コールセンター little soul cafe     リトル ソウル カフェ 下北沢のSOUL BAR    (ソウル バー)        

2018/06/08

HK


数日前にハイエイタス・カイヨーテと2年ぶりに再会、今回はスタッフ含め10数名で来店となりました。先週末に長野で行われた屋外フェス Taico Club に出演したのだとか。Nick The Record が回す人気フェスで毎年お店のお客さんからも遊びに行ってきた話を何人からもされます。
キャラも濃いボーカルのネイ・パームが腕を目の前に差し出してきて「私の両腕のタトゥーは何のジャケットの絵から彫ったものかわかるか?」とクイズを出してきた。いきなりこれは変化球なレコードの難問がきちゃったなあという感想で、大勢のメンバーに注目される中、絵のタッチはどこかで見覚えがあり、勘で「もしかしてスティーヴィーかな?」と答えると、見事正解でほっと胸をなでおろしたのでした。自分がスティーヴィーのファンだというのを知っていて試された可能性もあり、答えられなかったら場の空気は白けてしまったことであろう。1973年の Innervisions の見開きの内ジャケの絵なんだけど、アルバムそのものは日常的に触っているとはいえ、内ジャケなんてまず見ないので自分でも答えられたのが不思議なくらい、とはいえどこか頭の片隅に残っていたのかもしれない。とんでもないところからタトゥーのデザインを引っ張り出してきたなと感心してると、太もものこっちのタトゥーはマイルスのジャケからよと指さされ、太ももを覗き込んだのでありました。
ということで、スティーヴィーの Innervisions の内ジャケとネイ・パームの両腕のタトゥーを並べて記念撮影することに。さてこれがスティーヴィーのジャケだってすぐに気づく人ってそんなにいないんじゃないのかなあなんて。

(20:00)

2018/06/05

Johnny Nash Tears On My Pillow 1975
Johnny Nash / Why Did You Do It
アルバム Tears On My Pillow に収録


Johnny Nash というシンガーがいます。アルバムもたくさんリリースするも、レコ屋では売れ残ってるような雰囲気がする人という認識でしょうか。再評価されることもそんなになかったからか、レゲエ色も混じっているからか何だかよくわからない人のように扱ってしまいます。なので個人的にもアルバムは20代のころに70年代のを4枚くらい買った程度で終わったままずっと購買対象から外してしまっているけど、お勧め盤みたいなのがあったら教えてほしいくらいであります。とはいえお店を始めてから買った1979年のアルバムは超地味な作品だけどたまにかけて好きなんですよね。
そおいうわけで、たまには Johnny Nash のまだ聴いたことがないアルバムでも買ってみるかとたまたま手に取ったのがこちらの1975年の作品。ヨーロッパ周辺でのみリリースした CBS からの作品で、シングルカットされたタイトルトラックは UK で首位になったのだとか。アルバムは UK や ジャマイカで現地のミュージシャンをバックに録音したレゲエトラックが目立つけど、そこにフィラデルフィアのシグマで録音したソウル曲が3曲加わるというもので、それらは Bunny Sigler がプロデュース、アレンジ、ライティングして、バックはお抱えの Instant Funk のメンバーに加え T.Life や Vince Montana など。こんなところにフィリーに首を突っ込んだ楽曲に出会えるなんてチェックもしてなかったのでちょっとした拾い物といった気分でしょうか。それら3曲は意外な発見という要素も加わりどれもよく聴こえてしまいます。
アルバムの参加ミュージシャンのクレジットの中には、Bobby Womack,、Herbie Hancock、Bettye Wright、Hugh Masekela、といったおなじみの面々もいるけど各曲ごとのクレジットがないのでどの曲にどう貢献しているかはこれから聴いて検証してみたいかなということで、Johnny Nash しかも US リリースされていない素材なので今まで見落としていたのでありました。

Johnny Nash / Why Did You Do It

(20:00)

2018/06/02

Dat Bul  2 B Reel  1997
Dat Bul / 2 B Reel
12inch Single


ダンスクラシックスの定番 シェリル・リンの Got To Be Real 的な雰囲気が感じられる曲ということで78枚目にいってみましょう。

今回はフィリー産のヒップホップということで、ループ、サンプリングで Got To Be Real が使われている楽曲をみていきましょう。
Platinum Bound Records というリリースはおそらくこの盤だけではないかと思われるドマイナーレーベルからのラップグループのデビュー曲?の裏面収録曲。
ラップは悪くはありませんがトラックは大ネタゆえに単調になってしまうのでもう一工夫ほしかったといったところでしょうか。1997年のリリースということですが年代的にはやややぼったく鳴り響くものの、そこにアングラ感を見出せば楽しめないことはありません。
ちなみに表面は、こちらもオールドスクールブレイクやサンプリングの定番 Rhythm Heritage の名曲 Theme From S.W.A.T. のブレイクをループした楽曲 Cutiez In Carz となっています。

Dat Bul / 2 B Reel





(20:00)

2018/05/30

Mystic Moods Being With You 1976
Mystic Moods / Black Satin Lady
アルバム Being With You に収録


過去にも何度か取り上げたイージーリスニングのバンド Mystic Moods (Mystic Moods Orchestra) 。アルバムのリリース枚数も多いし、タイトルによってはプレス国によってジャケが違っていたり、ジャケ違いのセカンド、サードドプレスがあるというのは以前も書いたと思います。なのでちゃんとどのタイトルを持っているか把握しておかないとダブって買う可能性があるので面倒なんだけど、どれも似てるテイストなのでいちいち覚えてらんないかなあという感じ。
Mystic Moods の一連の作品というのは、男女がいい時間をすごす為のムード作りの手助けの役目となるBGM用レコードという個人的な認識ですが、ドラムの質感やうわもののアレンジなんかにはDJ目線やサンプリング的に使えそうなものも見受けられるので、安く売られているとちょっとそそられてこうやって拾ってきてしまうのですね。ソウルやレアグルーヴのテイストの曲が収録されていれば買ってよかったとなるわけで、今回の1976年のリリース作品では、70年代ジャズファンクテイストなメローグルーヴからファンキーな楽曲が収録され、大当たりとまではいわないまでも、とりあえずハズレ盤でなくてよかったと胸をなでおろすのでありました。毎度のことながら雨音や雷の効果音ももちろん挿入されております。

Mystic Moods / Black Satin Lady

(20:00)

2018/05/27

Grace Jones My Jamaican Guy
Grace Jones / My Jamaican Guy
12inch Single


ソウルミュージックを楽しみながら気持ちよく酔える一本を紹介のコーナーということで、今回はジャマイカ産ラムの中から Blackwell Rum をピックアップしてみましょう。

Blackwell Rum はアイランド・レコードの創業者であり、プロデューサー、ビジネスマンのクリス・ブラックウェルの名にちなんだジャマイカ産ダークラム。アイランドは面白い音楽を発掘してきたレーベルのイメージで、ボブ・マーリーをはじめジャマイカのレゲエを国外に紹介して商業ベースに乗せた歴史云々というのはレコードを掘ってれば自然と身につく知識でありましょう。レコード好きにはおなじみのレーベルで、お店でもアイランドの作品は数多く扱ってよく流すので、彼の偉業に敬意をというので地味に置いているのであります。
2008年に始まったラムブランドで、もともとはジャマイカで音楽ビジネスをた立ち上げ、英国に移ってロック方面でも世界的成功を収めた人、その地のラムへのこだわりも強いのかなあなんて。味わいは口当たりは甘いけど、苦みやコクも目立つというもので英国〜ジャマイカタイプのラムらしいクラシカルな重厚感も感じられるのがポイント。店で扱っているラムでは低価格の部類に入りますが、味わいという点ではそれなりに主張も感じられ面白いのではないかと。
最近はブルーノ・マーズが手がけたラムも出回っていたり、ラムにも音楽糸とのコラボみたいなのが見られ、名前を借りてるだけだろうものもあるとしても、乗っかって楽しんでしまえばそれでいいのであります。

Blackwell Rum


Grace Jones / My Jamaican Guy

(20:00)

2018/05/24

Quincy Jones The Deadly Affair 1966
Quincy Jones / Who Needs Forever
O.S.T. The Deadly Affair に収録


1966年に Verve からリリースされたサントラ盤 The Deadly Affair、音楽を担当したのは Quincy Jones。Lamp Eye 証言ネタ収録というのである筋にはなじみ深い一枚かと。十数年前まで店に置いてたまに流していたけど、ちょうどそのころ通っていたお客さんが二十歳になった誕生日にプレゼントすることに、ずっと探しているんですけど手に入らなくてというのを聞かされていたのでノリであげちゃったんだと思う。ビートを作って、ラップもやってますと言ってたと思うが、今も昔もお客さんにはそんな人がいっぱいいる。
月日は流れそおいえばあのレコードどこにしまったのかなあとずっと考えるんだけど、彼の存在もプレゼントしたこともすっかり忘れていて、棚のどこかにしまい込んで行方不明になったんだろうくらいに考えていたんですよね。誰かにプレゼントして店の棚から一時的になくなるみたいなケースはこれに限らずよくあるけど、いつかまた買いなおせばいいやなんて思いながらそのうち忘れてしまうというパターンは多い。一度所有して中身の知ってるレコードって再度買いなおすのは刺激がなくって面倒だというのもあるんだろうけど。
そんでもってその彼が何年かぶりにお店にやってきて二十歳の誕生日に証言ネタのレコードをもらったことを告げ、いくらさがしても見つからない理由を認識するのだけど、お客さんの入れ替わりや世代交代のスピードが近年はかなり早くなっているので、誰にどのレコードをあげたなんてのはどんどん忘れて、こんな風に相手から言われない限りはもうすっかり記憶からなくなっているのであります。
もうすっかり大人になり結婚もして東京の反対側に引っ越して、スーツなんか着てまじめな会社員やっているようでありまして、ビートとかラップとかレコードなんてのにかかわっているのかはわからないけれど、下北沢の薄汚いレコード酒場のことが頭のどこかにあったってことだけでなんだか店を続けている意味はあるのかなあなんて。

証言ネタは Astrud Gilberto のボーカル入り、A1に収録の Who Needs Forever というタイトルの曲。個人的によくかけていたのは Hank Jones のピアノのヴァージョン、B1収録の Instrumental Main Theme (2) だったんじゃないのかなあなんて思いだすのでありました。

Quincy Jones / Who Needs Forever

Quincy Jones / The Deadly Affair  Instrumental Main Theme (2)

Lamp Eye - 証言 (Video)

Lamp Eye - 証言 (Original Analog Version)

(20:00)

2018/05/21

Nat Reeves State Of Emergency 2012
/Nat Reeves / Feel Like Makin' Love
アルバム State Of Emergency に収録


Feel Like Makin' Love のカバーヴァージョンを紹介するコーナーということで、126枚目にいってみたいとおもいます。

今回は1955年生まれのジャズベーシスト Nat Reeves が2012年にリリースした初のリーダーアルバムに収録したヴァージョンを見てみましょう。Nat Reeves は Jackie McLean をはじめ Pharoah Sanders、Kenny Garrett、Steve Davis、Eric Alexander のサイドメンとしてレギュラーベーシストを務めた売れっ子ミュージシャンというのでかなりの実力派。なお大学で後進を指導する教育者としても活躍し、今回のアルバムではトランペットとドラムスは教え子でもある若手二人を起用したカルテット作品となっています。近年のモダンジャズみたいなアルバムを聴く機会はあまりないのでそんなになじみがあるジャンルではありませんが、アルバムを通してかなりの心地よさで、 Feel Like Makin' Love は変わった仕掛けがあるわけではないけれど、すーっと曲に入って惹きつけられるようなヴァージョンでかなり気に入りました。

Nat Reeves (b)
Rick Germanson (p)
Joshua Bruneau (tp)
Jonathan Barber (ds)

Nat Reeves / Feel Like Makin' Love

(20:00)