかな。どこにこだわるかは、おもに香りつけに使うボタニカル(香りのもととなるスパイスや果皮、ハーブ類)に力を入れる作り手が多く、ほかには通常はトウモロコシや大麦、ライ麦を原料に作られるベーススピリッツをグレープやリンゴ原料のものに変えたりと。ボトルの形状もユニークで目を引く銘柄が多いですね、今の時代的にはインスタやSNS効果を狙ってというのもあるのでしょう。

Generous Gin

ジェネラス ジンはフランス産のプレミアム銘柄で、ボトルは香水を連想させるような個性的デザイン。口にふくむと柑橘系とフローラルが華やかに舞い爽やかに抜けて余韻も長め。フレッシュかつエレガントな味わいですが、ジンらしいスパイシーさも兼ね備え、大人の女性を連想させる銘柄です。クラフトジンは口当たりの良い初心者の方にもなじみやすい銘柄も多いのでぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

The Blue Notes / Here I Am

(20:00)

2017/10/31

Gichy Dan's Beachwood # 9  1979 RCA
Gichy Dan's Beachwood # 9 / On A Day Like Today
アルバム Gichy Dan's Beachwood # 9 に収録


2年位前に地方からレコードを買いに来たお客さんに譲ってあげて手元にはなくすっかり忘れていたんだけど、安価で売られていたのでまた買ってきたというわけで、こういうのはよくあるケース。また買いなおすんならばずっと置いとけばいいじゃないと言われれば返す言葉もありませんが。

Gichy Dan's Beachwood # 9. は August Darnell 周辺の人たちで、Kid Creole や Elbow Bones And The Racketeers にも参加していました。当作品は August Darnell がプロデュースして彼の周辺人物がわきを固めた1979年の唯一作。ざっくりとしたテイストは Kid Creole とか Savannah Band 系のいつものあの感じに近いです。南国トロピカルなゆるいディスコタイプのサウンドが目につきますが、子供のコーラスやレゲエ調の曲を聴いてるとポップな楽園ムードにいい気分、 August の魔法にすっぽりとはまり好きな人にとってはたまらないでしょう。Theo Parrish や Todd Terje のネタにもなってますので DJ の方にも需要があるのかな、August 関連の中ではもともと流通量も多くないようであまり見かけない印象です。

Gichy Dan's Beachwood # 9 / On A Day Like Today



(20:00)

2017/10/28

Todd Terje Greatest Hits 2017
Stevie Wonder / All I Do (Todd Terje Edit)
アルバム Todd Terje Greatest Hits に収録


ずいぶん久々となりましたがスティーヴィーのコーナーの更新。
ノルウェーのプロデューサー、トッド・テリエが過去にエディットした作品の寄せ集めを下のジャケットのアナログLP2枚組で2015年に発売してましたが、最近ジャケを変えてロシアのレーベルから再発されました。

Todd Terje Greatest Edits 2015

収録曲は以下の通りでロックからポップスからディスコまで彼らしい選曲。エディットで過去に手掛けた作品はかなりの数になりますが、今回ピック・アップするスティーヴィーの All I Do のエディットは、もともとは2011年に白ラベルの T.T Re-Edits Vol.5 に収録されてました。

1 Roxy Music - Love Is The Drug
2 Wham - Club Tropicana
3 Dolly Parton - Jolene
4 Guns N' Roses - Welcome To The Jungle
5 Chic - I Want Your Love
6 Bee Gess - You Should Be Dancing
7 America - Horse With No Shame
8 Dennis Parker - Like An Eagle
9 Kc & The Sunshine Band - I'm Your Boogie Man
10 Stevie Wonder - All I Do
11 The Bangles - Walk Like An Egyptian
12 Kc & The Sunshine Band - I Get Lifted

All I Do のエディットの細工は、オリジナルでは4小節のイントロのドラムパートを16小節まで引き延ばし、後半の間奏部分を8小節付け足すというもの。オリジナルにほんの少しだけ手が加えられています。

All I Do ですがスティーヴィーの1980年作 Hotter Than July に収録されたスウィートな楽曲。ソングライティングは Stevie, Clarence Paul, Morris Broadnax で、当時リリースはされませんでしたがもともとは1966年にタミー・テレルが歌ったのが最初のバージョンでした。60年代のモータウンでは毎週会議を開いて、数多く録音した楽曲の中からリリース候補を選んでましたが、タミーのヴァージョンは不採用となり当時レコードに記録されることはありませんでした。モータウンに数多く眠る当事お蔵入りとなったうちの一曲ですが、近年になって未発表音源として世に出回り初めてタミーのヴァージョンを聴いたときはオリジナルがあったんだと感動したもの。ちなみに同じくモータウンに所属のブレンダ・ハロウェイもタミーと同じ1966年に All I Do を録音しますが、こちらも当時はボツとなり後に未発表発掘音源として世に出ました。今でも小出しにリリースされてますが、このほかにもスティービー関連はもちろんモータウンの倉庫にはレベルの高いリリースされなかった楽曲が眠っているんでしょうね。

Stevie Wonder / All I Do (Todd Terje Edit)

Tammi Terrell / All I Do Is Think About You

Brenda Holloway / All I Do Is Think About You



(20:00)

2017/10/25

Terri Gonzalez Hunger For Your Love 1980
Terri Gonzalez / Hunger For Your Love
12inch Single


7インチでも12インチでもいいんだけど、シングル盤のラベルに From The LP 〜 って記載されてる盤ありますよね。なるほどこのシングル曲はその 〜 ってタイトルの LP からカットされたんだなと知ることができるわけですね。でもたまにその 〜 って書かれているタイトルの LP が世の中に存在しないケースというのもあるわけで。From The LP 〜 って書かれているので LP がリリースされてるものだと信じ込んで真面目に探したって地球上のどこにも存在しない、つまりはリリースされていないケースというのもあるわけです。普通に考えればシングルをリリースする段階で LP をリリースする予定で事が運んでいたんだろうなと思いますが、シングルの売れ行きや評判がいまいちで LP の制作が取りやめになったとか、LP 用に収録する予定の曲は出来上がっていたけどリリースする前に金がショートしたとかレーベルが消滅したとか、担当者が異動になったもしくはどこかにいなくなったとか、契約とか著作権とか金銭とか、なんかの事情があるんでしょうね。
なので From The LP 〜 って書かれているのに当時リリースされずに世に中に存在しない LP、昔の作品だったら小さなレーベルからのケースが多いけど、もし本当に作品として仕上がっていたならどこかに埋もれている可能性はありますね。最近は発掘ブームのおかげで当時リリースされる予定だったけど市場に出回らなかったこういった LP 用に録音した音源が何十年の時を経て再発盤としてお目見えなんてケースもあります。ここ何年かだとモダンダンサーの人気盤として知られ、1982年にフロリダの Survivor Records から Never Stop Loving You のシングル一枚だけリリースした Caviar が当時制作したにもかかわらずリリースされなかった LP 音源が発掘されてリリースされなおしたのも記憶に新しいです。 Never Stop Loving You の当時のシングルのラベルにはしっかり From The Lp-Cavier SULP-0031 と書かれてますが、マイナーレーベルゆえか当時 LP は商品化されませんでした。

同じケースとしてもしかしたら当時 LP をリリースする予定だったんだろうけどお蔵入りしたかなと思うのが、N.Y. のセッションシンガーで Inner Life の I'm Caught Up の作者としても知られる Terri Gonzalez がソロでシングルをリリースした活動初期。ボーカルグループ Tymes のメンバーやバックシンガーの仕事を経て彼女は N.Y. のマイナー・ダンスレーベル Eastbourne Records Ltd. から1980年に下記のシングルを3枚リリースしてます。

How Good It Is / Inst (101)
How Good It Is / Caught Up (In One Night Love Affairs) (EAR 102)
Hunger For Your Love / Short Ver (EAR 103)

´△離轡鵐哀襪離薀戰襪砲 From The LP Good To The Last Drop EAR-1001 と記載され、のシングルのラベルには From The LP Hunger For Your Love と記載。どこまで準備ができていたかはわかりませんが一応 LP をリリースする予定でいたと考えるのが自然でしょうか。今回買ったのはのシングルでジャケなし盤も多く流通してますが、ジャケをつけてのリリースということは売り出しにもそれなりに力も入っていたことでしょう。レーベルがローカルなマイナーで、他の所属アーティストは Zafra Brothers ただ一組で、レーベルは1981年に閉鎖されているので LP は計画倒れとなったのでしょうか、LP 用に作った音源が残っているか気になるところです。Hunger For Your Love のクレジットには Mixed By Tony Humphries となって、彼がレコードに関わった初期の作品ということになります。

Terri Gonzalez は1981年に Becket Records に移籍、Crown Heights Affair が制作に関わったシングルを2枚リリース。1987年にメジャーの Atlantic に移籍して Nile Rodgers のプロデュースでようやくアルバムデビューとなります。

Terri Gonzalez / Hunger For Your Love

(20:00)

2017/10/22

Jillian Mendez Feel Like Making Love 1990
Jillian Mendez / Feel Like Making Love
12inch Single


Feel Like Makin' Love のカバーヴァージョンを紹介するコーナーということで、119枚目にいってみたいとおもいます。

1990年のクラブミュージックのアレンジでの12インチなので100円コーナーを掘ってればそのうち見つかるだろうとずっと思っていたけど、なかなか出会いませんで、すっかり記憶から消えそうになっていたところでめでたくゲットとなりました。
カナダの女性シンガー Jillian Mendez が歌うカヴァーで、スウィング感のあるR&Bとゆっくりテンポのハウスアレンジのヴァージョンを収録。その時代のサウンドを取り込んで大衆向けに仕上げてます。挿入されるラップパートはクレジットはありませんが、同じプロデューサーがかかわったレーベルメイト、カナダの Dream Warriors なのかな?彼らのアルバムも引っ張り出して聴きなおしたくなったのでした。

Jillian Mendez / Feel Like Making Love

(20:00)

2017/10/19

The Ramsey Lewis Trio Upendo Ni Pamoja 1972
The Ramsey Lewis Trio
アルバム Upendo Ni Pamoja


きっと持ってるはずなんだけどなあなんて思いこんでるけど、実は自分のコレクションからは抜け落ちていたなんてケースはよくあります。メジャー・アーティストのレコードでリリース枚数が多い人だと漏れが生じることはよくありますし、レコ屋で頻繁に目にする盤だとあたかも所有してる錯覚になる場合もあります。ということでなんかの資料として引っ張り出そうとしたら自分のレコ棚にはないことに気づくことも多いけど、お客さんから曲のリクエストを受けて、了解なんて言ってはみたものの棚をごそごそしたら見つからなくてそこで初めて抜け落ちてることに気づく場合もあります。全部そろえる必要はないのですが抜けてるとなんとなく気になってしまう場合もあります。
Ramsey Lewis の作品だったら自分の店で扱う年代だとリリース量は30枚ちょっとくらいになると思いますが、やっぱ今回のように抜けてるのがありました。正確には抜けてるとわかっていながら何年も放置していたといった方がいいかも。ほかにもなんか抜けてるのがもしかしたらあるかもなあなんて考えてはみるけど、枚数が多くて面倒なのでディスコグラフィーとにらめっこなどするわけでもなく、見つかったらその場その場で対応という暢気モード。
ソロ名義、トリオ名義含め Cadet から Columbia に移籍しての一枚目1972年の作品で、メンバーは Cleveland Eaton (B)、Morris Jennings (G)。当時のソウルヒットのカヴァーを取り上げたり、サンプリングネタがいろいろあったり、ビート感覚がいかにもヒップホップ的だったり、楽しめる切り口はたくさんあるけど、シンプルな編成でポップながらファンキー&ドープ&メロー&グルーヴィーに音の隙間にすっぽりハメられて気持ちいいことこの上ない名盤。安価な大衆磐にもかかわらず一番レコードに夢中になってた学生時代に買い忘れていたなんて今考えると不思議なくらい素晴らしい内容であります。ちなみにウォーの Slipping Into Darkness と、スタイリスティックスの People Make The World Go Round のカヴァーはメンバーの Cleveland Eaton が同時期にリリースした自身作でも別ヴァージョンで取り上げているのでチェックしてみるのもよいでしょう。

Ramsey Lewis - Slippin' Into Darkness

Ramsey Lewis Trio - People make the world go around

Ramsey Lewis Trio - Collage

Ramsey Lewis Trio - Uendo N Pmoja (Lve Is Together)

Ramsey Lewis Trio - The Nite Before

Ramsey Lewis Trio - Got to be there

(20:00)

2017/10/16

Evelyn Champagne King The Girl Next Door 1989
Evelyn "Champagne" King / Day To Day
アルバム The Girl Next Door に収録


ちょっとした時間を見つけて100円レコードの残骸集めにいくことに。
ビッグネーム、イブリン・キングの1989年のアルバムをゲットして、これで彼女のアナログ・アルバムはすべてコンプリートとなりました、めでたし。その辺で安価で買える不人気盤とはいえなぜかこの1989年盤だけ抜け落ちてたわけですが、理由などは特にございません、単なる風向きの問題でありましょう。
EMI 移籍2作目で、制作は Leon F. Sylvers III が引き続き4曲を担当しています。時代感がよく表れた打ち込みの強いダンスナンバーが目を引きますが、どうしても世代交代を感じるように響くというのは彼女が過去にヒットを放って当時の華麗に舞う印象が強いからでしょう。ミディアムとかスローはいいですし、Marshall Jefferson & Ten City 制作によるハウストラック Day To Day は、ハウスとブラコンとミッド80’s的なダンスクラシック感覚が見事に融合されたこの時代ならではの旨味が凝縮されといったところ。アルバムの統一感はないけど Marshall Jefferson 節な Day To Day 一曲でポジティヴな気分になれたのでこれはこれでラッキーな発見。この曲は Blaze がリミックスしたシングルもあるので100円で見つけたらぜひゲットしたいところ。
セールス的に厳しかったのでしょうか、メジャー契約はここで打ち切られ次作は1995年の英 Expansion レーベルからのリリースとなってます。

Evelyn "Champagne" King / Day To Day



(20:00)